「ジーン (ゾイドジェネシス)」の版間の差分
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2020年5月6日 (水) 16:58時点における版
ジーン | |
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外国語表記 | Jiin |
登場作品 | |
声優 | 中村秀利 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 惑星Zi人 |
性別 | 男 |
所属 | ソラシティ → ディガルド武国(ディガルド軍) |
役職 | 総司令官 → 武帝 |
軍階級 | 大将 |
ジーンは『機獣創世記ゾイドジェネシス』の登場人物。
概要
ディガルド軍の総司令官で、ディガルド国王ララダ3世の養子。元はソラノヒトであり、ディガルドとの取引によって地上に派遣された。
物語の当初こそソラシティの忠実な配下として行動していたが、それはソラを油断させるための演技に過ぎず、その内には「惑星Ziの神となる」という凄まじいまでの野望を秘めていた。物語中盤以降徐々にその片鱗を見せ始め、養父のララダ三世の急死後ディガルドの王位を継いでからは「武帝ジーン一世」を名乗り、秘密裏に開発していたバイオラプターグイで野望の邪魔となるソラシティを破壊。さらに自らの乗機であるバイオティラノが完成するに至ると自身を唯一絶対神と称し、野心をむき出しにした醜悪な形相となった。
他人を自身の野望のための道具としか思っておらず、敵対者どころか既に自国ディガルドの勢力下に組み込まれた国(しかも最大級功労国)に対してすら様々な非道な行為を平然と行う。また、当のディガルド本国の状況に関しても、別の理由はあれども、退廃的かつ衰退の臭いを感じさせる描写をもって描かれており、内政に関しても、純粋な自国民すらも彼にとってはどうでもよい存在と見なしていた節もあった。このことが原因で最終的には前述の状況にぴったり当てはまっていたザイリンをはじめ、同じディガルドの軍人達にも離反され敵視されてしまう事になる(唯一最後まで忠誠を誓っていたのは四天王のゲオルグのみ)。しかし当人はこのことを何の問題とも考えておらず、事実この認識の通り、ジーン討伐の下に多くの勢力が一つとなったジーン討伐軍との最終決戦では、無数のバイオゾイドを引き連れて現れ、討伐軍側の多くのゾイドを血祭りに上げて見せた。
ゾイド乗りとしての操縦技術は超一流であり、専用機の巨大バイオゾイドであるバイオティラノの性能も相まって、ルージのムゲンライガーだけでなく、最新鋭のバイオヴォルケーノを駆るザイリンをも圧倒する。更にはムゲンライガー、ランスタッグブレイク、ランスタッグ(ソウタ機)、バンブリアングランド、ソウルタイガーブースト、バイオプテラの全てを単機で撃破するほどの戦闘力を見せたが、ルージの強い願いに答えて復活したムゲンライガーによってバイオティラノのコアごと貫かれ、最期を迎えた。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 初登場作品。ほぼ原作通り。イディクスと手を組んでおり、彼らの支援を受けて「もう一つの地球」にも侵略の魔手を伸ばす。ヴェリニーやギル・バーグにも内心軽蔑されて見下されており、原作と違い異様に小物っぽく描写されている。原作では「神になる」という野望内容こそ小物っぽかったものの、それ以外はかなりの大物として描写されていたのだが(後述の名台詞にもある通り、最期の瞬間以外は常に余裕と自信を見せていた事など)、中盤で早々に倒されてしまうことやバイオティラノの控えめな性能も相まって、かなり冷遇されている。
人間関係
- フェルミ
- 部下。元々はディガルド軍内からジーンを監視するソラノヒトのエージェントだったが、彼に寝返る。
- ザイリン・ド・ザルツ
- 部下。友人として接していたが、彼の並外れたゾイド適性を利用していただけだった。
- ゲオルグ
- 部下。ジーンを神と崇めており、四天王の中では唯一最期までジーンに忠誠を誓っていた忠臣だが、最期はジーンの手で止めを刺されてしまった。
- プロメ
- ジーンの野心を知りつつそれを制御できるものと侮っていたが…。
他作品との人間関係
名台詞
- 「いつまで支配者のつもりでいる?」
- 第46話より。ソラシティへの反逆を非難してきたプロメに対する反論。
- この短い台詞がソラニヒトの在り方を端的に表していると言える。
- 「馬鹿な!私は神であるぞおおぉぉぉっっ!」
- ルージの駆るムゲンライガーに撃墜されたときに放った断末魔の声。この手の悪党のセリフとしてはありきたりのものではあるのだが、実は原作だと終始余裕と自信しか見せなかった彼が初めて驚愕・狼狽といった感情を見せた瞬間でもあった。
搭乗機体
余談
- 前述において「(前略)原作では「神になる」という野望内容こそ小物っぽかったものの、それ以外はかなりの大物として描写されていたのだが(後略)」についてだが、メタ的に言えば原作はその作風として国家間の戦争を取り扱っていながら直接的な描写や戦争というものの深(暗)部を扱う事を極端なまでに忌避する傾向があった為、作中でディガルド武国(及びその所属者達)が犯した数多の罪の責任を取らせる為のスケープゴートにされた事により、こういった落とし所になったという事である。事実実質的にディガルド武国が国として犯した数多の罪に対し、その断罪というかたちで最期を迎えた人物は彼とゲオルグのふたりのみである。