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*1985年3月5日に第一作発売。詳しくは後述
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{{登場作品概要
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦D]](2003年)
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| 読み = メガゾーン ツースリー
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| 外国語表記 =
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| 原作 =
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| 挿絵 =
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| 監督 = 石黒昇(PART I)<br />板野一郎(PART II)
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| 脚本 =
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| キャラクターデザイン = 平野俊弘(PART I、現:平野俊貴)<br />梅津泰臣(PART II)<br />美樹本晴彦(PART I・II共に[[時祭イヴ]]デザイン)
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| メカニックデザイン = 荒牧伸志
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| 音楽 = 鷺巣詩郎
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| 制作 = アートランド、アートミック(PART I)<br />AIC、アートミック(PART II)
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| 発売日 = 1985年3月5日(PART I)<br />1986年5月30日(PART II)
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『'''メガゾーン23'''』はアートランド他制作の[[OVA]]作品。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
1985年に発売されたOVA作品で、その後もシリーズとして『PART II』(以下PART2)と前後編の『III』と、計4本が発売された。なお、一作目は二作目にちなんで『PART1』と呼ばれることも。
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1985年に発売されたOVA作品で、その後もシリーズとして『PART II』(以下PART2)と前後編の『III』と、計4本が発売された。一作目は二作目にちなんで「PART1」と呼ばれることもあり、本項もそれに倣うこととする。
 
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『[[超時空要塞マクロス]]』のスタッフが参加しており、変形メカ、アイドル、都市を内包した宇宙船といった共通項が多く見られる一方、主役機がバイクであるなど差別化も見られる。キャラクターデザインが各章で違うのも本作の特徴で、特にPART1とPART2が顕著。
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『[[超時空要塞マクロス]]』のスタッフが参加しており、変形メカ、アイドル、都市を内包した宇宙船といった共通項が多い。一方で変形メカがバイクであるなど差別化も見られる。キャラクターデザインが各章で違うのも本作の特徴で、特にPART1とPART2が顕著。'''PART2はグロテスクな表現が含まれているので視聴には要注意。'''
  
2007年にラジオドラマ『メガゾーン23 ザ・エクステンド・ストーリー』とPS3用ゲーム『メガゾーン23 青いガーランド』が製作されている。共に世界観はPART2や『III』と繋がらないパラレルストーリーである。2017年6月にはAICが新作アニメーション『メガゾーン23XI』の企画を発表した。
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2007年にラジオドラマ『メガゾーン23 ザ・エクステンド・ストーリー』とPS3用ゲーム『メガゾーン23 青いガーランド』が製作されている。共に世界観はPART2や『III』と繋がらないパラレルストーリーである。2017年6月にはAICが新作アニメーション『メガゾーン23XI』の企画を発表した。2020年以降展開はなかったが、2023年に「メガゾーン23リブートプロジェクト」の「G-PROJECT」として再始動した。
  
寺田Pのお気に入りの作品らしく、「メガゾーンも入れたいって言ってるのに毎回却下される」とイベントで語っている。
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[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pのお気に入りの作品らしく、「メガゾーンも入れたいって言ってるのに毎回却下される」とイベントで語っている。
  
 
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
=== PART I ===
+
=== PART1 ===
ある夜、矢作省吾は友人から一台の軍用バイクを見せられる。マスメディアを使ってこのことを公表しようと、人気アイドル[[時祭イヴ]]の番組にテレビ電話で出演を試みたが、軍の介入によって果たせなかった。焦る省吾に友人の智美は、ガーランドを使用した自主製作映画を提案。だが、ロケの場所を探しているうちに白バイに追跡された二人は、やがて見たこともない場所に迷い込む。
+
1980年代の東京、主人公・[[矢作省吾]]はどこにでもいるような普通の若者だった。しかしある夜、友人から一台の軍用バイク=[[ガーランド]]を見せられてから、さらに偶然訪れた廃墟の街で一人の軍人[[B.D.]]に出会ってから次々と衝撃の事実を知らされてしまう。現在の本当の西暦は1980年代ではなく、それから900年近くも下っていること。今まで暮らしていた世界は宇宙船の中で、廃墟の街にそびえ立つ塔=[[バハムート]]が全て管理し、住人は記憶を操られていること。そして「デザルグ」の脅威が迫っていることを・・・。
  
そこは、東京の地下に存在した廃墟の街であり、中央部の円錐塔にある「バハムート」が存在する不思議な場所だった。危険を感じた省吾は智美を帰らせ、単身ガーランドを駆って調査を進めるが、予感通り防衛隊と衝突。戦う内に防壁を破って宇宙空間に飛び出してしまったが、目の前にいた[[ハーガン]]を咄嗟に助け、共に帰還する。
+
=== PART2 ===
 
+
軍に無実の罪を着せられた省吾は、暴走族の元に身を隠していた。イヴは軍に操られ、街には人々を戦争に駆り立てるメッセージが連日流されていた。しかし実は、軍の管理下へ完全には落ちておらず、本来のイヴとも呼ぶべき「もう一人のイヴ」が現れ、省吾に対し呼び掛けを続けていた。本当のイヴに会う為に、そして自分に何を伝えたいのかを知る為、暴走族の協力を得て省吾はあの廃墟の街を目指す。
廃墟の街でハーガンから降り立った軍人・[[B.D.]]から、省吾は真実を聞かされる。B・Dはバハムートを支配下に置き、外部の敵であるデザルグに備えようとしていたのだ。さらに、彼は衝撃的な事実を明かす。それは、現在の本当の西暦は1980年代ではなく、それから900年近くも下っていること、さらにデザルグの脅威が迫っていることだった。
 
 
 
一旦はその場を後にした省吾だったが、バハムートの端末であるガーランドに[[時祭イヴ]]からの連絡が入る。彼女からさらなる真実と、イヴ自身がバハムートの作り出した虚像であるという事実を聞いた省吾は悩む。一方その頃、軍はバハムートの制御を掌握し、デザルグとの戦争の準備を進めていた。
 
 
 
由惟との日々に幸せを見出そうとしていた省吾だが、軍によって智美が殺されたのをきっかけに決意を固める。ガーランドを駆ってバハムートを目指すが、立ちふさがるB.D.に完敗を喫し、何処かへと姿を消したのであった。
 
 
 
=== PART II 秘密く・だ・さ・い ===
 
軍に智美の殺害容疑を掛けられた省吾は、新たな友人のライトニング率いる暴走族「トラッシュ」の元に身を隠していた。街では軍に支配されたバハムートにより軍の広告塔と成り果てていたイヴを通して、人々を戦争に駆り立てるメッセージが連日流されていた。
 
  
しかし、実はバハムートは完全には軍の管理下に落ちてはおらず、本来のイヴとも呼ぶべきもう一人のイヴが現れ、7Gのオペレーターである省吾に対し呼び掛けを続けていた。省吾は半年間自分を待ち続けた由唯のわだかまりを解いて想いを伝えると、本当のイヴに会う為に、そして彼女が何を自分に伝えようとしているのかを知る為、トラッシュの助けを借りてバハムートを再び目指す。
+
その頃、デザルグは本格的なMZ23侵攻を開始し、軍も必死に応戦していた・・・。
 
 
その頃、デザルグは本格的なメガゾーン23侵攻を開始していた。一方、軍の手で[[プロトガーランド]]として蘇っていたガーランドを入手した省吾は、軍の追跡をかわしながらバハムートに向かう。軍の攻撃に一人、また一人と仲間が犠牲になっていき、遂にはガーランドも大破してしまうが、省吾は軍の追撃で負傷した由唯と共に、やっとのことでイヴの元に辿り着いた。
 
 
 
対峙したイヴの質問に対して自分が今したいこと、そして大人というのは汚い人々だ、という気持ちを話した省吾は、「自分がなりたかった大人になればいい」という返答をイヴから受け取った。だが、そんな省吾の眼前に、あのB.D.が再び現れる。一方、遂にデザルグの自動攻撃弾の侵入を許してしまった市街地では、軍が一般人を避難させようと試みていたが、作業は遅々として進んでいなかった。
 
 
 
やがてイヴは、「ファイナル・プロテクション・モード」を発動させる。イヴの最後の歌声が響き渡る中、全てを巻き込みながら、1980年代の東京は崩壊する。そんなメガゾーン23とデザルグに月の防衛システム「A.D.A.M.」は、地球帰還の条件を満たしていないという結論を出し、一斉攻撃を始めた。省吾と仲間たちの運命は・・・?
 
  
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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*[[メカ&キャラクターリスト/D]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/D]]
  
*[[矢作省吾]]
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;[[矢作省吾]]
*[[高中由唯]]
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*[[時祭イヴ]]
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;[[高中由唯]]
*[[B.D.]]
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*[[兵士 (メガゾーン23)|兵士]]
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;[[時祭イヴ]]
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;[[B.D.]]
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;[[兵士 (メガゾーン23)|兵士]]
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== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
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;デザルグ
 
;デザルグ
 
:MZ23に侵攻する外部勢力。技術力はMZ23の自治軍より50年先らしく、事実としてMZ23の自治軍を終始圧倒していた。
 
:MZ23に侵攻する外部勢力。技術力はMZ23の自治軍より50年先らしく、事実としてMZ23の自治軍を終始圧倒していた。
:その起源は『最終戦争』まで遡り、当時の地球政府に対抗していた火星政府の末裔である。彼らの母船は全長1000㎞とメガゾーン23を遥かに上回る巨体を有し、技術力だけでなく物量もメガゾーン軍とは比較にならない。彼らもまた地球圏への帰還を最終目標としているが、A.D.A.M.の審判を回避するための手段を有していないため、『EVEプログラム』が封印されたメガゾーン23を執拗に付け狙っている。
+
:その起源は「最終戦争」まで遡り、当時の地球政府に対抗していた火星政府の末裔である。彼らの母船は全長1000㎞とメガゾーン23を遥かに上回る巨体を有し、技術力だけでなく物量もメガゾーン軍とは比較にならない。彼らもまた地球圏への帰還を最終目標としているが、A.D.A.M.の審判を回避するための手段を有していない為、「EVEプログラム」が封印されたメガゾーン23を執拗に付け狙っている。
 +
:地球圏にまで辿り着いてもなお、メガゾーン23に対しては「攻撃」を続け「対話」や「和平」という道は選ぼうとせず、強硬突破に近い形で地球へ向かおうとした結果、最後は月のA.D.A.M.の審判による容赦の無い蹂躙を受ける形で消滅。滅亡する末路を迎えた。
 
;A.D.A.M.
 
;A.D.A.M.
:月の地球防衛システム。地球管理システムの一翼を担う超兵器で、月そのものが地球圏に接近する物体を外敵として破壊する完全自律機動砲台となっており、その威力はデザルグの母船を一撃で消滅させるほど絶大。
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:月の地球防衛システム。地球管理システムの一翼を担う超兵器で、月そのものが地球圏に接近する物体を外敵として破壊する完全自律機動砲台となっており、その威力はメガゾーン23を圧倒していたデザルグの母船を一撃で消滅させるほど絶大。
:その主な目的は地球再生システムが地球の環境再生を完了するまで、地球圏に近付く物体を問答無用で排除することにある。しかし、時が至った場合には移民船の受け入れが開始され、移民船の『EVEプログラム』からデータを受け取り、彼らが本当に帰還する資格があるかを見定めて判定を下す裁定者としての役割も有している。資格が無いと判断されれば、外敵として排除されてしまう。
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:その主な目的は地球再生システム(SYSTEM)が地球の環境再生を完了するまで、地球圏に近付く物体を問答無用で排除することにある。しかし、時が至った場合には移民船の受け入れが開始され、移民船の「EVEプログラム」からデータを受け取り、彼らが本当に帰還する資格があるかを見定めて判定を下す裁定者としての役割も有している。資格が無いと判断されれば、外敵として排除されてしまう。
 
;ファイナル・プロテクション・モード
 
;ファイナル・プロテクション・モード
:『PART2』のラストでイブが起動させたモード。MZ23からバハムートを切り離し、脱出させる。この際、MZ23の市街地が崩壊していくが、これがファイナル・プロテクション・モードで、バハムートを射出するためなのか、それともA.D.A.Mによる攻撃によるものなのかは不明。(ただ、射出のため、外殻部を破壊したり、市街地が分離されるシーンはあるので、バハムート射出のための準備もいくらかあるようだ)バハムート内にいる者以外は実質的に切り捨てる形になるため、『D』では移民船ごと次元転移するというものに変えられている。
+
:『PART2』のラストでイブが起動させたモード。MZ23からバハムートを切り離し、脱出させる。この際、MZ23の市街地が崩壊していくが、これがファイナル・プロテクション・モードで、バハムートを射出するためなのか、それともA.D.A.Mによる攻撃によるものなのかは不明(ただ、射出のため、外殻部を破壊したり、市街地が分離されたりするシーンはあるので、バハムート射出のための準備もいくらかあるようだ)。
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:バハムート内にいる者以外は実質的に切り捨てる形になるため、『D』では移民船ごと次元転移するというものに変えられている。
  
 
== 楽曲 ==
 
== 楽曲 ==
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
:初参戦作品。
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:初参戦作品にして現状唯一の参戦作。名義は第一作の『メガゾーン23』のみだが、内容としては『PART2』まで含まれる<ref>キャラクターデザインは全員『PART1』に統一されている。</ref>。
:参戦名義は『メガゾーン23』(第一作)だが、PART2の機体も登場しており、さらに暴走族のTRASHもガーランドの[[召喚攻撃]]として登場。キャラグラはPART1のもので、再現シナリオは1マップを使ってPART1からPART2まで進む。『メガゾーン23』世界は[[平行世界]]という扱いで、再現シナリオに他作品のキャラは一切登場しない。最後は「A.D.A.M.」から逃れるために緊急システムを作動した結果、ワームホールを通って『D』世界にやって来た。この為事実上は、原作終了後参戦である。なお、『メガゾーン23』世界の[[地球]]は、人類が[[ファブラ・フォレース]]を開いた事が原因で滅んでしまったとイヴが省吾に語っている。
+
:扱われ方としては『メガゾーン23』の世界そのものが[[平行世界]]という位置付けであり、再現シナリオの1マップで『PART1』から『PART2』まで一気に話が進み、最終的に「A.D.A.M.」から逃れるために『D』の世界にやって来たという流れになる。また、その際に『メガゾーン23』世界の[[地球]]は、人類が開けてはいけない扉<ref>[[ファブラ・フォレース]]のことだと思われる。</ref>を開けたことが原因で滅んでしまったことがイヴによって語られている。
:再現マップのサブタイトルは「背中ごしのセンチメンタル」だが、主題歌は「背中ごし''''''センチメンタル」なので注意(“の”ではなく“に”)。
+
:なお、再現マップのサブタイトルは主題歌の題名「背中ごしにセンチメンタル」ではなく「背中ごし''''''センチメンタル」になっている。
 
+
:話に組み込み難い作品ではあったが、1980年代の作品を参戦させることとなり色々な候補があった中、ほかのシリーズとの兼ね合いで参戦が決定した<ref>角川書店『スーパーロボット大戦D パーフェクトファイル』234頁。</ref>。参戦にあたり「一番制限を受けてしまった作品」で、前述の通り原作再現自体は行われるが、寺田Pは「それが作品を表現してるかというと難しい」と述べている<ref>『スーパーロボット大戦D 爆烈戦闘伝導書』124頁。</ref>。
== 主要スタッフ ==
 
PART2までのスタッフを記載。
 
  
;制作
+
== 脚注 ==
:アートランド、アートミック(PART I)
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<references />
:AIC、アートミック(PART II)
 
;監督
 
:石黒昇(PART I)
 
:板野一郎(PART II)
 
;キャラクターデザイン
 
:平野俊弘(PART I、現:平野俊貴)
 
:梅津泰臣(PART II)
 
:美樹本晴彦(PART I・II共に[[時祭イヴ]]デザイン)
 
;メカニックデザイン
 
:荒牧伸志
 
;音楽
 
:鷺巣詩郎
 
<!-- == 余談 == -->
 
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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※『MEGAZONE23 III』も掲載。
 
=== [[Blu-ray]] ===
 
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=== [[DVD]] ===
 
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=== 書籍 ===
 
=== 書籍 ===
 
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2024年4月30日 (火) 07:47時点における最新版

メガゾーン23
読み メガゾーン ツースリー
監督 石黒昇(PART I)
板野一郎(PART II)
キャラクターデザイン 平野俊弘(PART I、現:平野俊貴)
梅津泰臣(PART II)
美樹本晴彦(PART I・II共に時祭イヴデザイン)
メカニックデザイン 荒牧伸志
音楽 鷺巣詩郎
制作 アートランド、アートミック(PART I)
AIC、アートミック(PART II)
発売日 1985年3月5日(PART I)
1986年5月30日(PART II)
初登場SRW スーパーロボット大戦D
テンプレートを表示

メガゾーン23』はアートランド他制作のOVA作品。

概要[編集 | ソースを編集]

1985年に発売されたOVA作品で、その後もシリーズとして『PART II』(以下PART2)と前後編の『III』と、計4本が発売された。一作目は二作目にちなんで「PART1」と呼ばれることもあり、本項もそれに倣うこととする。

タイトル 発売日
メガゾーン23 1985年3月5日
メガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・い 1986年5月30日
MEGAZONE23 III イヴの目覚め 1989年9月28日
MEGAZONE23 III 解放の日 1989年12月22日

超時空要塞マクロス』のスタッフが参加しており、変形メカ、アイドル、都市を内包した宇宙船といった共通項が多い。一方で変形メカがバイクであるなど差別化も見られる。キャラクターデザインが各章で違うのも本作の特徴で、特にPART1とPART2が顕著。PART2はグロテスクな表現が含まれているので視聴には要注意。

2007年にラジオドラマ『メガゾーン23 ザ・エクステンド・ストーリー』とPS3用ゲーム『メガゾーン23 青いガーランド』が製作されている。共に世界観はPART2や『III』と繋がらないパラレルストーリーである。2017年6月にはAICが新作アニメーション『メガゾーン23XI』の企画を発表した。2020年以降展開はなかったが、2023年に「メガゾーン23リブートプロジェクト」の「G-PROJECT」として再始動した。

寺田貴信Pのお気に入りの作品らしく、「メガゾーンも入れたいって言ってるのに毎回却下される」とイベントで語っている。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

PART1[編集 | ソースを編集]

1980年代の東京、主人公・矢作省吾はどこにでもいるような普通の若者だった。しかしある夜、友人から一台の軍用バイク=ガーランドを見せられてから、さらに偶然訪れた廃墟の街で一人の軍人B.D.に出会ってから次々と衝撃の事実を知らされてしまう。現在の本当の西暦は1980年代ではなく、それから900年近くも下っていること。今まで暮らしていた世界は宇宙船の中で、廃墟の街にそびえ立つ塔=バハムートが全て管理し、住人は記憶を操られていること。そして「デザルグ」の脅威が迫っていることを・・・。

PART2[編集 | ソースを編集]

軍に無実の罪を着せられた省吾は、暴走族の元に身を隠していた。イヴは軍に操られ、街には人々を戦争に駆り立てるメッセージが連日流されていた。しかし実は、軍の管理下へ完全には落ちておらず、本来のイヴとも呼ぶべき「もう一人のイヴ」が現れ、省吾に対し呼び掛けを続けていた。本当のイヴに会う為に、そして自分に何を伝えたいのかを知る為、暴走族の協力を得て省吾はあの廃墟の街を目指す。

その頃、デザルグは本格的なMZ23侵攻を開始し、軍も必死に応戦していた・・・。

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

矢作省吾
高中由唯
時祭イヴ
B.D.
兵士

登場メカ[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

PART1[編集 | ソースを編集]

PART2[編集 | ソースを編集]

用語[編集 | ソースを編集]

MZ23
物語の舞台となる超大型の宇宙船。内部には1980年代の東京が広がっている。
バハムート
MZ23の居住区を管理する巨大コンピュータ。時祭イヴの本体はここにある。
マニューバスレイヴMS
デザルグ
MZ23に侵攻する外部勢力。技術力はMZ23の自治軍より50年先らしく、事実としてMZ23の自治軍を終始圧倒していた。
その起源は「最終戦争」まで遡り、当時の地球政府に対抗していた火星政府の末裔である。彼らの母船は全長1000㎞とメガゾーン23を遥かに上回る巨体を有し、技術力だけでなく物量もメガゾーン軍とは比較にならない。彼らもまた地球圏への帰還を最終目標としているが、A.D.A.M.の審判を回避するための手段を有していない為、「EVEプログラム」が封印されたメガゾーン23を執拗に付け狙っている。
地球圏にまで辿り着いてもなお、メガゾーン23に対しては「攻撃」を続け「対話」や「和平」という道は選ぼうとせず、強硬突破に近い形で地球へ向かおうとした結果、最後は月のA.D.A.M.の審判による容赦の無い蹂躙を受ける形で消滅。滅亡する末路を迎えた。
A.D.A.M.
月の地球防衛システム。地球管理システムの一翼を担う超兵器で、月そのものが地球圏に接近する物体を外敵として破壊する完全自律機動砲台となっており、その威力はメガゾーン23を圧倒していたデザルグの母船を一撃で消滅させるほど絶大。
その主な目的は地球再生システム(SYSTEM)が地球の環境再生を完了するまで、地球圏に近付く物体を問答無用で排除することにある。しかし、時が至った場合には移民船の受け入れが開始され、移民船の「EVEプログラム」からデータを受け取り、彼らが本当に帰還する資格があるかを見定めて判定を下す裁定者としての役割も有している。資格が無いと判断されれば、外敵として排除されてしまう。
ファイナル・プロテクション・モード
『PART2』のラストでイブが起動させたモード。MZ23からバハムートを切り離し、脱出させる。この際、MZ23の市街地が崩壊していくが、これがファイナル・プロテクション・モードで、バハムートを射出するためなのか、それともA.D.A.Mによる攻撃によるものなのかは不明(ただ、射出のため、外殻部を破壊したり、市街地が分離されたりするシーンはあるので、バハムート射出のための準備もいくらかあるようだ)。
バハムート内にいる者以外は実質的に切り捨てる形になるため、『D』では移民船ごと次元転移するというものに変えられている。

楽曲[編集 | ソースを編集]

主題歌
「背中ごしにセンチメンタル」
作詩:三浦徳子、作曲:芹澤廣明、編曲:鷺巣詩郎、唄:宮里久美
挿入歌
「淋しくて眠れない」
作詩:境ジョージ、作曲:鷺巣詩郎、唄:タケウチユカ
第一作ED。「ROCK CAFE」とは一部パートが共通した曲調になっている。
「秘密く・だ・さ・い」
歌:宮里久美
PART2主題歌。『D』ではイベントで流れる。
劇中BGM
「ROCK CAFE」
『D』でガーランドザーメ=ザウの戦闘BGMとして採用。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦D
初参戦作品にして現状唯一の参戦作。名義は第一作の『メガゾーン23』のみだが、内容としては『PART2』まで含まれる[1]
扱われ方としては『メガゾーン23』の世界そのものが平行世界という位置付けであり、再現シナリオの1マップで『PART1』から『PART2』まで一気に話が進み、最終的に「A.D.A.M.」から逃れるために『D』の世界にやって来たという流れになる。また、その際に『メガゾーン23』世界の地球は、人類が開けてはいけない扉[2]を開けたことが原因で滅んでしまったことがイヴによって語られている。
なお、再現マップのサブタイトルは主題歌の題名「背中ごしにセンチメンタル」ではなく「背中ごしセンチメンタル」になっている。
話に組み込み難い作品ではあったが、1980年代の作品を参戦させることとなり色々な候補があった中、ほかのシリーズとの兼ね合いで参戦が決定した[3]。参戦にあたり「一番制限を受けてしまった作品」で、前述の通り原作再現自体は行われるが、寺田Pは「それが作品を表現してるかというと難しい」と述べている[4]

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. キャラクターデザインは全員『PART1』に統一されている。
  2. ファブラ・フォレースのことだと思われる。
  3. 角川書店『スーパーロボット大戦D パーフェクトファイル』234頁。
  4. 『スーパーロボット大戦D 爆烈戦闘伝導書』124頁。

商品情報[編集 | ソースを編集]

※『MEGAZONE23 III』も掲載。

Blu-ray[編集 | ソースを編集]

DVD[編集 | ソースを編集]

楽曲関連[編集 | ソースを編集]

書籍[編集 | ソースを編集]

レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]

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レンタルビデオ
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サイト名 取扱いの有無 備考
動画配信
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