「霧隠藤兵衛」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[霧隠虎太郎|虎太郎]]の父親。霧隠家は400年以上続く「[[忍者]]」の家系であり、藤兵衛は忍者を自称して忍者道場を開いているのだが、全く弟子は来ない。修行を嫌がる虎太郎との親子喧嘩の最中に[[大魔界]]の封印を解いて[[魔王ゴクアーク]]を復活させてしまい、責任を感じて戦ったが、[[ヤミノリウスIII世]]の呪いでイヌに変えられてしまう。
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[[霧隠虎太郎|虎太郎]]の父親。霧隠家は400年以上続く「[[忍者]]」の家系であり、藤兵衛は忍者を自称して忍者道場を開いているのだが、全く弟子は来ない。修行を嫌がる虎太郎との喧嘩中に[[大魔界]]の封印を壊して[[魔王ゴクアーク]]を復活させてしまい、責任を感じて戦ったが、[[ヤミノリウスIII世]]の呪いでイヌに変えられてしまう。
  
イヌの状態でも言葉が喋れることや、忍者修行で培った身体能力を生かし、[[ガンバーチーム]]の司令役として[[霧隠虎太郎|息子]]らを引っ張っていく。元々修行で家を空けることも多く、イヌになった自分は正体を隠して霧隠家のペットになった。娘のかすみに『'''ゴンザレス'''』(通称ゴン)と命名されたが、本人は不服に思っている。しかし、EDのクレジット表記は非情にも霧隠藤兵衛ではなくゴンである。
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イヌの状態でも言葉が喋れることや、忍者修行で培った身体能力を生かし、[[ガンバーチーム]]の司令役として[[霧隠虎太郎|息子]]らを引っ張っていく。元々修行で家を空けることも多く、イヌになった自分は正体を隠して霧隠家のペットになっている。娘のかすみに『'''ゴンザレス'''』(通称ゴン)と命名されたが、本人は不服に思っている。しかし、無情にもEDのクレジット表記は霧隠藤兵衛ではなくゴンである。
  
段々とイヌの生態に馴染んでいる我が身を嘆いているが、EDテーマ「ガンバー体操」では「人間世界も悪くない」というまるで最初からイヌだったかのような発言をした。自分だけがイヌなのは寂しかったようで、一度ガンバーチームがイヌ化してしまった際は笑い転げてから先輩風を吹かした。
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段々とイヌの生態に馴染んでいる我が身を嘆いているが、EDテーマ「ガンバー体操」では「人間世界も悪くない」という最初から自分がイヌだったかのような発言をした。現在の境遇を寂しく思っていたようで、一度ガンバーチームがイヌ化してしまった際は嬉しそうだった。
  
 
40歳になった今でも童心を失わず、虎太郎のリュックに隠れて町内会のピクニックについて行ったり、息子と共にサンタクロースの存在を信じている(そのため、霧隠家にはサンタクロースが来たことがない)。学芸会で上演されたガンバーチームの演劇では、自分が登場しないことに憤慨していた。
 
40歳になった今でも童心を失わず、虎太郎のリュックに隠れて町内会のピクニックについて行ったり、息子と共にサンタクロースの存在を信じている(そのため、霧隠家にはサンタクロースが来たことがない)。学芸会で上演されたガンバーチームの演劇では、自分が登場しないことに憤慨していた。
  
ゴクアーク復活の原因はだいたい藤兵衛であり、ゴクアークの封印を再び解こうとしたヤミノリウスを阻止するつもりがうっかりゴクアークを再復活させてしまった。この時は駆けつけたエルドランにイヌ化を無効化してもらい、忍法・'''瞬間接着剤'''の術で封印を修復しゴクアークを追い払った。残されたゴクアークの左手にどうしても興味を惹かれ、何度も指で突っついた結果、またもやイヌに戻ってしまった。とはいえ、彼なりに責任を取ろうとしている。
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身体能力の高さは目を瞠るものがあり、人間時には大魔界の魔道士であるヤミノリウスと互角に戦い、27話ではガンバルガーの胸のゴウタイガーの口で刃を受け止めるセンスを発揮し、最終話に至っては超ミラクル合体の時間を稼ぐため、'''生身でゴクアークの触手を飛び移りながら手裏剣の一撃を与える'''など、その能力は常人の域を超えている。
  
シリーズ中で唯一エルドランのロボットを操縦した大人であり、偽イエローガンバーの衣装を借りてシノビガンバーを名乗り、'''息子に代わって[[グレートガンバルガー]]に搭乗して[[魔界獣]]を倒したり'''、最終決戦では人間の姿を取り戻して改心したヤミノリウスと[[ガンバルガー]]のサポートパイロットを務めている。
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シリーズ中で唯一エルドランのロボットを操縦した大人であり、偽イエローガンバーの衣装を借りてシノビガンバーを名乗り、息子に代わって[[グレートガンバルガー]]に搭乗し'''初陣で超魔界獣を撃破する活躍を見せた'''(ガンバーブレストフラッシュを初めて使用したのは藤兵衛である)。最終決戦ではヤミノリウスと共に[[ガンバルガー]]のサポートパイロットを務めている。
 
 
前述の通りだが身体能力は目を見張るものがあり、人間の時には大魔界の住人であるヤミノリウス相手にも引けをとらない戦いを演じ、27話ではガンバルガーの胸のゴウタイガーの口で刃を受け止めるといった機転を利かした戦法を取り、周りの助力とグレートガンバルガーの力もあるものの初陣で超魔界獣を撃破するといった活躍を見せた(ガンバーブレストフラッシュはその時に初めて使われた)、最終話に至っては超ミラクル合体の時間を稼ぐため'''生身でゴクアークの触手を飛び移りながら手裏剣の一撃を与える'''など、その能力は常人の域を超えている。
 
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==

2019年7月14日 (日) 20:22時点における版

霧隠藤兵衛
読み きりがくれ とうべえ
外国語表記 Toubee Kirigakure
登場作品

エルドランシリーズ

声優 緒方賢一
デザイン 近藤高光
初登場SRW スーパーロボット大戦NEO
SRWでの分類 NPC
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プロフィール
別名 ゴンザレス
愛称 ゴン
種族 地球人(日本人) → イヌ(犬種は不明)
性別
誕生日 6月29日
年齢 40歳
出身 青空町
身長 全長110cm(ゴン時)
体重 27kg(ゴン時)
血液型 B型
職業 忍者道場の道場主
所属 ガンバーチーム
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霧隠藤兵衛は『元気爆発ガンバルガー』の登場人物。

概要

虎太郎の父親。霧隠家は400年以上続く「忍者」の家系であり、藤兵衛は忍者を自称して忍者道場を開いているのだが、全く弟子は来ない。修行を嫌がる虎太郎との喧嘩中に大魔界の封印を壊して魔王ゴクアークを復活させてしまい、責任を感じて戦ったが、ヤミノリウスIII世の呪いでイヌに変えられてしまう。

イヌの状態でも言葉が喋れることや、忍者修行で培った身体能力を生かし、ガンバーチームの司令役として息子らを引っ張っていく。元々修行で家を空けることも多く、イヌになった自分は正体を隠して霧隠家のペットになっている。娘のかすみに『ゴンザレス』(通称ゴン)と命名されたが、本人は不服に思っている。しかし、無情にもEDのクレジット表記は霧隠藤兵衛ではなくゴンである。

段々とイヌの生態に馴染んでいる我が身を嘆いているが、EDテーマ「ガンバー体操」では「人間世界も悪くない」という最初から自分がイヌだったかのような発言をした。現在の境遇を寂しく思っていたようで、一度ガンバーチームがイヌ化してしまった際は嬉しそうだった。

40歳になった今でも童心を失わず、虎太郎のリュックに隠れて町内会のピクニックについて行ったり、息子と共にサンタクロースの存在を信じている(そのため、霧隠家にはサンタクロースが来たことがない)。学芸会で上演されたガンバーチームの演劇では、自分が登場しないことに憤慨していた。

身体能力の高さは目を瞠るものがあり、人間時には大魔界の魔道士であるヤミノリウスと互角に戦い、27話ではガンバルガーの胸のゴウタイガーの口で刃を受け止めるセンスを発揮し、最終話に至っては超ミラクル合体の時間を稼ぐため、生身でゴクアークの触手を飛び移りながら手裏剣の一撃を与えるなど、その能力は常人の域を超えている。

シリーズ中で唯一エルドランのロボットを操縦した大人であり、偽イエローガンバーの衣装を借りてシノビガンバーを名乗り、息子に代わってグレートガンバルガーに搭乗し初陣で超魔界獣を撃破する活躍を見せた(ガンバーブレストフラッシュを初めて使用したのは藤兵衛である)。最終決戦ではヤミノリウスと共にガンバルガーのサポートパイロットを務めている。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦NEO
初登場作品。概ね原作どおりの展開で、登場後すぐ犬にされ、終盤で元に戻る。ガンバーチームの呪いがセイントボムで解けたことに対して彼には効果が無く嘆くシーンも。
スーパーロボット大戦Operation Extend
コネクト・フォースに参加するガンバーチームの見送りに登場。

人間関係

霧隠虎太郎
息子。ガンバーチームの「イエローガンバー」。
風祭鷹介
ガンバーチームの「ブルーガンバー」。
流崎力哉
ガンバーチームの「レッドガンバー」。
ヤミノリウスIII世
自分を犬に変えた張本人でライバルだが、最終話では共闘した。
霧隠やよい
「青空保育園」の園長である妻。自宅にいない夫を支えている。SRW未登場。
霧隠かすみ
中学二年生の娘。犬になった当初は事情を知らない彼女に嫌われ、捨てられかけるが彼女の危機を救った事で飼われる事に。『ゴンザレス』の名付け親。SRW未登場。
ブタネコ
近所に住む丸々と太った野良猫。なぜか霧隠家秘伝の巻物が見つかる度に、どこからか現れては巻物を持っていってしまうので、ある意味藤兵衛のライバル。SRW未登場。
魔王ゴクアーク
誤って封印を解いてしまった。

他作品との人間関係

サルトビ
NEO』では同じ忍者同士、共にガンバーチームの修行を行った。

名台詞

「まいったなどーも」
犬になった後の口癖。
「おのれちょこざいな!忍法木っ端微塵!くらえぇぇーっ!」
1話「ロボットみーっけ!」で、忍者の修行を嫌がる虎太郎に物騒にも爆弾を投げつけた時の台詞だが、ぶっちゃけ忍法でも何でもない。この直後、虎太郎にバットで打ち返された爆弾が大魔界の封印を破壊してしまい、ゴクアーク復活の直接的な原因となった。
「手裏剣よーし!覆面よーし!鎖鎌よーし!…いざーっ!」
1話。ゴクアーク復活の責任を取ろうと、忍者の準備をしてゴクアークとエルドランを単身追いかける藤兵衛。生身で魔界獣を倒し、ヤミノリウスとも互角に渡り合うシリーズ最強の戦闘能力を持つ人間…なのだが、交戦中にヤミノリウスの呪いで犬に変身してしまう。
「鍛えればよいくノ一になるだろうに… う~ん惜しい!」
18話。肝試しでお化け役の大人たちにお礼を言ったの度胸に対して。
「光あるところに犬がいる! 天知る地知る己知る…。この世の悪を断つために、シノビガンバー只今参上だワン!」
27話。魔界獣キカザッターが着ていた偽イエローガンバーのスーツを奪い、シノビガンバーとしてガンバーチームの助太刀に参上。虎太郎に代わりゴータイガーのパイロットとなって鷹介・力哉と合流する。
「虎太郎と代わっている暇はない!このままガンバルガーになるぞ!」
「ガンバルガー!ミラクル合体だワオォォォン!」「よおし行くぞ!ガンバーファイアーだワオォォォン!」
「グレートガンバルガー超ミラクル合体だワオォォォン!」「ガンバーブレストフラーッシュ!」
「よーしトドメだワオォォォン!」「ファイナルガンバーソード!」「グレートファイナルアターック!」
「元気爆発!ガンバルガー!だ、ワオォォォーン!」
なんとガンバルガーとグレートガンバルガーを合体させ、虎太郎と交代することなくそのままグレートガンバルガーで魔界獣を倒してしまい、勝ち名乗りも上げた。最後まで虎太郎は出動しなかったが、父親とグレートガンバルガーの雄姿を見て喜んでいた。
ライジンオーゴウザウラーは地球の子供たちしかパイロットになれないのだが、最終回でもヤミノリウスと同乗しているあたりガンバルガーは例外的に融通が利くらしい。藤兵衛がサンタクロースを信じる純粋な心の持ち主だったからかもしれないが…。
何気に70年代のスーパーロボット作品で悪役を多く演じてきた緒方賢一氏が初めて主役ロボのパイロットを演じたキャラで、演技にも気合が入っている。なお、合体から必殺技まで一連のバンクは全て虎太郎からゴンに書き直されている。ちなみにこの回はグレートガンバルガー二度目の登場で、「ガンバーブレストフラッシュ」は初出であった。
「封印を守るんじゃ…。封印を守らねば、この世は大魔界のものとなってしまう…!」
45話。魔王の封印場所が自分の犬小屋と知らされ、犬小屋に張られた魔王の結界に何度も突っ込もうとした時の台詞。
「離せ千夏、千夏ぅぅ! ガンバーチーム、早くしてくれぇぇぇ~!」
直後、自分の正体が藤兵衛だと気付いた千夏に「いくら忍者でも死んじゃう」と止められ、なすすべなくガンバーチームに後を託す。
「いかん!ワシがいなければまだ我慢できるはずじゃ!…後は頼むぞーっ!」
46話。ゴクアークにエネルギーとして吸い上げようとされるのを千夏たちと手をつないで耐えるが、秋絵の体力がもたなくなり最後尾の自分がいなくなればまだ耐えられると判断。手を放してゴクアークに吸い込まれていく。この時「父ちゃん!」と呼ぶイエローガンバーの声を聞いた千夏は、イエローガンバーの正体を察したのだった。
「もういいじゃろう!ワシもこうして元に戻った。大魔界の呪いは消えたのだ!」
同上。三大魔王が倒されたことで人間の姿に戻り、ガンバーチームにもヘルメットを脱ぐように促す。……が、藤兵衛がこういう台詞を言うとロクなことが起きないので…。
「なんじゃ虎太郎!一方的にやられおって!もっと頭を使え頭を!」
最終回のゴクアークとの最終決戦で、ヤミノリウスと共にガンバルガーに乗り込んだ第一声がこれ。突然親子喧嘩が始まり、BGMも妙に暢気で緊張感がないものに。
「まかせろ!ワシがゴクアークの注意を引き付ける!その隙に合体せいっ!」
同上。グレートガンバルガーに合体する余裕がなくて焦る虎太郎にこう言い放つと、ガンバルガーの窓部分から外に飛び降りてゴクアークの目に手裏剣を投げつける。時間稼ぎに成功するもあわや地面に落下しかけるが、間一髪でヤミノリウスに救助される。

迷台詞

「忍法瞬間接着剤!は、あちょ~っ!ぬ~りちょんちょん!ぬ~りちょんちょん!ぬ~りちょんちょん!くっつんちょ!パッ!…じゃ~ん!」
15話。大魔界の封印に使われていた破れたしめ縄をくっつける忍法を使った時の台詞。要は瞬間接着剤使っただけの息子の忍術のパクリ。
「これが大魔王の手か。またえらく小さくなったもんだな。…おっ。つんつん」「ぎゃあぁぁぁ~!…犬に戻ってしまった。まいったなどーも」
15話でエルドランにゴクアークと大魔界が再封印され、残されたゴクアークの左手に近寄った藤兵衛(エルドランに元の姿に戻してもらった)は指でつついてみて掴んでみた。すると、電流に襲われて犬に戻ってしまう。自業自得である。
「そうか!お前たちもついに犬になったか!」
21話。犬になってしまった虎太郎たちを見て、散々犬扱いされてきた仕返しとばかりに爆笑する藤兵衛。
「しかしなあ、ワシなんか30年以上も待っているというのにまだ一度も来てくれんのだぞ?」「信じてお祈りをするしかないぞ、ワシらの願いが届くようにな!」
「…お祈り開始!」ゴン&虎太郎「やって来いやって来いサンタさん!」
21話。自分たちには一度も来てくれなかったのもへこたれず、今年こそはとサンタクロースを待ち続ける霧隠親子。忍者屋敷のせいでサンタさんが来てくれないんじゃと言う虎太郎に反論し、二人一緒に神頼みならぬサンタさん頼みをするのであった。
「まいったなどーも・・・漂う芳しき匂い!ときめく心!この地面の下には何かがあるっ!」
「ほ、骨・・・?こんなものがワシの大切なものになってしまったのか・・・ワシはホントに犬になってしまったのか・・・・・・いやだぁぁぁぁぁぁぁっ!」
44話より。地面から漂ういい匂いに引き寄せられるように庭を掘っていた所、骨を発見して失意に暮れた際の台詞。しかし、この直後、掃除機魔界獣スイトッター(SRW未登場)に「大切なもの」として吸い取られた際、慌てていた。

搭乗機体

ガンバルガー
息子とその仲間であるガンバーチームが乗る機体。原作最終話ではヤミノリウスとともに乗り込んだ。
グレートガンバルガー
一度だけ虎太郎の代わりにメインパイロットを務め、しかもその状態で魔界獣を倒してしまった。

余談

担当声優の緒方氏は、以前に同じサンライズ制作の『魔神英雄伝ワタル』に忍部幻龍斎役で出演しているのだが、「主要人物の父親」「忍者」「呪いで動物に変えられる」という共通点がある。偶然の一致なのか、それらを意識してキャスティングされたのかは不明。