「ドバ・アジバ」の版間の差分
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*劇場版プロモーション企画『明るいイデオン』の一環として、『[[無敵鋼人ダイターン3]]』のOP曲「カムヒア! ダイターン3」を本作のキャラでパロディ化した『アジバ3』なるMAD作品が、日本サンライズ(現・サンライズ)の公式スタッフの手で作られている。 | *劇場版プロモーション企画『明るいイデオン』の一環として、『[[無敵鋼人ダイターン3]]』のOP曲「カムヒア! ダイターン3」を本作のキャラでパロディ化した『アジバ3』なるMAD作品が、日本サンライズ(現・サンライズ)の公式スタッフの手で作られている。 | ||
**赤いタキシードに身を包む[[破嵐万丈|万丈]]役のドバ総司令をはじめ、[[ビューティフル・タチバナ|ビューティ]]=ハルル、[[三条レイカ|レイカ]]=ギンドロ、[[コロス]]=カララ、[[ドン・ザウサー]]=べス、[[ダイターン3]]=イデオンといった布陣で描かれるOPは爆笑必至の完成度を誇り、現在でも『YouTube』などの動画サイトで鑑賞する事が可能である。 | **赤いタキシードに身を包む[[破嵐万丈|万丈]]役のドバ総司令をはじめ、[[ビューティフル・タチバナ|ビューティ]]=ハルル、[[三条レイカ|レイカ]]=ギンドロ、[[コロス]]=カララ、[[ドン・ザウサー]]=べス、[[ダイターン3]]=イデオンといった布陣で描かれるOPは爆笑必至の完成度を誇り、現在でも『YouTube』などの動画サイトで鑑賞する事が可能である。 | ||
+ | ***ちなみにオリジナルの方にある「万丈が鉄格子を素手で破壊するシーン」では、ドバは'''破壊できずにそのまま宇宙の果てに消えていく'''。流石に万丈ほど人間離れはしていなかったようだ。 | ||
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2018年12月26日 (水) 02:39時点における版
ドバ・アジバ | |
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外国語表記 | Doba Ajiba |
登場作品 | 伝説巨神イデオン |
声優 | 石森達幸 |
デザイン | 湖川友謙 |
SRWでの分類 |
パイロット ラストボス |
プロフィール | |
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種族 | バッフ・クラン人 |
性別 | 男 |
所属 | バッフ・クラン宇宙軍 |
役職 | 総司令 |
軍階級 | ハングの位 |
ドバ・アジバは『伝説巨神イデオン』の登場人物。
概要
バッフ・クラン宇宙軍総司令にして、ハルル&カララ姉妹の実父。サムライの最高位「ハング」の称号を持つ武人である。大帝ズオウ・バビエル・ガンテが掌握する現政権を打破するべく、「イデ」の力とイデオンを手中に収めんとする。
TV版最終回においてはカララとの再会に至るも、彼女が異星人であるベスの子を宿していた事に激怒。イデの期待を裏切ってソロシップの殲滅を命じたため、最終的なイデの発動を招いた。劇場版の最後では停戦を求める自軍の兵士を一蹴し、射殺された。
劇中では「人の業」を体現するキャラクターとして描かれ、イデも彼を「敵」として示していた。TV版では僅か3話分の登場に留まったが、彼のキャラクター性は劇場版でより深く掘り下げられる事となる。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。最終決戦となる対バッフ・クランルート「発動」ではイデEDラストボスとなる。自軍の主要キャラとの戦闘前会話が多数用意されており、一個人の感情で戦火を拡大させた愚行を徹底的に批難される。敵キャラとしてはDVEも多めである。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
原作最終ボスの能力が高いのは今に始まった事ではないが、ドバはその中でも別格の打たれ強さを誇る。格闘・回避が低い以外はケイサル・エフェスに次ぐトップクラスの能力を誇る。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
人間関係
- ハルル・アジバ
- 長女。己と同格である「ハング」の称号を得るにまで至った女傑。周囲にも自慢の後継ぎと豪語はしていたものの、心の底では彼女が『男』ではなく『女』である事に常日頃から落胆しており、その事にどうしようもない悔しさを覚えていた。
- なお、富野監督も当初はハルルのモデルである自身の長女のアカリが男の子ではない事に複雑な思いを抱いていたが、著書『「ガンダム」の家族論』にて、『長女が十歳ぐらいになったころには「自分の子供が男の子でなくてよかった」と思うようになった。』と供述している事から、現在では自分の子供が娘であった事実を受け入れられるようになった事が伺える。
- カララ・アジバ
- 次女。女傑であるハルルと違って、こちらはおしとやかな女性として育てた。ロゴ・ダウの異星人と契りを交わした彼女を憎悪の対象と見做す一方で、娘を「寝取られた」父親としての私怨をも露わにしていた。
- 漫画版では「どこへなりと行ってしまえ」と完全に縁を切ってしまったが、結果発動篇のカタストロフへの流れがぶった切られることに。
- ギンドロ・ジンム
- オーメ財団代表の貴族で旧知の仲。打倒ズオウ大帝の旗印の下、ドバと協力体制をとる。
- ズオウ・バビエル・ガンテ
- 政敵であるバッフ・クラン最高権力者。SRWでは名称のみ登場。
他作品との人間関係
名台詞
- 「人の業か……ふふ……」
- 「全艦で追跡しろ! 宇宙の果ての果てまで追いかけてでも、ロゴ・ダウの異星人の艦を、たたけ!」
- TV版の最終話で、離脱するソロシップに対する追撃命令。この言葉を聞き、遂にイデは人類を見限る。そして……。第3次αではDVEとなっている。
- 「よ…よく…撃ってくれた。これでアジバ家の血を汚さずに済むと…。即死させたのが肉親の情けというもの。よくやったハルル…」
- 「発動篇」で、ハルルがカララを殺してきたことを聞いて。妹殺しを告白したハルルが期待していた言葉ではなかったが、ドバにしてもこう答えるのが精一杯だったとも見える。
- 「おお、取ってもらおう! 私はお前を女として育てた覚えはないッ!」
- 上のセリフの少し後。「同じ女としてカララが憎かった」とハルルの垣間見せた女としての弱みには無言で背を向け、「ソロシップを殲滅するために戦いの指揮は取る」とサムライとしての言葉には絞り出すようにこう答えた。
- この会話の冒頭でも「女らしい、良い部屋だな?」と発言しており、ハルルが女であることを思い知らずにいられなかったのだろう。
- なお、余談でもあるようにこれらドバとハルルのやり取りは、未来の自分と長女との対話のシュミレーションである事が明らかになっている。
- 「分かるか、俗物。私はそれほど傲慢ではないよ。だから、私の恨みと怒りと悲しみをロゴ・ダウの異星人にぶつけさせてもらう! ハルルが男だったらという悔しみ、カララが異星人の男に寝取られた悔しみ…。こ…この父親の悔しみを、誰が分かってくれるか! 何としても、ロゴ・ダウの船と巨神を、ガンド・ロワの射線上におびき出せッ!」
- バイラル・ジンの1/3を吹き飛ばされてパニックになり、「地球に帰せ」「自分がバッフ・クラン軍の全てを動かしているつもりか」と喚くギンドロ・ジンムを射殺。その後ギンドロに答えつつも、亡き娘2人に抱いていた「父親の悔しみ」を爆発させ、涙ながらに最後の総攻撃を指示する。
- その前には「知的生物に足りないのは己の業を越えられないこと」と呟いており、「傲慢ではない」とは「だからと言って自分が業を乗り越えられるような人間ではない」という意味の方が強い。
- なお己の業として「欲、憎しみ、血への拘り」を挙げたが、第3次αでは「知恵の拘り」とミス変換してしまっている。
- 「巨神は我らを生き延びさせてはくれん…見よ!巨神は真っ直ぐこのブリッジに向かっている。その訳が分かるか?」
「バッフ・クランとしての、業を持った男が、この私だからだ!!」 - 戦意を半ば喪失したバイラル・ジンのブリッジクルーを無視し、ガンド・ロワ第二射を指示するドバ。反乱も同然の勢いで食って掛かられるがそれも気に留めず、イデから逃れる術はもはやないと言い放った。
- 「もう後戻りは出来ん。イデは発動した!」
- 最終局面にて。「(ドバがバッフ・クランの業ならば)殺させてもらいます」とクルーに銃口を向けられてのセリフ。直後に四方八方から銃撃されドバは死亡、ドバを殺したクルーらもイデオンの拳でブリッジを貫通されて全滅した。
- 第3次αではイベント戦闘の撃墜台詞だが、実はイデオンソードで撃墜されると必ずこれが出る。
迷台詞
- 「おまえのような娘はもう知らん」
「その男とどこへなりとも行くがいいっ!」 - 漫画版のラストにて。発動篇への流れをぶった切った無茶苦茶な展開だったが、まがりなりにもイデの発動を食い止めたことは評価していいかもしれない。
搭乗機体
- バイラル・ジン
- バッフ・クラン宇宙軍旗艦。
余談
- ドバは『伝説巨神イデオン』の総監督である富野喜幸(現:由悠季)氏自身の立場を色濃く反映したキャラクターでもあり、富野氏もドバと同じように2人の娘(長女は演劇集団 円文芸/演出の富野アカリ、次女は振付家の富野幸緒)がいる。放送当時は2人ともまだ小さかったので「もし二人の娘がハルルやカララのように育ったら、どんな気持ちになるだろう」という娘を持つ父親としての気持ちをシミュレートしながら、ドバのドラマを構築していったと言う。その結果、ドバというキャラクターに父親としてのリアリティを持たせる事に成功し、富野氏もこのシミュレーションを経験した事で「子供というのは親が思っているようには育たない」と前もって覚悟する事が出来たと語っている。
- 劇場版プロモーション企画『明るいイデオン』の一環として、『無敵鋼人ダイターン3』のOP曲「カムヒア! ダイターン3」を本作のキャラでパロディ化した『アジバ3』なるMAD作品が、日本サンライズ(現・サンライズ)の公式スタッフの手で作られている。