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+ | 基地は東京湾の寂れた埋立地<ref>21世紀現在では「お台場」がある部分に近く、今野敏氏の小説『夕暴雨 東京湾臨海署安積班』(テレビドラマ『ハンチョウ』の原作)ではお台場近くにある主人公達の拠点「臨海署」の近くに「特車二課」基地が出来るという話がある。</ref>に存在し、付近に飲食店等が殆どない<ref>そのため二課の近辺にあり唯一出前を取ってくれる中華料理屋「上海亭」が度々話題に挙がり、20人分の出前(しかも各々が違う注文をしてきた)に癇癪を起こした店員のせいで食中毒が起こり、特車二課が壊滅状態に陥ったこともある。(この件で熊耳が「特定の飲食店に食生活を依存する状態を改善しなければ、同様か、それ以上に深刻な事態が起きかねない」という旨の改善要求を出している。)劇場版2では近くにコンビニエンスストアが出来ていた。</ref>事から暇なときは家庭菜園やハゼ釣り<ref>高速艇でハゼ漁をするのは漁業法違反なのだが、バビロンプロジェクト開始に伴って東京湾の漁業権が消滅しているので合法と細かい設定がある。</ref>等で食を賄っている。 | ||
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+ | 「特殊車両二課」とされている場合もあるが、実在の部署に合わせた表記である「特科車両二課」が正しいと思われる。 第一小隊はベテランが多く、隊長の南雲以下、生真面目な隊員ばかりである。しかし、第二小隊ができたことで予算が厳しくなり、劇中では既に時代遅れになった旧式の機体を長い間使わざるを得なかったという不遇な扱いを受けていた。一方、第二小隊は隊長である後藤を筆頭に警察官の枠を外れかねない個性的な性格の人員が多く、設立当時に最新鋭の機体であるイングラムが配置されるもパイロットが[[泉野明|機体に傷が付くのを嫌がる人物]]と[[太田功|やたらと発砲したがる人物]]の2人といろいろ面倒である。また、第一小隊と比べるとはるかに犯人確保までに周辺に損害を出すことが多く、漫画版では中盤に初めて損害無しで犯人を取り押さえた際には「設立以来の快挙」とニュース番組で報道されたほどである。 | ||
メディアによって第2小隊の人員・配属順が異なり、テレビアニメ版では「後藤・太田・遊馬・進士・山崎が旧型レイバーを運用している」→「野明とイングラムが配属される」→「香貫花が派遣される」→「香貫花が帰国し熊耳武緒が着任する」、アーリーデイズ版では「後藤の元に太田・遊馬・進士・山崎、野明が配属される」→「香貫花が派遣される」、漫画版では「後藤の元に太田・遊馬・野明、少し遅れて進士・山崎が配属される」→「熊耳武緒が着任し進士に代わって二号機バックアップになる」となっている。 | メディアによって第2小隊の人員・配属順が異なり、テレビアニメ版では「後藤・太田・遊馬・進士・山崎が旧型レイバーを運用している」→「野明とイングラムが配属される」→「香貫花が派遣される」→「香貫花が帰国し熊耳武緒が着任する」、アーリーデイズ版では「後藤の元に太田・遊馬・進士・山崎、野明が配属される」→「香貫花が派遣される」、漫画版では「後藤の元に太田・遊馬・野明、少し遅れて進士・山崎が配属される」→「熊耳武緒が着任し進士に代わって二号機バックアップになる」となっている。 | ||
− | + | 余談ではあるがTVシリーズ及び劇場版第2作から十数年後の西暦2013年を舞台とした実写映像作品「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」は東京湾埋め立て計画「バビロンプロジェクト」の終息とバブル経済崩壊による長期不況の影響で運用維持費が嵩張るレイバーは産業そのものが縮小し、レイバー犯罪も激減した為に前々から警視庁の金食い虫と言われ存在意義を失った特車二課は第一小隊が解隊され、レイバーの運用スキルを後世に継承するという名目で存続している第二小隊の日常から物語が始まる。 | |
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;[[香貫花・クランシー]] | ;[[香貫花・クランシー]] | ||
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− | : | + | :コミック版及びTV版後半、新OVA版での二号機バックアップ(指揮担当)。スパロボ未登場。 |
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;[[榊清太郎]] | ;[[榊清太郎]] | ||
:整備班長。 | :整備班長。 | ||
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:第二小隊用に三機配備されている。このうち三号機はスパロボ未登場。 | :第二小隊用に三機配備されている。このうち三号機はスパロボ未登場。 | ||
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− | :『[[機動警察パトレイバー the Movie]] | + | :『[[機動警察パトレイバー the Movie]]』にて納入される予定だった。 |
==脚注== | ==脚注== |
2021年11月11日 (木) 09:58時点における最新版
特車二課とは、『機動警察パトレイバー』シリーズに登場する組織。
概要[編集 | ソースを編集]
泉野明らが所属する部署で、「警視庁警備部特科車両二課」の略。警視庁に実在する部署「警備部特科車両隊」が一課として扱われている。
主にレイバーを使用した凶悪犯罪に対処するための部署であり、警察用のパトロールレイバー、略して「パトレイバー」を運用して取り締まりにあたる。
第一小隊と第二小隊が存在するが、劇中では泉野明らが所属する第二小隊が主体となるため、第一小隊が話題に上ることは少ない。
基地は東京湾の寂れた埋立地[1]に存在し、付近に飲食店等が殆どない[2]事から暇なときは家庭菜園やハゼ釣り[3]等で食を賄っている。
「特殊車両二課」とされている場合もあるが、実在の部署に合わせた表記である「特科車両二課」が正しいと思われる。 第一小隊はベテランが多く、隊長の南雲以下、生真面目な隊員ばかりである。しかし、第二小隊ができたことで予算が厳しくなり、劇中では既に時代遅れになった旧式の機体を長い間使わざるを得なかったという不遇な扱いを受けていた。一方、第二小隊は隊長である後藤を筆頭に警察官の枠を外れかねない個性的な性格の人員が多く、設立当時に最新鋭の機体であるイングラムが配置されるもパイロットが機体に傷が付くのを嫌がる人物とやたらと発砲したがる人物の2人といろいろ面倒である。また、第一小隊と比べるとはるかに犯人確保までに周辺に損害を出すことが多く、漫画版では中盤に初めて損害無しで犯人を取り押さえた際には「設立以来の快挙」とニュース番組で報道されたほどである。
メディアによって第2小隊の人員・配属順が異なり、テレビアニメ版では「後藤・太田・遊馬・進士・山崎が旧型レイバーを運用している」→「野明とイングラムが配属される」→「香貫花が派遣される」→「香貫花が帰国し熊耳武緒が着任する」、アーリーデイズ版では「後藤の元に太田・遊馬・進士・山崎、野明が配属される」→「香貫花が派遣される」、漫画版では「後藤の元に太田・遊馬・野明、少し遅れて進士・山崎が配属される」→「熊耳武緒が着任し進士に代わって二号機バックアップになる」となっている。
余談ではあるがTVシリーズ及び劇場版第2作から十数年後の西暦2013年を舞台とした実写映像作品「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」は東京湾埋め立て計画「バビロンプロジェクト」の終息とバブル経済崩壊による長期不況の影響で運用維持費が嵩張るレイバーは産業そのものが縮小し、レイバー犯罪も激減した為に前々から警視庁の金食い虫と言われ存在意義を失った特車二課は第一小隊が解隊され、レイバーの運用スキルを後世に継承するという名目で存続している第二小隊の日常から物語が始まる。
所属人員[編集 | ソースを編集]
- 福島隆浩
- 特車二課の課長。
第一小隊[編集 | ソースを編集]
- 南雲しのぶ
- 第一小隊長。
第二小隊[編集 | ソースを編集]
- 後藤喜一
- 第二小隊長。
- 泉野明
- 一号機フォワード(操縦担当)。
- 篠原遊馬
- 一号機バックアップ(指揮担当)。
- 太田功
- 二号機フォワード(操縦担当)。
- 進士幹泰
- 当初の二号機バックアップ(指揮担当)。
- 山崎ひろみ
- 後方支援担当。
- 香貫花・クランシー
- 旧OVA(アーリーデイズ)及びTV版前半の二号機バックアップ(指揮担当)。ニューヨーク市警から研修のために派遣された。
- 熊耳武緒
- コミック版及びTV版後半、新OVA版での二号機バックアップ(指揮担当)。スパロボ未登場。
整備班[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- AV-98イングラム
- 第二小隊用に三機配備されている。このうち三号機はスパロボ未登場。
- 零式
- 『機動警察パトレイバー the Movie』にて納入される予定だった。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 21世紀現在では「お台場」がある部分に近く、今野敏氏の小説『夕暴雨 東京湾臨海署安積班』(テレビドラマ『ハンチョウ』の原作)ではお台場近くにある主人公達の拠点「臨海署」の近くに「特車二課」基地が出来るという話がある。
- ↑ そのため二課の近辺にあり唯一出前を取ってくれる中華料理屋「上海亭」が度々話題に挙がり、20人分の出前(しかも各々が違う注文をしてきた)に癇癪を起こした店員のせいで食中毒が起こり、特車二課が壊滅状態に陥ったこともある。(この件で熊耳が「特定の飲食店に食生活を依存する状態を改善しなければ、同様か、それ以上に深刻な事態が起きかねない」という旨の改善要求を出している。)劇場版2では近くにコンビニエンスストアが出来ていた。
- ↑ 高速艇でハゼ漁をするのは漁業法違反なのだが、バビロンプロジェクト開始に伴って東京湾の漁業権が消滅しているので合法と細かい設定がある。