「プレイステーション2」の版間の差分

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初代から様々なマイナーチェンジが施されてきたが、2004年11月発売のSCPH-70000番以降は従来型の約2kgから本体+ACアダプタで約1.2kgと大幅に軽量化され、体積は約1/4となった。これ以降の機種は通称『薄型PS2』あるいは『新型PS2』と呼ばれる。但し消費電力が増加し、内蔵大型ファンが無くなったため、あまりに長時間連続稼動させると熱暴走を起こす恐れがある。
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初代から様々なマイナーチェンジが施されてきたが、2004年11月発売のSCPH-70000番以降は従来型の約2kgから本体+ACアダプタで約1.2kgと大幅に軽量化され、体積は約1/4となった。これ以降の機種は通称『薄型PS2』あるいは『新型PS2』と呼ばれる。但し消費電力が増加し、内蔵大型ファンが無くなったため、あまりに長時間連続稼動させると熱暴走を起こす恐れがある。また、SCPH-70000番以降の型番は構造の都合上、ピックアップレンズ部分のフレキケーブル(オレンジのリボンのような部品)が何らかの不具合で'''回転中のディスクに触れる'''可能性があり、それが原因で'''ディスクに円周状の傷が付いてしまう'''事例があった。  
なお、SCPH-70000番以降の型番は構造の都合上、ピックアップレンズ部分のフレキケーブル(オレンジのリボンのような部品)が何らかの不具合で'''回転中のディスクに触れる'''可能性があり、それが原因で'''ディスクに円周状の傷が付いてしまう'''事例があった。  
 
  
 
2007年11月発売のSCPH-90000は、ACアダプタを内蔵型に戻しさらに軽量化して720g、消費電力を抑えた完成形といえるモデルになっている。PS3のPS2互換廃止の影響もあってか5年に渡って生産が続いた。
 
2007年11月発売のSCPH-90000は、ACアダプタを内蔵型に戻しさらに軽量化して720g、消費電力を抑えた完成形といえるモデルになっている。PS3のPS2互換廃止の影響もあってか5年に渡って生産が続いた。

2019年4月11日 (木) 11:44時点における版

プレイステーション2は、2000年3月4日にソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE、現SCEI)が発売した家庭用ゲーム機。略称は『PS2(ピーエスツー)』『プレステ2』で、公式の略称は前者。本稿でもそれに倣い表記する。

概要

プレイステーション(以下PS)の次世代機種。PSに引き続き、長く据え置き機トップの座に君臨し続けた。1億5000万台超えという販売台数はコンシューマーゲーム機史上世界最高記録である。2013年12月28日をもって本体の出荷が終了している。

ゲームソフトは主にDVD-ROMで供給され、一部はCD-ROMを使用しているソフトもある。当時まだ高価だったDVDドライブを採用し、DVD再生機能を持たせたことが当時大きな話題となった。外部記憶媒体はPS2用『メモリーカード8MB』で、ブロック制ではなくバイト単位でデータを保存するようになり、以降のPS系列ハードもバイト単位の保存形式となった。

PSとソフトウェアの互換性を持っており、殆どのPSのゲームを遊べ、多くの周辺機器が流用可能。ただし、ゲームデータのセーブとロードには初代PS用のメモリーカード(またはポケットステーション)が必要。またPSソフト用に読み込み速度の高速化や、テクスチャの補完(簡単に言えば、3D表現が綺麗になる)機能も用意されているが、この2つの機能は正常動作の保証外である。

次世代機の『プレイステーション3』(以下PS3)や携帯機の『プレイステーション・ポータブル』発売後、次第にソニーの主力機種の座を譲っていったが、PS2の新作ソフトは10年以上に渡って発売されており、非常に息の長いプラットフォームであった。2011年末頃を境に供給が途絶えるようになっっていき、2013年3月27日発売のMMORPG『ファイナルファンタジーXI拡張データディスク アドゥリンの魔境』(スクウェア・エニックス)を以ってPS2ソフトの発売を終了。PS2版『ファイナルファンタジーXI』のオンラインサービスも2016年3月31日で終了し、発売開始以来16年にも及んだその歴史に幕を閉じた。

2012年7月25日からPS3で『プレイステーション2アーカイブス』が開始され、PS2ソフトのダウンロード購入が可能となったが、2019年現在、PS2のスパロボ作品は対応していない。

2018年8月31日をもって修理等全てのアフターサービスが終了。『PS3』と『プレイステーション4』という2代の後継機種を見守って、その歴史に幕を下ろした。

バリエーション

初代から様々なマイナーチェンジが施されてきたが、2004年11月発売のSCPH-70000番以降は従来型の約2kgから本体+ACアダプタで約1.2kgと大幅に軽量化され、体積は約1/4となった。これ以降の機種は通称『薄型PS2』あるいは『新型PS2』と呼ばれる。但し消費電力が増加し、内蔵大型ファンが無くなったため、あまりに長時間連続稼動させると熱暴走を起こす恐れがある。また、SCPH-70000番以降の型番は構造の都合上、ピックアップレンズ部分のフレキケーブル(オレンジのリボンのような部品)が何らかの不具合で回転中のディスクに触れる可能性があり、それが原因でディスクに円周状の傷が付いてしまう事例があった。

2007年11月発売のSCPH-90000は、ACアダプタを内蔵型に戻しさらに軽量化して720g、消費電力を抑えた完成形といえるモデルになっている。PS3のPS2互換廃止の影響もあってか5年に渡って生産が続いた。

一部のPS2やPSソフトは、型番によっては正常に動作しない可能性がある。スパロボシリーズでは、『第4次スーパーロボット大戦S』で動作面の不具合が報告されている。

プレイステーション2と互換性を持つ次世代機

プレイステーション3
PS2の次世代機種。パソコンのようにハードディスクドライブを内蔵。初期の60GB及び20GBモデルではPSとPS2両方のソフトに物理的な互換性を持っていたが、後に発売された40GBモデル以降はPS2互換がオミットされ、PS互換のみが残された。セーブデータは内蔵HDD内の仮想メモリーカードで管理する(この機能は全モデル共通)。別売のメモリーカードアダプターによるデータの移行も可能。現在では前述の通り、PS2アーカイブスの開始によってPS2互換のないモデルでもソフトのダウンロード購入が可能になった。

商品情報

スーパーロボット大戦シリーズ 

PS同様、スパロボにとってもメインプラットフォームのひとつとなった。旧世代機となった後も『スーパーロボット大戦Z』が50万本以上の売り上げを記録し、PS2市場の底力を見せた。

スパロボシリーズに参戦した他社のPS2作品

他社のゲーム作品が原作となって、SRWに参戦するケースも見られるようになってきた。

電脳戦機バーチャロン マーズ
ゼノサーガ
NAMCO x CAPCOM
サクラ大戦
1作目のリメイクと3作目の移植、5作目といくつかの派生作品がこの機種で発売している。

関連作品

スパロボ関連の周辺機器

資料リンク