「ルイーズ・テレサ・キャムフォード」の版間の差分
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**しかし、第2次大陸間戦争(第2次暗黒大陸戦争)末期、ネオゼネバス帝国の再興と中央大陸への侵攻が行われると事態は一変、旧ゼネバス国民は挙ってネオゼネバスを支持。旧ゼネバス国民にとって'''融和政策は民族浄化・同化政策と同義であり'''、自らの政策が彼らの心情を全く考えない自己満足であったと痛感する。そして同時に、旧ゼネバス国民が愛する故国と民族の尊厳を奪った'''共和国を心の底から憎んでいた'''事を知る。 | **しかし、第2次大陸間戦争(第2次暗黒大陸戦争)末期、ネオゼネバス帝国の再興と中央大陸への侵攻が行われると事態は一変、旧ゼネバス国民は挙ってネオゼネバスを支持。旧ゼネバス国民にとって'''融和政策は民族浄化・同化政策と同義であり'''、自らの政策が彼らの心情を全く考えない自己満足であったと痛感する。そして同時に、旧ゼネバス国民が愛する故国と民族の尊厳を奪った'''共和国を心の底から憎んでいた'''事を知る。 | ||
**同時にエレナ姫と同一人物と断定され、'''自らの出自・民族籍を偽っていた'''事も判明する(読者に対してであり作中登場人物には判明していない)。結局、国民の融和を訴える大統領自身が、今の立場になる為に自らの出自を蔑み、多数派に媚び国民を欺いていた事になる。 | **同時にエレナ姫と同一人物と断定され、'''自らの出自・民族籍を偽っていた'''事も判明する(読者に対してであり作中登場人物には判明していない)。結局、国民の融和を訴える大統領自身が、今の立場になる為に自らの出自を蔑み、多数派に媚び国民を欺いていた事になる。 | ||
− | ** | + | **これにより、ルイーズ大統領の心は完全に折れてしまい、一時は自らの出自を明かしプロイツェンとその息子ヴォルフと共同統治者になろうと考えに至るほどになる。しかし、今更国民が納得しないと理解し首都脱出を図る。セイバリオンの余白部分のコンテナに潜み脱出を試みるも、脱出後にコンテナ部分のハッチが開いてしまっていた事が判明し、新型ゾイドの設計図を残し消息を絶った(公式には敵の追撃でコンテナ部分を損傷しハッチが開いた'''不慮の事故'''と言う事になっているが、大統領の心情を察するに或いは…)。 |
***誤解なきように言うが、ルイーズ大統領が国民の和解と融和を望んでいたのは紛れもない事実である。前職の大統領で叔父であり育ての親であるヘリック2世も、その出自・経験が活かされ良き政治家になると期待していた。しかし、ヘリック2世も若き日に激しい民族差別を経験し、何より弟ゼネバスを追放した多民族派の議会と議員たちを憎み軽蔑していた。故に、彼らがゼネバスの娘など納得しないと理解してしたからこそ、彼女の出自を偽り自らの後継者にしたのである。だが、多数派民族の叔父に育てられ(王族→ガイロス帝国客分=人質→事実上の大統領令嬢と)何不自由ない生活をした事で、本当に救おうとしていた旧ゼネバス国民の考え心情を知る事ができなかったのは悲劇と言えるだろう。 | ***誤解なきように言うが、ルイーズ大統領が国民の和解と融和を望んでいたのは紛れもない事実である。前職の大統領で叔父であり育ての親であるヘリック2世も、その出自・経験が活かされ良き政治家になると期待していた。しかし、ヘリック2世も若き日に激しい民族差別を経験し、何より弟ゼネバスを追放した多民族派の議会と議員たちを憎み軽蔑していた。故に、彼らがゼネバスの娘など納得しないと理解してしたからこそ、彼女の出自を偽り自らの後継者にしたのである。だが、多数派民族の叔父に育てられ(王族→ガイロス帝国客分=人質→事実上の大統領令嬢と)何不自由ない生活をした事で、本当に救おうとしていた旧ゼネバス国民の考え心情を知る事ができなかったのは悲劇と言えるだろう。 | ||
*実は、ヘリック共和国に'''選挙を行った形跡がない'''と言う衝撃の事実がある。ルイーズ大統領の出自を考えると説得力がある。 | *実は、ヘリック共和国に'''選挙を行った形跡がない'''と言う衝撃の事実がある。ルイーズ大統領の出自を考えると説得力がある。 |
2022年7月24日 (日) 11:30時点における版
ルイーズ・テレサ・キャムフォード | |
---|---|
登場作品 | |
声優 | 高島雅羅 |
デザイン |
上山道郎(原案) 坂崎忠(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Operation Extend |
SRWでの分類 | NPC |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 惑星Zi人 |
性別 | 女 |
所属 | ヘリック共和国 |
役職 | 大統領 |
ルイーズ・テレサ・キャムフォードは『ゾイド -ZOIDS-』の登場人物。
概要
ヘリック共和国の大統領。前大統領だった亡き夫の後を継ぎ、共和国の平和のために苦心している。
共和国軍人であるロブ・ハーマンは実の息子だが、ハーマンが大統領の息子として特別視されることを嫌っているため、彼女も公的な場では大統領と一軍人として接している。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初登場作品。原作同様の役回りで、惑星Ziのトップの一人としてコネクト・フォースに協力する。
人間関係
- ロブ・ハーマン
- 実子。
- ドクター・ディ
- ルイーズのことを幼少期から知っている。
- ギュンター・プロイツェン
- ニューヘリックシティを攻撃された際には彼から無条件降伏を迫られる。
- ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世
- 彼の即位後は両国の関係も良好になり、国の代表として会談に臨むことが多い。
他作品との人間関係
搭乗機体
- ディバイソン
- 第48話にて搭乗。しかし、厳密に言えば彼女はヒルツによって拘束され、手足を縛られたままアンビエントに乗っ取られたディバイソンのコクピットに幽閉されているので、彼女自身は操縦していない。
- ハンマーヘッド(大統領専用機)
- 白いカラーリングを施された大統領の移動執務室的役割を持った専用機。そのためか通常機よりやや大型となっている。
余談
- 公式ファンブック掲載のバトルストーリーではミドルネームが異なり、ルイーズ・エレナ・キャムフォードの名で登場している。また、設定もアニメとは少々異なっている。ちなみにこちらでは、ヘリック2世大統領の異母弟である皇帝ゼネバスの娘エレナ姫その人であり、同じくゼネバス皇帝の忘れ形見であるギュンター・プロイツェンと血縁関係にあり、ルイーズにとって奇しくも先の大戦時の元首同様に異母弟にあたる。
- バトストでは、復興を後回しにして軍備増強を図る帝国に対し、先の大戦からの戦後復興と国力回復にいそしみ、対立が激しい東西民族(旧ゼネバス国民と共和国民)間の融和に努めるなど、当初は理想的な国家元首と描写されていた。
- しかし、第2次大陸間戦争(第2次暗黒大陸戦争)末期、ネオゼネバス帝国の再興と中央大陸への侵攻が行われると事態は一変、旧ゼネバス国民は挙ってネオゼネバスを支持。旧ゼネバス国民にとって融和政策は民族浄化・同化政策と同義であり、自らの政策が彼らの心情を全く考えない自己満足であったと痛感する。そして同時に、旧ゼネバス国民が愛する故国と民族の尊厳を奪った共和国を心の底から憎んでいた事を知る。
- 同時にエレナ姫と同一人物と断定され、自らの出自・民族籍を偽っていた事も判明する(読者に対してであり作中登場人物には判明していない)。結局、国民の融和を訴える大統領自身が、今の立場になる為に自らの出自を蔑み、多数派に媚び国民を欺いていた事になる。
- これにより、ルイーズ大統領の心は完全に折れてしまい、一時は自らの出自を明かしプロイツェンとその息子ヴォルフと共同統治者になろうと考えに至るほどになる。しかし、今更国民が納得しないと理解し首都脱出を図る。セイバリオンの余白部分のコンテナに潜み脱出を試みるも、脱出後にコンテナ部分のハッチが開いてしまっていた事が判明し、新型ゾイドの設計図を残し消息を絶った(公式には敵の追撃でコンテナ部分を損傷しハッチが開いた不慮の事故と言う事になっているが、大統領の心情を察するに或いは…)。
- 誤解なきように言うが、ルイーズ大統領が国民の和解と融和を望んでいたのは紛れもない事実である。前職の大統領で叔父であり育ての親であるヘリック2世も、その出自・経験が活かされ良き政治家になると期待していた。しかし、ヘリック2世も若き日に激しい民族差別を経験し、何より弟ゼネバスを追放した多民族派の議会と議員たちを憎み軽蔑していた。故に、彼らがゼネバスの娘など納得しないと理解してしたからこそ、彼女の出自を偽り自らの後継者にしたのである。だが、多数派民族の叔父に育てられ(王族→ガイロス帝国客分=人質→事実上の大統領令嬢と)何不自由ない生活をした事で、本当に救おうとしていた旧ゼネバス国民の考え心情を知る事ができなかったのは悲劇と言えるだろう。
- 実は、ヘリック共和国に選挙を行った形跡がないと言う衝撃の事実がある。ルイーズ大統領の出自を考えると説得力がある。
- バトストでは「叔父から姪へ引き継いだ」TVアニメ版でも「夫から妻へと引き継いだ」と身内で大統領職を回している状態である。
- 旧バトストによると、ヘリック共和国は元々王政であり、初代国王ヘリック1世没後に王位を継承したヘリック2世が王政を廃止し共和制へと移行、自ら初代大統領となった経緯がある。つまり、議会改革や市民革命によって共和制になったのではなく「上からの押し付け=権力者の自己満足」で共和制になった為、王政気質が抜けていない(共和制の仮面をかぶった君主制)。当然、上層部がそんな具合である為、国民も王政気分が抜けずムーロア(ヘリック王家)こそ支配者と思想が強く、結果ヘリック共和国の滅亡(西方大陸への亡命政権)へとつながる。
- TVアニメ版でもその設定が残っているかは不明である。