「太田功」の版間の差分
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− | * | + | *本編より十数年後の時代が舞台となる[[実写]]版『The Next Generation -パトレイバー-』では、劇場版第2作の後、警察を退職して後藤、[[進士幹泰]]の二人と共に警備会社を立ち上げたものの、後藤の放蕩経営が祟った結果、一年もせずに会社は倒産。その後、日頃の性格が災いしてか、無職になった事で荒れたのか暴力事件を起こしてしまい、実刑判決を受けて刑務所に収監されてしまう顛末となっている。 |
**かつては警察官だったとは思えない落ちぶれ様は物悲しさを感じさせるが、'''ファンの間では「とうとうやってしまったか」と納得してしまう者も少なくない模様。''' | **かつては警察官だったとは思えない落ちぶれ様は物悲しさを感じさせるが、'''ファンの間では「とうとうやってしまったか」と納得してしまう者も少なくない模様。''' | ||
2024年4月16日 (火) 08:37時点における最新版
太田功 | |
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読み | おおた いさお |
登場作品 | |
声優 | 池水通洋 |
デザイン |
ゆうきまさみ(原案) 高田明美(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Operation Extend |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
出身 | 岩手県 |
所属組織 | |
所属部隊 | 第二小隊 |
役職 | 隊員 |
警察階級 | 巡査 |
太田功は『機動警察パトレイバー』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
イングラム2号機フォワード担当員。
生真面目で正義感の強い熱血警官……と言えば聞こえはいいが、実際は猪突猛進の熱血馬鹿とも呼べる人物であり、更に融通が利かない直情的な性格[1]。この為に、他の小隊員と衝突する事が非常に多い他、無闇矢鱈にイングラムで射撃をしようとしたり、バックアップの命令を無視して暴走し自滅する形で機体を破損させる事も絶えない等、同じフォワード担当の泉野明に比べて問題が多く、上層部や整備班の悩みの種になっている。その人物評は香貫花・クランシーの報告書をして、「正義の狂戦士」「歩く火薬庫」「瞬間核融合炉」「Man of 根性パワー」「マッド・ポリスマン」等とボロカスに言われている。
こんな人物であるが、第二小隊では数少ない「正規の」警察教育を受けた警官で、機動隊からの異動で特車二課に回されてきた経緯を持っており、上官である後藤喜一等に逆らう事はななく、後述の理由で遺体に対しても比較的慣れている。また、照れつつアドバイスを送ったり仲間の危機には急いで駆けつける等、情に厚い一面もある。加えて、TV版や『アーリーデイズ』ではアイドルファンの一面も見せた。
なお射撃をしたがる理由の一つとして、彼のレイバーでの射撃の腕前が実は非常に高く、静止した標的なら真ん中に全弾当てて見せるという描写がある。ただし動いている相手の、しかも関節部など当たりづらい所ばかり狙っている[2]為に大抵的を外してしまい、ノーコン扱いされることが多い[3]。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初登場作品で、担当声優の池水氏も初の版権キャラ役でのスパロボ出演となる。泉機に比べ攻撃、防御よりな性能になっている。リボルバーカノンは対大型があり援護に役に立つ、ライアットガンの対空と押出がありパイロットの精神とスキルの噛み合わせも良く、援護及び敵陣に飛び込んでの反撃戦法両方に対応できる。更に撃墜エースで気力130で攻撃+20%になるので長所が特化される。欠点は泉機にも言えることだが、香貫花がグループに加わるまでの移動力の低さと鉄壁役の不在、また同僚に援護役として1号機のワイヤー捕縛、グループの先頭に立つにもジャミング持ちの零式がいるためどうしても霞みがちである。また頑強とはいえレイバー自体の性能が低いので、精神の消費量が回復量を上回るとあっさり落ちてしまうこともザラ。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- 泉野明
- 同じレイバーパイロット。良くも悪くも対照的な主義。
- 篠原遊馬
- 同僚の中で一番衝突が多い。
- 後藤喜一
- 彼曰く、太田は「問題警官」との事。『パトレイバー』の宣伝番組では「わかりやすく言うと、バカボンのおまわりさん」と例えていた。
- 進士幹泰
- 当初の2号機バックアップ担当。しかし気の弱い性格から暴走を抑えきれず、香貫花または熊耳にバトンタッチした。ただし、キレるとその気迫で上手くコントロールすることができる。
- 山崎ひろみ
- 香貫花・クランシー
- 旧OVA、TV版前半での2号機バックアップ担当。暴走しがちな太田のブレーキ役。太田を「彼が警察官である事自体、日本警察の奇跡であり驚異であると言えよう」と評すなど後藤以上に辛辣な評価を述べた事も。 ……しかし彼女の方も、精神的により「大人」なだけで実は太田と全く同じタイプの人間(要は直情的な性格で猪突猛進な熱血馬鹿)である。
- 南雲しのぶ
- 熊耳武緒
- 漫画版での2号機バックアップ担当。TV版では香貫花の後任として担当。階級が上、さらに彼女の実力を見せつけられ、流石の太田も彼女には頭が上がらない。
名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]
その性格からか、とても警察官とは思えない物騒な言動に事欠かない。
- 太田「階級が上の人間に睨まれでもしたら将来がないんだ。覚えておけ!出世も出来なくなるんだぞ!」
遊馬(ここに来たときからできなくなってんじゃない?)
太田「飛ばされることだってあるんだ!」
遊馬(もう飛ばされてるって)
後藤(ここより場末の部署はないと思うなあ・・・) - 漫画版で太田が熊耳に従っているのは彼女のほうが階級が上だからであって本心では不本意だと遊馬に言った後の台詞。接している遊馬と上から覗いている後藤の独白はいいツッコミになっている。
- 太田「コンピューターがイングラムの関節を制御してるところを見たことがあるか?」
野明「あ♪それならある。研修所で装甲はずしたやつ」
太田「それは制御された関節を見とるだけだろう。コンピューターが制御しているところを見たことがあるか、と訊いとるんだ」
「それぐらい覚えておけ! 今日日、水着のねーちゃんでもそれぐらい答えるぞ!」 - イベントにてコンパニオンがレイバーを丁寧に解説をしていた時の台詞。漫画版でも状況こそ違え、同じような発言をしており、野明に「なんのこっちゃ」と驚愕されている。
- 「現場においては臨機応変!状況は常に変化しているのだ!!」
- 太田を象徴する台詞その1。極めて実戦的な考え方だが、大抵これで命令を無視してリボルバーカノンを発射している。
- 「俺に銃を撃たせろぉおおおおおっ!!」
- 太田を象徴する台詞その2。これが日本の警察官とは…
- 「停まれ!停まらんと発砲するぞ!」
(停まるなよォ) - 迫るレイバーを目の前にして。そこまでして撃ちたいか…
- OEでは前半が戦闘台詞に採用。さすがに後半は採用されなかった。
- 「えらいっ!」
- ↑の後本当に迫ってきた相手にこの台詞と共に発砲する。
- 「往生せぇやああぁぁぁっ!!!」
- 太田を象徴する台詞その3。多少表記にズレはあるが、リボルバーカノンをぶっ放す際に良く叫んでいる。
- OEでも共演している彼(?)もマクロスキャノン使用時等にはよく似た雄叫びを上げている。
- 「泉ぃ、せめて全弾『的』の中にいれんかぁ!」
- レイバーでの射撃訓練での台詞で、数少ないマトモな台詞。撃った弾が全部的に『あたった』事に喜ぶ泉に、全て真ん中に当てた上での台詞。実は射撃の腕はすごい、というのが証明されるシーンである。
- 「頭は生きている内に使うものだ」
- 漫画版で野明と遊馬が数年前の人身売買のファイルに載っていた子供の一人(バド)を2年前にゲームセンターで見かけたと主張するも、外国のそんな境遇の子供が生きていたとしても日本のゲームセンターにいるわけがないと否定した後の締めの言葉。言われた遊馬は太田にバカにされてまで自説を主張するつもりはないとやる気をなくした。
- 「おい」
遊馬「なんだよ?」
「あのガキがそうだというんじゃないだろうな?」
遊馬「あのガキがそうだよ」
「じゃあ俺たちはあんなガキにいいようにやられたっていうのか!?」
遊馬「俺に言ったってしょうがないだろう!」 - 漫画版で黒崎から逃げ出したバドが保護された後、事情聴取のため再び特車二課にやって来た際、遠くから彼を見ながらのやり取り。上記の通り、野明と遊馬の見解を否定していたがそれが正しかった上に、かつて自らの乗機を破壊した機体のパイロットが年端も知れぬ少年だったと知れば泣きたくもなるだろう。
- 太田「使用許可が出た! ライアットガンを出せぇ! …おい、試作の爆裂弾があっただろう。あれにも炸薬を詰めとけ!」
整備員「えー! でもアレはまだヤバくって…」
太田「いいからやれぃ!」 - 劇場版より。東京湾に浮かぶ『箱舟』に乗り込むに当たり、俄かに慌しくなる特車二課のレイバー格納庫での一コマ。小説版ではこの後に「俺が身を以てデータを取って来てやる!」と続くが、如何考えても撃ちたいだけだろアンタ…。
- 「ぐふふふふふ…! 来るぞぉ…! 嵐が来るぞおぉ…!!」
- その次の一幕。風速40mにも達する大型台風の接近を告げるTVの天気予報を実に嬉しそうに見ての一言。完全に目がイッてしまっている。ファンからよくトリガーハッピー扱いされることの多い彼だが、この台詞を聞くと納得するしかない。
- 「スカァ! どぉこ狙って撃ってんだ、このボケェ! グラウンド5周!!」
- 劇場版第二作目にて指導教官になってからの口癖。完全な体育会系で、新人達を毎日シゴいている。ちなみに、ゲームエディション[4]でも同じような台詞を第一話で言っている。なお、訓練に使っているグラウンドはレイバーサイズなので、生身で5周するのは結構キツかったりする。
- 「いいか!射撃は瞬発力と集中力の勝負だ!根性入れて撃てば必ず当たる!標的出せぇ!」
- 上記の続き。教習用レイバーでの模範射撃で、新人がかすりもしなかった動く的に見事命中…させたのはいいのだが、ダメ押しとばかりに警棒で追撃して備品であるターゲットを完全に壊してしまい進士にドヤされる羽目に。
- ニュースアナウンサー「現時点で判明している決起部隊の概要は…」
太田「お、おまえか!んん…!おまえが敵なんだな!?」 - 『アーリーデイズ』第5話のラストその2。同話のラストは、甲斐冽輝率いるクーデター部隊の決起によって東京が制圧された事を受け、川井憲次氏作曲の「二課の一番長い日」をBGMに第二小隊のメンバーが東京へ向かうシーンが描かれてスタッフロールが流れる演出となっている。太田は休暇の際、他のメンバーと異なり帰郷しておらず、警察寮にいたようで後藤の98式AVを篠原重工の八王子工場へ運ぶという依頼にも即座に対応できた。その際後藤から「敵が近い」と言われていたようで、テレビのニュースを見ながら着替えて決起部隊が敵であると認識する。
- 「これだけあれば…本物の銃が買える!ぐふふふ…」
「ガバメントが…ベレッタが…UZIが…ガハハハ…モーゼルが…ワルサーが…ぐひひ…トカレフが…みんな俺のものだ!!!!」 - NEW OVAシリーズ『視聴率90%』より。テレビ局に出演者を人質に立てこもった犯人に渡す身代金をスタジオ内のファンを用いてばら撒いて特車2課の人員が回収してる際のセリフ。彼らしいセリフではあるが、その金は他人のものであり、言動はもはや警察官のものではない。そのお陰で直後に突入した機動隊から他の特車2課の面々共々犯人扱いされてしまった。
- 太田「どっちにしろなんだな?ここでブワァーッって事件が起きれば、飯代がどうってことはなくなるんだがな?」
後藤「おいおい!」
太田「冗談ですよ冗談…」
後藤「すみません、冗談だそうですから、安心して下さい…」 - TV版第24話『さらば香貫花』より。成田空港にて香貫花を見送った後、空港内のレストランにおける太田と後藤の会話。警察官としては場をわきまえない、あまりにも不謹慎な会話である。冗談だと聞いて後藤が不安がる他の客とウェイトレス等に慌ててフォローを入れるが、はっきり言って安心できず、フォローにすらなっていない。時を同じくして香貫花も検察官に対して、場をわきまえない不謹慎な会話をしているので、どっちもどっちな気がするが。
- 「言いたいのは…それだけかぁー!!」
- TV版第41話『テロリストを救え』より。羽田ニュースカイホテルにて執り行われる予定だったバビロンプロジェクト会議を妨害するためにホテルに忍び込んだテロリスト、大神、八木の二名が、持っていた爆弾を誤って爆発させた結果、ホテルのスカイラウンジが崩落の危機に瀕してしまう。しかもホテル正面の道路の地下には羽田空港への燃料パイプが埋め込まれていることが発覚し、ラウンジが落下すれば大参事を引き起こすという事態に…第二小隊はイングラムのワイヤーをラウンジの鉄骨に巻き付けて崩落を防いでいる内にテロリストを救助しようとするが、テロリスト二名(特に大神)は第二小隊の説得に耳を貸さず、それどころか説得にあたった太田を挑発するという暴挙に…激怒した太田は上記の台詞を吐いた後、巻き付けていた2号機のワイヤーを緩めてあわやラウンジ崩壊というこれまた暴挙に…。その結果太田は第二小隊の面々から以下のように、
- 進士「何やってるんですか太田さん!!」
熊耳「太田巡査!人質がいること、忘れたの!?」
遊馬「太田ー!!地下に何が通ってるか分かっとるんだろうなぁ!?」
後藤「太田、何しとんの?」 - と、非難のフルボッコを浴びるという結果に…挑発されたとはいえ、いついかなる時でも人命尊重を貫き通さねばならないはずの警察官としてあるまじき行為である。さしもの太田も非難を浴びた結果、
- 「くそー!こんな奴らでも、助けなきゃならんとは…!」
- とぼやきつつも、再びワイヤーを引っ張って事なきを得た。
- 「あいきゃんのっとすぴーくいんぐりっしゅ!!」
- 漫画版にて。大統領警護の任務についている途中、こう叫びながら突然大統領へとリボルバーカノンの銃口を向けた。(本当はその射線の先に、大統領を狙うテロリストがいたからなのだが) この突然の凶行に遊馬も、「血迷ったか!? 津田三蔵[5]かお前は!?」と焦りながら突っ込んだ。
- 「そんなもん、ほっとけぇ!!」
- 上のセリフの続き。大統領の安全を確保しようとした野明が間違って、大統領の乗った車を海に落としてしまったときに、こう言い放った。さすがにこんな失態が許されるはずもなく、任務の後、彼は「減俸六カ月」を喰らった……。(とはいえ、しでかしてしまったことを考えれば、警察をクビになってもおかしくないのだが、後藤の手回しのおかげで、そのレベルで済んだ)ちなみに、大統領は実は影武者だったというオチがついている。
- 「おい、こらーっ!!目ぇ見開いて、しっかり見んかーー!しっかりせんか、山崎っ!!」
- 漫画版「廃棄物13号編」より。怪物に捕食された犠牲者の無惨な遺体を目の当たりにした際、後藤と熊耳以外のメンバーが失神したりトイレに駆け込んだりするなか、一人だけ平静を保っていた。
- 「平気なんじゃない!おれはな、巡査になったばかりの年に飛び降り自殺の現場に駆けつけて以来この方....なぜか、むごい遺体には数多く対面し........」
「一生涯分戻しちまった結果........」
「頭脳と胃袋を分離する術を覚えたのだ!」 - 同上。警官である以上、遺体と対面する事が多い職場だが、平静を保つコツを覚えるのはなかなか難しいと言える。
- 「東京の庭先を猛獣がうろついとるんだ。一本釣りしてでも目の前にひきずり出して、被害者のかたきをとってやるのが、おれたちの仕事だろうが!」
- 同上。日本における警察官の有り様を象徴する台詞である。
- 「いえっ!一発あれば十分ですっ!!」
- 劇場版3において、対廃棄物13号用の一発きりのウィルス弾頭を受領した後の太田の台詞。
- 野明「一発しかないんですよね」
後藤「俺だってもっと欲しいよ」 - とそれぞれ不安を漏らしたが、その不安を払拭する一言である。その言葉を有言実行した結果、廃棄物13号の口腔からウィルス弾頭を撃ち込み見事命中させる。トラブルメーカーである太田の数少ない見せ場である。
- 尚、漫画版の「廃棄物13号編」では、1号機と2号機のリボルバーカノンに一発ずつ装填され、太田の2号機は命中させるも弾頭を貫通させて一発無駄遣いしてしまい、野明の1号機が命中させていた。
番外編 [編集 | ソースを編集]
- 「ハイパーテクノロジーの急速な発展と共に、あらゆる分野に進出した、汎用人間型作業機械、レイバー…しかしそれは、『レイバー犯罪』と呼ばれる、新たな社会的脅威をも生み出すことになった…続発するレイバー犯罪に、警視庁は、本庁警備部内に特殊車輌二課を創設して、これに対抗した…通称『特車二課』、パトロール・レイバー中隊、『パトレイバー』の誕生である…」
- 『アーリーデイズ』第1話~第5話冒頭のアバンでのナレーション。厳密には太田の台詞ではなく池水通洋氏によるナレーションだが、劇場版3公開時に制作されたミニアニメ「ミニパト」第二弾「あヽ栄光の98式AV!」では太田がナレーションをしているというメタ的な表現がなされている。
- 「『レイバー』、それは、産業用に開発されたロボットの総称である…建設・土木の分野に広く普及したが、レイバーによる犯罪も急増…警視庁は特科車両二課、パトロールレイバー中隊を新設して、これに対抗した…通称『パトレイバー』の誕生である…
- テレビ版第1話~第12話、第35話~第47話及び新OVA版冒頭のアバンでのナレーション。シンプルな表現に変わった。『アーリーデイズ』に引き続き、池水氏がナレーションを担当している。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
実は作中で乗り込んだ機体の種類は、1回のみも含めて全キャラクター中一番多い。特に教習機には全種類乗り込んでいる。
- AV-98イングラム
- 2号機フォワード(操縦担当で実質パイロット)。頭部が1号機と異なっている他、太田の戦法に合わせてパワー戦を得意としている。一方で無茶な突撃で破損する事も多い。
- アスカ96式MPL
- 民生機のアスカ95式の装甲を強化した機体で初代パトレイバー。テレビ版第1話で第1小隊からのお下がりを使用していたが既に旧式であり、最新のレイバーには太刀打ち出来なかった。
- アスカ95式
- 後期OVA版で記憶喪失になった時に使用し、人命救助を行った。
- AV-98Tドーファン
- イングラムの試作機を流用して作られた教習機。テレビ版2話で使用。
- MPL97AV-T教習用レイバー
- アーリーデイズでの教習機で、6話でガトリング銃を装備して使用。しかし、整備状態が良くなく教習所を出た所で頭部を失い、更にガトリング銃を発砲した反動で自壊してしまっている。
- AVS-98Mk-II イングラム・スタンダード
- テレビ版39話にて搭乗。この機体に対して今一つ良い印象を抱かなかった野明とは異なり、本機の性能を絶賛していた。
- レーア
- 劇場版2に登場したヴァリアントの教習機仕様。訓練生に射撃の手本を見せている。
余談[編集 | ソースを編集]
- 本編より十数年後の時代が舞台となる実写版『The Next Generation -パトレイバー-』では、劇場版第2作の後、警察を退職して後藤、進士幹泰の二人と共に警備会社を立ち上げたものの、後藤の放蕩経営が祟った結果、一年もせずに会社は倒産。その後、日頃の性格が災いしてか、無職になった事で荒れたのか暴力事件を起こしてしまい、実刑判決を受けて刑務所に収監されてしまう顛末となっている。
- かつては警察官だったとは思えない落ちぶれ様は物悲しさを感じさせるが、ファンの間では「とうとうやってしまったか」と納得してしまう者も少なくない模様。
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ 融通が利かないのはこの性格に加え、他のメンバーと違って正規の警察教育を受けているというプライドも起因している。
- ↑ 警察の職務は敵を殺せば解決という単純思考が通用しないので、相手の行動力を奪おうとするこの狙いは警察官としては非常に正しい。
- ↑ もしも本当にノーコンなら、誤って人が乗っているコクピットを撃ってしまう危険性が生じる。ただし『アーリーデイズ』序盤では、射撃が本当にノーコンと設定されていたらしく、第1話で発砲した弾丸は全てレイバーを逸れて後方のパトカー隊に命中している。またアーリーデイズ4話冒頭では(銃を所持していたとは言え)レイバーに乗ってもいない生身の立て篭り犯に向かってリボルバーカノンを威嚇射撃するという暴挙に出たこともある。
- ↑ このゲームでは、各シナリオのラストに翌日の新聞としてマスコミ視点からの各エピソードの世間からの評価を見ることができるが、この話の新聞には「臨時で『歩く火薬庫』が 教官に不安要素を残す卒業生」と言う見出しで記事が載っていた。
- ↑ 訪日中のロシア皇太子ニコライ(後のロシア皇帝ニコライ2世)にサーベルで襲い掛かり負傷させた、いわゆる大津事件を起こした警官。詳細は各自検索していただきたい。