「激怒」の版間の差分
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2020年1月31日 (金) 03:20時点における版
激怒は、精神コマンドの一種。
概要
初出は『第2次』。マップ内の敵全ユニットに10~1000のランダムダメージを与える精神コマンド。分身やひらめきによる回避効果をキャンセルし、あらゆる敵に最低でも10のダメージを与えることが可能。
『第3次』『第4次(S)』では後の「挑発」の効果が付随する[1]ため、通常動かないまま一定ターンで撤退するタイプの敵を撃墜するのには必要不可欠。『第4次(S)』のあるステージでゲア・ガリングを仕留められる、ほぼ唯一の手段とされる。
本コマンドが習得できるゲーム中盤以降には敵HPも5~6000を超えており、ダメージ量自体が低いというのもさる事ながら、本コマンドのダメージでユニットを撃墜してた場合資金・経験値が一切得られない点が最大のネック。挑発効果のある作品ではそちらの方が重要であるため、むしろ撃墜しないように使用する必要がある。
挑発効果についてはゲーム上では隠し扱いとなっており[2]、「コストが重い割にはダメージが少なく役立たずな精神コマンド」という扱いで、実際に使ってみたプレイヤー以外はその真価に気付かないというある意味不遇のコマンドだった。
一方で全敵ユニットが対象という効果上、動いてほしくないユニットまで活動させてしまうため、一斉に行動してくる敵ユニットに自軍が袋叩きにされる危険性も孕む。
そのような使い勝手の難しさもあってか『F』以降(リメイク版含む)は削除されたのだが、上記の理由から使えなさ過ぎるせいで削除されたのだと勘違いするプレイヤーが多かった。
登場作品
- 第2次スーパーロボット大戦(FC版)
- 消費SP150。全ての敵ユニットに、1~255のダメージを与える効果。
- 第3次スーパーロボット大戦(SFC版)
- 消費SP200。効果は概要通り。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 消費SP70。敵全てにダメージを与え、更にこちらへ誘き出す事ができる。
- 但しシュウとゼゼーナン、ギメリアにはまったく効かない。また、シナリオ「あしゅら男爵の最期」のあしゅら男爵と、「老兵の挽歌」のミデアには、ダメージは与えられるが誘き出す事はできない。
- 味方で使えるのはボス・藤原忍・西川大作の3人と主人公(牡羊座B型)・副主人公リン・マオのみで、しかも忍と大作のどちらかは終盤仲間から外さなければならなくなる。
- 書籍『一生楽しむ本』では「今回もやっぱり、利用度はいまいち」と紹介されており、筆者は(『第3次』のも含めて)挑発効果に気付いていない模様。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 誕生日の設定変更で主人公とリンは覚えられなくなった。
- 忍と大作の択一はなくなったが、使用者は3人とも終盤の部隊分けでBチームに所属してしまう。
- 新スーパーロボット大戦
- 効果は『第4次』に準じているが、誘き出せる敵と誘き出せない敵がいる。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 久々に復活。効果は「一定時間、攻撃力小アップ、クリティカル率アップ、命中率中アップ」という複合系のものになった。対象は自分1機。本作での所持者は悪役に偏っている。
主な使用者
- ボス
- 西川大作
- 藤原忍
- 『X-Ω』においても、パイロットパーツを装備した時のみ使用出来る。
- リューネ・ゾルダーク
- 『第3次』と『EX』で所持。「激怒」が削除されたリメイク版では、『第3次』の方では似た効果の「挑発」に置き換わったが、『EX』では何故か「激励」になった。字面は似ているが……。
- リン・マオ
- 『第4次』での修得者のうち彼女のみ『第4次S』で何故か没収された。
- アシュレイ・アシュラ
- フォルテ
- 一方通行
- グリシーヌ・ブルーメール
- 2019年現在の『X-Ω』において、デフォルトで激怒を所持しているキャラクターの中では唯一悪役でない人物。それだけ彼女の気性の荒さは凄まじいという評価なのだろうか。
- フェール
- パイロットパーツを装備した時のみ使用出来る。