第14使徒ゼルエル
第14使徒ゼルエル(14th Angel Zeruel)
第19話に登場。14番目に確認された使徒。鈍そうな外見とは裏腹に、行動は俊敏。
ドクロのような頭部から発射される光線は、ジオフロント上に設置された18層の特殊装甲を一撃で貫き、初めてジオフロント内に侵攻を果たした使徒となった。また、帯状に折りたたまれた両腕はカッターのように高速で伸ばすことができ、EVAの装甲を易々と切り裂く力を持つ。
侵攻時唯一実戦配備が可能だったEVA弐号機から一斉攻撃をかけられたものの、ATフィールドが中和済みであるにも関わらずダメージを受け付けず、反撃で弐号機の両腕と頭部を切断した。続いてN2地雷を持つEVA零号機の特攻を受けたが、コアをカバーでおおって防御した為、無傷だった。
EVA2体を倒し、遂にネルフ本部の第1司令所を破壊するが、遅れてきたEVA初号機に押し返される。既の所で初号機の活動限界による停止で形勢逆転するも、初号機が暴走して撃破され捕食された。これにより初号機はS2機関を体内に取り込んだ。
次回予告やプラモデルなどでは「最強の使徒」と呼称されている。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』では「第10の使徒」としてややデザイン変更されて登場。曲がりなりにもヒトガタだったTV版に比べると、顔面部こそそのままながら、本体を中心に四対八枚の赤く平たい触手を伸ばす異形、といった風情。さらに空を飛ぶようになった。
TV版の意趣返しとばかりにEVAをパイロットごと捕食するなど原作以上の暴れぶりを見せるが、シンジのの意志を受けて擬似シン化を遂げた初号機に倒されている。ちなみにA.Tフィールドは幾重にも重なって展開する。
なお、名前の由来であるゼルエルは「力」を司る天使である。
登場作品
初号機に食べられるor倒されるために出てくるのが常。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F完結編
- イベント戦だが、普通に倒すことも可能。ただし、その場合初号機はS2機関搭載にならないので注意。エヴァのバッドエンドルートでは復活し、再び戦うことになる。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ほぼイベント戦。原作再現をすると初号機にS2機関搭載となるが、普通に倒してハロを入手する事も可能。本作ではダイターン3が強力な援軍として参加する為、レイの脱力と組み合わせる事で、楽に倒す事も可能。
- ただし、初号機登場まではいくら倒しても復活してくる。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 攻撃力が増しており脱力で気力を下げていてもEVAのA.T.フィールドが付き破られてしまう。新規EDルートでは熟練度によってはフル改造されて登場するためラミエルに次ぐ難敵となる。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- ラミエルと同じく復活し、第52話の前半で登場。EVA3機のみで戦う事となるが、全員初期気力MAXであるため、瞬殺できる。「最強の使徒」がこの程度というところに本作における使徒の扱いが端的に現れている。注意点としては弐号機で倒すとその後行動終了の状態でEVA量産機の集団と戦わされるために避けるべきというくらい。EVA初号機 (F型装備)の入手フラグとの関係で初号機で倒すのがベスト。扱いとしてはEVA量産機、初号機の前座。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 新劇場版設定。会話と天獄篇予告にて存在が触れられる程度。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 新劇場版設定。序盤で登場するが原作同様疑似シン化した初号機に倒される。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- ソーディアンによって作られた複製が登場。サキエル・シャムシエルに続く連戦の上、EVAの必殺技でしかトドメを刺せないという難敵。単純な性能も、射撃が必殺技しかないという弱点はあるが、ただの格闘が必殺技並みの威力を持っている。なお、複製ということになってはいるが、本物より先に現れたため色々と混乱を招くことになった。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- イベント戦。どんなに頑張ってもA.T.フィールドで無効化されてしまい、絶対に倒せない。ちなみにロム・ストールの口上を丁寧に聞く姿が確認されている。
装備・機能
武装・必殺武器
- 光線
- 目を思わせるパーツから発射される光線。ジオフロント上部に設置された特殊装甲を一撃で18枚まで貫通するほどの威力がある。初号機との会戦では初号機の左腕と胸部装甲を吹き飛ばしている。
- 触手
- 布のような両腕を伸ばして攻撃する。非常に切断力に優れ、弐号機の両腕と頭部を易々と破断している。また自爆して果てた零号機へのトドメにも使用している。活動限界に陥った初号機のコアに連続して突き立てているシーンが印象的。なお、TV版の初号機の左腕復元に初号機自身が使っている。新劇場版では複数持つ。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- L
余談
新劇場版で口のような部分からさらにグロテスクな口が飛び出す様は映画『エイリアン』のエイリアンを彷彿させる。また、零号機を補食した際に取り込みきれなかったのか邪魔だったのかは不明だが、零号機の頭部だけ吐き出していた。また、融合した際は零号機部分と見られる体は女性そのものとなっている。
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