「ヤミノリウスIII世」の版間の差分

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[[地球]]を[[大魔界]]へと変える為に[[魔王ゴクアーク|暗黒魔王ゴクアーク]]が送り込んだ自称『大魔界一の魔導士』。彼自身も[[魔界獣]]の一種である。大魔界のエリート一族出身だがゴクアーク曰く「落ちこぼれ」。
 
[[地球]]を[[大魔界]]へと変える為に[[魔王ゴクアーク|暗黒魔王ゴクアーク]]が送り込んだ自称『大魔界一の魔導士』。彼自身も[[魔界獣]]の一種である。大魔界のエリート一族出身だがゴクアーク曰く「落ちこぼれ」。
  
[[青空小学校]]の理科準備室にある骨格標本を依代としており、活動する際には理科室の備品や暗幕を取り込み実体化する。[[地球]]の清浄な空気が苦手な為、大魔界の空気を満たしたフラスコを頭から被っている。人間の食べ物も苦手だが、酒(日本酒)は大好物。ラーメン屋では味噌ラーメンも食べる気満々だった。町に潜入する時は「レーナ・ニンゲンニ」の呪文でジャーナリストの『闇野響史』に変身するが、一度だけバスガイドの『闇野りう子』に[[女装|変装]]した。
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[[青空小学校]]の理科準備室にある骨格標本を依代としており、活動する際には理科室の備品や暗幕を取り込み実体化する。[[地球]]の清浄な空気が苦手な為、大魔界の空気を満たしたフラスコを頭から被っている。人間の食べ物(少なくともレストランに忍び込んで食べたカレー)も苦手だが、酒(日本酒)は大好物。力哉の実家のラーメン屋では味噌ラーメンを食べる気満々だったので、単にあのカレーがまずかっただけかもしれない。町に潜入する時は「レーナ・ニンゲンニ」の呪文でジャーナリストの『闇野響史』に変身するが、一度だけバスガイドの『闇野りう子』に[[女装|変装]]した。モデルは歌舞伎役者で(顔の模様や喋り方のイントネーション、台詞の言い回しなど)となっており、サントラ収録『そんないつもの青空city』には「今日もでました千両役者 偉大な魔導士ヤミノリウス」という歌詞がある。
  
申し分ない魔力を持つ万能魔法使いの筈だが、ドジで間抜けな性格に足を引っ張られ気味。魔界獣辞典から魔界獣を召喚し、様々な手段で[[青空町]]を混乱に陥れてゴクアークの封印を解こうとするが、緊張感のない三枚目でどこか憎めない。自身が召喚した魔界獣からも完全にナメられており、能力を見せるように言っては最初の被害者にされている。青空町に普通に馴染んでおり、青空町住民からの認識は「面白い迷惑おじさん」で間抜けぶりを子供に笑われてしまったことも。また、人間界で律儀に大魔界の法律を守っていたり、ひとりぼっちの寂しさを嘆いたりと、妙に生真面目で人間くさい。原作EDテーマの「ガンバー体操」によると実は正義のヒーローに憧れていたらしいが、良い事は魔界の法律で禁じられている模様。また、地球が大魔界となった暁には人間達を従えさせる為に、人間に危害は加えても「命を奪う」行為はしていない。記憶を失って闇野響史の姿で彷徨っていた時にはまっとうで非常に礼儀正しい好青年であり、[[立花亜衣子]]に想いを寄せられる結果となった。
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極めて優秀な魔力の持ち主だが、ドジで間抜けな性格に足を引っ張られ気味。魔界獣辞典から魔界獣を召喚し、様々な手段で[[青空町]]を混乱に陥れてゴクアークの封印を解こうとするが、緊張感のない三枚目でどこか憎めない。自身が召喚した魔界獣からも完全にナメられており、「お前の力を見せてみろ」と命令しては最初の被害者にされている。青空町に普通に馴染んでおり、青空町住民からの認識は「面白い迷惑おじさん」で間抜けぶりを子供に笑われてしまったことも。また、人間界で律儀に大魔界の法律を守っていたり、ひとりぼっちの寂しさを嘆いたりと、妙に生真面目で人間くさい。原作EDテーマの『ガンバー体操』によると実は正義のヒーローに憧れているらしいが、良い事は魔界の法律で禁じられている模様。また、地球が大魔界となった暁には人間達を従えさせる為に、人間に危害は加えても「命を奪う」行為はしていない。記憶を失って闇野響史の姿で彷徨っていた時は非常に真っ当で礼儀正しい好青年であり(この時はいつもの八重歯がなくなっており、喋り方も穏やかな二枚目然としたものに変化)、[[立花亜衣子]]に想いを寄せられる結果となる。正体を明かした後は、捨て台詞の途中で改心を迫る彼女に追い回されるのが恒例となった。
  
復活を果たした魔王ゴクアークと[[ガンバルガー]]が戦った際には、これまでの恨みを晴らすためとばかりにゴクアークに加勢する。しかしそれがことごとく裏目に出て、うっかりゴクアークを攻撃してしまい(しかもかなりのダメージを与えている)[[ガンバーチーム]]に勝機を与えてしまう。その後、敗北した魔王の[[魂]]が電柱に引っかかっているのを発見し、自らの体内に取り込むことでゴクアーク再復活を目論む。それを取り込んだ結果、人間界の物体に魔力を注ぎ込み『超魔界獣』を生み出せるようになる。
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復活を果たした魔王ゴクアークと[[ガンバルガー]]が戦った際には、これまでの恨みを晴らすためとばかりにゴクアークに加勢する。しかしそれがことごとく裏目に出て、うっかりゴクアークを攻撃してしまい(しかもかなりのダメージを与えている)[[ガンバーチーム]]に勝機を与えてしまう。その後、敗北した魔王の[[魂]]が電柱に引っかかっているのを発見し、自らの体内に取り込むことでゴクアーク再復活を目論む。ゴクアークを吸収してパワーアップしたことで人間界の物体に魔力を注ぎ込み『超魔界獣』を生み出せるようになった。(魔法の媒介となるネックレスを使う必要がなくなり、それまでの白いローブとマント姿からゴクアークの首と尻尾がくっついたマントを身にまとったパンツルック姿に変身。また、コンセントの杖から道路標識の杖を使うようになった)
  
[[魔王サイアーク]]と[[魔王レツアーク]]の存在を知って封印から解放し、その結果[[魔王ゴクアーク]]の完全復活を成し遂げたが、直後にゴクアーク敗北の責任を取らされ切り捨てられる。そして三大魔王の目的が『[[地球]]の大魔界化』でなく『[[地球]]の破壊』へと変わった事に反発。さらに自分を想う亜衣子の気持ちに打たれ、遂に造反し[[ガンバーチーム]]に協力する。原作では藤兵衛と共に[[ガンバルガー]]に[[サブパイロット]]として搭乗した。
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[[魔王サイアーク]]と[[魔王レツアーク]]の存在を知って封印から解放し、その結果[[魔王ゴクアーク]]の完全復活を成し遂げたが、直後にゴクアーク敗北の責任を取らされ切り捨てられる。そして三大魔王の目的が『[[地球]]の大魔界化』でなく『[[地球]]の破壊』へと変わった事に反発。さらに自分を想う亜衣子先生の気持ちや勝算がなくても諦めない[[ガンバーチーム]]の勇気に心を打たれ、遂に造反しガンバーチームに協力する。原作では[[霧隠藤兵衛|藤兵衛]]と共に[[風祭鷹介|鷹介]]と[[流崎力哉|力哉]]が抜けた[[ガンバルガー]]に[[サブパイロット]]として搭乗した。
  
三大魔王の消滅後はガンバーチームの戦いぶりを称え、「もうお前達の前にこの姿を現すことはないだろう」と言い残し青空町から姿を消すが、エピローグで人間「闇野響史」として亜衣子の背後に再び姿を見せた。
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三大魔王の消滅後はガンバーチームの戦いぶりを称え、「大魔界の魔導士ヤミノリウスは今日を最後に姿を消す。もうお前たちの前にこの姿を現すことはないだろう」と言い残して青空町から姿を消す。しかし、EDのエピローグで人間「闇野響史」として亜衣子先生の前に再び姿を見せた。その後、亜衣子先生と結婚した模様。
  
余談だが歌舞伎役者がモデル(顔の模様やしゃべり方、台詞の言い回しなど)となっており、サントラ収録『そんないつもの青空city』には「今日もでました千両役者 偉大な魔導士ヤミノリウス」という歌詞がある。
 
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:『[[NEO]]』では彼と手を組む。彼が[[イオニア]]一行と和解した後は、防衛隊に確保されていた[[アークダーマ]]を奪取している。
 
:『[[NEO]]』では彼と手を組む。彼が[[イオニア]]一行と和解した後は、防衛隊に確保されていた[[アークダーマ]]を奪取している。
  
== 名(迷)台詞 ==
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== 名台詞 ==
;「ゾイワコ、ノイワコ、マカイヤ、ゾイワコ。暗く果てない魔界の地より今こそ出でよ我が前に。ハズラム、サライヤ~!」
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;「ゾイワコノイワコ、マカイヤゾイワコ、暗く湿った魔界の森より今こそ出でよ我が前に! ハズラムサライヤ~!」
:動物魔界獣辞典から[[魔界獣]]を召喚する呪文。
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:昆虫魔界獣辞典から[[魔界獣]]を召喚する呪文。ちなみに水生魔界獣辞典は「暗く冷たい魔界の海」、動物魔界獣辞典は「暗く果てない魔界の地」となる。
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;「ゾイワコノイワコ、マカイヤゾイワコ、より今こそ出でよ我が前に! ハズラムサライヤ~!」
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:辞典から魔界獣を召喚する呪文。
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;「魔界獣よ、今こそ闇の力を解き放て! ハズラムサライヤ~!」
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:魔界獣の闇の力を呼び覚まして強化・巨大化させる呪文。
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;「ゾイワコノイワコ、マカイヤゾイワコ、悪の心を呼び覚まし魔界の姿を作り出せ! ハズラムサライヤ~!」
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:パワーアップした23話以降使用。魔法のランプを召喚し、ランプの中の光線を対象の物に浴びせかけて魔界獣を作り出す呪文。
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;「リーザ・カービック!」
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:[[霧隠藤兵衛|藤兵衛]]を犬に変身させた時の呪文。ガンバーチームにかけた時はガンバースーツに邪魔されるが、「誰かに正体がバレると犬になる」呪いに置き換わった。
 
;「私か…? 私こそは邪悪なりしヤミノ……はっ…くっ!」<br />「あ、いや……じゃなり……あの……やみの……」
 
;「私か…? 私こそは邪悪なりしヤミノ……はっ…くっ!」<br />「あ、いや……じゃなり……あの……やみの……」
 
:3話。初めて人間の姿に変身して[[霧隠虎太郎|虎太郎]]たちの前に現れ、名前を聞かれてうっかり素性をバラしそうになった際の台詞。
 
:3話。初めて人間の姿に変身して[[霧隠虎太郎|虎太郎]]たちの前に現れ、名前を聞かれてうっかり素性をバラしそうになった際の台詞。
 
:この言葉を曲解した[[結城千夏|千夏]]によって、'''『ジャーナリストの闇野さん』'''という肩書きが作られてしまった。
 
:この言葉を曲解した[[結城千夏|千夏]]によって、'''『ジャーナリストの闇野さん』'''という肩書きが作られてしまった。
;「364番!宝くじなら前後賞だが、こいつも違う……」
+
;「さすがゴクアーク様! 私もお手伝いしちゃおーっと!」
:10話。魔界獣イカタコ・ブラザーズの消えない墨で青空町民に番号を書かせ[[ガンバーチーム]]の正体を見破る作戦中、イエローガンバーの『365番』を探している時の台詞。宝くじに妙に詳しい。
 
;「ハハハハハハハハハハ! イェーイ! かったるい作戦なんかいちいち考えてられっか! 電気ウナギ魔界獣よ! 構わないからそこいらの連中を片っ端からビリビリ野郎にしてしまえ~」<br />「イェーイ! のってるかい!イェーイ! 燃えるぜ! 魔界獣、いっちょ闇の力でパァーッといってみようか! パァーッとね」<br />「魔界獣よ! 今こそ闇の力を解き放てぇ! イェーイ」
 
:11話。電気ウナギ魔界獣ウナギトロンにビリビリ人間にされてしまい、ハイテンションになってしまった時の台詞。しかし、台詞の割にはイントネーションは普段と全然変わっていない。
 
;「こぉら!廊下は静かに歩きなさい!」
 
:18話。人体模型姿でタヌキ魔界獣を探そうと青空小学校を歩いていた時、肝試しで通りがかった[[霧隠虎太郎|虎太郎]]たちに逃げられての台詞。亜衣子先生と出会う前の発言だが、案外似た者同士なのかもしれない。
 
;「さすがゴクアーク様! 私もお手伝いしちゃおーっと!」
 
 
:22話の[[魔王ゴクアーク|ゴクアーク]]と[[ガンバルガー]]の決戦中、ゴクアークを援護しようと電撃で攻撃。[[ガンバーチーム]]の悲鳴に調子に乗って出力アップした結果、ゴクアークまで感電してガンバルガーに反撃のチャンスを作ってしまう。
 
:22話の[[魔王ゴクアーク|ゴクアーク]]と[[ガンバルガー]]の決戦中、ゴクアークを援護しようと電撃で攻撃。[[ガンバーチーム]]の悲鳴に調子に乗って出力アップした結果、ゴクアークまで感電してガンバルガーに反撃のチャンスを作ってしまう。
;「はぁ〜… そ、そうだ。ここで逃げたら余計怒られてしまう。何かないか……」
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;「はぁ~… そ、そうだ。ここで逃げたら余計怒られてしまう。何かないか……」
 
:上記の直後、再び援護攻撃するが、またも足を引っ張る結果に・・・。その攻撃とは望遠鏡を巨大な虫眼鏡に変えて、熱線を集めて虎太郎だけを攻撃するという実に耳っちいやり方であった。
 
:上記の直後、再び援護攻撃するが、またも足を引っ張る結果に・・・。その攻撃とは望遠鏡を巨大な虫眼鏡に変えて、熱線を集めて虎太郎だけを攻撃するという実に耳っちいやり方であった。
:だが、暑がる[[霧隠虎太郎|虎太郎]]が頭上をガンバーソードで庇った際に光線が反射し、威力を倍増した形でゴクアークを直撃。再びゴクアークの足を引っ張ってしまう。
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:だが、暑がる[[霧隠虎太郎|虎太郎]]が頭上をガンバーソードで庇った際に光線が反射し、威力を倍増した形で'''ゴクアークを直撃'''。再びゴクアークの足を引っ張ってしまう。
;「あ〜あ、私が余計な事をしたばっかりにゴクアーク様がやられてしまった。まずかったなどーも…」
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;「あ~あ、私が余計な事をしたばっかりにゴクアーク様がやられてしまった。まずかったなどーも…」
 
:結局ゴクアーク敗北の原因を作ってしまい、しょんぼりとうなだれるヤミノリウス。
 
:結局ゴクアーク敗北の原因を作ってしまい、しょんぼりとうなだれるヤミノリウス。
 
:ちなみに[[霧隠藤兵衛|藤兵衛]]の口癖「まいったなどーも」のパロディである。
 
:ちなみに[[霧隠藤兵衛|藤兵衛]]の口癖「まいったなどーも」のパロディである。
;「おっ、なんだあれは! おぉ!この気配はゴクアーク様! そうか、ゴクアーク様の魂がまだ残っていたのか! 分かりましたゴクアーク様!このヤミノリウス三世、命をかけてゴクアーク様の魂を自分の体に取り込んで見せます! ハズラムサライヤ〜!うおおおお〜〜っ!」
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;「おっ、なんだあれは! おぉ!この気配はゴクアーク様! そうか、ゴクアーク様の魂がまだ残っていたのか! 分かりましたゴクアーク様!このヤミノリウス三世、命をかけてゴクアーク様の魂を自分の体に取り込んで見せます! ハズラムサライヤ~!うおおおお~~っ!」
 
;「フッフッフ……成功だ。見ておれガンバーチーム! 必ず貴様達を倒し、この世を魔界に変え、ゴクアーク様を甦らせてみせる! 大魔界の魔王の力を手に入れたこのヤミノリウス三世がなぁ!ハッハッハッハッハ……!」
 
;「フッフッフ……成功だ。見ておれガンバーチーム! 必ず貴様達を倒し、この世を魔界に変え、ゴクアーク様を甦らせてみせる! 大魔界の魔王の力を手に入れたこのヤミノリウス三世がなぁ!ハッハッハッハッハ……!」
:先述の直後、空中を漂うゴクアークの魂を発見し、命がけで自らの体に取り込み見事成功。打倒ガンバーチームとゴクアーク復活を誓う。
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:先述の直後、電線に引っかかったゴクアークの魂を発見し、命がけで自らの体に取り込み見事成功。打倒ガンバーチームとゴクアーク復活を誓う。
 
:一見シリアスな場面だが、背後では夕焼けにカラスが鳴いておりどこかコミカルとなっている。ファンからはギャグ要素が抜けて完全な悪役になってしまうのではないかと危惧されたが結局杞憂に終わり、むしろ間抜け度はアップしていた。
 
:一見シリアスな場面だが、背後では夕焼けにカラスが鳴いておりどこかコミカルとなっている。ファンからはギャグ要素が抜けて完全な悪役になってしまうのではないかと危惧されたが結局杞憂に終わり、むしろ間抜け度はアップしていた。
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;「甘いな甘いな!お前たち人間は、大魔界のしもべにするために生かしておるのだ」
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:23話。花火で作った超魔界獣[[ドカーン]]で爆発させたものの綿毛の様な物で下ろされ助かった[[結城千夏|千夏]]と[[立花亜衣子|亜衣子先生]]たちに言った台詞。一貫して生き物の命は奪わないスタンスである。
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;「美しい…。まるで天使のようだ…」
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:38話。記憶を失い闇野響史の姿で途方に暮れていた時、通りがかった[[立花亜衣子|亜衣子先生]]の家に招かれ、部屋に飾られた写真に教え子たちと写る彼女の笑顔に見惚れてしまう。
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;「これほど気を遣ってくれている亜衣子さんに、何かお礼をしたいものだ…。この枯れ草が美しい花ならば」
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;「おお!?また不思議な力が! この不思議な力の事を亜衣子さんに話すべきだろうか…。もしかすると亜衣子さんは、怖がって私の傍から去って行くかもしれない。今この人がいなくなったら、私は大いに困ってしまう…」
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:38話。自分を親身に心配してくれる亜衣子先生のために何かしたいと思うと、本当に枯れ草が花に変わってしまった。ヤミノリウスの姿から人間の姿に変身した時を思い返し、自分の不思議な力について悩む。
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;「そうか!私は正義のジャーナリストだったのか!」
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;「きみ、ガンバーチームを応援するぞ! フレー!フレー!ガンバーチーム!大魔界の化け物なんか、正義のパワーで打ち砕け~!」
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:38話。闇野響史の姿で面識がある[[結城千夏|千夏]]に「正義のジャーナリストの闇野さん」と言われて勘違いし、千夏と共に[[ガンバーチーム]]に声援を送った時の台詞。この時千夏に亜衣子先生とのツーショット写真を撮影される。ちなみに周りの物を石化させたり[[ガンバルガー]]、[[ゲキリュウガー]]、[[リボルガー]]の偽物を作ったりして[[魔界獣]]には珍しく一人で頑張っていた石魔界獣イシガッター(SRW)は困惑していた。
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;「さっきの不思議な力を使えば、亜衣子さんを助けられるかもしれない。でもそんなことをすれば、亜衣子さんは僕を恐れて…。いや!嫌われてもいい!今はこの人を助けなければ!」
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;「これ以上近づくな~!」
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;「驚いたでしょう。亜衣子さん…。私には、こんな恐ろしい力があるんです!」
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;「私が、良い人…? 亜衣子さん…。やはりあなたは天使だ」
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:38話。イシガッターが千夏を石にしてしまい、亜衣子先生を守ろうとして怖がられるのを承知で魔法で攻撃する。ところが、「不思議な力を持っていてもあなたは良い人だから怖くはない」と亜衣子先生に優しく諭され微笑むのだった。ちなみに攻撃する時だけ、元の八重歯が生えていた。
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;「記憶はなくなる、ガンバーチームには負ける…まったく今日はツイてなかったなぁ…しかし、記憶を失くしていた間、何だかとてもあったかい所にいた気がするな…。あああ~! わからないぃぃ~…」
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:同じく38話。戦闘中またもや起こった事故によって呆気なく記憶は取り戻せはしたが、結局いつものように敗走。その胸中にもやもやするモノを残して…。その下では魔法で咲かせた花が優しく揺れていた。
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;「フフフ…そうか、愛しているのか。アーハハハハ!こいつは傑作だ! この男に会わせてやろうか? お前が愛したこの男に今すぐここで会わせてやろうか。見るがいい…」
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:41話で掃除機魔界獣スイトッター(SRW未登場)が[[立花亜衣子|亜衣子先生]]から奪った闇野響史とのツーショット写真を見て忘れていた記憶を思い出し、不気味な笑いと共に亜衣子先生に残酷な真実を明かそうとする。
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;「じゃ~ん、あじゃば~」
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:同上。亜衣子先生の目の前で闇野響史に変身した際の台詞。
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:「あじゃぱー」とは驚きと困惑を同時に表す感嘆詞だが、『聖闘士星矢』で蟹座のデスマスクが龍星座の紫龍に倒された際の断末魔としても知られている。余談だがヤミノリウスの声を担当した曽我部氏は同作で双子座のサガ・カノンを演じていた。
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;「人間などに想いを寄せられるとは、私も堕ちたものだ。こんなものこうしてくれるわ! フフフフ……」
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:前述の直後、亜衣子先生の宝物だった写真を破り捨てた時の台詞。表情もいつになく極悪な感じになっており、まさに悪役らしい行動ではあるが……。
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;「ん? お、おいちょっと! 嫌だなあ…そんなに泣いちゃったりして! …おーい、泣くなってば! うわー!! うるさいもう知らん!! …ふーんだ」
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:前述の行動の結果、あまりのショックに泣きじゃくる亜衣子先生を前にして。目の前で泣かれて思わず慌てふためく辺りが、冷徹な悪役に徹しきれていない証拠であると共に、親しみやすさも伺える。だが、この行為がガンバーチームの逆鱗に触れることになる。
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;「だから私は悪い人だって言っておるだろうが」
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:自分を改心させようと燃える亜衣子先生に「あなたは本当は良い人です!」と叫ばれて言った台詞。
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;「ふーんだ。ただの気まぐれだよーだ」
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:45話。[[魔王ゴクアーク|ゴクアーク]]に見限られ、人間と同様三大魔王のエネルギーとして吸い込まれそうになった時、頭から突っ込んだ亜衣子先生を魔法で救った時に言った台詞。
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;「大魔王にも見捨てられ、地上を魔界に変える夢も消え去った。もはやこれまで! 好きにするがいい!」
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;「違う!大魔王に命令されたからではない!私は私の意思でやったのだ! 大魔王など関係ないわ! 私は大魔界の魔導士・ヤミノリウスだぁ~っ!」
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:46話。三大魔王が敗れた後、青空町民から糾弾され潔く罰を受けようとするのだが、亜衣子先生の説得を受けた青空町民に許されてしまう。大魔王の忠実な部下として尽くしてきたヤミノリウスには受け入れられずに逃げ去ってしまう。
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;「お前たちはそんな姿にされてもなおゴクアーク様に逆らおうと言うのか?」
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;「そうか。相変わらず愚かな奴らだ…。サライヤー!」
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;「行くがいいガンバーチーム。行ってゴクアーク様にやられてしまえ」
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:最終回。地球を破壊しようとする[[魔王ゴクアーク|ゴクアーク]]から、犬の姿でも青空町を守るために戦おうとする[[ガンバーチーム]]の頑張りに感じ入ったものがあったのか、彼らと[[霧隠藤兵衛|藤兵衛]]を人間の姿に戻して去って行く。
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;「本当にこれが私の望んでいた結末なのか?」
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;「違う…断じて違う!私が望んでいたのは破壊ではない!この世界を消し去る事などではない!」
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;「いいえ、やめません!我らが望んでいたのは地球の破壊ではなく大魔界に変える事だったはず。地球を消し去ってしまっては、それは叶いません!ゴクアーク様こそ、このような事はおやめ下さい!」
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;「私は、良い人などではない! だが…この地球を壊させはしない!」
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:最終回、ゴクアークが[[地球]]をバラバラに破壊。裂け目から転落する亜衣子先生を救ったのはヤミノリウスだった。地球を容赦なく破壊するゴクアークの行為に愕然としたヤミノリウスはゴクアークと袂を分かち、地球を自分の魔力で繋ぎ止めようとするのだが、激高したゴクアークから攻撃を受けてしまう…。亜衣子先生に'''「良い人」'''と言われ続けても、最後まで一貫して自分を'''「悪人」'''と称し続けた。魔法を良い事に使っているためか、魔力の色がそれまでの黒から白に変わっている。
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;「亜衣子さん……」
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:直後、立ち上がろうとした所を亜衣子先生に引き止められ、感謝を告げられて。ヤミノリウスが38話以来初めて亜衣子先生の名前を呼んだ時であると同時に、亜衣子先生の想いが報われた瞬間でもあった。
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;「ええい!世話の焼ける奴らめ」
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:ゴクアークにガンバーチームが犬にされてしまったのを魔法で見て、ガンバルガーのコクピットに乗り込もうとする時の台詞。
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;「まったく、飛べもせん癖に無茶をするな!」
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:ゴクアークの動きを止めるのには成功したものの落下しかけた藤兵衛を救った時の台詞。
 +
;「すべては終わった…。大魔界の魔導士ヤミノリウスは、今日を最後に姿を消す。もうお前たちの前にこの姿を現すことはないだろう」
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;「さらばだ、ガンバーチーム。本当に見事な戦いぶりだったぞ!」
 +
:魔王ゴクアークを倒した後。引き留める亜衣子先生の声を振り払うように、ガンバーチームを称賛する言葉を残して何処かへと飛び去っていく。
 +
 +
== 迷台詞 ==
 +
;「364番!宝くじなら前後賞だが、こいつも違う……」
 +
:10話。魔界獣イカタコ・ブラザーズの消えない墨で青空町民に番号を書かせ[[ガンバーチーム]]の正体を見破る作戦中、イエローガンバーの『365番』を探している時の台詞。大魔界に宝くじがあるのだろうか。
 +
;「ハハハハハハハハハハ! イェーイ! かったるい作戦なんかいちいち考えてられっか! 電気ウナギ魔界獣よ! 構わないからそこいらの連中を片っ端からビリビリ野郎にしてしまえ~」<br />「イェーイ! のってるかい!イェーイ! 燃えるぜ! 魔界獣、いっちょ闇の力でパァーッといってみようか! パァーッとね」<br />「魔界獣よ! 今こそ闇の力を解き放てぇ! イェーイ」
 +
:11話。電気ウナギ魔界獣ウナギトロンにビリビリ人間にされてしまい、ハイテンションになってしまった時の台詞。しかし、台詞の割にはイントネーションは普段と全然変わっていない。
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;「こぉら!廊下は静かに歩きなさい!」
 +
:18話。人体模型姿でタヌキ魔界獣を探そうと青空小学校を歩いていた時、肝試しで通りがかった[[霧隠虎太郎|虎太郎]]たちに逃げられての台詞。亜衣子先生と出会う前の発言だが、案外似た者同士なのかもしれない。
 
;「あー、あー本日は晴天なり。えー、ご町内の皆様にお知らせがあるのだ。 私、ヤミノリウス三世は今日から良い魔法使いになったのだ!……でございます」
 
;「あー、あー本日は晴天なり。えー、ご町内の皆様にお知らせがあるのだ。 私、ヤミノリウス三世は今日から良い魔法使いになったのだ!……でございます」
 
;「今まで私がやってきたことは間違っていた! この美しい空は誰のもの、それは皆のもの。この広い大地は誰のもの、それも皆のもの! 私、偉大なるヤミノリウスにとうとう善なる心が芽生えたのです!」
 
;「今まで私がやってきたことは間違っていた! この美しい空は誰のもの、それは皆のもの。この広い大地は誰のもの、それも皆のもの! 私、偉大なるヤミノリウスにとうとう善なる心が芽生えたのです!」
:27話。突然青空町民に改心を宣言して[[イエローガンバー]]の悪事を告発するヤミノリウス。もちろん全部嘘であり、魔界獣キカザッターにイエローガンバーの偽物をさせた事による自作自演である。
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:27話。選挙演説のごとく道を巡回し、拡声器で青空町民に改心を宣言して[[イエローガンバー]]の悪事を告発するヤミノリウス。もちろん全部嘘であり、魔界獣キカザッターにイエローガンバーの偽物をさせた事による自作自演である。
 
:無実を訴えるイエローガンバーだが、その悪事とは女子のスカートめくり、ブランコの割り込み、車への落書きという虎太郎がやりそうなものばかりだったため、仲間からも信用されないのだった。
 
:無実を訴えるイエローガンバーだが、その悪事とは女子のスカートめくり、ブランコの割り込み、車への落書きという虎太郎がやりそうなものばかりだったため、仲間からも信用されないのだった。
;「うそ、きれい。自分に恋をしてしまいそう…」
 
:32話。遠足バスに潜入して[[イエローガンバー]]の正体を探そうとバスガイド・闇野りう子に変身した際、鏡に映る自分の美貌に驚いてうっかり惚れそうになってしまった。
 
;「偉大なるヤミノリウス三世の皿回し、もといバス回しとござ~~い。ああいい気分いい気分!」
 
:32話。正体を現して風船魔界獣でバスを風船に変え、皿回しのように遊ぶヤミノリウス。
 
;「こんなファッションいやだぁ〜!!」
 
:38話。石魔界獣イシガンダーの起こした事故で記憶喪失になり、ガラスに映った自分の格好を嫌がるヤミノリウス。するとその叫びに体が反応したのか、無意識に闇野響史の姿に変身する。
 
;「美しい…。まるで天使のようだ…」
 
:38話。自分が何者かもわからず、途方に暮れていた時に助けてくれた[[立花亜衣子|亜衣子先生]]の優しさに触れ、部屋に飾られた写真の中の教え子たちと微笑む彼女の笑顔に見惚れてしまう。
 
;「記憶はなくなる、ガンバーチームには負ける…まったく今日はツイてなかったなぁ…しかし、記憶を失くしていた間、何だかとてもあったかい所にいた気がするな…あああ~! わからないぃぃ~…」
 
:同じく38話。戦闘中またもや起こった事故によって呆気なく記憶は取り戻せはしたが、結局いつものように敗走。その胸中にもやもやするモノを残して…。
 
;「ほ~これは中々…。」
 
:正月に初めて日本酒を飲んだ時の感想。この後一升瓶を一気飲みし、しかも「よーしもう一本!」と完全に好物になったらしい。
 
;「う~んいい気持ちだ、今日はもう帰って寝てしまうかな!」
 
:闇野の姿で出歩いた際、振る舞い酒をもらって泥酔して上機嫌になり、何もせずに帰ろうとした。結果的にはこのあと超魔界獣を生み出して一働きするものの、下手をすれば'''本当に何もせず帰っていた可能性'''が高い。
 
:まぁ、人間界の食べ物はいずれも口に合わないようで、初めて人間界で美味いと思える物を味わえた結果、かもしれない。
 
 
;「負けるもんか、元気爆発だっ!」
 
;「負けるもんか、元気爆発だっ!」
 
:30話。超魔界獣レンズドンの巨大化光線で地球よりも大きくなってしまった[[ゲキリュウガー]]にレンズドンごと土星までぶっ飛ばされ、へこたれるレンズドンを応援した際の台詞。どちらかといえば[[ガンバーチーム]]が言うべき台詞である。
 
:30話。超魔界獣レンズドンの巨大化光線で地球よりも大きくなってしまった[[ゲキリュウガー]]にレンズドンごと土星までぶっ飛ばされ、へこたれるレンズドンを応援した際の台詞。どちらかといえば[[ガンバーチーム]]が言うべき台詞である。
;「さぁてお立ち合い、これより始まる一幕は、大魔法使いヤミノリウス三世が生み出したる超魔界獣、その名も麗しきシバイラーと、身の程知らずにもこれに歯向かうガンバルガーとの世紀の一戦! 御用とお急ぎで無い方はご覧あれ!見ねば一生の損見れば孫子の代までの語り草だ!さあお立ち合いお立ち合い」
+
;「た、食べたい! 魔界牛のステーキ! 魔界名物『針の山』!! そして……魔界鍋……!」
:34話。歌舞伎魔界獣シバイラーとガンバルガーの戦いの直前、何故か一人で盛り上がって狂言師の格好をしたヤミノリウスは扇子片手に、まるで歌舞伎芝居のようにシバイラーとガンバルガーの戦いの宣伝口上を述べる。
+
:26話。とあるレストランに忍び込んだ時の台詞。人間界の料理(少なくともカレー)は口に合わないようで、'''故郷の味が恋しくなって魔界獣を生み出した'''。
:直後に[[霧隠虎太郎|虎太郎]]は「なぁにしてんだアイツ」と突っ込んだ。
+
:なお、ステーキは紫色の毒々しい色で、針の山はその名の通り饅頭の上に鋭利な針がどっさりと乗っかり、魔界鍋に至っては質の悪い闇鍋のようである。
 +
;「全く。何が魔界料理人だ…!」
 +
:先述で生み出した料理人魔界獣ビック・ナベーダ(SRW未登場)に魔界鍋を作らせたのだが、蛙と蝙蝠を間違えた結果不味くなったらしい。正直、おぞましい色なので人間の目からしたら対して変わりはなさそうだが… 種としての味覚の違いかもしれない。
 +
:ちなみにまだ未完成なのに「ケチケチするな」と勝手に食べたり、小皿に取らないで直接レンゲですくったりと、お行儀は悪い。
 
;「こう寒くてはやっておれんな~、今日はもう家帰って寝ようかなぁ~」
 
;「こう寒くてはやっておれんな~、今日はもう家帰って寝ようかなぁ~」
 
:36話。地球を大魔界にする使命も、秋の冷たい風の前には些細な事のようだ。なお、終盤で'''公園で新聞紙を布団代わりにして寝る'''というホームレスのような姿を晒していたが、家は何処にあるのだろうか?
 
:36話。地球を大魔界にする使命も、秋の冷たい風の前には些細な事のようだ。なお、終盤で'''公園で新聞紙を布団代わりにして寝る'''というホームレスのような姿を晒していたが、家は何処にあるのだろうか?
 
;「クッ!人間どもめ、昼間からいちゃいちゃいちゃいちゃ…。けどいいなぁ…。私もそろそろお嫁さん欲しいなぁ…。人間世界に一人ぼっちで、本当は寂しいんだよなぁ…」
 
;「クッ!人間どもめ、昼間からいちゃいちゃいちゃいちゃ…。けどいいなぁ…。私もそろそろお嫁さん欲しいなぁ…。人間世界に一人ぼっちで、本当は寂しいんだよなぁ…」
 
;「くぅ~、くやしい、くやしい~!! こうなったら憂さ晴らしに魔界獣を生み出してくれるぅ!!」
 
;「くぅ~、くやしい、くやしい~!! こうなったら憂さ晴らしに魔界獣を生み出してくれるぅ!!」
:上記の直後。デートでいちゃつくナオミとトシカツを見て独り身を嘆くヤミノリウスだが、二人の「この幸せを誰かに分けてあげたい」という発言を耳にして逆上。魔界獣デカメラーに命じてこのカップルを10人ずつに増殖させるが、やはり只者じゃない青空町民。混乱するどころか「愛が10倍になった」と熱く抱き合う10組のカップルが出来上がり逆効果となってしまった。
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:上記の直後。デートでいちゃつくナオミとトシカツを見て独り身を嘆くヤミノリウスだが、二人の「この幸せを誰かに分けてあげたい」という発言を耳にして逆上。カメラ魔界獣デカメラー(SRW未登場)に命じてこのカップルを10人ずつに増殖させるが、やはり只者じゃない青空町民。混乱するどころか「愛が10倍になった」と熱く抱き合う10組のカップルが出来上がり逆効果となってしまった。
 
:なおこの時に限らず、地球の大魔界化のためではなく'''些細な私欲'''の為に超魔界獣を生み出す職権乱用行為が度々見られる。
 
:なおこの時に限らず、地球の大魔界化のためではなく'''些細な私欲'''の為に超魔界獣を生み出す職権乱用行為が度々見られる。
;「た、食べたい! 魔界牛のステーキ! 魔界名物『針の山』!! そして……魔界鍋……!」
+
;「おお~飛んだ!魔界新記録!」
:26話。とあるレストランに忍び込んだ時の台詞。人間界の料理(少なくともカレー)は口に合わないようで、'''故郷の味が恋しくなって魔界獣を生み出した'''
+
:36話。カメラ魔界獣デカメラーが[[ガンバルガー]]を遠くまで放り投げた時の台詞。
:なお、ステーキは紫色の毒々しい色で、針の山はその名の通り饅頭の上に鋭利な針がどっさりと乗っかり、魔界鍋に至っては質の悪い闇鍋のようである。
+
;「私がいっぱい…うれし~。もうこれで寂しくない!やったーっ!…お、おい!ちょっと!おい!おい!…また一人ぼっちになってしまった。がっくし」
;「全く。何が魔界料理人だ…!」
+
:36話。デカメラー敗北後、最後の最後で自分を増やされて大喜びしたのもつかの間。すぐに消えてしまい、がっかりして去って行った。
:先述で生み出した料理人魔界獣ビック・ナベーダに魔界鍋を作らせたのだが、蛙と蝙蝠を間違えた結果不味くなったらしい。正直、おぞましい色なので人間の目からしたら対して変わりはなさそうだが… 種としての味覚の違いかもしれない。
+
;「うそ、きれい。自分に恋をしてしまいそう…」
:ちなみにまだ未完成なのに「ケチケチするな」と勝手に食べたり、小皿に取らないで直接レンゲですくったりと、お行儀は悪い。
+
:32話。遠足バスに潜入して[[イエローガンバー]]の正体を探そうとバスガイド・闇野りう子に変身した際、鏡に映る自分の美貌に驚いてうっかり惚れそうになってしまった。
;「子供のおもちゃか」
+
;「偉大なるヤミノリウス三世の皿回し、もといバス回しとござ~~い。ああいい気分いい気分!」
:41話で人間の大切なものを吸い取る掃除機魔界獣スイトッターで奪った[[流崎力哉|力哉]]・[[風祭鷹介|鷹介]]のガンバーブレスを見てからの'''メタ発言'''。まさか宿敵[[ガンバーチーム]]のアイテムとは夢にも思わないヤミノリウス。
+
:32話。正体を現して風船魔界獣バルルーン(SRW未登場)でバスを風船に変え、皿回しのように遊ぶヤミノリウス。
;「あじゃば~」
+
;「さぁてお立ち合い、これより始まる一幕は、大魔法使いヤミノリウス三世が生み出したる超魔界獣、その名も麗しきシバイラーと、身の程知らずにもこれに歯向かうガンバルガーとの世紀の一戦! 御用とお急ぎで無い方はご覧あれ!見ねば一生の損見れば孫子の代までの語り草だ!さあお立ち合いお立ち合い」
:41話で[[立花亜衣子|亜衣子先生]]に正体を明かした際。あじゃぱーとは驚きと困惑を同時に表す感嘆詞だが、『聖闘士星矢』で蟹座のデスマスクが龍星座の紫龍に倒された際の断末魔としても知られている。
+
:34話。歌舞伎魔界獣シバイラー(SRW未登場)とガンバルガーの戦いの直前、何故か一人で盛り上がって講談師の格好をしたヤミノリウスは扇子片手に、まるで歌舞伎芝居のようにシバイラーとガンバルガーの戦いの宣伝口上を述べる。
:余談だがヤミノリウスの声を担当した曽我部氏は同作で双子座のサガ・カノンを演じていた。
+
:直後に[[霧隠虎太郎|虎太郎]]は「なぁにしてんだアイツ」と突っ込んだ。
;「人間などに想いを寄せられるとは、私も堕ちたものだ……こんな物、こうしてくれるわ! フフフフ……」
+
;「こんなファッションいやだぁ~!」
:前述の直後、[[立花亜衣子|亜衣子先生]]の宝物だった闇野とのツーショット写真を破り捨てての台詞。表情もいつになく極悪な感じになっており、まさに悪役らしい行動ではあるが……。
+
:38話。石魔界獣イシガンダー(SRW未登場)の起こした事故で記憶喪失になり、感性が人間界に引っ張られたのかガラスに映った自分の格好を嫌がるヤミノリウス。するとその叫びに体が反応したのか、無意識に闇野響史の姿に変身する。
;「ん? お、おいちょっと! 嫌だなあ…そんなに泣いちゃったりして! …おーい、泣くなってば! うわー!! うるさいもう知らん!! …ふーんだ」
+
;「ほ~これは中々…。」
:前述の行動の結果、あまりのショックに泣きじゃくる亜衣子先生を前にして。目の前で泣かれて思わず慌てふためく辺りが、冷徹な悪役に徹しきれていない証拠であると共に、親しみやすさも伺える。だが、この行為がガンバーチームの逆鱗に触れることになる。
+
:40話。正月に闇野響史の姿で出歩いた際、日本酒を飲まされた時の感想。この後一升瓶を一気飲みし、しかも「よーしもう一本!」と完全に好物になったらしい。
:「…じゃあ、味噌ラーメンを大盛りで」
+
;「う~んいい気持ちだ、今日はもう帰って寝てしまうかな!」
:45話。うらない魔界獣ウラナイナイに腹ごしらえがしたいと言われて[[流崎力哉|力哉]]の実家のラーメン屋に連れて行った時、力哉の父に注文を聞かれ。カレーはダメだったのに味噌ラーメンはいいのか。
+
:40話。振る舞い酒をもらって泥酔して上機嫌になり、何もせずに帰ろうとした。結果的にはこのあと超魔界獣を生み出して一働きするものの、下手をすれば'''本当に何もせず帰っていた可能性'''が高い。
;「大魔王にも見捨てられ、地上を魔界に変える夢も消え去った。もはやこれまで!好きにするがいい!」
+
:まぁ、人間界の食べ物はいずれも口に合わないようで、初めて人間界で美味いと思える物を味わえた結果、かもしれない。味噌ラーメンを注文する気満々だったり、闇野響史の姿で酒や紅茶飲んでたので'''ただ単にあのカレーがまずかっただけかもしれないが。'''
;「違う!大魔王に命令されたからではない!私は私の意思でやったのだ! 大魔王など関係ないわ! 私は大魔界の魔導士・ヤミノリウスだぁ~!」
+
;「子供のおもちゃか。ロクなものがないなまったく…」
:46話。三大魔王が敗れた後、青空町民から糾弾され潔く罰を受けようとするのだが、亜衣子先生の説得を受けた青空町民に許されてしまう。大魔王の忠実な部下として尽くしてきたヤミノリウスには受け入れられずに逃げ去ってしまう。
+
:41話で人間の一番大切なものを吸い取る掃除機魔界獣スイトッター(SRW未登場)で奪った[[流崎力哉|力哉]]・[[風祭鷹介|鷹介]]のガンバーブレスとコマンダーを見てからの'''メタ発言'''。まさか宿敵[[ガンバーチーム]]のアイテムとは夢にも思わないヤミノリウス。
;「違う。断じて違う…。私が望んでいたのは破壊ではない…。この世界を消し去る事などではない!」
+
;「う~ん。どうも最近ネタ切れだ。何かよい魔界獣のネタはないものか」
;「いいえ、やめません!我らが望んでいたのは地球の破壊ではなく大魔界に変える事だったはず。地球を消し去ってしまっては、それは叶いません!ゴクアーク様こそこのような事はおやめください!」
+
:43話。魔界獣の材料を探して青空町を飛び回っている時の台詞で微妙にメタ発言。番組もそろそろ佳境で、スタッフの本音なのかもしれない。
;「…私は、良い人などではない! だが、この地球を壊させはしない!」
+
;「いつもここでひどい目に遭うからな。ちょっと離れてみるとするか」
:最終回、復活した魔王ゴクアークが[[地球]]をバラバラに破壊。裂け目から転落する亜衣子先生を救ったのはヤミノリウスだった。地球を容赦なく破壊するゴクアークの行為に愕然としたヤミノリウスはゴクアークと袂を分かち、地球を自分の魔力で繋ぎ止めようとするのだが、激高したゴクアークから攻撃を受けてしまう…。魔法を良い事に使っているためか、魔力の色がそれまでの黒から白に変わっている。
+
:43話。テレビの天気予報の等圧線から作った天気魔界獣ウェザラー(SRW未登場)に能力を見せるように言うが、ここでようやく学習したのか魔界獣の被害を喰らわないように離れてみる。'''結局無駄だったが。'''
;「亜衣子さん……」
+
;「じゃあ、味噌ラーメンを大盛りで」
:直後、立ち上がろうとした所を亜衣子先生に引き止められ、感謝を告げられて。ヤミノリウスが38話以来初めて亜衣子先生の名前を呼んだ時であると同時に、亜衣子先生の想いが報われた瞬間でもあった。
+
:45話。うらない魔界獣ウラナイナイ(SRW未登場)に腹ごしらえがしたいと言われて[[流崎力哉|力哉]]の実家のラーメン屋に連れて行った時、力哉の父に注文を聞かれて。この後、見事なノリツッコミをする。
;「すべては終わった…。大魔界の魔導士ヤミノリウスは、今日を最後に姿を消す。もうお前たちの前にこの姿を現すことはないだろう」
+
;「ゾイワコヨスマデゾイワコノスマデ、サーラサラサラマカイヤゾイゴス!今こそここに…」<br />亜衣子先生「闇野さん!!」<br />「はいっ!!」
;「さらばだ、ガンバーチーム。本当に見事な戦いぶりだったぞ!」
+
:45話。魔王復活の呪文を唱える最中[[立花亜衣子|亜衣子先生]]に見つかり、つい背筋を伸ばして直立不動してしまう。
:魔王ゴクアークを倒した後。引き留める亜衣子先生の声を振り払うように、ガンバーチームを称賛する言葉を残して青空町を去っていく。
+
;「おいこら遊ぶな魔界獣! 困らすどころか笑われとるぞ! えーいやめんかこのたわけ! 私の声が聞こえぬかぁ~!」
 +
:サントラ収録『そんないつもの青空city』の歌詞。やっぱり笑われてるんですね…。
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
154行目: 203行目:
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*敵役でありながら、番組エンディングテーマ「ガンバー体操」を歌う「元気爆発隊」のメンバーである(他は[[ガンバーチーム]]の3人と[[霧隠藤兵衛]])。余談だが、原作32話では前述の通り、バスガイドに女装し、'''女声で'''一部を歌うという一幕もある。
+
*敵役でありながら、番組エンディングテーマ「ガンバー体操」を歌う「元気爆発隊」のメンバーである([[ガンバーチーム]]の3人と[[霧隠藤兵衛]]とで参加)。余談だが、原作32話では前述の通り、バスガイドに女装し、'''女声で'''一部を歌うという一幕もある。
**ヤミノリウスIII世らしいコミカルな演出であるが、最終的に造反してガンバーチーム側に付いた事実を考えると、その[[伏線]]だったと解釈することもできる。
+
**ヤミノリウスIII世らしいコミカルな演出であるが、6番の歌詞で「たまには良いことしたい」と歌っていたり最終的に造反してガンバーチーム側に付いた結果を顧みると、その[[伏線]]だったとも解釈できる。
  
 
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2016年4月13日 (水) 20:57時点における版

ヤミノリウスIII世(Yaminorius The 3rd)

地球大魔界へと変える為に暗黒魔王ゴクアークが送り込んだ自称『大魔界一の魔導士』。彼自身も魔界獣の一種である。大魔界のエリート一族出身だがゴクアーク曰く「落ちこぼれ」。

青空小学校の理科準備室にある骨格標本を依代としており、活動する際には理科室の備品や暗幕を取り込み実体化する。地球の清浄な空気が苦手な為、大魔界の空気を満たしたフラスコを頭から被っている。人間の食べ物(少なくともレストランに忍び込んで食べたカレー)も苦手だが、酒(日本酒)は大好物。力哉の実家のラーメン屋では味噌ラーメンを食べる気満々だったので、単にあのカレーがまずかっただけかもしれない。町に潜入する時は「レーナ・ニンゲンニ」の呪文でジャーナリストの『闇野響史』に変身するが、一度だけバスガイドの『闇野りう子』に変装した。モデルは歌舞伎役者で(顔の模様や喋り方のイントネーション、台詞の言い回しなど)となっており、サントラ収録『そんないつもの青空city』には「今日もでました千両役者 偉大な魔導士ヤミノリウス」という歌詞がある。

極めて優秀な魔力の持ち主だが、ドジで間抜けな性格に足を引っ張られ気味。魔界獣辞典から魔界獣を召喚し、様々な手段で青空町を混乱に陥れてゴクアークの封印を解こうとするが、緊張感のない三枚目でどこか憎めない。自身が召喚した魔界獣からも完全にナメられており、「お前の力を見せてみろ」と命令しては最初の被害者にされている。青空町に普通に馴染んでおり、青空町住民からの認識は「面白い迷惑おじさん」で間抜けぶりを子供に笑われてしまったことも。また、人間界で律儀に大魔界の法律を守っていたり、ひとりぼっちの寂しさを嘆いたりと、妙に生真面目で人間くさい。原作EDテーマの『ガンバー体操』によると実は正義のヒーローに憧れているらしいが、良い事は魔界の法律で禁じられている模様。また、地球が大魔界となった暁には人間達を従えさせる為に、人間に危害は加えても「命を奪う」行為はしていない。記憶を失って闇野響史の姿で彷徨っていた時は非常に真っ当で礼儀正しい好青年であり(この時はいつもの八重歯がなくなっており、喋り方も穏やかな二枚目然としたものに変化)、立花亜衣子に想いを寄せられる結果となる。正体を明かした後は、捨て台詞の途中で改心を迫る彼女に追い回されるのが恒例となった。

復活を果たした魔王ゴクアークとガンバルガーが戦った際には、これまでの恨みを晴らすためとばかりにゴクアークに加勢する。しかしそれがことごとく裏目に出て、うっかりゴクアークを攻撃してしまい(しかもかなりのダメージを与えている)ガンバーチームに勝機を与えてしまう。その後、敗北した魔王のが電柱に引っかかっているのを発見し、自らの体内に取り込むことでゴクアーク再復活を目論む。ゴクアークを吸収してパワーアップしたことで人間界の物体に魔力を注ぎ込み『超魔界獣』を生み出せるようになった。(魔法の媒介となるネックレスを使う必要がなくなり、それまでの白いローブとマント姿からゴクアークの首と尻尾がくっついたマントを身にまとったパンツルック姿に変身。また、コンセントの杖から道路標識の杖を使うようになった)

魔王サイアーク魔王レツアークの存在を知って封印から解放し、その結果魔王ゴクアークの完全復活を成し遂げたが、直後にゴクアーク敗北の責任を取らされ切り捨てられる。そして三大魔王の目的が『地球の大魔界化』でなく『地球の破壊』へと変わった事に反発。さらに自分を想う亜衣子先生の気持ちや勝算がなくても諦めないガンバーチームの勇気に心を打たれ、遂に造反しガンバーチームに協力する。原作では藤兵衛と共に鷹介力哉が抜けたガンバルガーサブパイロットとして搭乗した。

三大魔王の消滅後はガンバーチームの戦いぶりを称え、「大魔界の魔導士ヤミノリウスは今日を最後に姿を消す。もうお前たちの前にこの姿を現すことはないだろう」と言い残して青空町から姿を消す。しかし、EDのエピローグで人間「闇野響史」として亜衣子先生の前に再び姿を見せた。その後、亜衣子先生と結婚した模様。


登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦NEO
初登場作品。原作どおり地上を大魔界にするために奔走するが、ストーリー中盤でイオニアと共にアースティアに飛ばされてしまう。地球に戻った後はイオニアの戦力に対抗するためにジャーク帝国ベルゼブと同盟を結ぶが、ジャーク帝国壊滅後は再び単独で活動するように。原作ではドジを踏んだりすることも多いが、今作ではアークダーマを自分の手駒にするなど狡猾な策士の一面が強く、かなり悪役らしくなっている。本作では超魔界獣を最初から呼び出せるようになっている。エンディングでは正義のジャーナリストとして今までの戦いを取材し記事に纏めようとしていた。
作中出番は多いのだが、声優の曽我部氏が故人である事、またベルゼブらと違い直接的な戦闘要員でないこともあり、終始NPC扱いで代役による音声収録は行われていない。
スーパーロボット大戦Operation Extend
亜衣子先生と共にコネクト・フォースに参加するガンバーチームの見送りに登場。原作終了後設定だが、「闇野響史」ではなくヤミノリウスの恰好であった。

人間関係

魔王ゴクアーク
上司。絶対の忠誠を誓っている。
ガンバーチーム
宿敵。ガンバースーツを着た彼等に犬になる呪いをかけた。
霧隠藤兵衛
ゴクアークの封印を巡って激戦を繰り広げたライバル関係。彼に犬になる呪いをかけた。最終決戦ではガンバルガーのサブパイロットとして共に搭乗。突っ走る藤兵衛を魔法でフォローし、なかなかのコンビネーションを見せる。
立花亜衣子
記憶を失っていた際に助けられる。記憶が戻った後に彼女の前で正体を現し、手酷く彼女の心を傷つけたはずだった。しかし、ガンバルガーの活躍を目の当たりにして立ち上がった彼女にしつこく追い回されてしまう日々を送る事になる。ヤミノリウスIII世の心に最も影響を与えた女性。

他作品との人間関係

アンプ
口上をしていた際、彼女と口論した。
星山吼児
NEO』では千夏の代わりに後述の台詞から、ジャーナリストと曲解される。
ベルゼブ
NEO』では彼と手を組む。彼がイオニア一行と和解した後は、防衛隊に確保されていたアークダーマを奪取している。

名台詞

「ゾイワコノイワコ、マカイヤゾイワコ、暗く湿った魔界の森より今こそ出でよ我が前に! ハズラムサライヤ~!」
昆虫魔界獣辞典から魔界獣を召喚する呪文。ちなみに水生魔界獣辞典は「暗く冷たい魔界の海」、動物魔界獣辞典は「暗く果てない魔界の地」となる。
「ゾイワコノイワコ、マカイヤゾイワコ、より今こそ出でよ我が前に! ハズラムサライヤ~!」
辞典から魔界獣を召喚する呪文。
「魔界獣よ、今こそ闇の力を解き放て! ハズラムサライヤ~!」
魔界獣の闇の力を呼び覚まして強化・巨大化させる呪文。
「ゾイワコノイワコ、マカイヤゾイワコ、悪の心を呼び覚まし魔界の姿を作り出せ! ハズラムサライヤ~!」
パワーアップした23話以降使用。魔法のランプを召喚し、ランプの中の光線を対象の物に浴びせかけて魔界獣を作り出す呪文。
「リーザ・カービック!」
藤兵衛を犬に変身させた時の呪文。ガンバーチームにかけた時はガンバースーツに邪魔されるが、「誰かに正体がバレると犬になる」呪いに置き換わった。
「私か…? 私こそは邪悪なりしヤミノ……はっ…くっ!」
「あ、いや……じゃなり……あの……やみの……」
3話。初めて人間の姿に変身して虎太郎たちの前に現れ、名前を聞かれてうっかり素性をバラしそうになった際の台詞。
この言葉を曲解した千夏によって、『ジャーナリストの闇野さん』という肩書きが作られてしまった。
「さすがゴクアーク様! 私もお手伝いしちゃおーっと!」
22話のゴクアークガンバルガーの決戦中、ゴクアークを援護しようと電撃で攻撃。ガンバーチームの悲鳴に調子に乗って出力アップした結果、ゴクアークまで感電してガンバルガーに反撃のチャンスを作ってしまう。
「はぁ~… そ、そうだ。ここで逃げたら余計怒られてしまう。何かないか……」
上記の直後、再び援護攻撃するが、またも足を引っ張る結果に・・・。その攻撃とは望遠鏡を巨大な虫眼鏡に変えて、熱線を集めて虎太郎だけを攻撃するという実に耳っちいやり方であった。
だが、暑がる虎太郎が頭上をガンバーソードで庇った際に光線が反射し、威力を倍増した形でゴクアークを直撃。再びゴクアークの足を引っ張ってしまう。
「あ~あ、私が余計な事をしたばっかりにゴクアーク様がやられてしまった。まずかったなどーも…」
結局ゴクアーク敗北の原因を作ってしまい、しょんぼりとうなだれるヤミノリウス。
ちなみに藤兵衛の口癖「まいったなどーも」のパロディである。
「おっ、なんだあれは! おぉ!この気配はゴクアーク様! そうか、ゴクアーク様の魂がまだ残っていたのか! 分かりましたゴクアーク様!このヤミノリウス三世、命をかけてゴクアーク様の魂を自分の体に取り込んで見せます! ハズラムサライヤ~!うおおおお~~っ!」
「フッフッフ……成功だ。見ておれガンバーチーム! 必ず貴様達を倒し、この世を魔界に変え、ゴクアーク様を甦らせてみせる! 大魔界の魔王の力を手に入れたこのヤミノリウス三世がなぁ!ハッハッハッハッハ……!」
先述の直後、電線に引っかかったゴクアークの魂を発見し、命がけで自らの体に取り込み見事成功。打倒ガンバーチームとゴクアーク復活を誓う。
一見シリアスな場面だが、背後では夕焼けにカラスが鳴いておりどこかコミカルとなっている。ファンからはギャグ要素が抜けて完全な悪役になってしまうのではないかと危惧されたが結局杞憂に終わり、むしろ間抜け度はアップしていた。
「甘いな甘いな!お前たち人間は、大魔界のしもべにするために生かしておるのだ」
23話。花火で作った超魔界獣ドカーンで爆発させたものの綿毛の様な物で下ろされ助かった千夏亜衣子先生たちに言った台詞。一貫して生き物の命は奪わないスタンスである。
「美しい…。まるで天使のようだ…」
38話。記憶を失い闇野響史の姿で途方に暮れていた時、通りがかった亜衣子先生の家に招かれ、部屋に飾られた写真に教え子たちと写る彼女の笑顔に見惚れてしまう。
「これほど気を遣ってくれている亜衣子さんに、何かお礼をしたいものだ…。この枯れ草が美しい花ならば」
「おお!?また不思議な力が! この不思議な力の事を亜衣子さんに話すべきだろうか…。もしかすると亜衣子さんは、怖がって私の傍から去って行くかもしれない。今この人がいなくなったら、私は大いに困ってしまう…」
38話。自分を親身に心配してくれる亜衣子先生のために何かしたいと思うと、本当に枯れ草が花に変わってしまった。ヤミノリウスの姿から人間の姿に変身した時を思い返し、自分の不思議な力について悩む。
「そうか!私は正義のジャーナリストだったのか!」
「きみ、ガンバーチームを応援するぞ! フレー!フレー!ガンバーチーム!大魔界の化け物なんか、正義のパワーで打ち砕け~!」
38話。闇野響史の姿で面識がある千夏に「正義のジャーナリストの闇野さん」と言われて勘違いし、千夏と共にガンバーチームに声援を送った時の台詞。この時千夏に亜衣子先生とのツーショット写真を撮影される。ちなみに周りの物を石化させたりガンバルガーゲキリュウガーリボルガーの偽物を作ったりして魔界獣には珍しく一人で頑張っていた石魔界獣イシガッター(SRW)は困惑していた。
「さっきの不思議な力を使えば、亜衣子さんを助けられるかもしれない。でもそんなことをすれば、亜衣子さんは僕を恐れて…。いや!嫌われてもいい!今はこの人を助けなければ!」
「これ以上近づくな~!」
「驚いたでしょう。亜衣子さん…。私には、こんな恐ろしい力があるんです!」
「私が、良い人…? 亜衣子さん…。やはりあなたは天使だ」
38話。イシガッターが千夏を石にしてしまい、亜衣子先生を守ろうとして怖がられるのを承知で魔法で攻撃する。ところが、「不思議な力を持っていてもあなたは良い人だから怖くはない」と亜衣子先生に優しく諭され微笑むのだった。ちなみに攻撃する時だけ、元の八重歯が生えていた。
「記憶はなくなる、ガンバーチームには負ける…まったく今日はツイてなかったなぁ…しかし、記憶を失くしていた間、何だかとてもあったかい所にいた気がするな…。あああ~! わからないぃぃ~…」
同じく38話。戦闘中またもや起こった事故によって呆気なく記憶は取り戻せはしたが、結局いつものように敗走。その胸中にもやもやするモノを残して…。その下では魔法で咲かせた花が優しく揺れていた。
「フフフ…そうか、愛しているのか。アーハハハハ!こいつは傑作だ! この男に会わせてやろうか? お前が愛したこの男に今すぐここで会わせてやろうか。見るがいい…」
41話で掃除機魔界獣スイトッター(SRW未登場)が亜衣子先生から奪った闇野響史とのツーショット写真を見て忘れていた記憶を思い出し、不気味な笑いと共に亜衣子先生に残酷な真実を明かそうとする。
「じゃ~ん、あじゃば~」
同上。亜衣子先生の目の前で闇野響史に変身した際の台詞。
「あじゃぱー」とは驚きと困惑を同時に表す感嘆詞だが、『聖闘士星矢』で蟹座のデスマスクが龍星座の紫龍に倒された際の断末魔としても知られている。余談だがヤミノリウスの声を担当した曽我部氏は同作で双子座のサガ・カノンを演じていた。
「人間などに想いを寄せられるとは、私も堕ちたものだ。こんなものこうしてくれるわ! フフフフ……」
前述の直後、亜衣子先生の宝物だった写真を破り捨てた時の台詞。表情もいつになく極悪な感じになっており、まさに悪役らしい行動ではあるが……。
「ん? お、おいちょっと! 嫌だなあ…そんなに泣いちゃったりして! …おーい、泣くなってば! うわー!! うるさいもう知らん!! …ふーんだ」
前述の行動の結果、あまりのショックに泣きじゃくる亜衣子先生を前にして。目の前で泣かれて思わず慌てふためく辺りが、冷徹な悪役に徹しきれていない証拠であると共に、親しみやすさも伺える。だが、この行為がガンバーチームの逆鱗に触れることになる。
「だから私は悪い人だって言っておるだろうが」
自分を改心させようと燃える亜衣子先生に「あなたは本当は良い人です!」と叫ばれて言った台詞。
「ふーんだ。ただの気まぐれだよーだ」
45話。ゴクアークに見限られ、人間と同様三大魔王のエネルギーとして吸い込まれそうになった時、頭から突っ込んだ亜衣子先生を魔法で救った時に言った台詞。
「大魔王にも見捨てられ、地上を魔界に変える夢も消え去った。もはやこれまで! 好きにするがいい!」
「違う!大魔王に命令されたからではない!私は私の意思でやったのだ! 大魔王など関係ないわ! 私は大魔界の魔導士・ヤミノリウスだぁ~っ!」
46話。三大魔王が敗れた後、青空町民から糾弾され潔く罰を受けようとするのだが、亜衣子先生の説得を受けた青空町民に許されてしまう。大魔王の忠実な部下として尽くしてきたヤミノリウスには受け入れられずに逃げ去ってしまう。
「お前たちはそんな姿にされてもなおゴクアーク様に逆らおうと言うのか?」
「そうか。相変わらず愚かな奴らだ…。サライヤー!」
「行くがいいガンバーチーム。行ってゴクアーク様にやられてしまえ」
最終回。地球を破壊しようとするゴクアークから、犬の姿でも青空町を守るために戦おうとするガンバーチームの頑張りに感じ入ったものがあったのか、彼らと藤兵衛を人間の姿に戻して去って行く。
「本当にこれが私の望んでいた結末なのか?」
「違う…断じて違う!私が望んでいたのは破壊ではない!この世界を消し去る事などではない!」
「いいえ、やめません!我らが望んでいたのは地球の破壊ではなく大魔界に変える事だったはず。地球を消し去ってしまっては、それは叶いません!ゴクアーク様こそ、このような事はおやめ下さい!」
「私は、良い人などではない! だが…この地球を壊させはしない!」
最終回、ゴクアークが地球をバラバラに破壊。裂け目から転落する亜衣子先生を救ったのはヤミノリウスだった。地球を容赦なく破壊するゴクアークの行為に愕然としたヤミノリウスはゴクアークと袂を分かち、地球を自分の魔力で繋ぎ止めようとするのだが、激高したゴクアークから攻撃を受けてしまう…。亜衣子先生に「良い人」と言われ続けても、最後まで一貫して自分を「悪人」と称し続けた。魔法を良い事に使っているためか、魔力の色がそれまでの黒から白に変わっている。
「亜衣子さん……」
直後、立ち上がろうとした所を亜衣子先生に引き止められ、感謝を告げられて。ヤミノリウスが38話以来初めて亜衣子先生の名前を呼んだ時であると同時に、亜衣子先生の想いが報われた瞬間でもあった。
「ええい!世話の焼ける奴らめ」
ゴクアークにガンバーチームが犬にされてしまったのを魔法で見て、ガンバルガーのコクピットに乗り込もうとする時の台詞。
「まったく、飛べもせん癖に無茶をするな!」
ゴクアークの動きを止めるのには成功したものの落下しかけた藤兵衛を救った時の台詞。
「すべては終わった…。大魔界の魔導士ヤミノリウスは、今日を最後に姿を消す。もうお前たちの前にこの姿を現すことはないだろう」
「さらばだ、ガンバーチーム。本当に見事な戦いぶりだったぞ!」
魔王ゴクアークを倒した後。引き留める亜衣子先生の声を振り払うように、ガンバーチームを称賛する言葉を残して何処かへと飛び去っていく。

迷台詞

「364番!宝くじなら前後賞だが、こいつも違う……」
10話。魔界獣イカタコ・ブラザーズの消えない墨で青空町民に番号を書かせガンバーチームの正体を見破る作戦中、イエローガンバーの『365番』を探している時の台詞。大魔界に宝くじがあるのだろうか。
「ハハハハハハハハハハ! イェーイ! かったるい作戦なんかいちいち考えてられっか! 電気ウナギ魔界獣よ! 構わないからそこいらの連中を片っ端からビリビリ野郎にしてしまえ~」
「イェーイ! のってるかい!イェーイ! 燃えるぜ! 魔界獣、いっちょ闇の力でパァーッといってみようか! パァーッとね」
「魔界獣よ! 今こそ闇の力を解き放てぇ! イェーイ」
11話。電気ウナギ魔界獣ウナギトロンにビリビリ人間にされてしまい、ハイテンションになってしまった時の台詞。しかし、台詞の割にはイントネーションは普段と全然変わっていない。
「こぉら!廊下は静かに歩きなさい!」
18話。人体模型姿でタヌキ魔界獣を探そうと青空小学校を歩いていた時、肝試しで通りがかった虎太郎たちに逃げられての台詞。亜衣子先生と出会う前の発言だが、案外似た者同士なのかもしれない。
「あー、あー本日は晴天なり。えー、ご町内の皆様にお知らせがあるのだ。 私、ヤミノリウス三世は今日から良い魔法使いになったのだ!……でございます」
「今まで私がやってきたことは間違っていた! この美しい空は誰のもの、それは皆のもの。この広い大地は誰のもの、それも皆のもの! 私、偉大なるヤミノリウスにとうとう善なる心が芽生えたのです!」
27話。選挙演説のごとく道を巡回し、拡声器で青空町民に改心を宣言してイエローガンバーの悪事を告発するヤミノリウス。もちろん全部嘘であり、魔界獣キカザッターにイエローガンバーの偽物をさせた事による自作自演である。
無実を訴えるイエローガンバーだが、その悪事とは女子のスカートめくり、ブランコの割り込み、車への落書きという虎太郎がやりそうなものばかりだったため、仲間からも信用されないのだった。
「負けるもんか、元気爆発だっ!」
30話。超魔界獣レンズドンの巨大化光線で地球よりも大きくなってしまったゲキリュウガーにレンズドンごと土星までぶっ飛ばされ、へこたれるレンズドンを応援した際の台詞。どちらかといえばガンバーチームが言うべき台詞である。
「た、食べたい! 魔界牛のステーキ! 魔界名物『針の山』!! そして……魔界鍋……!」
26話。とあるレストランに忍び込んだ時の台詞。人間界の料理(少なくともカレー)は口に合わないようで、故郷の味が恋しくなって魔界獣を生み出した
なお、ステーキは紫色の毒々しい色で、針の山はその名の通り饅頭の上に鋭利な針がどっさりと乗っかり、魔界鍋に至っては質の悪い闇鍋のようである。
「全く。何が魔界料理人だ…!」
先述で生み出した料理人魔界獣ビック・ナベーダ(SRW未登場)に魔界鍋を作らせたのだが、蛙と蝙蝠を間違えた結果不味くなったらしい。正直、おぞましい色なので人間の目からしたら対して変わりはなさそうだが… 種としての味覚の違いかもしれない。
ちなみにまだ未完成なのに「ケチケチするな」と勝手に食べたり、小皿に取らないで直接レンゲですくったりと、お行儀は悪い。
「こう寒くてはやっておれんな~、今日はもう家帰って寝ようかなぁ~」
36話。地球を大魔界にする使命も、秋の冷たい風の前には些細な事のようだ。なお、終盤で公園で新聞紙を布団代わりにして寝るというホームレスのような姿を晒していたが、家は何処にあるのだろうか?
「クッ!人間どもめ、昼間からいちゃいちゃいちゃいちゃ…。けどいいなぁ…。私もそろそろお嫁さん欲しいなぁ…。人間世界に一人ぼっちで、本当は寂しいんだよなぁ…」
「くぅ~、くやしい、くやしい~!! こうなったら憂さ晴らしに魔界獣を生み出してくれるぅ!!」
上記の直後。デートでいちゃつくナオミとトシカツを見て独り身を嘆くヤミノリウスだが、二人の「この幸せを誰かに分けてあげたい」という発言を耳にして逆上。カメラ魔界獣デカメラー(SRW未登場)に命じてこのカップルを10人ずつに増殖させるが、やはり只者じゃない青空町民。混乱するどころか「愛が10倍になった」と熱く抱き合う10組のカップルが出来上がり逆効果となってしまった。
なおこの時に限らず、地球の大魔界化のためではなく些細な私欲の為に超魔界獣を生み出す職権乱用行為が度々見られる。
「おお~飛んだ!魔界新記録!」
36話。カメラ魔界獣デカメラーがガンバルガーを遠くまで放り投げた時の台詞。
「私がいっぱい…うれし~。もうこれで寂しくない!やったーっ!…お、おい!ちょっと!おい!おい!…また一人ぼっちになってしまった。がっくし」
36話。デカメラー敗北後、最後の最後で自分を増やされて大喜びしたのもつかの間。すぐに消えてしまい、がっかりして去って行った。
「うそ、きれい。自分に恋をしてしまいそう…」
32話。遠足バスに潜入してイエローガンバーの正体を探そうとバスガイド・闇野りう子に変身した際、鏡に映る自分の美貌に驚いてうっかり惚れそうになってしまった。
「偉大なるヤミノリウス三世の皿回し、もといバス回しとござ~~い。ああいい気分いい気分!」
32話。正体を現して風船魔界獣バルルーン(SRW未登場)でバスを風船に変え、皿回しのように遊ぶヤミノリウス。
「さぁてお立ち合い、これより始まる一幕は、大魔法使いヤミノリウス三世が生み出したる超魔界獣、その名も麗しきシバイラーと、身の程知らずにもこれに歯向かうガンバルガーとの世紀の一戦! 御用とお急ぎで無い方はご覧あれ!見ねば一生の損見れば孫子の代までの語り草だ!さあお立ち合いお立ち合い」
34話。歌舞伎魔界獣シバイラー(SRW未登場)とガンバルガーの戦いの直前、何故か一人で盛り上がって講談師の格好をしたヤミノリウスは扇子片手に、まるで歌舞伎芝居のようにシバイラーとガンバルガーの戦いの宣伝口上を述べる。
直後に虎太郎は「なぁにしてんだアイツ」と突っ込んだ。
「こんなファッションいやだぁ~!」
38話。石魔界獣イシガンダー(SRW未登場)の起こした事故で記憶喪失になり、感性が人間界に引っ張られたのかガラスに映った自分の格好を嫌がるヤミノリウス。するとその叫びに体が反応したのか、無意識に闇野響史の姿に変身する。
「ほ~これは中々…。」
40話。正月に闇野響史の姿で出歩いた際、日本酒を飲まされた時の感想。この後一升瓶を一気飲みし、しかも「よーしもう一本!」と完全に好物になったらしい。
「う~んいい気持ちだ、今日はもう帰って寝てしまうかな!」
40話。振る舞い酒をもらって泥酔して上機嫌になり、何もせずに帰ろうとした。結果的にはこのあと超魔界獣を生み出して一働きするものの、下手をすれば本当に何もせず帰っていた可能性が高い。
まぁ、人間界の食べ物はいずれも口に合わないようで、初めて人間界で美味いと思える物を味わえた結果、かもしれない。味噌ラーメンを注文する気満々だったり、闇野響史の姿で酒や紅茶飲んでたのでただ単にあのカレーがまずかっただけかもしれないが。
「子供のおもちゃか。ロクなものがないなまったく…」
41話で人間の一番大切なものを吸い取る掃除機魔界獣スイトッター(SRW未登場)で奪った力哉鷹介のガンバーブレスとコマンダーを見てからのメタ発言。まさか宿敵ガンバーチームのアイテムとは夢にも思わないヤミノリウス。
「う~ん。どうも最近ネタ切れだ。何かよい魔界獣のネタはないものか」
43話。魔界獣の材料を探して青空町を飛び回っている時の台詞で微妙にメタ発言。番組もそろそろ佳境で、スタッフの本音なのかもしれない。
「いつもここでひどい目に遭うからな。ちょっと離れてみるとするか」
43話。テレビの天気予報の等圧線から作った天気魔界獣ウェザラー(SRW未登場)に能力を見せるように言うが、ここでようやく学習したのか魔界獣の被害を喰らわないように離れてみる。結局無駄だったが。
「じゃあ、味噌ラーメンを大盛りで」
45話。うらない魔界獣ウラナイナイ(SRW未登場)に腹ごしらえがしたいと言われて力哉の実家のラーメン屋に連れて行った時、力哉の父に注文を聞かれて。この後、見事なノリツッコミをする。
「ゾイワコヨスマデゾイワコノスマデ、サーラサラサラマカイヤゾイゴス!今こそここに…」
亜衣子先生「闇野さん!!」
「はいっ!!」
45話。魔王復活の呪文を唱える最中亜衣子先生に見つかり、つい背筋を伸ばして直立不動してしまう。
「おいこら遊ぶな魔界獣! 困らすどころか笑われとるぞ! えーいやめんかこのたわけ! 私の声が聞こえぬかぁ~!」
サントラ収録『そんないつもの青空city』の歌詞。やっぱり笑われてるんですね…。

スパロボシリーズの名台詞

「貴様、偉大な魔法使いであるこの私によくもこのような仕打ちを・・・!」
「くっ、覚えてるがいい! この借りは必ず返してくれるぞ!」
『NEO』第14話「パフリシア城奪還!!うなれ、怒りの魔法剣!」より。アンプと口論した時の台詞。
「あー、おほん。そこの方、少しよろしいでしょうか?」
亜衣子先生「…! あ、あなたは…!」
「先の戦いを振り返って少しインタビューをしたいのだが」
「正義のジャーナリストとしてな」
亜衣子先生「闇野さん…」
『NEO』のEDより。世界が平和になり、全てが元の生活になったが、悲しみに暮れる亜衣子先生の前に現れた際の台詞。原作ではEDでのみの再会であったが、『NEO』では前述の通りジャーナリストとして生きる道を選んだ。

関連機体

ガンバルガー
宿敵ガンバーチームの乗る機体。原作最終話で共闘した際には、霧隠藤兵衛とともに乗り込んだ。
ヨロイデル
魔界獣辞典・動物編で召喚した、初の動物魔界獣。
ドカーン
ゴクアークの魔力を取り込んで初めて生み出した超魔界獣。NEOでは最初から生み出すことが可能。

余談

  • 敵役でありながら、番組エンディングテーマ「ガンバー体操」を歌う「元気爆発隊」のメンバーである(ガンバーチームの3人と霧隠藤兵衛とで参加)。余談だが、原作32話では前述の通り、バスガイドに女装し、女声で一部を歌うという一幕もある。
    • ヤミノリウスIII世らしいコミカルな演出であるが、6番の歌詞で「たまには良いことしたい」と歌っていたり最終的に造反してガンバーチーム側に付いた結果を顧みると、その伏線だったとも解釈できる。