宇宙の騎士テッカマンブレードII

提供: スーパーロボット大戦Wiki
2023年8月24日 (木) 22:18時点におけるXE (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動
宇宙の騎士テッカマンブレードII
監督 殿勝秀樹
脚本 川崎ヒロユキ
キャラクターデザイン 佐野浩敏
メカニックデザイン 佐山善則
中原れい
音楽 工藤崇
制作 竜の子プロダクション
発表期間 1994年7月21日 -
1995年4月21日
話数 全6話
巻数 全6巻
前作 宇宙の騎士テッカマンブレード
初登場SRW スーパーロボット大戦W
テンプレートを表示

宇宙の騎士テッカマンブレードII』は竜の子プロダクション制作のOVA作品。

概要[編集 | ソースを編集]

宇宙の騎士テッカマンブレード』の10年後を舞台とする続編だが、当時隆盛を誇った所謂「美少女戦士」路線であり、前作の暗い世界観とは打って変わった明るいストーリーの他、「アキのテッカマン化」や「Dボゥイの復活」など、前作との繋がりが不明瞭な展開もとも相まって前作のファンを唖然とさせた。こういったストーリーにおいての謎は当時のメディアミックス展開であるドラマCDや関連書籍などで補完されている。

全3話を予定していたが、延長されて新たに3話が制作された[1](現在で言うTVアニメの「第2期」に近い)。後半におけるデッド・エンド登場後はシリアスな前作のムードを取り戻している。

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

スペースナイツ[編集 | ソースを編集]

ユミ・フランソワ / テッカマンイーベル
主人公。本来はテッカマン候補ですらない整備士に過ぎなかったが、地球製テッカマンに選ばれることになる。
ナターシャ・パブロチワ / テッカマンベスナー
新生テッカマンチームの一人。連合軍幹部を父に持っている。
ダービット・クリューゲル / テッカマンゾマー
新生テッカマンチーム唯一の男性。後半は彼が話の中心的人物になる。
ハヤト・カワカミ
ユミのサポートを担当する。
ゴリアテ・バージナル
ナターシャのサポートを担当する。
アニタ・ブラニガン
ダービットのサポートを担当する。
如月アキ / テッカマンアキ
本作では新生スペースナイツのチーフを務める。
Dボゥイ(相羽タカヤ) / テッカマンブレード
前作ラストで廃人状態になってしまったが、本作では既に復活を果たしている。
本田
本作ではユミの親代わりを務める。メカマンとしての腕は健在。
ノアル・ベルースミレッタ・ルルージュ
回想にて登場。現在はフリーマンと共に金星へと左遷されてしまっている。

その他[編集 | ソースを編集]

デッド・エンド / テッカマンデッド
「プラハの黒い九月」の生き残りの少年。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

スペースナイツ[編集 | ソースを編集]

ブルーアース号
分離合体機能を持つスペースナイツの母艦。マザー機からα・β・γの三機に分離できる。SRWでは単独では登場せず、分離した各機体にテッカマン達が騎乗する扱いで登場する。
テッカマンイーベル
ユミの変身する地球製テッカマン。γ号に騎乗。
テッカマンベスナー
ナターシャの変身する地球製テッカマン。α号に騎乗。
テッカマンゾマー
ダービットの変身する地球製テッカマン。β号に騎乗。
ブルーアース号
前作のブルーアース号もそのまま登場する。
テッカマンアキ
地球製テッカマンのプロトタイプ。
ペガスII
ペガスのメモリーを引き継いだ後継機。アキのサポートメカ。

地球連合[編集 | ソースを編集]

量産型ソルテッカマン
連合軍の制式武装として採用された量産型のソルテッカマン

その他のテッカマン[編集 | ソースを編集]

テッカマンデッド
通常形態と重装形態が存在する。
テッカマンミハエル(SRW未登場)
二人のテッカマンが融合した特殊な形態のテッカマン。
素体テッカマン(SRW未登場)
テッカマンが戦闘用の装甲や武器を持たない状態の形態。

ラダム[編集 | ソースを編集]

異星人テッカマン
ラダムに寄生された地球以外の星の人間
異星人テッカマン (ダブルホーン)
巨大な槍杖のテックランサーを武器にする異星人テッカマン。
異星人テッカマン (レッドアイ)
鉤爪を武器としている異星人テッカマン。
異星人テッカマン (デスクロー)
触手で攻撃をしてくる異星人テッカマン。
異星人テッカマン (デューク)
指揮官タイプの異星人テッカマン。
ラダム艦
新たに出現したラダム大艦隊の艦。

用語[編集 | ソースを編集]

素体
素体クリスタル
システムボックス
今作では形状が一人一人異なる。
第一次ラダム戦役
前作『宇宙の騎士テッカマンブレード』における一連の戦いを指す。
第二次ラダム戦役
本作から8年前に行われた二度目のラダムの襲撃。この戦いでアキはテッカマンとなり、Dボゥイは廃人状態から一応回復する事となる。
プラハの黒い九月
本編の過去に行われた素体テッカマンによる暴動事件。この事件の生き残りがダービッドとデッドであり、ナターシャに父との確執が生じたりと多くの人物の運命を狂わせた。

楽曲[編集 | ソースを編集]

主題歌
「REINCARNATION」
作詞:有森聡美、作曲:工藤崇、歌:奥井雅美
3話まではED曲、4話以降はOP曲として使用。『W』で採用。
「Live alone 千年たっても」
作詞:有森聡美、作曲:工藤崇、歌:奥井雅美
4・5話のED曲。
「It's DESTINY-やっと巡り会えた-」
作詞:有森聡美、作曲:工藤崇、歌:奥井雅美
最終話のED曲。
劇中BGM
「GIVE OUT YOUR LIGHT」
『W』で採用。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦W
初参戦作品。原作は『宇宙の騎士テッカマンブレード』の最終回後の話だが、本作品では『ブレード』の原作中盤にあたる時期に『ブレードII』の話を組み込むという大幅な変更がなされている。改変の都合上、第二次ラダム戦役が存在しないことを筆頭に根幹設定が大きく異なり、「プラハの黒い九月」については全く語られない。
原作再現自体は第2部の前半で行われるが、ユミ達は早咲きのラダム樹に取り込まれてテッカマンとなった設定になり、第1部でも先行登場する。また、デッドは原作ではラダムのシステムでフォーマットしたが、本作では地球製のシステムでフォーマットしたことになっている。
Dボゥイ如月アキは『ブレード』基準での参戦ながら『ブレードII』の設定およびテッカマンとしての能力が組み込まれる形で反映されている。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 登場テッカマン
メカ、ラダム獣
備考 再現スパロボ
第1話 VIRGIN-FLUSH テッカマンイーベル
テッカマンゾマー
テッカマンベスナー
量産型ソルテッカマン
ラダム艦
異星人テッカマン
W
第2話 VIRGIN-BLOOD テッカマンアキ
ペガスII
W
第3話 VIRGIN-DREAM テッカマンブレード W
第4話 DEAD-BOY テッカマンデッド W
第5話 DIRTY-NIGHT テッカマンミハエル
素体テッカマン
第6話 DANGEROUS-BOYS W

余談[編集 | ソースを編集]

  • 本作の初期案は「前作から2年後の世界を舞台に、ラダムの再度の侵略が描かれる」という前作同様の暗く悲劇的な世界観によるストーリーが描かれる予定だった。
    • だがソフトメーカーの都合により制作が中止[2][3]。このメーカーを見返すため、ウケ線狙いの路線変更を行い現在の『II』が生まれる事となった[2]。初期案である脚本はパソコン通信サービス『ニフティサーブ』にて「ラダム再び」の題名で公開された(現在はパソコン通信サービス終了により閲覧不可能)。
      • この「ラダム再び」を元にし、予告編という体歳で断片的に映像化したものがLD-BOXの特典として収録されている。
    • 上述の通り、本作のストーリーもこの初期案を下敷きにしたものが多い。

商品情報[編集 | ソースを編集]

DVD・Blu-rayの単品販売は現在でも行われておらず、前作のDVD/Blu-ray BOXに映像特典扱いで収録されている。

VHS[編集 | ソースを編集]

漫画版[編集 | ソースを編集]

小説版[編集 | ソースを編集]

レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]

サイト名 取扱いの有無 備考
レンタルビデオ
ツタヤディスカス × 
DMM ×
サイト名 取扱いの有無 備考
動画配信
TSUTAYA TV × 
DMM動画
バンダイチャンネル ×
GYAO!ストア
東映アニメオンデマンド ×
ユーネクスト 配信期限・見放題対象の時期あり
ビデオマーケット
フジテレビオンデマンド
Amazonプライムビデオ 見放題対象の時期あり
dアニメストア

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ネコ・パブリッシング『エンターテインメント アーカイブ 宇宙の騎士テッカマンブレード』116頁。
  2. 2.0 2.1 ネコ・パブリッシング『エンターテインメント アーカイブ 宇宙の騎士テッカマンブレード』121頁。
  3. 前作の脚本を担当したあかほりさとる氏による「前作と同じになってはいけない」という鶴の一声が切欠との噂が流れているが、あかほり氏本人は「自分が権利を持っているわけでは無いのでそんな大それた事を言っても通らない」と否定している。