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:[[K]]の最終話。地球の未来を守るために犠牲になろうとしているミスト達を救おうとする際の台詞。自らの未来よりも他者の未来を守ろうとした彼は…。 | :[[K]]の最終話。地球の未来を守るために犠牲になろうとしているミスト達を救おうとする際の台詞。自らの未来よりも他者の未来を守ろうとした彼は…。 | ||
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;(こんな人と一緒に戦わなくちゃならないなんて…)<br />(とても背中を預ける気になどなれない…!) | ;(こんな人と一緒に戦わなくちゃならないなんて…)<br />(とても背中を預ける気になどなれない…!) | ||
:[[K]]の22話で戦闘終了した際、猪突猛進なやり方で[[イディクス]]の基地を探そうとする[[草薙剣児|剣児]]に対して腹立たしく思っての発言だが、端から感情的に拒絶しており原作では努めて冷静だった彼らしからぬ描写である。 | :[[K]]の22話で戦闘終了した際、猪突猛進なやり方で[[イディクス]]の基地を探そうとする[[草薙剣児|剣児]]に対して腹立たしく思っての発言だが、端から感情的に拒絶しており原作では努めて冷静だった彼らしからぬ描写である。 |
2013年2月21日 (木) 22:13時点における版
皆城総士(Soushi Minashiro)
- 登場作品:蒼穹のファフナー
- 蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(SRW未参戦)
- 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH
- 声優:喜安浩平
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 年齢:14歳
- 生年月日:2131年12月27日
- 星座:山羊座
- 血液型:A型
- 身長:173cm
- 体重:61kg
- 好きな物:コーヒー、チェス、クラシック音楽
- 所属:竜宮島・アルヴィス
指揮管制システムであるジークフリードシステムで一騎たちファフナー部隊の指揮を担当する。
真面目で冷静沈着な性格であり、一騎たちと違い竜宮島や世界の状況を知っていること、島のコアとなっている乙姫の兄であることなどから島を守るという責任感が強く、時として残酷とも思える判断を下す。
しかし、前線で危険な戦いをしている一騎たちに後方から厳しい命令を下さなければならない事を申し訳なく思っており、苦悩を感じている。
過去のとある事件で左目を負傷している為ファフナーに搭乗できず、また天才症候群により複数人の思考、感情を処理する能力に優れていた事からジークフリードシステムに乗り込む事になった。
密かに真矢に想いを寄せており、彼女がファフナーパイロットに選出された際には珍しく庇う様子を見せた(ただし、いつもの総士と同じく理性的に意見しており、実妹である乙姫には「えこひいき」と揶揄されていた)。
ドラマCDでは翔子が自爆でフェストゥムを撃破した後のエピソードが描かれており、翔子の墓にペンキで心無い落書きをした犯人が総士である事が語られた。
これは、他のパイロットが『自爆がフェストゥムを倒すのに有効である』という認識を持たぬよう、『自爆するとファフナーを失いみんなに憎まれる』という感覚を持たせて『自爆=自殺行為』から遠ざける事が目的であり、間接的に仲間を守ろうという彼なりの優しさだった。
しかし、その目的を果たす為にあえて真意を伝える事をしなかった為、一騎や真矢の誤解を招く。その結果、総士に不信感を抱いた一騎は竜宮島を脱走し、総士が想いを寄せる真矢とも衝突してしまう。
一見すると年齢に不相応な達観した印象を与えるが、エッチな話になると何も言っていないのに「何だ!?」と聞いてくるという、ムッツリながらも歳相応に興味を持つ思春期の男子らしい反応をする事も。
TVシリーズ終盤、フェストゥムによって北極に連れ去られるも蒼穹作戦での決戦後救出されるが、そのとき既にかなり同化が進んでおり島に帰る前にその肉体は消滅してしまった。
肉体が砕け散る最後の瞬間に、いつか必ず帰ってくると一騎と約束しており、それが劇場版『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』の布石になっている。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- ジークフリードシステムによって、ファフナー各機のパイロット全員の共通のサブパイロットとして参戦する。有効な精神コマンドを数多く覚えるが、ファフナー各機のパイロット間で彼のSPを共用している為、気軽に精神コマンドを使うとあっという間にSPが底をつく。「一人のサブパイロットが複数の機体に同時に乗っている」という特殊な扱いなので、ファフナー勢を主力にしているとすごい勢いでレベルが上がっていく。
原作では蒼穹作戦を成功させて竜宮島に帰還する途中で同化現象の進行で消滅するが、Kでは無事帰還して最終面まで離脱せずに使用可能。最終局面ではル=コボルの打倒およびミストとヒロインの生存という点において非常に重要な役割を果たすが、その代償として結晶化が大幅に進行し原作どおり消滅してしまう。原作アニメ本編よりは生存期間は長かったが、最終的に辿る運命は原作と変わらない上、結果的に「ル=コボルの打倒とミストとヒロインの救出の為に自らを犠牲にした」という事実も相まって、この展開は多くのファンの間で物議を醸し、波紋を呼んだ。 - Kではファフナーの各種パイロットを生存させることができる隠しフラグが設定されているが、総士の消滅だけは覆すことができない(隠し要素/Kを参照)。
パイロットBGM
人間関係
- 真壁一騎
- 幼馴染でありファフナー部隊の主戦力。過去のとある事件の事で因縁がある。当初は彼に自身の本当の心情を理解されなかったが、やがてお互いに理解と信頼を深め合っていく事になる。TVシリーズラストには、悲しい別離を迎える事になったが…。
- 遠見真矢
- ファフナー部隊のパイロット。総士が密かに想いを寄せている異性だが、不器用な性格のせいで、傍から見るとやたらキツく接しているように見える。本当に彼女のパイロット適正判明時や、その後の扱いでもやたら気を遣う様子が見られた為、乙姫からは「えこひいき」と指摘されている。なお、総士の真矢への恋愛感情は裏設定であり、普通に視聴してるだけではなかなか気づけない。ただし、このことに気づかなくても物語の理解には全く問題がない
- 春日井甲洋
- ファフナー部隊のパイロット。
- 小楯衛
- ファフナー部隊のパイロット。総士は衛を一騎と共に作戦の要であると評価していた。
- 皆城公蔵
- 父親。アルヴィス前司令。フェストゥムとの戦いで死亡。
- 皆城乙姫
- 妹であり、竜宮島のコア。不器用ながらも兄としての自覚があり、妹との接し方で悩む一幕も見られた。
- 蔵前果林
- アルベリヒド機関により、誕生した皆城家の養子で、総士の義姉弟。総士が腹を割って話せる人物の一人。現時点では名前のみの登場。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- カガリ・ユラ・アスハ
- Kでは物語開始以前から竜宮島とオーブ(カガリ)は協力関係にあるので彼女とも親しい。彼女からは呼び捨てで呼ばれており、「よお!」と気軽に声をかけられる場面も。
余談だが、同作では彼女と同じ声であるヴェスターヌにも呼び捨てで呼ばれるシーンがある。
スーパー系
- ヴァン、草薙剣児
- Kでは部隊に加わった当初、後述にもあるように彼らに対する不満を口にする場面もあった。
- ジョシュア・ラングレン
- Kでは彼は総士の友人になりたがるが、それに対する総士の声明はない。
- サコン・シロウ
- Kの最終決戦にて、共にル=コボル打倒の最大の功労者となる。最終決戦の後、彼の想いは総士に対する感謝の念、そして謝罪の念でいっぱいだった…。
リアル系
バンプレストオリジナル
- ミスト・レックス
- 仲間の事を想って敢えて非情に振る舞い憎まれ役を買って出ていた総士の真意に気付けなかった為、地球人への疑念の一因となるなど、Kの中盤までは総士に対して深い嫌悪感と不信感を抱いていた。後々には彼は総士への認識を改めているが、その過程や瞬間は一切描写されていない。Kの最終決戦にて、自らの身を挺して彼とヒロインを救う。そして…
- アンジェリカ・シャルティール / シェルディア・ルージュ
- Kの最終決戦にて、自らの身を挺してその命を救う。
- ル=コボル
- 彼を打倒する最大の功労者となる。だが…。
名台詞
- 「これが甲洋の、自分で招いた結果だ。おかげでファフナーを失った。感傷に浸る間はない」
- 原作の序盤で甲洋が同化した後の台詞。その直後、真矢に平手打ちをされてしまう。序盤の総士はこのように一見冷徹なように思える発言が多く、またその真意を語ることもなかったため、これらの積み重なりが一騎の脱走の原因となった。
Kではこの場面でカガリにもこの非情な一言を咎められて平手打ちされ、彼女と同様に総士の真意を理解できていなかったミストには内心嫌悪されてしまう。
- 「クロッシングの為に機体を登録する…5秒待て!直ぐに済む…。」
- 第16話「朋友」にて、竜宮島に帰還した一騎の搭乗するマークザインの機体登録を完了した。ちなみに登録自体は一瞬で済んだため、5秒はどちらかというと総士の苦しみを理解した一騎の言葉を受けて出た涙をぬぐって気持ちを切り替えるため。序盤では一騎とすれ違うことの多かった二人だが、ここにきてようやく理解しあえるようになった。ファンの間では名場面の一つとしてあげる事が多い。のだが、戦闘を終えた後、一騎と改めて話をするために自室に招待したものの…(以下、迷台詞の項へ)
- 「その格好でのクロッシングは断固拒絶するからな…」
- 衛のゴウバインヘルメットをかぶった一騎に対して。直後に自分もゴウバインヘルメットを無理やり被らされる羽目に遭う。
- 「過酷な状況であっても生きようとする者の意思… 僕に背負えるのか…? 乙姫……!」
- スパロボ未参戦の前日談『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』での台詞。
- 「一騎、僕はこの島が好きなんだ。フェストゥムから守りたい。人類のためとかプロジェクトとかそんな大袈裟なことじゃない…」
「僕はみんなとの思い出の詰まったこの島を守りたいんだ。」
「一騎、僕に力を貸してくれ」 - PSPのゲームでの台詞。原作を考えるとこちらが本来の彼の気持ちのようである。
迷台詞
- 「何だ…!?」
- その手の話題になった時の反応。この台詞の後の一騎の「何だよ?」はもはや黄金コンビ。
- 「さ、話そうか」
- 一騎と改めて話をするために自室に招待して、足を組みながら。以下はファフナー屈指のギャグシーンである。
- 「よく見ろ。ベッドがある」
「テーブルとソファーがある」
「机があって、壁には写真も飾ってある」
一騎「それ、一枚だけか…?」
「見ろ。コンパクトなバスルームまでついている」 - 何を話していいかわからず、一騎に何もない部屋だなと言われ、ムキになってこじつけの内装の説明を始めだす。
これだけなら本当にただのギャグシーンなのだが、バスルームには薬がおいてあり、これはフラッシュバック(ファフナーパイロットが受けた痛みが再現される症状)を抑える痛み止めであることが総士自身の口から一騎から語られた。
彼はずっと一人で苦しみを抱えていたのだった…
- 「自動販売機だ。僕の部屋からほぼ十一歩の距離にある。極めて便利だ」
- 〆に外の自販機までの距離を説明。一騎に「おまえって、ホントに不器用だな……」と呆れられた。
以上のように総士の不器用さ全開のコミカルな一幕であるが、同時に物語前半では大きく開いていた二人の距離が確実に縮まりつつあることを示したシーンである。
このシーンが「屈指の」ギャグシーンと称される理由がここにある。
スパロボシリーズの名台詞
- (これでいい…。ファフナーを失う事の意味もわからず、勝手な行動をとった者がどう言われるか…)
(一騎や咲良、そしてアークエンジェルの人達にも知っておいてもらった方がいいんだ…) - フェストゥムとの戦闘で同化した甲洋の件でカガリ達に責められた後の場面。しかも、よりにもよって総士が心中でこの台詞を言ったのはミストが彼に嫌悪感を抱いた直後である。
- 「これは認めざるを得まい…」
- Kの22話で、レ・ミィとコトナの歌を聴いて。この一連の場面、ファフナー組もピンクカバの影響受けてんじゃないかと思うほどはっちゃけている。K屈指のギャグシナリオで、原作の空気を壊し過ぎだが評価は高い。
- 「ロケットが1機だけならばな。もしも予備があったら…」
- Kの27話(ガン×ソードルート)でカギ爪の男が「幸せの時」と称する計画を阻止に成功した後の台詞。事実、彼の予想した通りに予備のロケットがもう1機用意されていた。
- 「サコン先生。ミストさん達を犠牲にしてもいいんですか?」
「ふたりの未来も守ってあげて下さい!」 - Kの最終話。地球の未来を守るために犠牲になろうとしているミスト達を救おうとする際の台詞。自らの未来よりも他者の未来を守ろうとした彼は…。
スパロボシリーズの迷台詞
Kでは彼の人物像からは想像がつかないほどの言動が出ており、この辺りから不評を買った理由の一つなのかもしれない。
- (こんな人と一緒に戦わなくちゃならないなんて…)
(とても背中を預ける気になどなれない…!) - Kの22話で戦闘終了した際、猪突猛進なやり方でイディクスの基地を探そうとする剣児に対して腹立たしく思っての発言だが、端から感情的に拒絶しており原作では努めて冷静だった彼らしからぬ描写である。
- 「パイロット達が身勝手すぎる…! 特にヴァンという人と剣児という人…」
「彼らは、戦闘中に絶対に問題を起こすはずだ…。いや、既に起こしている可能性だってある…」
「パイロットが命令に従わず勝手な行動をしたら、勝てる戦いも勝てなくなってしまう」
「ジークフリード・システムでクロッシングする事もできないし考えている事が全く分からない…」
「僕は彼らと一緒に戦う自信がない」 - Kの中盤で剣児やヴァンに対する不満をメンバーの前で口にした時の台詞。特にヴァンに至っては、「あの人をメンバーから外すようにアスハ代表に掛け合って来る!」とまで言い出し、静止したジョシュアにも「ああいう人の存在は必要ない」とまで言い出す始末。尤も、その直後に乙姫に説得され、落ち着きを取り戻して周囲に憤慨した事を反省していた。メンバー間の不仲というのは話のきっかけとしては良くある話だが、以上の一連の台詞の場合は総士の反応が過剰な上に(上記のとおり総士が冷徹な指揮官として振舞うのは仲間のためを思うが故であり、これらの台詞は彼の人物像ともあまり合致しない)、その後槍玉にあげた本人たちとの和解なども特に描かれず自己完結してしまったため、ただただプレイヤーにとって不快なだけのイベントとなってしまった。