「メガゾーン23」の版間の差分
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『[[超時空要塞マクロス]]』のスタッフが参加しており、変形メカ、アイドル、都市を内包した宇宙船といった共通項が多い。一方で変形メカがバイクであるなど差別化も見られる。キャラクターデザインが各章で違うのも本作の特徴で、特にPART1とPART2が顕著。'''PART2はグロテスクな表現が含まれているので視聴には要注意。''' | 『[[超時空要塞マクロス]]』のスタッフが参加しており、変形メカ、アイドル、都市を内包した宇宙船といった共通項が多い。一方で変形メカがバイクであるなど差別化も見られる。キャラクターデザインが各章で違うのも本作の特徴で、特にPART1とPART2が顕著。'''PART2はグロテスクな表現が含まれているので視聴には要注意。''' | ||
− | 2007年にラジオドラマ『メガゾーン23 ザ・エクステンド・ストーリー』とPS3用ゲーム『メガゾーン23 | + | 2007年にラジオドラマ『メガゾーン23 ザ・エクステンド・ストーリー』とPS3用ゲーム『メガゾーン23 青いガーランド』が製作されている。共に世界観はPART2や『III』と繋がらないパラレルストーリーである。2017年6月にはAICが新作アニメーション『メガゾーン23XI』の企画を発表した。2020年以降展開はなかったが、2023年に「メガゾーン23リブートプロジェクト」の「G-PROJECT」として再始動した。 |
[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pのお気に入りの作品らしく、「メガゾーンも入れたいって言ってるのに毎回却下される」とイベントで語っている。 | [[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pのお気に入りの作品らしく、「メガゾーンも入れたいって言ってるのに毎回却下される」とイベントで語っている。 | ||
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;デザルグ | ;デザルグ | ||
:MZ23に侵攻する外部勢力。技術力はMZ23の自治軍より50年先らしく、事実としてMZ23の自治軍を終始圧倒していた。 | :MZ23に侵攻する外部勢力。技術力はMZ23の自治軍より50年先らしく、事実としてMZ23の自治軍を終始圧倒していた。 | ||
− | :その起源は「最終戦争」まで遡り、当時の地球政府に対抗していた火星政府の末裔である。彼らの母船は全長1000㎞とメガゾーン23を遥かに上回る巨体を有し、技術力だけでなく物量もメガゾーン軍とは比較にならない。彼らもまた地球圏への帰還を最終目標としているが、A.D.A.M. | + | :その起源は「最終戦争」まで遡り、当時の地球政府に対抗していた火星政府の末裔である。彼らの母船は全長1000㎞とメガゾーン23を遥かに上回る巨体を有し、技術力だけでなく物量もメガゾーン軍とは比較にならない。彼らもまた地球圏への帰還を最終目標としているが、A.D.A.M.の審判を回避するための手段を有していない為、「EVEプログラム」が封印されたメガゾーン23を執拗に付け狙っている。 |
+ | :地球圏にまで辿り着いてもなお、メガゾーン23に対しては「攻撃」を続け「対話」や「和平」という道は選ぼうとせず、強硬突破に近い形で地球へ向かおうとした結果、最後は月のA.D.A.M.の審判による容赦の無い蹂躙を受ける形で消滅。滅亡する末路を迎えた。 | ||
;A.D.A.M. | ;A.D.A.M. | ||
− | : | + | :月の地球防衛システム。地球管理システムの一翼を担う超兵器で、月そのものが地球圏に接近する物体を外敵として破壊する完全自律機動砲台となっており、その威力はメガゾーン23を圧倒していたデザルグの母船を一撃で消滅させるほど絶大。 |
:その主な目的は地球再生システム(SYSTEM)が地球の環境再生を完了するまで、地球圏に近付く物体を問答無用で排除することにある。しかし、時が至った場合には移民船の受け入れが開始され、移民船の「EVEプログラム」からデータを受け取り、彼らが本当に帰還する資格があるかを見定めて判定を下す裁定者としての役割も有している。資格が無いと判断されれば、外敵として排除されてしまう。 | :その主な目的は地球再生システム(SYSTEM)が地球の環境再生を完了するまで、地球圏に近付く物体を問答無用で排除することにある。しかし、時が至った場合には移民船の受け入れが開始され、移民船の「EVEプログラム」からデータを受け取り、彼らが本当に帰還する資格があるかを見定めて判定を下す裁定者としての役割も有している。資格が無いと判断されれば、外敵として排除されてしまう。 | ||
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− | : | + | :初参戦作品にして現状唯一の参戦作。名義は第一作の『メガゾーン23』のみだが、内容としては『PART2』まで含まれる<ref>キャラクターデザインは全員『PART1』に統一されている。</ref>。 |
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− | : | + | :なお、再現マップのサブタイトルは主題歌の題名「背中ごしにセンチメンタル」ではなく「背中ごし'''の'''センチメンタル」になっている。 |
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2024年4月30日 (火) 07:47時点における最新版
メガゾーン23 | |
---|---|
読み | メガゾーン ツースリー |
監督 |
石黒昇(PART I) 板野一郎(PART II) |
キャラクターデザイン |
平野俊弘(PART I、現:平野俊貴) 梅津泰臣(PART II) 美樹本晴彦(PART I・II共に時祭イヴデザイン) |
メカニックデザイン | 荒牧伸志 |
音楽 | 鷺巣詩郎 |
制作 |
アートランド、アートミック(PART I) AIC、アートミック(PART II) |
発売日 |
1985年3月5日(PART I) 1986年5月30日(PART II) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦D |
『メガゾーン23』はアートランド他制作のOVA作品。
概要[編集 | ソースを編集]
1985年に発売されたOVA作品で、その後もシリーズとして『PART II』(以下PART2)と前後編の『III』と、計4本が発売された。一作目は二作目にちなんで「PART1」と呼ばれることもあり、本項もそれに倣うこととする。
タイトル | 発売日 |
---|---|
メガゾーン23 | 1985年3月5日 |
メガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・い | 1986年5月30日 |
MEGAZONE23 III イヴの目覚め | 1989年9月28日 |
MEGAZONE23 III 解放の日 | 1989年12月22日 |
『超時空要塞マクロス』のスタッフが参加しており、変形メカ、アイドル、都市を内包した宇宙船といった共通項が多い。一方で変形メカがバイクであるなど差別化も見られる。キャラクターデザインが各章で違うのも本作の特徴で、特にPART1とPART2が顕著。PART2はグロテスクな表現が含まれているので視聴には要注意。
2007年にラジオドラマ『メガゾーン23 ザ・エクステンド・ストーリー』とPS3用ゲーム『メガゾーン23 青いガーランド』が製作されている。共に世界観はPART2や『III』と繋がらないパラレルストーリーである。2017年6月にはAICが新作アニメーション『メガゾーン23XI』の企画を発表した。2020年以降展開はなかったが、2023年に「メガゾーン23リブートプロジェクト」の「G-PROJECT」として再始動した。
寺田貴信Pのお気に入りの作品らしく、「メガゾーンも入れたいって言ってるのに毎回却下される」とイベントで語っている。
ストーリー[編集 | ソースを編集]
PART1[編集 | ソースを編集]
1980年代の東京、主人公・矢作省吾はどこにでもいるような普通の若者だった。しかしある夜、友人から一台の軍用バイク=ガーランドを見せられてから、さらに偶然訪れた廃墟の街で一人の軍人B.D.に出会ってから次々と衝撃の事実を知らされてしまう。現在の本当の西暦は1980年代ではなく、それから900年近くも下っていること。今まで暮らしていた世界は宇宙船の中で、廃墟の街にそびえ立つ塔=バハムートが全て管理し、住人は記憶を操られていること。そして「デザルグ」の脅威が迫っていることを・・・。
PART2[編集 | ソースを編集]
軍に無実の罪を着せられた省吾は、暴走族の元に身を隠していた。イヴは軍に操られ、街には人々を戦争に駆り立てるメッセージが連日流されていた。しかし実は、軍の管理下へ完全には落ちておらず、本来のイヴとも呼ぶべき「もう一人のイヴ」が現れ、省吾に対し呼び掛けを続けていた。本当のイヴに会う為に、そして自分に何を伝えたいのかを知る為、暴走族の協力を得て省吾はあの廃墟の街を目指す。
その頃、デザルグは本格的なMZ23侵攻を開始し、軍も必死に応戦していた・・・。
登場人物[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
PART1[編集 | ソースを編集]
PART2[編集 | ソースを編集]
用語[編集 | ソースを編集]
- MZ23
- 物語の舞台となる超大型の宇宙船。内部には1980年代の東京が広がっている。
- バハムート
- MZ23の居住区を管理する巨大コンピュータ。時祭イヴの本体はここにある。
- マニューバスレイヴ(MS)
- デザルグ
- MZ23に侵攻する外部勢力。技術力はMZ23の自治軍より50年先らしく、事実としてMZ23の自治軍を終始圧倒していた。
- その起源は「最終戦争」まで遡り、当時の地球政府に対抗していた火星政府の末裔である。彼らの母船は全長1000㎞とメガゾーン23を遥かに上回る巨体を有し、技術力だけでなく物量もメガゾーン軍とは比較にならない。彼らもまた地球圏への帰還を最終目標としているが、A.D.A.M.の審判を回避するための手段を有していない為、「EVEプログラム」が封印されたメガゾーン23を執拗に付け狙っている。
- 地球圏にまで辿り着いてもなお、メガゾーン23に対しては「攻撃」を続け「対話」や「和平」という道は選ぼうとせず、強硬突破に近い形で地球へ向かおうとした結果、最後は月のA.D.A.M.の審判による容赦の無い蹂躙を受ける形で消滅。滅亡する末路を迎えた。
- A.D.A.M.
- 月の地球防衛システム。地球管理システムの一翼を担う超兵器で、月そのものが地球圏に接近する物体を外敵として破壊する完全自律機動砲台となっており、その威力はメガゾーン23を圧倒していたデザルグの母船を一撃で消滅させるほど絶大。
- その主な目的は地球再生システム(SYSTEM)が地球の環境再生を完了するまで、地球圏に近付く物体を問答無用で排除することにある。しかし、時が至った場合には移民船の受け入れが開始され、移民船の「EVEプログラム」からデータを受け取り、彼らが本当に帰還する資格があるかを見定めて判定を下す裁定者としての役割も有している。資格が無いと判断されれば、外敵として排除されてしまう。
- ファイナル・プロテクション・モード
- 『PART2』のラストでイブが起動させたモード。MZ23からバハムートを切り離し、脱出させる。この際、MZ23の市街地が崩壊していくが、これがファイナル・プロテクション・モードで、バハムートを射出するためなのか、それともA.D.A.Mによる攻撃によるものなのかは不明(ただ、射出のため、外殻部を破壊したり、市街地が分離されたりするシーンはあるので、バハムート射出のための準備もいくらかあるようだ)。
- バハムート内にいる者以外は実質的に切り捨てる形になるため、『D』では移民船ごと次元転移するというものに変えられている。
楽曲[編集 | ソースを編集]
- 主題歌
-
- 「背中ごしにセンチメンタル」
- 作詩:三浦徳子、作曲:芹澤廣明、編曲:鷺巣詩郎、唄:宮里久美
- 挿入歌
-
- 「淋しくて眠れない」
- 作詩:境ジョージ、作曲:鷺巣詩郎、唄:タケウチユカ
- 第一作ED。「ROCK CAFE」とは一部パートが共通した曲調になっている。
- 「秘密く・だ・さ・い」
- 歌:宮里久美
- PART2主題歌。『D』ではイベントで流れる。
- 劇中BGM
登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦D
- 初参戦作品にして現状唯一の参戦作。名義は第一作の『メガゾーン23』のみだが、内容としては『PART2』まで含まれる[1]。
- 扱われ方としては『メガゾーン23』の世界そのものが平行世界という位置付けであり、再現シナリオの1マップで『PART1』から『PART2』まで一気に話が進み、最終的に「A.D.A.M.」から逃れるために『D』の世界にやって来たという流れになる。また、その際に『メガゾーン23』世界の地球は、人類が開けてはいけない扉[2]を開けたことが原因で滅んでしまったことがイヴによって語られている。
- なお、再現マップのサブタイトルは主題歌の題名「背中ごしにセンチメンタル」ではなく「背中ごしのセンチメンタル」になっている。
- 話に組み込み難い作品ではあったが、1980年代の作品を参戦させることとなり色々な候補があった中、ほかのシリーズとの兼ね合いで参戦が決定した[3]。参戦にあたり「一番制限を受けてしまった作品」で、前述の通り原作再現自体は行われるが、寺田Pは「それが作品を表現してるかというと難しい」と述べている[4]。
脚注 [編集 | ソースを編集]
- ↑ キャラクターデザインは全員『PART1』に統一されている。
- ↑ ファブラ・フォレースのことだと思われる。
- ↑ 角川書店『スーパーロボット大戦D パーフェクトファイル』234頁。
- ↑ 『スーパーロボット大戦D 爆烈戦闘伝導書』124頁。
商品情報[編集 | ソースを編集]
※『MEGAZONE23 III』も掲載。
Blu-ray[編集 | ソースを編集]
DVD[編集 | ソースを編集]
楽曲関連[編集 | ソースを編集]
書籍[編集 | ソースを編集]
レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]
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