アルバート・W・ワイリー
アルバート・W・ワイリー | |
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外国語表記 | Albert W. Wily |
登場作品 | ロックマン |
声優 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | サポートユニット |
プロフィール | |
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愛称 | Dr.ワイリー |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
趣味 | 卓球 |
アルバート・W・ワイリーは『ロックマン』の登場人物。
概要
所謂自身の才能を認めなかった世間に復讐する学界の異端児という古典的マッドサイエンティスト像を形にしたような人物。容姿はやせ型で頭頂部が禿げており、左右の髪と口ひげを伸ばしているのが特徴。
ライト博士とは学生時代からの腐れ縁で互いにライバルと認め合う仲だったが、常にライト博士の2番手に甘んじていた。 ロボットの平和利用を主とするライト博士とは対照的な思想から対立を深めていった結果[1]、ある日突然彼の制作したロボット達を奪って戦闘用に改造し、世界征服を宣言した。ロックマンによって野望は潰えるが、その後も懲りずに事件を起こす。『ロックマン6』のエンディングでは世界征服の罪で遂に逮捕されるが、『ロックマン7』冒頭であらかじめ作っておいたワイリーナンバーズの手により脱獄に成功している。
基本的にはワイリーマシンに搭乗して各ナンバリングタイトルのラストボスを務める。「物語の発端はどうあれ例によってワイリーが元凶」・「毎回ロックに乗機を破壊され、毎回土下座&命乞いを行うも、毎回何らかの理由でまんまと逃亡する」という点はロックマンシリーズのお約束となっている。
自作のワイリーナンバーズは強力な性能を誇り、毎回ロックマンに打ち破られているものの既存の軍隊などでは歯が立たない性能を持つ。ライト博士と異なり戦闘用のロボットを中心に開発しており、その機能は多種多様、コンピュータウィルスなどのソフトウェア面においても遥か未来の時代でも解析しきれないものを生み出す等、独自で研究所を兼ねた要塞や宇宙戦艦や衛星を設計と開発をするほど。その技術力は間違いなく天才と言える。ただし、ワイリーナンバーズの中には資金不足や資材不足が原因で完璧に作り込めなかったもの、新素材や思いついたアイディア・新技術を盛り込んだものの想定とは異なる欠陥が発覚するもの、性格が戦闘向きでなかったり創造主への忠誠心が欠けるもの等、安定性に欠ける面が見られるロボットも散見される。良く言えばチャレンジ精神にあふれた科学者である。
「憎めない悪役」としての側面も強いものの、その所業の数々は間違いなく卑劣な悪行に他ならない。心優しいロックですら度重なる彼の悪行に怒り心頭に発し、生身で命乞いするワイリーに対して明確な殺意を示したことがあるほど[2]。
また、『ロックマン』シリーズの遠い未来を舞台とした『ロックマンX』シリーズではゼロの開発者として客演している[3]。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2018年1月のイベント「次元を超えた戦い!」期間限定参戦。
ステータス
サポートアビリティ
- 悪の天才科学者
- R。「Dr.ワイリー」名義。セットしたシューターのクリティカル率大アップ。
- ラスボスなのだが、ワイリーナンバーズたちよりもレアリティが低い。
人間関係
- フォルテ、ゴスペル
- ロックマンを模倣して開発した戦闘ロボット。しかし、ワイリーのやり方についていけず独自行動に走り、作品によっては敵対までしてしまうものの、『ロックマン10』のエンディングを見るに一応フォルテからの情は残っている。
- ワイリーが製作したロボットの中では高い完成度を誇り「スペシャルワイリーナンバーズ」と呼ばれる独自の製造番号が付けられた。
- レゲエ
- 孤独を紛らすために作った烏型サポートロボット。
- キング
- 『ロックマン&フォルテ』に登場。ロックマンに勝てないフォルテに焦れて開発した戦闘ロボット。彼に謀反を起こされてしまう。
- サンゴッド
- 『ロックマンワールド5』に登場。スペースルーラーズのトップに位置する古代の最終兵器で、彼を復活させる。
- ラ・ムーン
- 『スーパーアドベンチャーロックマン』に登場。古代のスーパーコンピューターを名乗り、ワイリーと協力して世界征服を進めていたが、真実はワイリーを騙して体よく利用していたに過ぎず、裏切られる。
- ラ・トール
- 『スーパーアドベンチャーロックマン』に登場。ラ・ムーンの力を利用して制作した戦闘ロボット。製作後の調整はラ・ムーンに任せていたため、最初からラ・ムーンの支配下にあり、当然ながら起動直後裏切られる。
- 悪のエネルギーのロボット(名称不明)
- 『ロックマン8』に登場。デューオが倒した外宇宙のロボットで、地球に大気圏突入した時に残っていた動力炉を回収し、そのエネルギーを利用する。
- メタルマン、エアーマン、バブルマン、クイックマン、クラッシュマン、フラッシュマン、ヒートマン、ウッドマン
- 『ロックマン2』に登場。自らの手で最初に開発したワイリーナンバーズ。
- 有賀ヒトシ氏のコミカライズでは「セカンドナンバーズ」と呼ばれている。
- 『スーパーアドベンチャーロックマン』では彼ら(と『ロックマン3』のワイリーナンバーズ)のコアを大事に所持しており、特にクイックマンとは相互に信頼を結んでいた。
- ロックマン
- 宿敵。何度も敗北していながらもいつか彼を倒す事を夢見ている。
- ブルース
- 動力炉の欠陥で機能停止しかけていた彼を改造した。その恩義があってなおワイリーの悪事を看過できなくなったのか、『ロックマン4』にて完全に敵対される。
- トーマス・ライト
- 宿命のライバル。大学時代からの腐れ縁だったが、『ロックマン11』で存在が明かされた「ダブルギアシステム」の一件で決定的に対立してしまった。とはいえライトの技術力は常に認めており、『ロックマン3』ではライトと共同開発でロボットを生み出したり、『スーパーアドベンチャーロックマン』では「こんなことをできるのはDr.ライトだけ」と発言していたりもする。
- ロール
- 『ロックマン10』ではロボットエンザにかかった彼女に治療薬を渡す。
- ガッツマン
- ライトナンバーズの一体。『2』ではガッツタンク、『7』ではガッツマンGへと強奪して改造している。
- 何度も強奪されるライトナンバーズはガッツマンのみのため、「ワイリーのお気に入り」という説もあるがその一方で『ロックマンロックマン』では下記の通り酷評している。
- ミハイル・セルゲイビッチ・コサック
- 『ロックマン4』に登場する科学者。娘のカリンカをさらって脅迫し、彼に悪事を行わせていた。
- カリンカ・ミハイロヴナ・コサック
- Dr.コサックの娘。彼女をさらう。
歴代ロックマンシリーズ
- ゼロ
- 『ロックマンX』シリーズの主要登場人物であり、『ロックマンゼロ』シリーズの主人公。最後のワイリーナンバーズであり、ワイリーが開発した最高傑作。自分以外のロボットを全て破壊する「ロボット破壊プログラム」を組み込まれていた。
- しかし皮肉なことに宿敵になるはずだったエックスの親友となり、最後にはロックマンの名を冠するレプリロイドとなったが、ロボット破壊プログラムはシグマに感染し、最凶最悪のコンピュータウィルス「シグマウィルス」と化した。
- また、彼は『ロックマンゼロ4』で己の信念の元、全ての元凶である人間のドクター・バイルを殺すというワイリーを撃てなかったロックと対照的な行動を取っている。
- SRW未登場だが『PROJECT X ZONE』に出演。
- サーゲス
- 『ロックマンX2』に登場した敵キャラクター。黒衣を着た老人型のレプリロイドにして「カウンターハンター」の一人。誰にも不可能だったゼロのボディ修復を成し遂げた天才であり、倒されると「ライトの忘れ形見のロボットにまたも敗北するとは」と言い残す。このことからワイリーとの関係が公式で質問されたこともあったが、「ユーザーが想像して頂く部分」と、公式回答もあえてぼかされているため、真相は不明。
- アイゾック
- 『ロックマンX6』に登場した敵キャラクター。白衣を着た老人型のレプリロイド。ワイリーと同じ青野氏が声を担当しているほか、ハイマックスがエックスに倒されると罵倒してくるのに対し、ゼロで勝利すると狂喜する姿が描かれる。その際に「ゼロの事は自分が一番よく知っている」と発言するなどワイリーを彷彿させる言動が特徴的だが、ワイリーおよび上記のサーゲスとの具体的な関係はやはりぼかされている。ゼロには「また会おう」と発言していたが、最終的にはイレイズ現象に似た状態で機能停止しており、再登場する事はなかった。
- シグマ
- 『X8』、『コマンドミッション』を除く『ロックマンX』シリーズのラスボス。『X5』では、ワイリーらしき人物と共闘した事がシグマの口からほのめかされているが、こちらも具体的には明かされておらず、前述したアイゾックの可能性もある。
- カイ
- 元々は海外で商品化されたエックスのリデザイン版のバリエーションとして登場し、『ロックマンX DiVE』に登場したキャラクター。ワイリーがエックスの設計図を盗み、それを基に開発した存在だが、エックスの思考回路の解析ができず、同時開発していたゼロの完成を優先するために開発を中断し、そのまま歴史の闇に葬った。その後、サーゲスが回収して完成させ、カウンターハンターのリーダーとして迎えられる。
他作品との人間関係
名台詞
- 「うつのか? ワシをうつのか? このワシを! ロボットの おまえが にんげんの このワシを!!」
- 『7』にてバスターを向けるロックマンに対して。
- 「お前達ロボットは、世界征服の為の道具に過ぎん! 何体壊れようと知った事か! お前を倒す為ならばこれからも戦闘ロボットを造り続ける!」
- 池原しげと氏の漫画版『7』にて、命令されるがまま襲い掛かって来るワイリーナンバーズを破壊して悲しみと怒りに染まっていたロックマンに対し、ワイリーが発した台詞。
- 池原版のワイリーは、他の漫画家のロックマン作品と比べても「ロボットを道具としか見なしていない」のが明確に描かれており、こんな事を言われればロックマンも「ワイリーはもはや救いようの無い外道でしかない」と見なし、ロボットとしての一線を超えてでも討とうとするのも頷ける。
- 「強くしてやる。ワシが必ず強くしてやるとも」
- 同じく池原氏の漫画版『7』にて。自分を見捨てて逃げたと思っていたフォルテが助けに現れた事で、相好を崩すワイリー。
- 「今にロックマンより強くなってやる」と叫ぶフォルテにこう答え…そしてこれが池原版ロックマンにおける彼の最後の台詞となった。
- 「イッヒッヒッヒッヒッヒ…」
「これで世界はワシのものじゃ! ガハハハハハッ!」 - 『8』より。初めての音声付きの台詞。
- 「がはははは!ワシはてんさいじゃ!」
- 『ロックマン&フォルテ』のデータベースより。
- 「お、お前達…!? これは夢か!?」
- 『スーパーアドベンチャーロックマン』Episode1にて。スーパーコンピュータ、ラ・ムーンの力によりワイリーナンバーズ達が復活した光景に驚愕して。
- 「久しぶりじゃのう、クイックマン! 他のロボットにもコアをセットしてくれ!」
- 上記場面の後、真っ先にクイックマンにコアをセットし再起動した際の台詞。過去のワイリーナンバーズのコアパーツを大事に持ち歩いていたことといい、この台詞と共に見せた笑顔といい、同作ではワイリーのロボットへの愛情が強く表現されている。
- 「ところでラ・ムーンよ。そろそろお前が地上に発しておる電磁波を弱めてくれ」
「あと2、3日もすれば世界中の国がワシに降伏するじゃろう」
「その時に、地球上の人間とロボットが死滅していては元も子もないからな」 - 同作Episode3より。電磁波の影響による世界滅亡の可能性自体は、ワイリーの望むものでもなかった。Episode2の終盤、ホログラムを通したロックマンとの通信会話で電磁波攻撃の話題になった途端勝手に通信が途絶したことと合わせ、電磁波攻撃はワイリー自体の意向とは離れたラ・ムーンの独断であることがはっきりと描写された。ワイリーは「Dr.ワイリーが俺達を壊したりするもんか!」とまで言い切ったクイックマンの信頼を裏切ってはいなかったのだ。
- 「ワシは、人類が滅びることも、ワシのロボット達が破壊されることも許さん! ワシはワシのロボット達を愛しておるんじゃ!」
- 同じくEpisode3より。人類を滅ぼそうと企みワイリーを騙してきたラ・ムーンに対して言い放った台詞。
- しかしこの100年後、彼らしき人物は世界そのものを破滅させかねないスペースコロニー落下作戦を実行させることになる…[4]。
- 「フォルテニウムは、げんざいもっともきょうりょくなエネルギーだろう」
「しかし、それもいまだけじゃ。」
「ワシは、おまえやロックマンをはるかに上まわるまったくニュータイプのロボットを発明したからじゃ!」
「とはいえ、かんせいにはだいぶ時間がかかるがな。」 - 『ザ・パワーファイターズ』フォルテEDより。フォルテを偶然開発できたことを認めながら、現在開発中の最大最強のロボットの姿をフォルテに見せて。姿こそシルエットだが、明らかに先述の『ロックマンX』シリーズのゼロである。フォルテからも「こんな髪の長いロボットが最強だと?」と悪態をつかれるが…。
- 「これはもはやロボットではない。このロボと、アレさえかんせいすれば…」
「世界はワシのモノじゃーっ! イーヒッヒッヒッヒッーッ!」 - その続き。この時点でゼロに仕込むロボット破壊プログラムを完成させていたのだろうか。自分のロボット達を愛していた人物が、自分のロボット達も諸共に破壊するウイルスを作成してしまうのは皮肉だろうか。
- 「人間とロボットの平和じゃと? そのわりにはワシのつくったロボットをへいきで破壊するな。」
「ロボットの平和のためにロボットを破壊するのか?」
「けっきょく、おまえがやっていることはワシとかわらんのぉ?」 - 同作のロックマンEDより。平和のために戦うと宣言するロックマンに対して、その矛盾点を突く。とはいえ、そもそもワイリーが悪事を働かなければロックマンもワイリーのロボットを破壊することはなかったので、これは完全に詭弁なのだが、ロックマンはこれに対する回答に窮してしまう。
- 「お別れじゃロックマン、この城と一緒に死ね!」
- 『9』より。追い詰められた際にあらかじめ仕掛けた罠で気絶させたロックマンに対して。
- ロックマンシリーズにおいて明確に「ロックマンの破壊」を提示した場面であり、この台詞の後にワイリーは基地の自爆装置を作動させて逃亡している。
- 「圧倒的なパワー!目にも止まらぬスピード!」
「到底、人の及ばぬ驚異の力を誇示してこそ…ロボットは人々から慕われ、認められる存在になる!」 - 『11』より。明かされた過去のワイリーの思想。
- ワイリーなりにロボットの将来を案じていたセリフだが、ロボットを性能しか見ていないとも取れるこの思想は人々に受け入れられなかった。
- 「ゼロ…ワシの最高傑作…」
「倒せ、あいつを! ワシの敵! ワシのライバル! ワシの…生き甲斐! 行け! そして破壊しろ、あいつを!」 - 『ロックマンX4』でゼロを選んだ場合のオープニングデモより。
- 本人だと明言されていないもののワイリーそのもののシルエットと声でゼロの夢の中に現れ、ライト博士の最高傑作であるエックスを破壊する様に告げる。
- また、いつ頃からは不明だが「世界征服との過程で始まったライト博士との戦い」の筈が「ライト博士を超える事」が本当の目的にすり替わっている節が見られる。
迷台詞
- 「まてーっ そんなことはワシがさせぬ!!」
「ロックマンやぶれたり!!」 - 漫画版『7』より。ワイリーとロックマン及びライト博士の立場を入れ替えたコンピューターゲームで、ワイリーマンとして現れた際の台詞。
- ゲーム内ではライト軍団及びロックマン(いずれも人相が悪い)を破壊し「GAME-OVER」となったが、現実はこうは行かなかった…。
- 評判が良かったのか、有賀ヒトシ氏の漫画でも著作権マーク付きで取り上げられている。
- 「許してくれぇ」
「ワシが悪かった」 - 『バトル&チェイス』に於ける敗北時の台詞。この後、逃亡したと思われる。
- 「なっ、なぜじゃあーーーっ!! なぜ わしををををっ!!」
- 『ロックマンワールド5』より。古代の最終兵器、サンゴッドを復活させたものの命令を無視した彼の攻撃を受けた際の台詞。見てわかるように、後半の絶叫が全て「を」になっている。
- 「○○○(ライトナンバーズ)か! うぬぬ 欲しい 欲しいが…」
「わしはびりっとくるのが超苦手なのだ! キサマはいらん! ぬははははっ!」(エレキマン)
「わしは熱いのがものすごく苦手なのだ! キサマはいらん! ぬははははっ!」(ファイヤーマン)
「そのチャキチャキ具合が大っ嫌いなのだ! キサマはいらん! ぬははははっ!」(ボンバーマン)
「ワシはアブラっこいモノが苦手なんじゃ! キサマはいらん! ぬははははっ!」(オイルマン) - 『ロックマンロックマン』より。オープニングで街頭モニターから世界征服を宣言した後、UFOでモニターを破って登場。ライトナンバーズでプレイすると、こんな理由でプレイヤーのロボットを攫わない。
- 上記以外だと「木の枝を切りとばすくらいのことしかできんポンコツ(カットマン)」「パワーはあってもニブいやつ(ガッツマン)」「寒さに強いだけがとりえの役立たず(アイスマン)」と非情な理由で拒否している[5]。
- 「わしの長所……それは決してあきらめないところ!」
- 有賀ヒトシ氏の漫画『ロックマンMANIAX』より。ロックマンに何度倒されても諦めずに世界征服を目指す自分の姿に、感涙しながら自画自賛しているが、隣でそれを聞いていたロックマンは「短所はしつこいところだな……」と内心でツッコんでいた。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「今回は余計な邪魔が入ってしまったが、ワシはまだまだあきらめんぞ!」
「ワシらはすぐに帰ってくる! それまで首を洗って待っているのだな! ロックマンたちよ!」
「ワーハッハッハッハッ…って…痛っ…貴様、もう少し詰めんか!」 - 『X-Ω』イベント「次元を超えた闘い!」より。ロックマン達の活躍によりまたも野望を阻止されたワイリーは、新たな野望に向けてUFOのホログラフ映像からこの台詞を残して去ってゆく。
- 高笑いを残したが、UFOには(恐らくワイリーナンバーズと)デビルサターンが乗り込んでおり、彼がぶつかってきて不満を残すのだった。
搭乗機体
- UFO
- 移動時に乗り込む円盤。『ロックマンワールド4』の説明書のストーリー紹介で「UFO」と呼称されている。
- ワイリー基地への移動時に使用される他、ワイリーマシン1号、2号、メガワールド号には構成パーツとして機能している。『ロックマン』のみ赤、『2』以降は青色のキャノピーが特徴。
- その形状からブルーレットと言われることも。
- ワイリーマシン
- ワイリーが搭乗する有人戦闘メカの総称。メインタイトルの機体はナンバリングを冠した号数表記が後につき「ワイリーマシン〇号」となる[6]。『4』以降はドクロの意匠が入っているのが特徴だが、それ以外は基本的に登場するたび仕様も名前もよく変化する。
- 一部の作品を除き、一度破壊させるとワイリーが搭乗するコクピットが露出する第2形態へ移行し、攻撃方法が変化する。
- なお、ワイリーマシン9号はドクロ顔の竜型ロボットというどこかで見たようなデザインとなっている。
- ワイリーカプセル
- ワイリーマシンの緊急脱出装置。『4』以降に登場。後半の作品では本体以上に高い戦闘力を持つ場合もある。
- ガンマ
- 『ロックマン3』にてワイリーマシン3号を失ったワイリーが搭乗する巨大有人操作ロボット。元々はライト博士が平和利用のために彼と共同で開発をしたものだったが、世界征服のために強奪する。
- ワイリープレス
- 『ロックマン5』に登場した秘密兵器。円盤型の機体で「ロックマンを踏み潰す」という単純な機体ではあるものの、対空能力に難のあるロックマンには有効な手段であった。
- Xクラッシャー
- 『ロックマン6』において「Mr.X」を名乗り正体を隠していた際に搭乗していたメカ。巨大な鉄球型のメカで振り子運動をするため、乗り心地は最悪。
- ワイリーロボ・アイアンゴーレム
- 『ロックマンワールド4』に登場する巨大有人操作ロボット。ワイリーマシンワールド1号(ワイリーの顔面がモチーフ)を試作機とする、ワイリー自身を模した巨大ロボットとなっている。
- ブレーン・クラッシャー
- 『ロックマンワールド5』に登場するロボット生産管理用コンピュータ。同作の最終ステージである宇宙要塞「ワイリースター」の中枢にあたるマシン。
- スカルマシンXX
- 『バトル&チェイス』における自機。攻撃を一定回数無効化するバリア、トラップを無視するタイヤ等、特異な性能を持っている。
- 飛行能力を有しているが、レース中は飛べない。
関連機体
- Dr.ワイリーナンバーズ(DWN)
- ワイリーが開発したロボットの中でも、ボス格に位置するロボットの総称。
- 他にも対ロックマン専用の「ロックマンキラー」、サンゴッドの解析から作られた「スペースルーラーズ」、『ロックマンメガワールド』に登場した「メガワールドナンバーズ」が存在する。『ロックマン&フォルテ』に登場した「キングナンバーズ」に関してはワイリーが制作したのかは不明。
- エイリアン
- 『ロックマン2』におけるラストボス。「ワイリーの正体は、地球侵略を目論む異星人だった…」と見せかけた立体映像。本物は裏で投影装置を操作していた。
- パワーマッスラー
- 『ロックマン5』に登場する中ボス敵。ワイリーが昔見た漫画に影響されて開発した大型ロボット。
- メットンガーZ
- 『ロックマン6』に登場するステージボスの1体。ザコ敵のメットールが操縦するホバークラフト状のマシンがドッキングする大型戦車。PS版ではそのデザインを見たライト博士が「漫画の読み過ぎじゃ」と呆れる。
- ファイナルシグマ-W
- 『ロックマンX5』に登場するラストボス。ワイリーらしき人物が持てる全ての技術で作り上げた巨大ロボットにして、シグマのボディの一つ。上記のガンマとアイアン・ゴーレムに酷似している。
余談
- 毎回敗北すると機体から飛び降りて土下座する彼の姿から、ジャンピング土下座なる言葉が生まれた。
- リンク先でも書かれているが、実際に行うと膝の皿を割る等大怪我をする事になるため絶対に真似をしてはいけない。ワイリーの場合、機体を破壊した際の高さから飛び降りると同時に土下座なので……。
- 更に『2』の場合は、操作機器から自力でジャンプして土下座をしている。
- なお、一部作品では機体から落下した後、土下座前に尻もちをついているモーションがある。
- 有賀ヒトシ氏による漫画版ではよく眼鏡やサングラスを着用している。
- ワイリーはシリーズを象徴するキャラクターの一人であるためか、ロックマンシリーズの別作品にワイリーをオマージュしたキャラクターが登場している。
- 『ロックマンエグゼ』シリーズでは、秘密結社のトップとして同名のキャラクターが登場する。
- 『流星のロックマン3』にはワイリーを思わせる老科学者「ヨイリー博士」が登場する。ただし、ヨイリーは女性でありポジションも善玉となっている。「悪イリー」の反対なので「良イリー」、というわけである。
- 世界観は繋がっている作品だが、『ロックマンゼクス アドベント』に登場した敵キャラクター「マスター・アルバート」の名はワイリーのオマージュで、『ロックマンゼクス』シリーズにおける全ての元凶という所が共通している。
- ワイリーが悪の科学者として知名度が凄まじいキャラクターのため、風貌が似ている科学者の風見博士がワイリーと揶揄されることも多い。ちなみに、初代『ロックマン』発売日より風見博士の出身作『宇宙大帝ゴッドシグマ』放送日の方が早い。
商品情報
脚注
- ↑ 大学時代にロボットの性能を飛躍的に向上させる代償として過度の負担を強いる「ダブルギアシステム」と呼ばれる装置の試作機をワイリーが開発し、それが2人を対立させるきっかけになった事が『ロックマン11』で判明している。
- ↑ 『7』のエンディングデモより。命乞いするワイリーにバスターを突きつけるが、いわゆるロボット3原則を盾にされたため躊躇った隙に逃げられてしまう。なお海外版ではこの際に明確に「死ね!」と言い放っている。
- ↑ また、彼をモデルにした、もしくはワイリーが自らロボット化したと思しきイレギュラーも登場する。
- ↑ 地球全土を覆うほどにシグマウイルスを蔓延させ、スペースコロニーにもシグマウイルスを蔓延させた状態でゼロにめがけて落とし、シグマウイルスとなりゼロから失われたロボット破壊プログラムを復元させる事が真の目的だった。
- ↑ タイムマンのみ時間に関する研究の途中で、まだ完成に至っていないため「完成するまで待つとしよう」と拒否せずに去っている。
- ↑ 外伝では『ロックマンワールド』シリーズが、『ワールド3』までの機体が「ワールド〇号」と号数表記。他、『メガワールド』の機体は独自に「ワイリーマシンメガワールド号」。