「GR-2ガーランド」の版間の差分

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『PART I』より登場した[[ガーランド]]の正式採用型。
 
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『PART II』にて[[MZ23]]の主力兵器の一つとして活躍する事になる。
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『PART II』にて[[MZ23]]の主力兵器の一つとして量産され、活躍する事になる。
  
 
=== 機体概要 ===
 
=== 機体概要 ===
前作にて[[B.D.]]によって奪還された試作実験機のガーランドのデータを解析し、MZ23軍部が量産・正式採用化した[[マニューバスレイヴ]]。試作実験機の方が「MZ23のメインコンピューターである[[バハムート]]の最終プロテクト『7G』を解除する為のファクター」としての側面を持っていたのに対し、本機は純粋な戦闘用とした開発された物となっている。また、機体のカラーリングも試作実験機が白と赤のツートンカラーであった(軍部ではなく民間人に偽装目的で施された物だが)のに対し、宇宙空間での迷彩色も兼ねてなのか黒を基調とした物となっている。
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前作にて[[B.D.]]によって奪還された試作実験機のガーランドのデータを解析し、MZ23軍部が量産・正式採用化した[[マニューバスレイヴ]]。試作実験機の方が「MZ23のメインコンピューターである[[バハムート]]の最終プロテクト『7G』を解除する為のファクター」としての側面を持っていたのに対し、本機は純粋な戦闘用とした開発された物となっている為、「[[ドラグーン|試作機よりも性能の高い量産機]]」となっている。また、機体のカラーリングも試作実験機が白と赤のツートンカラーであった(軍部ではなく民間人に偽装目的で施された物だが)のに対し、宇宙空間での迷彩色も兼ねてなのか黒を基調とした物となっている。
  
試作実験機と同様、マニューバクラフトとマニューバスレイヴの二形態へほぼ瞬時に変形可能となっており、これによってハーガンの時には必要不可欠であった腕部・脚部を輸送したトレーラーによるサポートの問題点が解消されている。最大の特徴は、マニューバクラフト形態においてタイヤによる地上走行であったハーガンや試作実験型と異なり、本機は実用型反重力システムとバーニア・スラスターによって地上40~80cm位をホバー走行で移動する点にある。このシステムは、マニューバクラフトが本来採用するはずの物であったのだが、ハーガンや試作実験型の開発時にはまだ技術的に再現出来なかった為、タイヤによる地上走行という代替案になっていたという経緯となっており、本機になってようやくマニューバスレイヴが完成型にまで至ったと言える。また、操縦システムが通常のバイクと同じハンドル型からスティック型に変更されている他、タイヤの装着されていた部分だけでなくマニューバスレイヴのふくらはぎ部分にもバーニアやスラスターが増設された結果、マニューバクラフト・マニューバスレイヴ双方における機動性は、試作実験型を完全に上回る事になっている。なお、試作実験型には「マニューバスレイヴ形態において、両肩部分の駆動系に関するパイプが剥き出しになっている」という致命的な弱点を抱えていたのに対し、本機はマニューバスレイヴへの変形時にて両肩部分にプレート状のアーマーが被さる事で解消されている。主な武装は、手持ち武器となるビームガンの他に、劇中で使用していないがビームサーベルも装備している模様。
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試作実験機と同様、マニューバクラフトとマニューバスレイヴの二形態へほぼ瞬時に変形可能となっており、これによってハーガンの時には必要不可欠であった腕部・脚部を輸送したトレーラーによるサポートの問題点が解消されている。最大の特徴は、マニューバクラフト形態においてタイヤによる地上走行であったハーガンや試作実験機と異なり、本機は実用型反重力システムとバーニア・スラスターによって地上40~80cm位をホバー走行で移動する点にある。このシステムは本来、マニューバスレイブの開発当初より採用するはずであったのだが、ハーガンや試作実験機の開発時にはまだ技術的に再現出来なかった為、タイヤによる地上走行という代替案になっていたという経緯となっており、本機になってようやくマニューバスレイヴが本来の完成型にまで至ったと言える。また、操縦システムが通常のバイクと同じハンドルバー型から戦闘機の様なグリップ式のコントロール・スティック型に変更されている他、タイヤの装着されていた部分だけでなくマニューバスレイヴのふくらはぎ部分にもバーニアやスラスターが増設された結果、マニューバクラフト・マニューバスレイヴ双方における機動性は、試作実験機を完全に上回る事になっている。なお、試作実験機には「マニューバスレイヴ形態において、両肩部分の駆動系に関するパイプが剥き出しになっている」という致命的な弱点を抱えていたのに対し、本機はマニューバスレイヴへの変形時にて両肩部分にプレート状のアーマーが被さる事で解消されている。主な武装は、手持ち武器となるビームガンの他に、劇中で使用していないがビームサーベルも装備している模様。
  
 
完成してからは、ハーガンに代わるMZ23自治軍の主力として機種転換が行われ始めているが、やはり複雑な変形機構故に生産性に問題があった為か配備数は少なく、更には異文明との接触により驚異的な技術・軍事力・物量までも備えていたデザルグ軍の前には、性能不足が否めない部分もあった模様。この為、兵器の「質」の向上を目指すしかなかったMZ23自治軍は、本機の更なる向上型として新たに[[ヴィルデ=ザウ]]が開発される事になっている。
 
完成してからは、ハーガンに代わるMZ23自治軍の主力として機種転換が行われ始めているが、やはり複雑な変形機構故に生産性に問題があった為か配備数は少なく、更には異文明との接触により驚異的な技術・軍事力・物量までも備えていたデザルグ軍の前には、性能不足が否めない部分もあった模様。この為、兵器の「質」の向上を目指すしかなかったMZ23自治軍は、本機の更なる向上型として新たに[[ヴィルデ=ザウ]]が開発される事になっている。
  
『PART II』劇中では、正式採用機である本機が「ガーランド」と呼称されているのに対し、試作実験型の方は「'''[[プロトガーランド]]'''」と呼称されている。また、規格自体は共通している事から、B.D.によって奪還が行われた後、本機のパーツを利用する形でプロトガーランドは改修される事になっている。
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『PART II』劇中では、正式採用機である本機が「ガーランド」と呼称されているのに対し、試作実験機の方は「'''[[プロトガーランド]]'''」と呼称されている。また、規格自体は共通している事から、B.D.によって奪還が行われた後、本機のパーツを利用する形でプロトガーランドは改修される事になっている。
  
 
=== 劇中の様相 ===
 
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;「ROCK CAFE」
 
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*試作型の[[ガーランド]]([[プロトガーランド]])を除いてメガゾーン23の登場兵器の殆どがマイナーな為か、話題に挙がる事が殆ど無いが、GR-2もまた『[[機甲戦記ドラグナー]]』に登場する[[ドラグーン]]と同様、'''試作機よりも強い量産機'''という、珍しく'''現実的な演出'''がなされた機体である。
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2023年8月2日 (水) 08:37時点における最新版

GR-2ガーランド
登場作品 メガゾーン23
初登場SRW スーパーロボット大戦D
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 マニューバスレイヴ
生産形態 量産機
動力 反発動力システム
開発 MZ軍部
主なパイロット 兵士
テンプレートを表示

GR-2ガーランドは『メガゾーン23』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

『PART I』より登場したガーランドの正式採用型。

『PART II』にてMZ23の主力兵器の一つとして量産され、活躍する事になる。

機体概要 [編集 | ソースを編集]

前作にてB.D.によって奪還された試作実験機のガーランドのデータを解析し、MZ23軍部が量産・正式採用化したマニューバスレイヴ。試作実験機の方が「MZ23のメインコンピューターであるバハムートの最終プロテクト『7G』を解除する為のファクター」としての側面を持っていたのに対し、本機は純粋な戦闘用とした開発された物となっている為、「試作機よりも性能の高い量産機」となっている。また、機体のカラーリングも試作実験機が白と赤のツートンカラーであった(軍部ではなく民間人に偽装目的で施された物だが)のに対し、宇宙空間での迷彩色も兼ねてなのか黒を基調とした物となっている。

試作実験機と同様、マニューバクラフトとマニューバスレイヴの二形態へほぼ瞬時に変形可能となっており、これによってハーガンの時には必要不可欠であった腕部・脚部を輸送したトレーラーによるサポートの問題点が解消されている。最大の特徴は、マニューバクラフト形態においてタイヤによる地上走行であったハーガンや試作実験機と異なり、本機は実用型反重力システムとバーニア・スラスターによって地上40~80cm位をホバー走行で移動する点にある。このシステムは本来、マニューバスレイブの開発当初より採用するはずであったのだが、ハーガンや試作実験機の開発時にはまだ技術的に再現出来なかった為、タイヤによる地上走行という代替案になっていたという経緯となっており、本機になってようやくマニューバスレイヴが本来の完成型にまで至ったと言える。また、操縦システムが通常のバイクと同じハンドルバー型から戦闘機の様なグリップ式のコントロール・スティック型に変更されている他、タイヤの装着されていた部分だけでなくマニューバスレイヴのふくらはぎ部分にもバーニアやスラスターが増設された結果、マニューバクラフト・マニューバスレイヴ双方における機動性は、試作実験機を完全に上回る事になっている。なお、試作実験機には「マニューバスレイヴ形態において、両肩部分の駆動系に関するパイプが剥き出しになっている」という致命的な弱点を抱えていたのに対し、本機はマニューバスレイヴへの変形時にて両肩部分にプレート状のアーマーが被さる事で解消されている。主な武装は、手持ち武器となるビームガンの他に、劇中で使用していないがビームサーベルも装備している模様。

完成してからは、ハーガンに代わるMZ23自治軍の主力として機種転換が行われ始めているが、やはり複雑な変形機構故に生産性に問題があった為か配備数は少なく、更には異文明との接触により驚異的な技術・軍事力・物量までも備えていたデザルグ軍の前には、性能不足が否めない部分もあった模様。この為、兵器の「質」の向上を目指すしかなかったMZ23自治軍は、本機の更なる向上型として新たにヴィルデ=ザウが開発される事になっている。

『PART II』劇中では、正式採用機である本機が「ガーランド」と呼称されているのに対し、試作実験機の方は「プロトガーランド」と呼称されている。また、規格自体は共通している事から、B.D.によって奪還が行われた後、本機のパーツを利用する形でプロトガーランドは改修される事になっている。

劇中の様相 [編集 | ソースを編集]

暴走族集団である「TRASH」を率いて時祭イヴの元に向かおうとする矢作省吾達の前に、MZ23軍部の人間達の操縦する複数の機体が妨害しようとしたが、TRASHの面々がマシンガンやバズーカ等で武装していた結果、戦闘不能に追い込まれたり撃破されてしまう様子を見せている。

その後、侵入してきたデザルグの自動攻撃弾から市民を守るべく戦った機体もいたが、こちらはメカ触手攻撃の前に文字通り血祭りにされている等、本来ならば高性能機であるはずなのに所謂「敵役(または『やられ役』)」であったが故なのか、悲惨な役回りばかりを演じる事になってしまった。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦D
初登場作品。原作通りメガゾーン系のシナリオで登場する他、なんとバイク好きであるドゥカー・イクにより多数強奪され、ザンスカール帝国の戦力にされるという『Vガンダム』とのクロスオーバーがある。 ただし、ガーランドと違って実用反発動ユニットを備えた本機にはタイヤパーツがない

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

格闘
ビームガン
プロトガーランドの使用するビームガンは、劇中では本機から奪ったもの。
ビームサーベル
劇中では使用していないが、戦闘時におけるやり取りから装備していた事が伺われる。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

変形
バイクから人型(マニューバスレイヴ)へと変形する。
銃装備
撃ち落としを発動。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

ホバー
MC形態。宇宙不可。
MS形態。飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

SS

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「ROCK CAFE」

余談[編集 | ソースを編集]