「頭翅」の版間の差分
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− | + | また、これを境にアポロニアスへ向ける感情も愛憎入り混じった執念に近いものへと変質、これが後に[[トワノ・ミカゲ]]と化している。 | |
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− | + | 長きに渡る眠りから一足早く目覚め、まだ眠っている同胞を覚醒させるために大規模な人間狩りを行っていた。アトランディアの状況が深刻なため率先して前線に出ており、開始早々に[[シリウス・ド・アリシア|シリウス]]を殺害する、[[アポロ]]を誘き出すため森を焼き払う、[[紅麗花|麗花]]の持つスコルピオスの過去世を利用して籠絡するなど大きく行動している。また、TV版と比べて女性的な一面が強く描写されている。 | |
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目的の一つに、人間と完全に断絶した存在へと天翅を昇華させることがあり、そのために“翅の契り”を太陽の翼たるアクエリオンと結ぼうとしていた。行動自体は成功し受胎したものの、その意志総体と言えるアポロがひたすらにシルヴィアだけを想っていたことが原因で流産、さらに受胎能力自体を失い、ケルビム・ヴェルルゼバも元々の白から黒へと変貌してしまった。この時の絶望と悲しみで、地球全土が凍りつく事態に陥っている。 | 目的の一つに、人間と完全に断絶した存在へと天翅を昇華させることがあり、そのために“翅の契り”を太陽の翼たるアクエリオンと結ぼうとしていた。行動自体は成功し受胎したものの、その意志総体と言えるアポロがひたすらにシルヴィアだけを想っていたことが原因で流産、さらに受胎能力自体を失い、ケルビム・ヴェルルゼバも元々の白から黒へと変貌してしまった。この時の絶望と悲しみで、地球全土が凍りつく事態に陥っている。 | ||
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+ | 眠りにつくまでの顛末は同じだが、こちらでは[[並行世界]]で起きた戦いの影響を受け、同胞に一足遅れる形でアポロの[[覚醒]]に伴い復活。「影響を与えた」方の並行世界の頭翅が受胎能力を失って男性よりになった影響か、こちらの頭翅もそちらに引かれる形で男性よりの人格となり、[[ケルビム・ヴェルルゼバ]]も最初から黒である。 | ||
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− | + | アクエリオンと戦っていくうちに、ソーラーアクエリオンこそが「太陽の翼」であることを確信。その上でセリアンの負の部分を受け継いだシリウスを利用し、堕天翅族に引き込んで人間同士の醜い争いを演じさせ、セリアンへ対する復讐を達成しようとした。しかし、堕天翅族復活の悲願であった生命の大樹は不完全な形で成熟し、アポロニアスが人間との調和を望んでいたことを知り、アポロニアスの一部であるアクエリオンのエレメントとなり、生命の大樹を安定させるためアポロと「無限合體拳」により共に人柱となった。 | |
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=== アクエリオンEVOL === | === アクエリオンEVOL === | ||
− | + | 最後の創聖合体時、精神のリンクによりアポロの過去生がアポロニアスではなく、その飼い犬だったポロンであること、さらにアポロニアスの転生体が[[不動GEN]]であったことを知り、強い衝撃を受けていた。それでも、「翅なし」と蔑んだ人間の在り方やその心を知ったことで、その事実を受け入れてアポロニアスの愛した世界を救うため創聖合体を完遂、次元の狭間で眠りについた。 | |
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− | + | しかし、あまりにも深すぎたアポロニアスへの愛憎は、最後の最後で知った予想外の事実による驚愕によって憎悪の部分が肥大化、頭翅の心変わりに伴い分離。頭翅本人の制御を離れて単一の存在となり、何処かへと去った。これが後にトワノ・ミカゲとなり、12000年を越えて新たな戦いを巻き起こすこととなった。 | |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == |
2016年2月25日 (木) 22:17時点における版
聖天翅・頭翅・エパノルト(Toma)
堕天翅族のリーダー格。12000年前はアポロニアスの許婚だった為、彼に対する執着心も強い。
1万2000年前
「最強の天翅」と謳われた戦翅アポロニアスの許婚であり、自身もまた強力な天翅であった。反旗を翻した人類との闘争の中で、アポロニアスが人間の戦士であるセリアンと出会い、恋に落ちたことで天翅族を離反したことに衝撃を受ける。
頭翅自身はアポロニアスへの愛こそ変わらなかったものの、その心の移り変わりについては全く理解出来ず混乱しており、一度は奪還に成功したものの、天翅族から彼の処刑を命じられ取り乱してしまう。そして、アポロニアスを取り戻すために向かってきたセリアンが捕縛されたことで、彼女を逃がす代わりに天翅族へと帰還するようアポロニアスに求めたが拒絶され、さらにセリアンを救うためにアポロニアスが自らの翼を千切り捨てたことが決め手となり、深い絶望と人間への憎悪を抱き、それを後々まで引きずることとなる。
また、これを境にアポロニアスへ向ける感情も愛憎入り混じった執念に近いものへと変質、これが後にトワノ・ミカゲと化している。
そして、ソーラーアクエリオンを「太陽の翼」として覚醒させたアポロニアス達によってアトランディアが封印されたことで、同胞共々1万2000年の眠りにつくこととなった。だが最終決戦の直前、ソーラーアクエリオンのエレメントの一人であったスコルピオスを惑わし、アポロニアスを間接的に殺害している。
創星のアクエリオン
長きに渡る眠りから一足早く目覚め、まだ眠っている同胞を覚醒させるために大規模な人間狩りを行っていた。アトランディアの状況が深刻なため率先して前線に出ており、開始早々にシリウスを殺害する、アポロを誘き出すため森を焼き払う、麗花の持つスコルピオスの過去世を利用して籠絡するなど大きく行動している。また、TV版と比べて女性的な一面が強く描写されている。
目的の一つに、人間と完全に断絶した存在へと天翅を昇華させることがあり、そのために“翅の契り”を太陽の翼たるアクエリオンと結ぼうとしていた。行動自体は成功し受胎したものの、その意志総体と言えるアポロがひたすらにシルヴィアだけを想っていたことが原因で流産、さらに受胎能力自体を失い、ケルビム・ヴェルルゼバも元々の白から黒へと変貌してしまった。この時の絶望と悲しみで、地球全土が凍りつく事態に陥っている。
最終的にはソーラーの放った「地球復活拳」の直撃を喰らい、太陽の翼に灼かれながら死亡した。
この戦いで起きた数々の事象は、12000年前に分岐した別の世界へも影響を及ぼしている。
創聖のアクエリオン
眠りにつくまでの顛末は同じだが、こちらでは並行世界で起きた戦いの影響を受け、同胞に一足遅れる形でアポロの覚醒に伴い復活。「影響を与えた」方の並行世界の頭翅が受胎能力を失って男性よりになった影響か、こちらの頭翅もそちらに引かれる形で男性よりの人格となり、ケルビム・ヴェルルゼバも最初から黒である。
こちらの戦いでは、堕天翅族復活のためにプラーナを奪い、生命の大樹を励起させることと、アポロニアスの求婚相手である人間のセリアンへの復讐を目論んでいた。
アクエリオンと戦っていくうちに、ソーラーアクエリオンこそが「太陽の翼」であることを確信。その上でセリアンの負の部分を受け継いだシリウスを利用し、堕天翅族に引き込んで人間同士の醜い争いを演じさせ、セリアンへ対する復讐を達成しようとした。しかし、堕天翅族復活の悲願であった生命の大樹は不完全な形で成熟し、アポロニアスが人間との調和を望んでいたことを知り、アポロニアスの一部であるアクエリオンのエレメントとなり、生命の大樹を安定させるためアポロと「無限合體拳」により共に人柱となった。
アクエリオンEVOL
最後の創聖合体時、精神のリンクによりアポロの過去生がアポロニアスではなく、その飼い犬だったポロンであること、さらにアポロニアスの転生体が不動GENであったことを知り、強い衝撃を受けていた。それでも、「翅なし」と蔑んだ人間の在り方やその心を知ったことで、その事実を受け入れてアポロニアスの愛した世界を救うため創聖合体を完遂、次元の狭間で眠りについた。
しかし、あまりにも深すぎたアポロニアスへの愛憎は、最後の最後で知った予想外の事実による驚愕によって憎悪の部分が肥大化、頭翅の心変わりに伴い分離。頭翅本人の制御を離れて単一の存在となり、何処かへと去った。これが後にトワノ・ミカゲとなり、12000年を越えて新たな戦いを巻き起こすこととなった。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 射撃・防御を除く能力が全敵パイロット中ベスト5に入り、全地形適応S、特殊能力に2回行動、極、再攻撃等凶悪なものが揃っている、危険極まりない敵。ただ、強力な隊長効果を持つアポロを優先的に狙って来るため、反撃準備を整えておけば意外とあっさり対処出来る。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- ミッションバトルの他、2話のイベントでベクタールナに搭乗。アクエリオンが本来の主であるアポロ達を選んだ事に一度は苛立ったものの、同時に現れたニルヴァーシュの説得を受けてシルヴィアにルナを返還。時空の狭間に戻り、以後登場しない。
- 『EVOL』放送前なので、当然アポロの過去生については特に触れなかったが……。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- アポロやシリウスと共に次元の狭間で眠っており、アマタとカグラがアポロ達を目覚めさせたのと同時に復活。アポロの過去生については「愛の敗者は大人しく去るのみ」と容認していた。
- その後は不動と共に自らの半身であるミカゲを追い、頭翅はミカゲを受け入れ、不動は頭翅を受け入れた。
パイロットステータス設定の傾向
堕天翅族のリーダー格だけあって最強クラスの能力を持つ。
能力値
全パイロット中でもトップクラスの能力を持ち、付け入る隙はどこにもない。唯一回避だけが僅かに低いだけ。総合力では両翅と共に作中最強の能力を誇るが、隊長効果の問題で譲る攻撃力以外は技能の面で勝る。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- Z
- 超能力L9、2回行動、気力+ (ダメージ)、戦意高揚、極、再攻撃
- 何かの冗談かと思いたいくらい強力なラインナップ。極+超能力+隊長効果まで加わっては、リアル系といえども回避は困難。底力を持っていないのは不幸中の幸いか。アポロを優先して狙うため、対処はしやすい。
小隊長能力(隊長効果)
- 「命中率+20%」
- 『Z』で採用。この能力のおかげで命中率が高い。
人間関係
- アポロニアス
- 許嫁だった存在(ちなみに堕天翅族の生殖活動は男女の肉体に依らないため、性別と恋愛は無関係)。深い絆で結ばれていたが、セリアンの存在がもとで破局。
- アポロ
- 許婚の来世と見ており、度々ちょっかいを出す。アポロにとっても親友の仇。
- シリウス・ド・アリシア
- セリアンの闇の過去生であるシリウスを復讐の道具として使う。
- 音翅
- 現在の恋人。
- トワノ・ミカゲ
- 1万2000年後における自身の闇の転生。
他作品との人間関係
名台詞
- 「太陽の翼とは、我が愛する神話的複合生命体、アクエリオンのことだ!」
「アポロニアスは私を裏切り、アトランディアを去って行った……」
「しかし、翅無しどもの地で、新たな姿として生まれ変わり、帰ってきたんだよ。太陽の翼アクエリオンとして……!」
「そして太陽の翼は、恐ろしいほどに美しい光で、アトランディアを滅ぼした。それはそれは、美しい光で……」 - 終盤で語った「太陽の翼」に関する真相。ちなみに彼が語る時間軸ではアポロニアスに由来するパーツがソーラーに組み込まれていないため、意訳するなら「天翅族を裏切ったアポロニアスが、今度はアクエリオンに乗ってまた戦場に現れた」となる。
スパロボシリーズの名台詞
- 「さあ…太陽の翼よ」
「一時の間、眠りから覚め生命の樹を汚した蝶の羽の悪魔に罰を与えよう」 - 『ZSPD』で月光号の危機を目の当たりにしたアポロの叫びに呼応するかの如く、時空転移によって神話型アクエリオンを釧路平原へと出現させるが…。
- 「毒を撒き散らす悪魔よ…太陽の翼と一つになった私の相手が務まるかな?」
- 『ZSPD』で機械天翅の降臨に一層の戦意を掻き立てられたギンガナムを冷笑するが、アクエリオンを私物化して優越感に浸っているかのような頭翅の発言はアポロ&シリウスを逆上させる。
- 「温かいオーラの持ち主よ…もう一度、あの日の奇跡を私に見せてくれるか?」
「天翅と翅無しを越えた出会いの奇跡を」 - 『ZSPD』。アポロ達と不毛な小競り合いに没頭する様をシルヴィアから一喝された事で目が覚め、ベクタールナを彼女へと託す。
- 「翅無し…いや、ヒトよ。太陽の翼をもう一度お前達に預けよう」
「私は次元の狭間で見させてもらうぞ。お前達の戦いを」 - 『ZSPD』。今一度ヒトの手にアクエリオンを委ね、頭翅は戦場から姿を消す。
- (愛の敗者は去るのみ……それは1万2000年前も、今も同じだ)
(だが、悲しむ必要も憎む必要もない。アポロニアスの愛した者達を、私達も愛しよう)
搭乗機体・関連機体
- ケルビム・ヴェルルゼバ
- 自身専用となる最強のケルビム兵。「創星」では白だったが目論見の失敗に伴い黒に変色している。
- ソーラーアクエリオン
- 劇中で「太陽の翼」と呼んでいたのはこれのこと。