「真道トモル」の版間の差分
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2017年8月14日 (月) 20:52時点における版
真道トモル | |
---|---|
読み | しんどう トモル |
外国語表記 | Tomoru Shindou |
登場作品 | デトネイター・オーガン |
声優 | 山寺宏一 |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 17歳 |
所属 | 民間人 |
概要
『デトネイター・オーガン』の主人公。
23世紀の地球の都市「CITY-NO.5」に在住。20世紀を古き良き時代と感じる、懐古趣味的な面がある(博物館で20世紀の機械を見たり、ドイツ空軍の軍服を着用するなど)。
将来の目標を見出せず、P・A・S・F・Uのバーチャルリアリティの世界で遊ぶ中、オーガンの呼びかけを受ける。その後イバリューダーの襲撃に巻き込まれ、神先未知を守れない自分の無力さを感じ、「守る力がほしい」と望み、オーガンと合身(リンク)。一旦はイバリューダーを退けた。
その後、力と同時に受け継いだ彼の記憶(イバリューダーとして破壊活動に赴いていた頃)に恐怖し、一旦はリンクを拒否していたが、美剣陽子の「守るべき対象が見つかった時が戦いの時」という言葉を受け、考えを模索する。やがて、なにかと自分を気遣ってくれた未知と相思相愛になり、彼女と地球を守るため戦うことを決意する。だが、度重なるオーガンとのリンクは肉体に極度の負荷を与えており、その生涯はわずか35歳で閉じられることとなった。3世紀後を描いたエンディングでは、彼のコーナーが博物館に存在している(これを見ていた少年・マモルはトモルの子孫である)。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 初登場作品。第2部地上ルート「VIRGIN FLASH」で初顔見せ。オーガンとしての登場は39話「鉄騎士再誕」、41話「想いと力、その向かう先」クリア時に正式参戦する。シナリオデモで戦いを拒否する姿勢を見せているため勘違いしがちだが、41話のインターミッションでちゃんと養成と機体改造による強化ができるため、これを忘れるとラング戦が厳しい。
- 能力的にはアーキオーガンを全ての面で上回っているが、特殊技能が貧弱な上「加速」が無くなっているため、移動力不足に悩まされることになる。サイズ差にも悩まされることになるので、割合早めに覚える「覚醒」による手数の増加でフォローしたい。
- 原作ではオーガンと合体しているリンク中、アーキオーガンとトモルの意志が完全に融合して、2人の自我のすべてが地球製オーガン1つの意志として出るが、Wでは倒れたオーガンの記憶を受け継いだだけの(あくまでも)トモル、となっている。[1]この、分離時だけ『彼』と呼ぶ、アーキオーガンは斃れているが、合体時には完全に生きている自分となる、というのはWでは完璧には再現されなかったことになる。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
全体的に能力は高く、アーキオーガンに比べると全ての能力が10、SPが5高い。トモルの能力が増加分だと考えるべきか? なお、オリジナルやオマージュのテッカマン軍団同様、最強武器が射撃なのに格闘が高い、というミスマッチまで同じ。使命感があるからか性格は「強気」。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- オーガン
- 自らを継ぐ者に選ばれる。後に彼と共通の先祖(シグナライト号の乗員)を持つことが判明する。
- 神先未知
- 守るべき存在になる。彼女本人は気づいていないが、通学に使うバスで何回か乗り合わせており、顔を知っていた。トモルと同様に先祖がシグナライト号の乗員(=リーブの先祖)であるという共通点が後に判明する。
- 美剣陽子
- 始めてオーガンにリンクした時、彼女を助ける。後に、そのお礼にとキスをされ、「何か守るものができたら、それが戦うときだ」と助言を受ける。
- ノック
- 同じキャンパスで学ぶ親友。
- リーブ
- オーガンがもう1人のトモルなら、彼女はもう1人の未知。オーガンの裏切りの理由を知った彼女は身を呈して地球を守る。その行動はトモルに愛する者を守る勇気と、その尊さを教えることになる。
他作品との人間関係
名台詞
- 「これは、由緒正しいルフトバッフェの制服だ。20世紀の戦士のコスチュームさ!お前にゃわからんよ」
- 第1話、ファーストフードショップ「MAHOROBA」にて、友人のノックに、自身の懐古趣味、特に愛用しているドイツ空軍の制服を指摘された時に。なお、実際にはルフトバッフェは制式ジャケットを定めておらず、パイロットは私費で購入した思い思いのジャケットを着ていた。トモルが着ているのは、エーリヒ・ハルトマンと同じもの。占領下のパリで購入したオートバイ用のライディングジャケットだったという。(トモルのはそれを再現したもの。ドラマCDで特注しているシーンがある)
- 「すげえ!! ジャガーEタイプ、1962年製だ!」
- 未知が乗っていた車の車種を見て。直前に、この車と生身で衝突しそうになったのに、彼の懐古趣味が顕著になった場面でもある。実際は、未知がビルベルヴィントに作らせたレプリカであり、外観以外は23世紀の車と同一仕様である。
- 「無力だ…何故俺はこんなにも無力なんだ…」
「力が欲しい…せめて、この人を守れるだけの…力があれば…」 - 原作第1話にてエイドの襲撃を受け、気絶した未知と共にビルの中に閉じ込められて。何とか脱出を試みるも力及ばず、自分の無力さを痛感し守るための力を望む。この強い思いがオーガンを呼び寄せた。
- 「ここはお前たちの来る所じゃない! 出て行けえええ!!!」
- エイドIIに向けて言い放った台詞。Wではエイド・エイドIIらイバリューダー勢との戦闘時のほか、ラダム獣や異星人テッカマンらラダム勢力の敵との戦闘時にもこの台詞を喋る。
- 「悪魔め! 許さん!!」
- ラングと対峙したときの台詞。その後自分の意思でオーガンとリンクし、戦いに望んだ。こちらの台詞もWにてイバリューダー勢のみならずラダム勢の敵に対しても喋る。
- 「俺は、死にに行くんじゃない。君やみんなが安心して暮らせる世界を作りに行くんだ」
- 「教えてやるぞ、慈愛の心が力になることを。そして人のみが持つ、無限の可能性を!」
- 最終決戦において慈愛の心を下らないと断じるゾアに対して。後半のセリフは大張作品のテーマでもある。
スパロボシリーズでの名台詞
- 「ラング、あなたが相手であろうと……!」
「この星には、我々イバリューダーが失ってしまったものがあるんだ、ラング!」
「守るべきものがないあなたにはわからない……この星には守るに値するものがあるのだ」 - ラングとの戦闘台詞。上記のオメガとの戦闘前会話同様、語っているのは「オーガンの記憶を持ったトモル」となっている。
- 「もう一度、見せてくれ! 俺を導いてくれた心を!」
- 「燃え尽きる生命」にて、Dボゥイへの呼びかけ。内容からするに、やはりアーキオーガンの記憶を己のものとして認識しているらしい。
- 「それだけではない! 俺はイバリューダーの忘れた人間の心を思い出した!」
「ラダム! シグナライト号の人々の運命を捻じ曲げたお前達を俺は許さない! イバリューダーとしてではなく一人の人間としてお前を倒す!!」 - ラダムの総司令、テッカマンオメガとの戦闘前の台詞。オーガンの意識が優先されていたOVA本編とは異なり、トモルの意識がオーガンの記憶とリンクしているので、このセリフは「イバリューダーのデトネイター・オーガンとしての自己認識を持つトモル」という立ち位置になっている。
- 「違う! Dボゥイさんのお父さんが望んだのはそんなことじゃない! そして俺は……! オーガンは……!」
- 52話「歪んだ太陽」のIMにて、夢の中でゾアから呼びかけられて。未知の意志によって救われた原作とは異なり、Dボゥイの生き様から学んだ断固たる意志でゾアを拒絶する。
- 「ゾア! これが俺達の力!! 人間の心の力だああああああっ!!」
- 第53話「朝をよぶ者達」最終局面、偽りの太陽を文字通り光にしたジェネシックガオガイガーに続き、トモル=オーガンは自らの最終兵器である「グランドクルスアタック」で反物質砲を放とうとするゾーマに決死の攻撃を放つ。その果てに待っていたのは、イバリューダーの敗北と新たなる旅立ちだった……。
- 「わかってる、未知! …こいつは初めて知った感情に戸惑っているんだ! だから、俺が止める! 心を知ったイバリューダーである、この戦士オーガンが!!」
- インファレンスと戦闘前の台詞。ソリッドアーマーに宿るオリジナルの意志と完全に同調し、イバリューダー最強の「勇者」が知の記録者に挑みかかる。
搭乗機体
脚注
- ↑ 例を挙げると 原作での合体中「オーガン=俺の名。」→Wでの合体中「俺は彼と共に戦う!」――。一見 分かりにくいが、原作ではけっこう明確で、戦闘時には正に自分自身であるオーガンを『彼』とは一切言わない。Wでは戦闘セリフで(分離時の原作セリフが戦闘セリフに入っているため)自分であるはずのオーガンを『彼』と言ってしまっている。