「ARX-8 レーバテイン」の版間の差分
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:第41話からは緊急展開ブースター装備状態となり、以後はこちらがデフォルト形態となる。前述の通りレーバテインはとにかく弾が無い為通常戦ではブースター装備で弾を撃ちつくしてから分離するのが一般的。 | :第41話からは緊急展開ブースター装備状態となり、以後はこちらがデフォルト形態となる。前述の通りレーバテインはとにかく弾が無い為通常戦ではブースター装備で弾を撃ちつくしてから分離するのが一般的。 | ||
:アーバレストと違って合体攻撃が使用できないのに注意。妖精の羽はイベントのみ。 | :アーバレストと違って合体攻撃が使用できないのに注意。妖精の羽はイベントのみ。 | ||
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+ | :2016年5月のイベント「進むワン・ステップ・アヘッド」の特効ユニットとして登場。レアリティSSRのシューター。装甲以外の基本能力はアーバレストを超え、特に攻撃力は2016年5月現在で同率2位の数値を誇る。アビリティにダメージを上げるガンファイトと援護攻撃LV2、攻撃速度を上げる補助腕を持つ。さらにアーバレストの強運を越える超強運を持つためコンテナドロップ狙いのお供に欠かせない。反面、原作通りECSがなくなっているなど防御用のアビリティを全く持たないため打たれ弱くなっている。必殺スキルの「デモリッション・ガン(ガンハウザー・モード)」は直線貫通型の射撃2連射。威力はなかなかだが、コア消費がやや重い。 | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == |
2016年5月21日 (土) 13:58時点における版
ARX-8 レーバテイン(ARX-8)
- 登場作品:フルメタル・パニックシリーズ
- 分類:アーム・スレイブ
- 全高:8.7m
- 重量:10.3t
- 動力:パラジウムリアクター、ロス&ハンブルトンPRX3000
- ジェネレータ出力:4,800kW
- 最大作戦行動時間:30時間
- 最高跳躍高:ラムダドライバ無しで80m以上
- 生産形態:ワンオフ
- 設計者:アル、クダン・ミラ
- 主なパイロット:相良宗介、アル
- メカニックデザイン:海老川兼武
東京での決戦で大破したアーバレストに代わり、相良宗介の乗機となったラムダ・ドライバ搭載のアーム・スレイブ。
標準の第三世代ASやその派生機が比較的細身のシルエットなのに対し、マッシブなシルエットを持つ。赤と白を基調にした、アルと宗介の静かな怒りを表すかのような色合いと姿をした機体。名の由来は、北欧神話に登場する魔剣レーバテインより。本来はレーヴァテイン等「ヴァ」表記が読みに近いが、ARXシリーズのARX-6ハルバード(M6 ブッシュネルをベースにした実験機)、ARX-7アーバレストの記載的特徴を引き継がせたとの事。
ARXシリーズには本来存在しない機体で、ミスリル壊滅後の建造のため正式にはミスリル所属でも無い。建造に協力したギャビン・ハンターが機体番号を付け、機体名はアルの自称である。東京での戦いで破壊されたアーバレストの残骸は日本政府に接収されたが、元ミスリル情報部のレイス並びハンターが共謀してAIアルのコアユニットを持ち去った後、ウィスパードのクダン・ミラの協力によりコアユニットを再起動させることに成功。機体設計はAIアル自身が行い(ただし、ミラの協力が大きかったと思われる)、ミラとハンターが開発に協力した。当然ながら搭載AIはアル。D系列の試作機の片方のパーツを流用しているため、一部シルエットに共通点がある[1]。
宗介とアルが敗北した相手、レナード・テスタロッサの乗るウィスパード専用ASベリアルに対抗するための攻撃能力を追求しており、大型戦闘機や戦闘艦船並の出力を持つロス&ハンプルトン社の試作パラジウム・リアクター「PRX3000」を搭載。ガーンズバック以上のジェネレータ出力を、パワー重視の駆動系でフル稼働させる事によって、既存ASの常識を遥かに超えたパワーを叩きだす。
ジェネレーターの常軌を逸した大出力により膨大な熱が発生するため、後頭部よりポニーテール状の放熱索(コダールタイプと同じもの)が飛び出し、機体冷却をカバーする。この時、莫大な余剰エネルギーの余波から、放熱索に白い光の粒子が発生する。
第3世代ASに属する機体ではあるものの、ASというカテゴリーから外れた出力を有する。 ラムダ・ドライバ無しでも80mのジャンプ力を持ち、跳躍での瞬間的な重力加速度は30G(航空機事故に近い程の衝撃)を超える。そのため、宗介は跳躍だけで意識を失いかけた。 また足払いだけで敵ASを一回転させた上、敵ラムダドライバ搭載ASを素手で破壊してしまうほどのパワーを持ち、アルによって操作される2本の隠し腕すら装備しているなど、その戦闘スタイルはASの領域から半ば逸脱している。さらにラムダ・ドライバの補助により、10t級の兵器では扱う事のできない165mm多目的破砕榴弾砲(デモリッション・ガン)の使用が可能であり、機体性能や搭載兵装に関しては従来の第三世代ASを大きく凌駕する。初陣では試運転無しにも関わらず、3機のベヘモスと3機のコダールを6分足らずで撃破した。
反面、これらの為にしわ寄せが稼働時間の低下と電子兵装の弱体化を招いている。 最大作戦行動時間がM9の5分の1(約30時間)と極端に短く、ECSを搭載しておらず、更にレーバテインでの戦闘機動は数秒事に自動車事故並みの負担がオペレーターに掛かり、負担も相当な物となっている。
また、この圧倒的戦闘力に対する敵の警戒も当然相当に高いものとなる為、まず正面から堂々とぶつかってくる相手も居ないという問題もある(実際、初陣でそのあまりの戦闘力を見たベヘモス1機が逃走するほど)。その為、劇中ではECS未搭載や稼働時間の問題もあってECS搭載のヘリに待機させておき、僚機で敵戦力のあぶり出し、および削りを行った後の最後の詰め的に投入される運用がなされていた。
しかも補給が満足にできない困窮した状況のため、パーツの替えが無いに等しく、戦闘時間は極力短時間に限られている。
なお、この機体とは別にダミーのARX-8も開発されていた。こちらは簡単に言えばアーバレストに毛が生えたような性能で接収したレナードからも「つまらない機体」と評され、解体された。
強化装備形態
- ARX-8 レーバテイン 緊急展開ブースターXL-3装備
- XL-3緊急展開ブースターを装備した本機。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 初参戦かつ初映像化。全体シナリオの折り返しとなるアマルガムルート第36話で参戦する。整備性や強度の問題といった設定はさすがにZ-BLUEにいるため採用されていない。
- 陸適応S、格闘・射撃両方に存在するALL兵器、ラムダ・ドライバによるブーストも相まって高い殲滅力を誇る。なお必殺技は格闘なので宗介の育成はアーバレストの際と同様で問題ない。
- 火力に期待できる反面武器の弾数が異様に少なく(一つの武器の弾数が2~4発などはザラ)、何も考えずに敵陣特攻させるとすぐに弾切れしてしまうのが難点。宗介のBセーブ取得は急務である。
- またSサイズ故にサイズ差補正を無視できない武器の火力がいまいち伸び悩む上、小さい分当てられるとラムダ・ドライバがあるとは言え危機に陥ってしまうため注意。
- 第41話からは緊急展開ブースター装備状態となり、以後はこちらがデフォルト形態となる。前述の通りレーバテインはとにかく弾が無い為通常戦ではブースター装備で弾を撃ちつくしてから分離するのが一般的。
- アーバレストと違って合体攻撃が使用できないのに注意。妖精の羽はイベントのみ。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年5月のイベント「進むワン・ステップ・アヘッド」の特効ユニットとして登場。レアリティSSRのシューター。装甲以外の基本能力はアーバレストを超え、特に攻撃力は2016年5月現在で同率2位の数値を誇る。アビリティにダメージを上げるガンファイトと援護攻撃LV2、攻撃速度を上げる補助腕を持つ。さらにアーバレストの強運を越える超強運を持つためコンテナドロップ狙いのお供に欠かせない。反面、原作通りECSがなくなっているなど防御用のアビリティを全く持たないため打たれ弱くなっている。必殺スキルの「デモリッション・ガン(ガンハウザー・モード)」は直線貫通型の射撃2連射。威力はなかなかだが、コア消費がやや重い。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- GAU-19/S 12.7mmガトリングガン
- 頭部に2門搭載した機銃。
- XM18 ワイヤーガン
- ワイヤーガン。両腕に計2基装備。
- セワード・アーセナル 165mm多目的破砕・榴弾砲(デモリッション・ガン)
- 通常のASでは取り扱いが不可能な大型砲。ラムダ・ドライバでの制御を受けて発射する。性質上、妖精の羽との併用は基本的に不可能だが、自機の破損を厭わなければ発砲は可能。
- 長距離砲撃用の砲身を追加装備した「ガン・ハウザーモード」も存在する。
- 天獄篇ではガン・ハウザーモードが全体攻撃で、トドメ演出としてリアルカットインがある。また着弾点指定型のMAP兵器版が存在。指定範囲は5マス、着弾点とその上下左右1マスを攻撃。実はメサイアのMDE弾の下位互換で、射程が長い代わりにP属性がない。
- ジオトロン・エレクトロニクス GRAW-4単分子カッター
- 手持ち式の単分子カッター。両膝にマウントされ、そのままの状態でも刃を展開して使用できる。
- ロイヤル・オードナンス M1108対戦車ダガー
- 対戦車ダガー。肘に収納。
- 天獄篇では長射程P兵器ではあるのだが、相変わらず弾数が2発しかない。
- アライアント・テックシステムズ M1097対AS用手榴弾
- 腰部に収納。
- オットー・メララ 「ボクサー2」76mm散弾砲
- 「ボクサー」57mm散弾砲の後継。口径が大型化し威力が増したがさらに癖が強くなった。
- 主に下記の妖精の羽発動中でデモリッション・ガンが使えない場合に使われる。
- 妖精の羽
- かなめから提供されたアマルガムのデータからクダン・ミラが完成させた追加兵装。羽という名称だが、飛行ユニットではなく、ラムダ・ドライバキャンセラーとでもいうべき兵装で、ラムダ・ドライバで発生する事象の全てを無力化する。これ自体にもラムダ・ドライバと同様イメージを固める必要があり、宗介は「消えろ」というイメージで発動させている。しかし、レーバテイン自身のラムダ・ドライバも発動不能になる(=デモリッション・ガンの発砲も実質不可能になる)、ラムダ・ドライバ以上に膨大な電力を消費するので、ただでさえ短い稼動時間が更に短くなるなど、急造故にか欠点も多い。
必殺技
- 強襲
- 跳躍からボクサーを3連射し、単分子カッターで切り裂く。
- ラムダ・ストライク
- ラムダ・ドライバを起動しての連続攻撃。ボクサーで牽制→単分子カッター連続斬り→ボクサー連射で間合いを開ける→デモリッション・ガンをガン・ハウザーモードで3連射→突っ込んで砲身で突き刺す→砲身ごと力場で吹っ飛ばし、デモリッション・ガンを至近距離で発射してトドメ。
その他
- アサルト・コンバット
- キリコから借りてきた戦術。レナードを欺くフェイクとしてアルの操縦するレーバテインの外から、構えたアーマー・マグナムでベリアルのラムダドライバ発生機構を撃ち抜いた。異能生存体の愛銃だけあって、その威力は原作で用いた重火器以上である。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- S
カスタムボーナス
- 特殊能力「ラムダ・ドライバ」の強化、出撃時アルのSP+15
- サブパイロットのSPが増えるのはいいが、アルの精神コマンドで有効なのは根性、狙撃、熱血くらいなので大抵余る。
機体BGM
- 「疾走」
スパロボシリーズの名場面
- 炎の霍乱
- 天獄篇第41話『ずっと、スタンド・バイ・ミー』。戦いは終盤にうつり、文字通りの総力戦が繰り広げられていた。残された時間はもう少ない。ベリアルに一撃を受けて、爆発を起こすレーバテインの光景を、『ささやき』を跳ね除けたかなめが目撃してしまう。宗介が、死んだ――否。そこにあったのは逆にレーバテインがベリアルに組み付く光景だった。ならば宗介はどこに、とレナードが狼狽える。そこへ、宗介の声が響く。彼の手には、恐るべき武器が握られていた。幾度も死線をくぐり抜けてきた男の愛銃が。自らと同じく、愛する女を求める宗介に貸し与えられたであろう武器『バハウザーM571アーマーマグナム』の銃弾が悪魔を穿った。あらゆる策謀に火を点け、台無しにする男。世界を書き換えるという緻密にして細心に立てられた計画などこの男にとってクソを塗りたくるものでしかない。奴の存在がある時点で組織のメルトダウンは始まっていたことに誰も気づいていなかったのだ。レナード・テスタロッサ最大の誤り。それは、ヤツを敵に回してしまったことだった。宗介も巨大な不発弾。蔓延する猛毒。自爆誘爆ご用心――!
関連機体
- ARX-7 アーバレスト
- レーバテインの先行機。
- ARX-8(ダミー)
- 本機のダミー機体。原作では解体されるが、天獄篇ではゲイツによって破壊される。なお外見はマップ上ではアーバレストと同じだが、原作ではほとんどM9である。
余談
- 原作登場前、本機の設定に関して(あくまでも冗談として)原作者の賀東招二氏が「マップ兵器が欲しい」「空Aになるようにしましょう」「移動後攻撃の射程は6以上。攻撃力もデフォで5000は欲しい」「強化パーツはスロット4つ」等々と発言している。天獄篇で実際に参戦した際にはマップ兵器はデモリッションガン・ガンハウザーモード、空AはXL-3緊急展開ブースター含めたフル装備状態で実現し、攻撃力は10段階までをすれば最弱武器でも5000、強化パーツはフル改造ボーナスを利用すればスロット3つ、移動後射程はアルの「狙撃」や強化パーツなどで1射程でも伸ばせば6になると、ほぼ実現した結果となった(ただ対象武器は対戦車ダガーなので弾が2発しかないのが問題だが)。終盤はあるイベントが発生し、以降はインフレを起こすほど高くなる。
- 本機の名前案の一つに「エクスカリバー」があったが、「YF-19というエクスカリバーの名に相応しい機体が既に存在するから」という賀東氏の考えで没になった経緯がある。かなり苦心したようで、ダイサガラーだとかスーパー・アーバレストとかにしようとすら考えていたらしい。ちなみに名付け親は京都アニメーション所属の武本康弘氏。色々縁があって、共同で仕事をするようになっている。
脚注
- ↑ ツイッターで漫画版の作者である上田氏がレーバテインの作画について「開発中のファルケの余剰パーツを流用したという設定を考えていた」と呟いたところ、メカデザイナーの海老川氏が実際に脚部のパーツなどはファルケのデザインから拾ったことを明かした上で「もう一機あったD系列のパーツを流用したというのだったら面白い」と語ったのを賀東氏が採用したことで正式設定となっている。
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