アサギ・トシカズ
アサギ・トシカズ | |
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登場作品 | |
声優 | 浅沼晋太郎 |
デザイン | 平井久司 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(MJP計画第三世代) |
性別 | 男 |
年齢 | 17歳 |
所属 | グランツェーレ都市学園(~6話) → MJP機関 |
所属部隊 |
特殊宇宙戦闘大隊
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軍階級 | 少尉 |
趣味 | 盆栽 |
アサギ・トシカズは『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
チームラビッツの最年長メンバーでありブルーワンのパイロット。グランツェーレ都市学園でパイロット訓練を受けていたところ、MJP司令官シモンにより緊急招集され、戦闘母艦ゴディニオンに配属された。
ヒタチ・イズルとは正反対に皮肉屋で、チームメンバーのスルガ・アタルとは良く衝突する仲。落ちこぼれのチームラビッツに所属している事を疎ましく思っているが、自分やチームメンバーが他者に馬鹿にされると手を出す情の厚さを持つ激情家でもある。
パイロットとしての適性と能力は高く、日常でも戦場でも周囲の状況に気を配ることができる。パイロット適正が特化型に発達しているチームラビッツの中では「総合力が高い」と評される程の優秀なパイロットだが、その反面プレッシャーに対して非常に弱く、なかなか実力を発揮することができない。プレッシャーによって頻繁に胃を痛めているため胃薬は欠かせず、趣味は盆栽、私室には観葉植物やアロマグッズを置くなど常にリラックスを心掛けている。アサギの私室は綺麗に片付いていてチームメンバーの溜まり場になっており、本人も度々突っ込みながらも半ばあきらめている。
最年長であるため自分がリーダーであったと自負していたがその座をイズルに奪われ、また物語序盤にそのプレッシャーの弱さから数々のミスや醜態を晒してしまい、世間の風当たりを気にして本来の実力を発揮出来ない期間が長く続いた。オペレーション・サンダーボルトに於いてイズルから代理リーダーを任された事でその才能が一気に開花し多大な戦績を残すが、自身の活躍空しく地球軍の事実上の敗北に終わった事を気にし、また自らの存在意義を知った事で自分達が敵の兵士と変わらない扱いなんじゃないかという疑念や、イズルの覚醒や新顔アンジュの活躍に次第に劣等感を抱き、自分を思いつめ終盤までハーモニックレベルが上手く上昇しなく萎縮してしまう。
その一方で回避能力の高さは終始一貫して凄まじく、作中で被弾したのはクレイン戦とイズル抜きのチームで挑んだ際のジアート戦のみ。しかもクレイン戦での被弾は『カウンターを仕掛ける為にわざと被弾した』というもの。回避に関しては文句なしのスーパーエース級パイロットである。
チームメイトのクギミヤ・ケイに物語開始以前から好意を寄せており、彼女と行動を同調させることが多かったが、ケイはオペレーション・ナイトブロウ以降イズルに恋するようになり、それを知ってしまった為その関係に複雑な感情を抱き胃痛の一因となっている。
物語終盤、倒れたイズルの代わりにレッドファイブのフィッティングに付き合った際に、レッドファイブが起動してしまった事でイズルと遺伝子上の繋がりがある事が発覚。スズカゼ艦長に問い詰めるとイズル・アサギ両名には司令であるシモンの遺伝子が使われている事が発覚。つまり腹違いの兄弟である事実を突きつけられ、さらに悩んでしまう。この事を苦悶の表情でイズルに打ち明けるものの、イズルはむしろ実の兄が居た事を喜び普通に受け入れたため、これまでの様々なコンプレックスが解消された。その後はイズルを守る兄として戦場に立ち、イズルが出撃できない状況に陥った際は精神的な成長を見せ、戦術指揮官とパイロットとしての才能をいかんなく発揮していた。
チームではフォワードを務める。本来のリーダーのイズルが戦術面での指揮を苦手としており、周囲の士気を向上させるタイプのリーダーであるため、戦術面が得意なアサギが指揮を代替する場面も多い。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2016年11月の期間限定イベント「僕らのヒーロー」でシナリオNPCとして登場。
- 2018年11月の復刻参戦イベント「目覚めよ、ヒーロー!」ではユニットとして再登場。
- スーパーロボット大戦30
- 音声初収録。
- 最速登場は宇宙ルート開始の場合は「目指せ、ヒーロー」、地上ルート開始の場合は「MJPの子供たち」から登場。
- ステータスは主人公のイズルをわずかに上回るというチーム一の性能を持つが、技能レベルやハーモニックレベルの初期数値の差から戦場に出ると逆転されてしまうという原作の力関係が再現されている。立ち回りの面では気力が初期値だと主力武器のアサルトブレードを使えず加速も持たないため、闘争心を養成したり強化パーツやサポーターでフォローしたい。
- 精神コマンドは原作の扱いとは違って「不屈」はあるが「ひらめき」を持たないため、高攻撃力の相手と戦う時は「先見」や援護防御持ちの味方を同伴させたい。また、「絆」はレベルが足りていてもキーミッション「魔神の命」のイベント発生まで習得不可能。それまでは実質的に他パイロットよりも精神コマンドが1つ少ない状態となる。
- 本作ではケイへの恋心については描写される事は無く、またピットクルーも表立って登場しなかった為、イズルに対する劣等感や嫉妬心を中心に描写されている。
- チームラビッツ全体の仕様として、戦闘時にチーム内での掛け合い台詞が存在する。サブパイロットや同乗している非戦闘員が掛け合うことは過去にもあるが、別々のパイロット同士が掛け合うというのはレアケースとなる。中盤にイズルへの劣等感を乗り越えるイベント後は弱気な台詞が変更され、更にイズルと兄弟である事が発覚すると掛け合いも変更される等、台詞パターンが非常に豊富。
- エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「格闘アップ」。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- 出撃時のハーモニック・レベル+10。最終回避率+20%
- 『30』で採用。低めに抑えられたハーモニックレベル初期値がタマキたちと同値にまで引き上げられる。最終回避率+20%はダメージカット効果が追加された見切りとの相性が良く、そこから底力の恩恵を大きく跳ね上げる。
- 活かすなら原作とは逆に、多少被弾するまでは集中を使わずに突っ込むような立ち回りを狙ってみてもいいだろう。
人間関係[編集 | ソースを編集]
チームラビッツ[編集 | ソースを編集]
- ヒタチ・イズル
- チームリーダー。当初は彼がリーダーに選ばれたことに対してわだかまりがあった。失敗続きなアサギとは正反対に序盤から活躍し続け、ヒーローとして皆を引っ張るイズルを見て、アサギはイズルに対し激しい劣等感を覚えるようになる。
- 終盤、血の繋がりがある実の兄弟である事が発覚しこのコンプレックスは解消され、アサギにとって絶対に守る相手の一人となった。
- クギミヤ・ケイ
- チームメイト。物語序盤より彼女に同調するような行動が多く、オペレーション・サンダーボルト後、彼女に好意を寄せてることが判明する。ケイ本人はイズルに夢中な為アサギの想いには全く気付かず、イズルがテオーリアと夕食デートする際に「一緒に同行して欲しい(二人の邪魔をしてほしい)」とおねだりする等、無自覚ながらアサギの胃痛を招いている。最終的には想いを秘めたまま身を引き、イズルとの仲を後押しするように。
- イリエ・タマキ
- チームメイト。一番歳が離れている為妹のように接している。アサギの部屋でゴロゴロしてることが多いが互いに異性として意識していない。
- スルガ・アタル
- チームメイト。お互い皮肉屋である為口論する事が多い。後に背中を預ける関係に。
- クロキ・アンジュ
- 新チームメイト。合流直後からその圧倒的な戦闘力を垣間見て、イズルに対する気持ちと同じように劣等感を覚える。
ゴディニオンのクルー[編集 | ソースを編集]
- スズカゼ・リン
- グランツェーレ都市学園在籍時の教官であり、ゴディニオン艦長となったためそのまま上官となった。
- 西園寺レイカ
- 製薬会社「西園寺製薬」の跡取り娘で、西園寺製薬の胃薬を愛用しているアサギはその事実を知って驚いている。
- ルーラ・チャン、ナオミ
- 軍医と看護師。チームラビッツの健康管理を担う。
- 山田ペコ
- チームラビッツのマネージャー的存在。
- マテオ、ディエゴ、アンナ
- ブルーワンのピット艦のクルーたち。祖父・父・孫娘の三世代整備士たちで、アサギは特に孫娘のアンナに気に入られている。
MJP司令部[編集 | ソースを編集]
- シモン・ガトゥ
- MJPの上官。実は遺伝子上の父親であることが終盤に判明する。
その他[編集 | ソースを編集]
- アサギ・K・トシカズ
- 漫画「マジェスティックプリンス」のキャラクター。同じ遺伝子の持ち主。「二代目アサギ」と表記されている。スパロボ未登場。TV版アサギに比べかなり落ち着いているが、胃痛持ちであるところは変わらない。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- 剣鉄也
- 『30』では自分と同じようにチームメイトへの嫉妬や劣等感を抱え、そしてそれを乗り越えてきたことを知り、鉄也がINFINITYに取り込まれた際に救出役を志願、見事成功する。以後も彼を強く尊敬しており、実質的な師弟関係となる。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- アサギ「まったく、こんなのがバレたらレポートじゃすまないぞ!」
- イズル「いや、こんなつもりじゃ……」
- アサギ「くだらん! 実にくだらん!」
- 第5話「小惑星基地潜入作戦」より、イズルがチームドーベルマンのランディから記録メディアを渡され、チームラビッツ全員で鑑賞した際の台詞。
- 内容を確認しないまま鑑賞会を開いたら中身はアダルトな動画で、ケイは怒ってタマキを引きずって退室、スルガは刺激が強すぎてパニックになり逃亡する。アサギはくだらんと一蹴するのだが……。
- アサギ「重大な事に気が付いた」
イズル「重大な事?」
アサギ「この女優さん、スズカゼ教官に似てる」
イズル「言われてみれば少し……」
2人「うわぁ……」 - 上記の直後、シーンが切り替わるとイズルと2人で若干焦ったような汗をかきつつも鑑賞を続けていた。結局見入っていた両者だが、スズカゼを連想後(悶えるスズカゼも挿入される)は微妙な表情になっている。
スパロボシリーズの名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]
- 「合体は苦手だが、やるしかない…!」
- 『30』でのイレイザー使用時の戦闘台詞。今となっては別の意味で面白さが出る台詞である。
- 「イズルの漫画より悪趣味な奴だな…!」
- 対あしゅら男爵戦闘台詞。いくらなんでも両者に対して失礼なのでは…?
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- ブルーワン
- 専用機。レッドファイブよりも近接戦闘能力寄りに調整された汎用型機体。
- ホワイトゼロ
- 『劇場版マジェスティックプリンス -覚醒の遺伝子-』にてブルーワンが大破したため代替機として搭乗。SRW未登場。
余談[編集 | ソースを編集]
- 主人公やチームに何かと突っかかるそのキャラ属性から、スタッフ達に「視聴者に嫌われるキャラになるだろう」と思われていたが、その予想に反し何処か抜けた一面やエースパイロットなのに胃痛持ちという愛らしさから人気が非常に高かった為驚いていた。
- よく胃を痛めているその様子から、視聴者には胃を絡めたネタで語られている。
- 胃を痛める様子は、担当声優の浅沼氏の初主演作に引っ掛けて胃ーがペインと表現されたりする。
- 一方で、第8話においてリーダー役を託されたあとの活躍は、キャラデザ繋がりで種割れならぬ胃割れと言われている。
- 第12話におけるアンナとのデートの際の気遣いぶりは、イケメンならぬ胃ケメンと表現される。
- 放送当時、浅沼氏はラビッツの男性陣の中で唯一スーパー戦隊シリーズへの出演経験が無かったが、その後『機界戦隊ゼンカイジャー』でゼンカイジュラン・ジュランの声優として出演する事になった。因みにゼンカイジュランのカラーはレッド。