「アクエリオン」の版間の差分

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;アクエリオンアルデルタ
 
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:ソルナの強攻型バージョン。特性もほぼ同じ。
 
:ソルナの強攻型バージョン。特性もほぼ同じ。
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:ゲパルトとスパーダの複合形態。命名者はカイエン。-->
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:合体パターンはスパーダと同様だが、バックパックのベクターイクスがゲパルト時の上半身へと変形した、ゲパルトとスパーダの複合形態。命名者はカイエン。
 
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2014年5月13日 (火) 00:40時点における版

アクエリオン(Aquarion)

2005年に放送されたSFロボットアニメ『創聖のアクエリオン』及びその続編である『アクエリオンEVOL』の略称、または同作品に登場する巨大ロボット。「機械天使アクエリオン」とも。
3機の「ベクターマシン」が合体することで完成するスーパーロボットである。また、この3機のフォーメーションによって外見及び能力の異なる3形態に変形する。

デザイナーの河森正治によればゲッターロボを紙で作って見た所3形態の変形・合体がうまくいかず、『いつか自分の手で完全変形合体するゲッターロボを作ってやろう』という目標を持ったことでデザインされた。その為、3機のゲットマシンが質量保存の法則など諸々を無視して合体するゲッターロボに対し、『3機のマシンが上半身・腰とバックパック・下半身に無理なく変形し合体する』ことで完全変形合体を実現している。ただしこれは合体パターンが近くなることと同義でもある(余談だが、ゲッターの正統後継者たる「ゲッターロボ號」も同様のシステムで破綻しない三体合体・三段変形を達成している)。可動部分がとにかく多いため、超合金玩具の試作で遊んでいた河森氏が新しい形態を閃き、実際にそれがアニメに登場するということもあった。

劇中にはディーバエレメント達が運用する神話型アクエリオン(劇中ではこの呼称は使用されていない)と軍が建造した強攻型アクエリオンが登場し、『スーパーロボット大戦Z』ではこの両方を自軍で使用することができる。ちなみに、両機の基本構造はほぼ同じであるため混成合体(アクエリオンエンジェル、下半身がベクターオメガのソーラーアクエリオンなど)も可能。

また、数え切れないほどの必殺技を持つことも特徴。これは劇中にて毎回のようにパイロットの『得意技』・『テンション』・『コンプレックス』・『感情』、あるいは各話の状況などにちなんだ新しい必殺技が登場することによるものであり、SRWにおいてもその全ては再現されておらず、中にはイベント限定の必殺技もある。

神話型は3形態全てが専用の剣を持ち、ソルが「太陽剣」マーズが「星空剣」ルナが「月光剣」となっているが太陽剣は終盤のみ、月光剣に至っては本編未使用という不遇ぶり。

神話型アクエリオン

古代の戦いで使用され、発掘を経てディーバエレメントたちが運用するタイプのアクエリオン。ベクターソル、ベクターマーズ、ベクタールナの3機のベクターマシン合体して完成する。合体には各ベクターマシンに搭乗したエレメントたちの心の結束が必要不可欠である。

合体時には「念心!」「合体!」「GO!アクエリオォォォォン!!」の叫びと共に各ベクターマシンがフォーメーションを組み、即座に合体が開始される。この際、極限まで昂ぶったエレメントたちの感覚は共有され合体時特有の恍惚状態に陥る。パチンコのCMなどでお馴染みのフレーズ「気持ちいい…っ!」はこの恍惚状態のことを指す。だが、この快楽に溺れると『合体依存症』となり、廃人一歩手前にまでなってしまう。

ベクターマシンに専任パイロットはおらず(ベクターソルのみほぼアポロで固定)、不動GENの命令により状況に応じたエレメントたちが選別され搭乗する。また、アクエリオンの操縦はかなり精神力を消耗するため、戦闘中でも交代の必要が生じればテレポートチェンジによってパイロットが交代する。

ソーラーアクエリオン
ベクターソルを上半身に合体したアクエリオン。パートカラーは赤。
アクエリオンマーズ
ベクターマーズを上半身に合体したアクエリオン。パートカラーは青。
アクエリオンルナ
ベクタールナを上半身に合体したアクエリオン。パートカラーは緑。

強攻型アクエリオン

軍によって開発された量産型のアクエリオン。ベクターアルファ、ベクターオメガ、ベクターデルタの3機のベクターマシンが合体して完成する。しかし、パイロットはアルファにしか乗っておらず、他の機体には堕天翅の羽を使用した自動操縦ユニットが搭載されている。そのためか、戦闘力は神話型アクエリオンに比べ低い。ただしコックピットはあるため、各ベクターマシンにエレメントが乗り込むこともできる。

神話型アクエリオンとは対照的に多彩な必殺技は持たず、インパクトカノンや30mmアサルトGUNポッドなどの銃器を用いて戦う。本来神話型アクエリオンとの連携は想定されていなかったが、シリウスの裏切りによりベクターマーズが敵の手に渡った際、代わりにベクターオメガを合体させアクエリオンエンジェル及び下半身がベクターオメガのソーラーアクエリオンに変形。強攻型が神話型を元にして作られたからこそできた奇跡の合体であった。ちなみにオメガ・デルタの特殊形態は、前述の河森氏が玩具から閃いた形態が実装されたもの。

アクエリオンアルファ
ベクターアルファを上半身に合体したアクエリオン。
アクエリオンオメガ
ベクターオメガを上半身に合体したアクエリオン。
アクエリオンデルタ
ベクターデルタを上半身に合体したアクエリオン。

アクエリオン(EVOL)

強攻型アクエリオンベースの量産型の機体。ベクダーゼド、ベクターイクス、ベクターシロンの3機のベクターマシンが合体して完成する。

「○○型」といった呼称は存在せず、劇中では単に「アクエリオン」と呼ばれ、アクエリオンの名称を知らないアブダクターは「機械天使」と呼んでいた。(前作のアクエリオンを指す場合は「神話型」と呼ぶ)

基本的な構造は神話型及び強攻型と変わらないが、搭乗者の感情、特に恋愛感情を糧にしてエレメント能力を増幅させる特徴がある。

本編開始から9年前のアブダクターとの戦いにおいて、当時エレメントだったドナール・ダンテスと恋人であった女性エレメントのナナオンが搭乗していた事でアクエリオンが暴走。ドナールは恋人と仲間、さらに両腕を失うという惨事となった。

「アクエリオンの惨劇」と呼ばれるこの事件以降、男女が同乗する事は暴走する危険性があると判断され、男女機合体は禁止された。さらに「アクエリオン」という名前とEVOL、スパーダの二形態が封印され、同性機合体による機械天使アクエリアとして運用されていた。

ベクターマシンは男女機のものがそれぞれ2機ずつ存在する。普段の戦闘で使う1組以外のもう1組のベクターマシンは予備機として保管されている。戦況次第では予備のベクターマシンも出撃し、2体のアクエリオンが並び立つこともあった。(作劇上の都合か、同じ形態のアクエリオンが同時に出現することはなかった。)

アクエリオンEVOL
ベクターゼドを上半身とする形態。
アクエリオンゲパルト
ベクターイクスを上半身とする形態。
アクエリオンスパーダ
ベクターシロンを上半身とする形態。

特殊状態

以上の条件に当てはまらない、特殊な形態。

アクエリオンソルナ
両腕を失ったベクターソルを胴体に移動、バックパックのルナを上半身に移動した特殊形態。命名者は麗花。ソーラーのパワーを保ちつつ、麗花の拳法とアーチェリー攻撃を繰り出す。
シルバーアクエリオン
リーナ搭乗時のソーラーアクエリオン。名称はパチンコから。『吸血のシルバークロス』は本来この機体の攻撃。
高次元合体アクエリオン
「超3D無限拳」を放った際の巨大形態。
妄想型アクエリオン
「けがれなき悪戯」で異空間に飛ばされたシリウス達が合体した形態。この形態のみ2Dで描かれている。
アクエリオンエンジェル
シリウス離反に伴いベクターマーズを失ったアクエリオンが、強攻型のベクターマーズを使用して「緊急合体」のコールで合体した形態。
アクエリオンアルデルタ
ソルナの強攻型バージョン。特性もほぼ同じ。
アクエリオンゲパーダ
合体パターンはスパーダと同様だが、バックパックのベクターイクスがゲパルト時の上半身へと変形した、ゲパルトとスパーダの複合形態。命名者はカイエン。