「ズ・ザンバジル」の版間の差分
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2019年1月7日 (月) 15:01時点における版
ズ・ザンバジル | |
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外国語表記 | Zu Zambajil |
登場作品 | 超電磁マシーン ボルテスV |
声優 | 寺島幹夫 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α |
プロフィール | |
---|---|
種族 | ボアザン星人 |
性別 | 男 |
所属 | ボアザン帝国 |
称号 | 皇帝 |
ズ・ザンバジルは『超電磁マシーン ボルテスV』の登場人物。
概要
ボアザン帝国皇帝。ボアザン貴族社会の腐敗の象徴で、労奴の辛苦とは裏腹に黄金城で贅沢な生活を送り、さらなる労働力の獲得の為に他の星へと侵略を始め、自身の身を脅かす邪魔な存在であったプリンス・ハイネルを戦死させるのを望んで前線の司令官へと追いやっている。
先帝の妾腹の子として生まれた為、従兄弟のラ・ゴールよりも継承順位が低く、周囲から白い目を向けられて生きてきた。それが周囲に対する深い怨念と晴れる事の無い鬱屈した性格を形成する事となった。最も優位な継承権を持つラ・ゴールには角が無い事実を知った彼は戴冠式の際にそれを公表することによりラ・ゴールを追い落とし、ボアザン皇帝に即位した。
この様にズ・ザンバジルは悪知恵がよく働くが、所詮は「堕落した俗物」に過ぎなかった。また、皇帝という地位に反してその器量は小さく、最終話ではボルテスVと労奴の蜂起により、自身を頂点としたボアザン帝国の貴族社会が崩されていくのを成す術も無く震えながら見ているだけであった。
そして、最期には精神が崩壊した状態で持てるだけの財宝を抱えて脱出を図るも逃げられず、ハイネルに全ての罪を着せようとしたが、その不様過ぎる醜態に激怒したハイネルに「蛆虫」と唾棄された挙句、殺害された。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 名前のみの登場。ラオデキヤの第7艦隊によってボアザン星が制圧された際、己の保身の為にハイネルをバルマーに売り渡した事が語られており、この時点で既にハイネルやカザリーン達からは疑念を抱かれている。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 今作でも名前のみ。ダリウス大帝やオルバン大元帥らと手を組み、部下であるド・ベルガンを派遣する等の暗躍をしている。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 本作で本格的な初登場となった。NPCとして登場。
- 女帝ジャネラと手を組んでαナンバーズに対抗するが、最終的にジャネラに見捨てられ、エリカに結婚を迫ってあっさり拒否されるなど原作同様の小物扱いだが、「半狂乱になりながらもハイネルの命を狙い、彼を庇ったカザリーンを射殺する」等、最期の最期まで許されない悪行を犯している。最終的には原作同様にハイネルの手で討たれる末路を迎えた。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ゼロを客将として迎え入れ共謀するも、結局は彼の良い様に利用されたに過ぎず、土壇場で見捨てられるハメに。
- 最後はザンタルに積んだ素粒子爆弾での相打ちを図ったが、ハイネルに阻止された。
人間関係
- ラ・ゴール
- 従兄弟。彼が生まれつき角が無い事実を知り、その事実を公表して彼を失脚させ、本来ならばラ・ゴールが継ぐはずだったボアザンの帝位を継ぐ。
- プリンス・ハイネル
- 血縁にあたるが、ラ・ゴールの子である故にわざと前線に送ってその戦死を望んだ。最後は彼に殺害される。
- グルル
- 配下の将軍。
- ド・ベルガン
- 配下の将軍。
他作品との人間関係
- 女帝ジャネラ
- 『第3次α』での同盟者。しかし、最後は彼女に見捨てられる。
- エリカ
- 『第3次α』にて捕虜とした際に求婚するが、無論拒否された。
- ゼロ
- 『CC』では客将として迎え入れるが、体よく利用されただけであった。
名台詞
- 「グルル、そちはボアザン最高の将軍よ。奴らをひねり潰した暁にはボアザンの半分をやるぞ」
- 第39話「ボアザン星の大攻防戦」より。ソーラーファルコンに猛攻を仕掛け、有利に戦いを進めるグルルへの賞賛。「ボアザンの半分」は流石に大袈裟であろうが、この時点ではまだ余裕の有る状況である。
- 「そ、そうだ! ハイネルだ! 悪いのはハイネルだ! 地球征服の作戦も全てあのハイネルがやった事だ! あのハイネルだ!」
「殺すならハイネルを殺せ!」 - 最終話「崩れゆく邪悪の塔!!」より。遂にボルテスチームや労奴解放軍によって追いつめられ、自分と同じ場所にいたハイネルを見つけた際の責任転嫁の台詞。そんな姿に激怒したハイネルは、彼を殺害したのであった。
余談
- SRWでは名前が混同されがちな宇宙巡洋艦とは特別な関係は無いが、『機動警察パトレイバーシリーズ』の原作者であるゆうきまさみ氏は1980年代に自作パロディ漫画内で「ザンジバルで逃げるザンバジル」というネタを披露していた。
- 更に余談だが、この作品におけるハイネルは男装の麗人という設定である。