援護攻撃

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援護攻撃 / サポートアタック(Cover Attack)

隣接した味方機が敵機にマップ兵器・ALL属性以外の武器で攻撃するとき、その攻撃を援護する形でMAP兵器・ALL属性以外の武器で攻撃できる技能ないしシステム援護技能などで援護防御と統合されている場合など)。

1ターンごとにレベルと同じ回数だけ援護攻撃を行うことができ、シリーズによっては合体攻撃による援護や合体攻撃への援護も可能。援護機に使用可能な武器がない(EN・弾薬切れ含む)場合、援護する機体が援護される機体の地形に進入できない場合は発生しない。攻撃順は

  1. 味方機が攻撃
  2. 敵機の反撃
  3. 味方援護攻撃

となり、同時に援護できるユニットは1機のみである。また、敵機が味方機の攻撃で撃墜された場合、もしくは敵機の反撃で味方機が撃墜された場合援護攻撃は行われず、援護攻撃可能回数も消費されない。基本的に援護防御はされないが、作品によってはメインの攻撃を回避された後、援護が命中すると割り込まれることがある。

大抵の作品では援護攻撃を行う側の命中率にプラス補正がかかるため、そのままでは命中率に不安のある機体の攻撃を当てやすくする事もできる。逆に通常の攻撃よりも威力が下がってしまう場合も多い(その場合、大抵は技能レベルが上がることで緩和される)。

基本的に援護攻撃には、集中必中など命中率に関する精神コマンドの効果は適用されるが、熱血などダメージ上昇系の精神コマンドの効果は適用されず、援護攻撃前に使用していても消費されない。ただしLでのみ、熱血などの精神コマンドも効果が普通に乗り、しかも援護攻撃しただけでは効果が切れないため、を持つ最高火力のユニットを中心において連続で援護攻撃させると極めて高い火力を叩きだせる他、気力ダウン効果のある武器を持つユニットに(PUから)直撃をかけ、援護攻撃で1ターンに複数回打ち込む事でバリアを封じ込める事もできる。

通常は援護機が単独で使える武装しか使えないが、OGS以降のOGシリーズ、MXでは合体攻撃を援護攻撃に使用することが出来る。また、小隊制を導入した作品の場合、基本的に全体攻撃に対しては援護攻撃を行えず、全体攻撃で援護することも出来ない。

一部の作品では援護攻撃で敵機を撃墜することにより、経験値に10%ボーナスがつく。なお、援護攻撃で撃墜すると経験値やパイロットポイントは味方機側に入るが、撃墜数は作品によって味方機と援護機のどちらにカウントされるかばらつきがある。そのため、なんらかのフラグの取得条件が特定のユニットで敵機撃墜の場合、援護攻撃で撃墜すると取得できない可能性がある。そもそも、援護攻撃を使用せずに撃墜することがフラグ条件に入っているものもある。

この援護攻撃の登場により、単独での火力が低いユニットも援護を引き出す役として、火力に貢献することが出来るようになった。分離で数が増える合体ユニットや覚醒などの価値も上昇したが、α外伝より後の作品ではコンバトラーなどの、分離後の数が多いユニットからは、分離コマンドが撤廃されている。

特定作品における援護攻撃の仕様

スーパーロボット大戦IMPACTスーパーロボット大戦MX
援護を受ける機体のパイロットが統率を持っている場合のみ、援護攻撃が同時援護攻撃となる。この場合は、味方機が攻撃を行うと画面が上下に分割され、上が味方機の攻撃アクション、下が援護機の攻撃アクションを表示し、敵機には味方機の攻撃→援護攻撃の順にダメージが発生する。そのため、味方機の攻撃で敵機のHPが0になっても援護攻撃が行われる(援護攻撃可能回数や武器のEN・弾薬を消費する)。両者の攻撃が確実にクリティカルになる上、熱血やの効果も併用される効果があり、重要なダメージ源となる。
スーパーロボット大戦NEOスーパーロボット大戦Operation Extend
技能ではなくシステムに組み込まれた形で採用。行動前の全機体が1ターンに1度だけ援護攻撃を行うことができる。援護防御も同様の仕様。
MAP攻撃以外で援護攻撃に使用できないのは、合体攻撃突破攻撃(MAP攻撃の亜種)、押出および投げ特性の武器。援護攻撃には熱血及び包囲システムによる補正の効果は適用されない。また援護攻撃に参加したユニットにも、攻撃による気力SPの増加判定が行われる(この時、精神力魔力努力(OEのみ)などの戦闘に入るだけでボーナスが加わるものについては、援護される側が撃墜して援護攻撃がキャンセルされてもその分だけは適応される)。
第3次スーパーロボット大戦Z
全体攻撃に対しても援護攻撃が可能で、自力で援護攻撃を行う形となる「再攻撃」でも適用可能。ただし、全体攻撃武器による援護は従来通り不可能。
また、攻撃時のアシスト攻撃に発動回数(+1)につき「与えるダメージ+5%」する効果が追加されており、小隊制における支援攻撃スキルと事実上統合された。
無限のフロンティア
無限のフロンティアでも援護攻撃は採用されているが、戦闘が通常のスパロボとは違いアクション要素を含むため、システムに合わせた形でアレンジされている。
本作の援護攻撃はパーティーが5人以上になると使用可能。こちらの通常攻撃中に十字ボタンの←を押すと、控えメンバーが割り込んで援護専用の攻撃を繰り出す。
発動時に呼び出す前衛キャラのSPが-5、フロンティアゲージが+5%される。上手く使えば、通常攻撃の隙を補いながらコンボを更に伸ばすことができ、必殺技も早く発動可能になる。また援護攻撃で戦闘を終了させた場合、獲得経験値が1.1倍になる。
使用回数は1ターンにつき2~5回で、レベルアップによって回数が増加。味方全員が使用可能だが、キャラによって最大援護攻撃回数には差がある。
援護攻撃に参加するキャラの順番
  • 1:パーソナルトルーパーが仲間にいる場合、必ず最初に参加。2機以上のPTがいる場合、その中からランダムで選出される。
  • 2:控えに置いたキャラが、並び順に従って援護攻撃に参加。以後は最初にループ。
なお、EXCEEDではPTが支援キャラになったため、後者で固定されている。また最大回数は4回になった。

主なパイロット

大体のパイロットが習得するが、高レベルにならないと習得しないパイロットもいる。援護防御と同時に習得する場合がほとんどだが、援護防御より後から覚えるパイロットもいる。

リアル系には2~3レベルまで上がるパイロットが多い。また主役級よりも脇役の方がレベルが高く、かつ低いレベルで習得する傾向がある。

車弁慶大道剴などゲッターの3人目のキャラは比較的早く習得する。ゲッター3系の機体はパイロット、武器の性質から長距離の援護が苦手な事が多く、中盤以降は他の機体に援護役を取って代わられることが多いものの、援護攻撃を覚えているパイロットが少ない序盤でダメージを底上げするのに役に立つ。

近年ではPPを使って習得する場合が多くなった。必要PPは総じて高めで、レベルが高いほど必要PPが増えていく。

特定の相手に対する援護台詞

特定の相手に援護を行うと専用援護台詞が発生する。対象は基本的に同じ作品内か、あるいは同じシリーズ内のキャラクターが大半。これは援護防御も同様。1パターンでもあれば優遇されていると言えるが、主人公ライバル、パートナー、恋人などに対しては2パターン、3パターンあることも多く、援護台詞パターンの数はキャラクターの親密度・因縁度・腐れ縁度を計る一種のパラメータとも言える。

近年では『J』以降の携帯機の主人公は、参戦作品のすべての主役、あるいは準主役級のキャラクターに対して専用の援護台詞が設定されている他、『第2次Z』などでは全く別作品のキャラクターへの台詞(竹尾ワッ太からガンダム系への援護など)も登場するようになった。

関連用語

援護
大元になった特殊技能。システムとしての援護についても解説。
援護防御
本技能と対をなす特殊技能。
連携攻撃
援護攻撃時の効果を上昇させる特殊技能。
再攻撃
自分の攻撃に対して援護攻撃を行える特殊技能。援護攻撃と比べた場合、技能欄の問題や複数回の使用を考えるとどちらにもメリットがある。
戦艦援護 / 支援要請
出撃していない機体に援護攻撃または援護防御をさせる特殊能力、特殊技能。
リーガー魂 / サポート / サポーター
援護時にステータス補正を得られる特殊技能
宇宙そろばん
援護回数を回復させる消費系強化パーツ。実質援護攻撃回数専用だが、有効利用は非常に難しい。
エースボーナス
一部キャラのエースボーナスは特定条件で援護攻撃時のダメージが上昇する。