「東方不敗マスター・アジア」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
| タイトル = 東方不敗<br />マスター・アジア | | タイトル = 東方不敗<br />マスター・アジア | ||
+ | | 外国語表記 = [[外国語表記::"Tohofuhai" Master Asia]] | ||
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動武闘伝Gガンダム}} | *{{登場作品 (人物)|機動武闘伝Gガンダム}} | ||
| 声優 = {{声優|秋元羊介|SRW=Y}} | | 声優 = {{声優|秋元羊介|SRW=Y}} | ||
− | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|島本和彦}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン|逢坂浩司}} | + | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|島本和彦}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン|逢坂浩司}} |
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}} | | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}} | ||
− | | SRWでの分類 = [[ | + | | SRWでの分類 = [[パイロット]]<br>[[機体]] |
}} | }} | ||
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荒れ果てた[[新宿]]で[[ドモン・カッシュ]]の前に姿を現した謎の男。その正体はドモンの師匠であり、[[シャッフル同盟]]「キング・オブ・ハート」の前任者。優勝を成し遂げた前回(第12回)大会に引き続き、ネオホンコン代表として第13回大会に参戦している。 | 荒れ果てた[[新宿]]で[[ドモン・カッシュ]]の前に姿を現した謎の男。その正体はドモンの師匠であり、[[シャッフル同盟]]「キング・オブ・ハート」の前任者。優勝を成し遂げた前回(第12回)大会に引き続き、ネオホンコン代表として第13回大会に参戦している。 | ||
− | + | 「射撃武器有利」との予想が多かった第12回大会において、ほぼ格闘のみのスタイルで優勝。彼の目的は、当時蔓延していた重火器有利の風潮を正し、[[ガンダムファイト]]を本来在るべき「格闘路線」に戻すことであった。しかし大会の最中、ガンダムバトルという国家間のエゴによって傷つき荒廃していく地球の惨状を目の当たりにし、シャッフル同盟を脱退して[[地球]]の自然再生の道を模索することになる。しかし折悪く不治の病に冒され、残された時間が僅かとなった彼は[[デビルガンダム]]の力に着目、その力により自然を破壊し続ける人類を抹殺することを目論むようになる。 | |
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− | + | 当初は[[デビルガンダム]]を敵視するドモンと敵対関係となり、[[ギアナ高地]]等で数度の死闘を繰り広げる<ref>死の間際にはドモンの言葉を受け止めて「お前には教えられたよ」と言っているが、漫画版「超級!機動武闘伝Gガンダム」においては自分の行動もまた見方を変えれば悪に成りうる事も理解しており、「もし自分が悪だというのなら、それを止める者が必要」として敵対しつつもドモンの成長を促す行動を取っていた事を明かしている。</ref>。しかしその過程で、愛弟子のドモンは彼自身の想いを受け止めつつ「人間もまた自然の一部だ」と喝破するほどに成長。最期の戦いの舞台となった決勝バトルロイヤルでは、ドモンとの拳と拳による魂のぶつかり合いの末、彼に敗北。地球を想う志と彼の哀しみが受け継がれたこと、また弟子の成長をこの目で確認できたことを満足してこの世を去った。 | |
− | 初登場時の'''[[デスアーミー]]を生身で破壊'''するという強烈な登場に象徴されるように、非常にインパクトがある人物で、『[[機動武闘伝Gガンダム|Gガンダム]] | + | 初登場時の'''[[デスアーミー]]を生身で破壊'''するという強烈な登場に象徴されるように、非常にインパクトがある人物で、『[[機動武闘伝Gガンダム|Gガンダム]]』を象徴する人物と言える。 |
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− | 尚、東方不敗の乗るガンダム、[[クーロンガンダム]]と[[マスターガンダム]] | + | 尚、東方不敗の乗るガンダム、[[クーロンガンダム]]と[[マスターガンダム]]のモビルトレースシステムは通常の服にセンサー等が内蔵されたものとなっている。これはフィードバック性能が不十分な旧式タイプのものであるが、東方不敗の使用するそれはファイティングスーツタイプと比べて遜色のない反応を見せている(コミックボンボンで連載された漫画版では道着と同じデザインのファイティングスーツを着用している)。 |
=== 第7回大会において === | === 第7回大会において === | ||
− | マスター・アジアの本名は'''シュウジ・クロス'''。[[ガンダムファイト]] | + | マスター・アジアの本名は'''シュウジ・クロス'''。[[ガンダムファイト]]第7回大会(ドモンたちの舞台から28年前)ネオジャパン代表のネオオオサカ出身の人物であった。当時、頭髪の色はダークグリーン。彼がネオジャパンに所属していた頃の活躍は漫画『機動武闘外伝ガンダムファイト7th』(未参戦)で描かれている。 |
愛機は[[シャイニングガンダム]]に似た「ヤマトガンダム」。当時使用していた必殺技は「灼熱サンシャインフィンガー」、「超級覇王雷撃弾」、「流派東方不敗奥義 超級覇王日輪弾」、「流派東方不敗最終奥義 石破天驚拳」。 | 愛機は[[シャイニングガンダム]]に似た「ヤマトガンダム」。当時使用していた必殺技は「灼熱サンシャインフィンガー」、「超級覇王雷撃弾」、「流派東方不敗奥義 超級覇王日輪弾」、「流派東方不敗最終奥義 石破天驚拳」。 | ||
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後に共に[[シャッフル同盟]]となるマックス、ナシウス、トリス、アランと共に、謎の組織「カオス」と戦い、カオスの最終兵器「エレメント・カオス」をサンシャインフィンガーと石破天驚拳で撃破している。 | 後に共に[[シャッフル同盟]]となるマックス、ナシウス、トリス、アランと共に、謎の組織「カオス」と戦い、カオスの最終兵器「エレメント・カオス」をサンシャインフィンガーと石破天驚拳で撃破している。 | ||
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また、敵として登場するときは凄まじい強さの時が多く、並大抵のユニットとパイロットでは一蹴させられることもある。 | また、敵として登場するときは凄まじい強さの時が多く、並大抵のユニットとパイロットでは一蹴させられることもある。 | ||
− | + | なお、XΩを除くと五作品(F完、A、R、IMPACT、T)で仲間として正式参入するのだが、内、RとTの二回は原作通り死亡した後に復活する(共に終了後参戦であり、原作再現と両立されたことはない)という斜め上の方法で参戦する<ref>終了後参戦の場合でも、実はあの時死んでいなかった。という形で隠し要素として登場するパターンはそれなりにあるものの、流石に実際死んで生き返ったというのはかなり珍しいパターンである。</ref>あと上記の年齢にもあるが、彼は意外と若く、実はまだ50歳にもなってない。にもかかわらず、見た目や一人称「ワシ」から高齢者扱いされる事も多い。また、生身ユニットで出撃した影響等で小柄に思われがちだが、実際は193cmとドモンより長身である。 | |
名前表記の略称は、作品によって「東方不敗」と「マスター(マスター・アジア)」の双方が混在している。 | 名前表記の略称は、作品によって「東方不敗」と「マスター(マスター・アジア)」の双方が混在している。 | ||
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:ドモンとの出会いにデモが用意された。[[クーロンガンダム]]に搭乗する。今回も生身ユニットとしても登場し、ドモンと共に[[機械獣]]と戦う。『第2次G』の反省からか相手取るのは[[陸]]タイプのみ。[[技量]]初期値は『完結編』含めて全キャラ中最高の'''200'''というぶっちぎりの数値である。技量の低い機械獣相手ならば当たり前の様に[[クリティカル]]が発動する。 | :ドモンとの出会いにデモが用意された。[[クーロンガンダム]]に搭乗する。今回も生身ユニットとしても登場し、ドモンと共に[[機械獣]]と戦う。『第2次G』の反省からか相手取るのは[[陸]]タイプのみ。[[技量]]初期値は『完結編』含めて全キャラ中最高の'''200'''というぶっちぎりの数値である。技量の低い機械獣相手ならば当たり前の様に[[クリティカル]]が発動する。 | ||
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}} | ||
− | :『F』では本性をさらけ出したまま終わったので、敵として出現。イベントでの出番は多いが、本格的に交戦する機会はギアナ高地と地上編限定の[[ランタオ島]]でのシナリオのみ。高い[[ | + | :『F』では本性をさらけ出したまま終わったので、敵として出現。イベントでの出番は多いが、本格的に交戦する機会はギアナ高地と地上編限定の[[ランタオ島]]でのシナリオのみ。高い[[格闘]]・技量値に[[2回行動]]と[[性格]]「超強気」から一見かなりの難敵だが、実際にはマスターガンダムの短[[射程]]や出現位置等の関係から、[[MAP兵器]]含む必殺技を繰り出させずに倒すのは難しく無い。地上編限定の[[隠し要素/F・F完結編|隠し要素]]で後者のシナリオにてドモンのレベルが東方不敗より上であり、倒さず戦えば仲間に出来る。ただし加入時期は最終盤。マスターガンダムの性能や東方不敗本人の強さは味方になっても折り紙つきだが、全くの未[[改造]]な上使えるシナリオが少ないのが非常に惜しい。 |
:デモムービーに関しては、仲間にする場合「究極石破天驚拳」が見られるが「東方不敗、暁に死す」と「石破ラブラブ天驚拳」は見られなくなる。また「東方不敗、暁に死す」は進め方によっては撃破しても見られないばかりか、'''普通に撤退してその後は消息不明'''となってしまう。この場合、ドモンは東方不敗の真意がついに解からないままという切ない幕切れとなる。 | :デモムービーに関しては、仲間にする場合「究極石破天驚拳」が見られるが「東方不敗、暁に死す」と「石破ラブラブ天驚拳」は見られなくなる。また「東方不敗、暁に死す」は進め方によっては撃破しても見られないばかりか、'''普通に撤退してその後は消息不明'''となってしまう。この場合、ドモンは東方不敗の真意がついに解からないままという切ない幕切れとなる。 | ||
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:また、第1部のラスボスの一人として[[アインストレジセイア]]と共に登場する。精神コマンド無しで倒すのは非常に困難で、底力の効力が高まると[[飛影]]さえも撃墜してしまう事があるほど。 | :また、第1部のラスボスの一人として[[アインストレジセイア]]と共に登場する。精神コマンド無しで倒すのは非常に困難で、底力の効力が高まると[[飛影]]さえも撃墜してしまう事があるほど。 | ||
:仲間にするフラグはそれほど難しくは無いが、ドモンで倒してはいけない。また迷彩[[ビルバイン]]を犠牲にするのも悩みどころでもある。 | :仲間にするフラグはそれほど難しくは無いが、ドモンで倒してはいけない。また迷彩[[ビルバイン]]を犠牲にするのも悩みどころでもある。 | ||
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=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
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:ネオホンコンでは[[NPC]]として一時的に味方になる。……のだが、本作では'''NPCはMAP兵器射程圏内に2機以上の敵がいると味方ユニットが巻き込まれようとお構いなしにMAP兵器を最優先で使用する'''という仕様のため、前に出るとデスアーミーごと超級覇王電影弾で吹っ飛ばされてしまう。特にゴッドガンダムは参入時点で強化パーツがすべて外された状態なので、焦って突っ走るとこれで撃墜されることがある。 | :ネオホンコンでは[[NPC]]として一時的に味方になる。……のだが、本作では'''NPCはMAP兵器射程圏内に2機以上の敵がいると味方ユニットが巻き込まれようとお構いなしにMAP兵器を最優先で使用する'''という仕様のため、前に出るとデスアーミーごと超級覇王電影弾で吹っ飛ばされてしまう。特にゴッドガンダムは参入時点で強化パーツがすべて外された状態なので、焦って突っ走るとこれで撃墜されることがある。 | ||
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}} | :;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}} | ||
− | ::基本的に『[[スーパーロボット大戦A|A]] | + | ::基本的に『[[スーパーロボット大戦A|A]]』と同じだがドモンとの[[合体攻撃]]がかなり熱い構成になっている。悩みどころは同じくかなり熱く再構成されたダブルゲキガンフレアが見れなくなること。 |
::シナリオでも補完されている箇所があり、生き残ると後の『[[スーパーロボット大戦R]]』の[[伏線]]として[[早乙女博士|とある人物]]との交流が。 | ::シナリオでも補完されている箇所があり、生き残ると後の『[[スーパーロボット大戦R]]』の[[伏線]]として[[早乙女博士|とある人物]]との交流が。 | ||
: | : | ||
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:ストーリー開始前に原作同様死亡したが、[[デュミナス]]一派の策略により復活させられ、無理矢理[[デビルガンダム]]の生体ユニットとされてしまう。味方にするのにそこまで手間はかからないが、手順の中に[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]が含まれるという異例の展開。仲間になった場合は[[ゼロ (電童)|ゼロ]]と対決する。 | :ストーリー開始前に原作同様死亡したが、[[デュミナス]]一派の策略により復活させられ、無理矢理[[デビルガンダム]]の生体ユニットとされてしまう。味方にするのにそこまで手間はかからないが、手順の中に[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]が含まれるという異例の展開。仲間になった場合は[[ゼロ (電童)|ゼロ]]と対決する。 | ||
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦J}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦J}} | ||
− | :どうやっても仲間にできず死亡してしまうが、「さらば師匠!東方不敗、暁に死す!」の朝焼けのシーンがイベント一枚絵として用意されている。Gガン勢の影が薄い中、[[アークエンジェル]]のイーゲルシュテルンを生身で破壊して、さらに[[ナデシコ]] | + | :どうやっても仲間にできず死亡してしまうが、「さらば師匠!東方不敗、暁に死す!」の朝焼けのシーンがイベント一枚絵として用意されている。Gガン勢の影が薄い中、[[アークエンジェル]]のイーゲルシュテルンを生身で破壊して、さらに[[ナデシコ]]に飛び乗ったりする(しかも戦闘中のため、明らかにディストーションフィールドを張っていたはず)等、強烈なインパクトを残している。 |
=== VXT三部作 === | === VXT三部作 === | ||
; {{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}} | ; {{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}} | ||
− | : | + | :音声新規収録。特殊台詞や中断メッセージなどが多数追加された。敵として登場するほか、複数回のスポット参戦の機会がある。スポット参戦時は15話という序盤から既に'''精神コマンドを全て習得済み'''である。特定の条件を満たすと47話で正式加入するが、フラグを逃しても隠しルートで無条件加入する。味方時も極、プレッシャーは健在。 |
:原作通りランタオ島でドモンと戦った後に亡くなり埋葬されていた。しかし'''DG細胞により蘇生させられ、自らの蘇生理由を悟ると改めて意志の力でDG細胞を制御下に置く'''<ref>そのため原作の[[シュバルツ・ブルーダー]]同様の生体アンドロイド、すなわち機械と人間の中間的な存在であるゾンダリアンやエヴォリュダーに近い存在になっている。凱のGストーンの誤認を招くというクロスオーバーもある。</ref>という驚愕の復活を果たし、主人公部隊の前にマスターガンダムとともに姿を現す。 | :原作通りランタオ島でドモンと戦った後に亡くなり埋葬されていた。しかし'''DG細胞により蘇生させられ、自らの蘇生理由を悟ると改めて意志の力でDG細胞を制御下に置く'''<ref>そのため原作の[[シュバルツ・ブルーダー]]同様の生体アンドロイド、すなわち機械と人間の中間的な存在であるゾンダリアンやエヴォリュダーに近い存在になっている。凱のGストーンの誤認を招くというクロスオーバーもある。</ref>という驚愕の復活を果たし、主人公部隊の前にマスターガンダムとともに姿を現す。 | ||
− | : | + | :その目的は人類の未来を拓くため、「黄昏の時代」における人々の見えない倦怠を吹き飛ばすほどの勇気を促す「真のガンダムファイト」の実現を果たすことだった。人々の心に訴える「真のガンダムファイト」により全人類に流派東方不敗の思想を学ばせる(マスターの言葉を借りれば'''「全人類を自らの弟子にする」''')ことで、心身を強くすることでこの時代を変える。その筆頭には成長したドモンを据えれば万全だと考えていたが、肝心の愛弟子が迷いに囚われていたので、改めて相応しい器に鍛え上げるため、あえて敵を装い乗り越えるべき壁として立ちはだかった。後に多くの仲間たちと共に切磋琢磨し、迷いを乗り越えて新たな強さを得たドモンの成長を大いに喜ぶと共に、「真のガンダムファイト」によって全人類の闘志を呼び覚ました。 |
− | : | + | :敵として現れた際に「弱いものは滅ぶしかない」と弱肉強食の論理に染まったような口ぶりを見せていたが、これも立場上「人は弱いままでは滅ぶしかない。しかしそのままにするつもりはない」という真意をあえてぼかしていたため。そのため愛する地球を滅ぼそうとする[[ゾンダー]]や[[クラックス・ドゥガチ]]、人に[[幸せの時|歪んだ善意]]を押し付ける[[カギ爪の男]]などに対しては、敵味方の枠を超えて叩き潰しに現れる。全ての行動に一貫性があり、根底にあるのは'''「愛」そのもの'''。人類と地球を愛するゆえに立ち上がり、かつて人類に絶望した自らの行動を正した愛弟子を厳しくも鍛え直し、導いていくなど。今作のマスターはとても情厚く描かれている。 |
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:[[ホシノ・ルリ]]同様、スキルラーニングで習得できない3つのスキルを持つがマスターガンダムの武装は全て[[サイズ差補正無視]]が付いているため、同スキルを習得できないようになっている。 | :[[ホシノ・ルリ]]同様、スキルラーニングで習得できない3つのスキルを持つがマスターガンダムの武装は全て[[サイズ差補正無視]]が付いているため、同スキルを習得できないようになっている。 | ||
:激闘ルートのエンディングではアルティメットガンダムを連れ、[[ゾンダー]]に機界昇華された星々を元に戻す旅に出る。元に戻した後は、去り際に'''『異星人であることを明かすつもりだ』'''という『新』を意識したような発言をしている。 | :激闘ルートのエンディングではアルティメットガンダムを連れ、[[ゾンダー]]に機界昇華された星々を元に戻す旅に出る。元に戻した後は、去り際に'''『異星人であることを明かすつもりだ』'''という『新』を意識したような発言をしている。 | ||
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=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
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:本作から声が付いた。地上編のボスとして度々登場するが、どの面でも絶対に倒せない仕様になっている。なお敵パイロットとしての初登場時のみ、顔グラフィックが黒一色のシルエットになっており、名前も伏せられている(ボイスは通常通り)。 | :本作から声が付いた。地上編のボスとして度々登場するが、どの面でも絶対に倒せない仕様になっている。なお敵パイロットとしての初登場時のみ、顔グラフィックが黒一色のシルエットになっており、名前も伏せられている(ボイスは通常通り)。 | ||
:最終的にはドモンと普通に和解して、[[デビルガンダム]]の後始末を任せると姿を消す。 | :最終的にはドモンと普通に和解して、[[デビルガンダム]]の後始末を任せると姿を消す。 | ||
− | :本作においては、実は'''ダグ星系の[[異星人]]だった……''' | + | :本作においては、実は'''ダグ星系の[[異星人]]だった……'''という設定になっている。2017年3月10日配信の『生スパロボチャンネル』によるとこの設定は制作側としてもかなり紛糾したらしく、寺田Pは猛反対したとか<ref>シナリオライターは原作を見たうえで「あんな事するのは人間じゃない」としてこの設定にしたが、寺田Pは「なんで宇宙人になってるんですか、原作は宇宙人じゃない」と猛反対し、一ヶ月に渡って喧嘩したものの力及ばなかったとのこと。寺田Pは「言い訳できないし謝るしかない」と振り返り、後年『Gガンダム』のシナリオを書いた人([[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]第680回にて今川監督だと明言された)が、「笑っていた」・「凄いこと考えるね」・「あれは面白かった」と言っていたことを人づての人づてに聞き、漸く憑き物が落ちたとのこと。2019年4月の『生スパロボチャンネル』ではトラウマとまで語っている。</ref>。 |
:;{{参戦作品 (人物)|新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク}} | :;{{参戦作品 (人物)|新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク}} | ||
::フリーバトルに登場。『新』本編で戦闘シーンの無かった[[クーロンガンダム]]でも戦える。 | ::フリーバトルに登場。『新』本編で戦闘シーンの無かった[[クーロンガンダム]]でも戦える。 | ||
126行目: | 117行目: | ||
:また、今自分がいる世界を「偽りの世界」と認識しているなど早い段階で記憶を取り戻しており、味方にそれを問われた際はいずれそのことを話すと言っていたが、明かされることなく終わった。 | :また、今自分がいる世界を「偽りの世界」と認識しているなど早い段階で記憶を取り戻しており、味方にそれを問われた際はいずれそのことを話すと言っていたが、明かされることなく終わった。 | ||
; {{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}} | ; {{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}} | ||
− | :イベント「轟き叫べ! 愛の名を!」では『超級!』でのテキーラガンダムのエピソードを参考にしたのか、'''ネオジャパンの開発した特効薬によって病が完治し'''、レイン達に流派東方不敗の手ほどきをしている。同イベントでボイス付きパイロットパーツが登場。''' | + | :イベント「轟き叫べ! 愛の名を!」では『超級!』でのテキーラガンダムのエピソードを参考にしたのか、'''ネオジャパンの開発した特効薬によって病が完治し'''、レイン達に流派東方不敗の手ほどきをしている。同イベントでボイス付きパイロットパーツが登場。'''主人公であるドモンより早い実装となる'''(2019年現在ドモンのボイス付きPPは未だに実装されていない)。 |
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=== 関連作品 === | === 関連作品 === | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーヒーロー作戦}} |
:DG細胞によって復活したゼットンやパンドンを石破天驚拳で瀕死に追いやる。 | :DG細胞によって復活したゼットンやパンドンを石破天驚拳で瀕死に追いやる。 | ||
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=== 武装・[[必殺武器]] === | === 武装・[[必殺武器]] === | ||
;パンチ | ;パンチ | ||
− | : | + | : |
;キック | ;キック | ||
: | : | ||
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;マスタークロス | ;マスタークロス | ||
:彼を象徴する武器…というより布。原作ではこれを[[デスアーミー]]に巻きつけて転倒させたり、発射された実弾を掴んで投げ返したりと生身でMSを撃破する超人ぶりを大いに発揮していた。 | :彼を象徴する武器…というより布。原作ではこれを[[デスアーミー]]に巻きつけて転倒させたり、発射された実弾を掴んで投げ返したりと生身でMSを撃破する超人ぶりを大いに発揮していた。 | ||
− | |||
:なお、弟子のドモンもハチマキで[[キラル・メキレル|キラル]]のバイザーを砕いており、布を武器にするのはれっきとした[[流派東方不敗]]の技な様子。 | :なお、弟子のドモンもハチマキで[[キラル・メキレル|キラル]]のバイザーを砕いており、布を武器にするのはれっきとした[[流派東方不敗]]の技な様子。 | ||
:ちなみに『[[スーパーロボット大戦F|F]]』では計算上、初期レベルでも[[クリティカル]]が出れば'''[[第3使徒サキエル]]の[[A.T.フィールド]]を突き破ってダメージを与える'''ことが可能。ゲーム本編では[[使徒]]と顔を合わせる機会はないが、出会ったら生身のまま使徒を殲滅する姿が拝めたかも知れない。 | :ちなみに『[[スーパーロボット大戦F|F]]』では計算上、初期レベルでも[[クリティカル]]が出れば'''[[第3使徒サキエル]]の[[A.T.フィールド]]を突き破ってダメージを与える'''ことが可能。ゲーム本編では[[使徒]]と顔を合わせる機会はないが、出会ったら生身のまま使徒を殲滅する姿が拝めたかも知れない。 | ||
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;剣覇千王気炎弾 | ;剣覇千王気炎弾 | ||
:連続パンチ攻撃。[[クーロンガンダム]]搭乗時も同名の技を使う。 | :連続パンチ攻撃。[[クーロンガンダム]]搭乗時も同名の技を使う。 | ||
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;石破天驚拳 | ;石破天驚拳 | ||
:流派東方不敗が最終奥義。ドモンを襲っていた狼に使った際と、香港シティの地下から脱出の為に岩壁を破壊する際の2度生身で使用している。 | :流派東方不敗が最終奥義。ドモンを襲っていた狼に使った際と、香港シティの地下から脱出の為に岩壁を破壊する際の2度生身で使用している。 | ||
− | : | + | :スパロボではAでドモンと共にこの技でボソンジャンプの演算ユニットを破壊しようとしていた。生身ユニット時の武装としては流石に未採用。 |
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=== 移動タイプ === | === 移動タイプ === | ||
;[[陸]] | ;[[陸]] | ||
− | : | + | :当たり前だが飛べないし海適応もない…と思いきや、移動タイプが陸専用ではないので'''問題なく海に潜る事が可能。''' |
=== [[サイズ]] === | === [[サイズ]] === | ||
171行目: | 154行目: | ||
== パイロットステータス == | == パイロットステータス == | ||
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | [[ | + | [[格闘]]、[[技量]]に関してはどのシリーズにおいても作中トップクラスの高さを誇り、敵時はクリティカルを連発してくる強敵。仲間になった場合も高い格闘値と技量値で自軍の[[エース]]としての活躍が期待出来る。その他の能力も平均以上。 |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
180行目: | 163行目: | ||
;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ||
:'''[[熱血]]、[[必中]]、[[ひらめき]]、[[気合]]、[[加速]]、[[鉄壁]]''' | :'''[[熱血]]、[[必中]]、[[ひらめき]]、[[気合]]、[[加速]]、[[鉄壁]]''' | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]] | ||
+ | :'''[[ひらめき]]、[[必中]]、[[気合]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]''' | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦64|64]] | ||
+ | :'''[[熱血]]、[[必中]]、[[ひらめき]]、[[気合]]、[[加速]]、[[ド根性]]''' | ||
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]] | ;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]] | ||
:'''[[気合]]、[[熱血]]、[[集中]]、[[見切り]]、[[誘爆]]、[[鼓舞]]''' | :'''[[気合]]、[[熱血]]、[[集中]]、[[見切り]]、[[誘爆]]、[[鼓舞]]''' | ||
;[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])、[[スーパーロボット大戦R|R]] | ;[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])、[[スーパーロボット大戦R|R]] | ||
:'''[[熱血]]、[[集中]]、[[ひらめき]]、[[気合]]、[[てかげん]]、[[ド根性]]''' | :'''[[熱血]]、[[集中]]、[[ひらめき]]、[[気合]]、[[てかげん]]、[[ド根性]]''' | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]] | ||
+ | :'''[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[根性]]''' | ||
+ | :;パイロットパーツ装備時 | ||
+ | ::'''[[閃き]]、[[不屈]]、[[鼓舞]]''' | ||
;[[スーパーロボット大戦T|T]] | ;[[スーパーロボット大戦T|T]] | ||
:'''[[不屈]]、[[直感]]、[[てかげん]]、[[突撃]]、[[気迫]]、[[魂]]''' | :'''[[不屈]]、[[直感]]、[[てかげん]]、[[突撃]]、[[気迫]]、[[魂]]''' | ||
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:開幕「気迫」で極を発動させて敵陣に殴り込み、プレッシャーとの相乗効果で敵兵を蹴散らす姿は流石というほかない。 | :開幕「気迫」で極を発動させて敵陣に殴り込み、プレッシャーとの相乗効果で敵兵を蹴散らす姿は流石というほかない。 | ||
:概要通り、今作の師匠の行動は人類や地球への愛故だが、その「愛」を習得しないのは愛情のかけ方の不器用さ故か。 | :概要通り、今作の師匠の行動は人類や地球への愛故だが、その「愛」を習得しないのは愛情のかけ方の不器用さ故か。 | ||
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
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:;敵対時 | :;敵対時 | ||
::'''[[底力]]L6、[[極]]、[[闘争心]]L3、[[プレッシャー]]L3、[[気力+ボーナス]]、[[気力限界突破]]L2、[[地形利用]]''' | ::'''[[底力]]L6、[[極]]、[[闘争心]]L3、[[プレッシャー]]L3、[[気力+ボーナス]]、[[気力限界突破]]L2、[[地形利用]]''' | ||
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:;味方時 | :;味方時 | ||
::'''[[底力]]L6、[[極]]、[[闘争心]]L3、[[プレッシャー]]L3、[[ヒット&アウェイ]]、[[地形利用]]''' | ::'''[[底力]]L6、[[極]]、[[闘争心]]L3、[[プレッシャー]]L3、[[ヒット&アウェイ]]、[[地形利用]]''' | ||
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=== [[エースボーナス]] === | === [[エースボーナス]] === | ||
;気力上限200 | ;気力上限200 | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]] | + | :『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』で採用。その恐ろしさは[[ロージェノム|螺旋王]]や[[カミナ]]も証明した通り、'''攻撃力・防御力が跳ね上がる'''という一点に尽きる。 |
:厄介な事に彼を仲間にして、このボーナスを取得させた状態で2周目に進んだ場合、このエースボーナスを引き継いで敵ユニットとして立ちはだかる。この状態で石破天驚拳など喰らった日には、スーパー系でも消し飛んでしまうだろう。 | :厄介な事に彼を仲間にして、このボーナスを取得させた状態で2周目に進んだ場合、このエースボーナスを引き継いで敵ユニットとして立ちはだかる。この状態で石破天驚拳など喰らった日には、スーパー系でも消し飛んでしまうだろう。 | ||
:勿論底力L9との相乗効果もあるため、当てても掠り傷という事態も珍しくなくなる。決死の総力戦あるのみである。 | :勿論底力L9との相乗効果もあるため、当てても掠り傷という事態も珍しくなくなる。決死の総力戦あるのみである。 | ||
;格闘武器の与ダメージ1.1倍。SPが毎ターン5回復 | ;格闘武器の与ダメージ1.1倍。SPが毎ターン5回復 | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。マスターガンダムの全武装が格闘武器なので攻撃力の上昇に繋がる上に、[[SP回復]]とも重複するためTacマネージメントと併せて'''SPが毎ターン13(SP回復ありなら23)回復''' | + | :『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。マスターガンダムの全武装が格闘武器なので攻撃力の上昇に繋がる上に、[[SP回復]]とも重複するためTacマネージメントと併せて'''SPが毎ターン13(SP回復ありなら23)回復'''する。 |
− | : | + | :上記『SRW-AP』のエースボーナスは「ソルジャーメダリオン」で容易に再現可能なので、SP回復の補正が掛かるこのエースボーナスがどれだけ恐ろしい物かは容易に想像が可能。 |
+ | :開幕気力200+極+プレッシャー+(再攻撃&アタッカー)+プラチナエンブレムで突撃からの石破天驚拳で暴れ回る師匠の姿は、最早天変地異の域。 | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
239行目: | 218行目: | ||
:かつての仲間。ブラック・ジョーカー、クイーン・ザ・スペード、ジャック・イン・ダイヤ、クラブ・エースの4名。射撃重視の風潮により本来の趣旨を忘れたガンダムファイトを危惧し、格闘路線への回帰と各国間の緊張感緩和のため、一堂を代表してガンダムファイト第12回大会に参加。その使命を果たした。しかし、それは彼にとって同盟との決別の始まりでもあった。 | :かつての仲間。ブラック・ジョーカー、クイーン・ザ・スペード、ジャック・イン・ダイヤ、クラブ・エースの4名。射撃重視の風潮により本来の趣旨を忘れたガンダムファイトを危惧し、格闘路線への回帰と各国間の緊張感緩和のため、一堂を代表してガンダムファイト第12回大会に参加。その使命を果たした。しかし、それは彼にとって同盟との決別の始まりでもあった。 | ||
;[[ドモン・カッシュ]] | ;[[ドモン・カッシュ]] | ||
− | :弟子。[[デビルガンダム]] | + | :弟子。[[デビルガンダム]]を使った人類抹殺による地球環境再生を目指していたマスターにとっては、最大の障害となる。幾度と無く対決するが、最終的にはドモンの言葉によって自らの過ちに気付いて自ら討たれ、[[地球]]の未来を託した。 |
;[[シュバルツ・ブルーダー]] | ;[[シュバルツ・ブルーダー]] | ||
:自らの計画を何度も看破され、自分と同等の戦闘能力を有す為、ドモン以上に警戒している。[[ギアナ高地]]での対決の時点で、その[[キョウジ・カッシュ|正体]]に気付いていた。 | :自らの計画を何度も看破され、自分と同等の戦闘能力を有す為、ドモン以上に警戒している。[[ギアナ高地]]での対決の時点で、その[[キョウジ・カッシュ|正体]]に気付いていた。 | ||
249行目: | 228行目: | ||
;[[ウルベ・イシカワ]] | ;[[ウルベ・イシカワ]] | ||
:第12回大会において決勝戦で対決するが、一蹴して優勝した。この出来事がウルベを歪ませる一因となった。 | :第12回大会において決勝戦で対決するが、一蹴して優勝した。この出来事がウルベを歪ませる一因となった。 | ||
− | |||
;ウォルフ・ハインリヒ | ;ウォルフ・ハインリヒ | ||
:漫画『機動武闘外伝ガンダムファイト7th』に登場する第7回大会最強のファイターと言われ、優勝を勝ち取ったネオドイツ代表のガンダムファイター。乗機は[[ガンダムシュピーゲル]]似のカイザーガンダム。 | :漫画『機動武闘外伝ガンダムファイト7th』に登場する第7回大会最強のファイターと言われ、優勝を勝ち取ったネオドイツ代表のガンダムファイター。乗機は[[ガンダムシュピーゲル]]似のカイザーガンダム。 | ||
256行目: | 234行目: | ||
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
=== [[ガンダムシリーズ]] === | === [[ガンダムシリーズ]] === | ||
− | ;[[シャア・アズナブル]] | + | ;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]]) |
:原作では共に人類に絶望して人類の粛清の為に何らかの行動を起こした者同士である人物。それだけに、『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では彼の逆襲を予感していたようだ。 | :原作では共に人類に絶望して人類の粛清の為に何らかの行動を起こした者同士である人物。それだけに、『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では彼の逆襲を予感していたようだ。 | ||
:また、メディアミックス作品では「自分の行いに迷いをもった結果、[[ドモン・カッシュ|敵対]][[アムロ・レイ|者]]に自分を食い止める事を託した」という点でも共通しており、『T』では互いの目的を果たすため、密かに連絡を取り合い協力し合っている。 | :また、メディアミックス作品では「自分の行いに迷いをもった結果、[[ドモン・カッシュ|敵対]][[アムロ・レイ|者]]に自分を食い止める事を託した」という点でも共通しており、『T』では互いの目的を果たすため、密かに連絡を取り合い協力し合っている。 | ||
270行目: | 248行目: | ||
=== リアル系 === | === リアル系 === | ||
;[[テンカワ・アキト]] | ;[[テンカワ・アキト]] | ||
− | : | + | :『T』ではドモンからの薫陶を受けたアキトの動きに流派東方不敗の流れがあると看破し、孫弟子とみなしてその腕を見極めんとする。 |
;[[北辰]] | ;[[北辰]] | ||
:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』では、木連との和平交渉が決裂しかぐらづきから脱出する際に彼が率いる北辰衆と交戦するが、彼らの包囲網をドモンと共に放つ必殺技・超級覇王電影弾を放って一蹴し突破する。 | :『[[スーパーロボット大戦R|R]]』では、木連との和平交渉が決裂しかぐらづきから脱出する際に彼が率いる北辰衆と交戦するが、彼らの包囲網をドモンと共に放つ必殺技・超級覇王電影弾を放って一蹴し突破する。 | ||
325行目: | 303行目: | ||
;[[安西エリ]] | ;[[安西エリ]] | ||
:『[[新スーパーロボット大戦|新]]』ではバルマーに拉致された彼女を救出した。 | :『[[新スーパーロボット大戦|新]]』ではバルマーに拉致された彼女を救出した。 | ||
− | ;[[アクセル・アルマー]] | + | ;[[アクセル・アルマー]] [[ラミア・ラヴレス]] |
− | : | + | :『A』において、シャドウミラーより抹殺任務を下された者たち。この時点でアクセルとラミアの素性は明かされていないが、師匠は既に知っており、石破天驚拳伝授の際には彼らに気を付けるようドモンに助言を残した。 |
;[[デスピニス]] | ;[[デスピニス]] | ||
:『R』では彼女によって復活させられ、[[デビルガンダム]]の生体コアとして利用される。 | :『R』では彼女によって復活させられ、[[デビルガンダム]]の生体コアとして利用される。 | ||
340行目: | 318行目: | ||
:初登場シーン。デスアーミーに追われる'''ドモン達のコアランダーと生身で併走しながら'''<ref>今川作品でよく見られる上半身を全く動かさず足だけで高速走行する、いわゆる[[十傑集]]走り。</ref>のやりとり。ここらへんでもう並の人間じゃない…だがこれは序の口。 | :初登場シーン。デスアーミーに追われる'''ドモン達のコアランダーと生身で併走しながら'''<ref>今川作品でよく見られる上半身を全く動かさず足だけで高速走行する、いわゆる[[十傑集]]走り。</ref>のやりとり。ここらへんでもう並の人間じゃない…だがこれは序の口。 | ||
;「先に行け! ドモン・カッシュ!」<br />ドモン「俺の名前を!?」<br />「借りるぞぉっ!」 | ;「先に行け! ドモン・カッシュ!」<br />ドモン「俺の名前を!?」<br />「借りるぞぉっ!」 | ||
− | : | + | :ドモン達を逃がすと、借りた鉢巻をクロス代わりにデスアーミー相手に'''生身で'''大立ち回りを演じるマスター。このシーンに度肝を抜かれた視聴者も多いはず。 |
;「[[流派東方不敗]]は 王者の風よ 全新系裂 天破侠乱 見よ! 東方は赤く燃えている!! 」 | ;「[[流派東方不敗]]は 王者の風よ 全新系裂 天破侠乱 見よ! 東方は赤く燃えている!! 」 | ||
:「王者の風よ」「系裂」は弟子のドモンが言い、「天破侠乱」以降はドモンと一緒に言う。作中でこの台詞は[[新宿]]でのドモンとの再会、ドモンの修行時代の回想シーン、[[ガンダムファイト]]決勝開会式での[[ゴッドガンダム]]との模範演舞、そして死の間際の計4回登場。 | :「王者の風よ」「系裂」は弟子のドモンが言い、「天破侠乱」以降はドモンと一緒に言う。作中でこの台詞は[[新宿]]でのドモンとの再会、ドモンの修行時代の回想シーン、[[ガンダムファイト]]決勝開会式での[[ゴッドガンダム]]との模範演舞、そして死の間際の計4回登場。 | ||
:「この世は常に新しい波乱に満ち溢れている! 嘆きと助けを求める声は天を破らんばかりだ! 見よ、そのため東方は赤く燃えているではないか! 流派東方不敗の役目は王者の風を吹かせ、それを鎮めることなのだ!」という意味が込められている。 | :「この世は常に新しい波乱に満ち溢れている! 嘆きと助けを求める声は天を破らんばかりだ! 見よ、そのため東方は赤く燃えているではないか! 流派東方不敗の役目は王者の風を吹かせ、それを鎮めることなのだ!」という意味が込められている。 | ||
:原典の「新一派 東方不敗 王者之風 全新招式 石破天驚 看招 血染東方一片紅」とは意味が異なるが、死の間際の問答後にこちらも登場した。 | :原典の「新一派 東方不敗 王者之風 全新招式 石破天驚 看招 血染東方一片紅」とは意味が異なるが、死の間際の問答後にこちらも登場した。 | ||
− | :『第2次G』や『新』ではマップ上の生身アイコンで、『F』では専用デモで再会の演舞バージョンを再現。『T』ではエーストークであろうことか[[ラミィ・アマサキ|ラミィ]] | + | :『第2次G』や『新』ではマップ上の生身アイコンで、『F』では専用デモで再会の演舞バージョンを再現。『T』ではエーストークであろうことか[[ラミィ・アマサキ|ラミィ]]に続きを促す(そしてラミィも律儀に乗っかかる)。 |
;「つまりはっ、『ハメルンの笛吹き』ッ!」 | ;「つまりはっ、『ハメルンの笛吹き』ッ!」 | ||
− | : | + | :新宿にて、デスアーミーの群れを一掃するため、一か所に集めて海に追い落とす作戦を披露した際に。作戦内容及びその童話になぞらえた作戦名自体には問題はないのだが、この台詞の際東方不敗は自らのお下げを横笛に見立てて口元に当てるという、彼の容姿や性格とのギャップが著しい、普通ならどう考えても笑わせようとしてるとしか思えない珍奇な決めポーズをとる。が、作中では別にギャグシーンとしては扱われておらず、そのまま話が進む。この辺がGガンダムのノリである。 |
;「この馬鹿者め! このワシの正体に、まだ気づかんのかぁっ!」<br />「ふっふっふっふっ…そうだ! これが東方不敗の真の姿…そう、マスター・ガンダムだ!」 | ;「この馬鹿者め! このワシの正体に、まだ気づかんのかぁっ!」<br />「ふっふっふっふっ…そうだ! これが東方不敗の真の姿…そう、マスター・ガンダムだ!」 | ||
− | : | + | :14話、ドモンを催眠術で仲間に引き入れようとするも、レインの介入によってその策は失敗する。動揺するドモンに追い討ちをかけるかのように、クーロンガンダムの装甲が弾け飛び、漆黒のガンダムが姿を現す…… |
;「フッフッフ…驚くのも無理はなかろう。信じられぬのも無理はなかろう。だがこれは事実だ。悲しいかドモン?恐ろしいかドモン?お前の師匠には全てお見通しだ。だからワシを信じろ。されば救われる。さあこの手を取れ。そして立ち上がれ。ワシはいつもお前と一緒だ。ほぉら…あのデビルガンダムが、兄上がお待ちだぞ?」 | ;「フッフッフ…驚くのも無理はなかろう。信じられぬのも無理はなかろう。だがこれは事実だ。悲しいかドモン?恐ろしいかドモン?お前の師匠には全てお見通しだ。だからワシを信じろ。されば救われる。さあこの手を取れ。そして立ち上がれ。ワシはいつもお前と一緒だ。ほぉら…あのデビルガンダムが、兄上がお待ちだぞ?」 | ||
:絶望するドモンをなおも勧誘する東方不敗。SRWでも正体を明かした後はこのイベントに続くケースが多い。 | :絶望するドモンをなおも勧誘する東方不敗。SRWでも正体を明かした後はこのイベントに続くケースが多い。 | ||
358行目: | 336行目: | ||
;「およそ地形には6つの害あり。今奴はその1つ、天羅に向かいつつあり。<br /> そこは草木が密生し、思うがままの行動不可能なり。しかるに、近付くことなかれ。<br /> だがドモンはただ追いかけるのみ。そして、アリ地獄にはまったがごとく奴は我々の思うがままにやってくる。<br /> そう、罠の張られたあの場所へ。これこそ東方不敗は八卦の陣! 一度はまれば抜けられぬ! 覚悟しろ!」 | ;「およそ地形には6つの害あり。今奴はその1つ、天羅に向かいつつあり。<br /> そこは草木が密生し、思うがままの行動不可能なり。しかるに、近付くことなかれ。<br /> だがドモンはただ追いかけるのみ。そして、アリ地獄にはまったがごとく奴は我々の思うがままにやってくる。<br /> そう、罠の張られたあの場所へ。これこそ東方不敗は八卦の陣! 一度はまれば抜けられぬ! 覚悟しろ!」 | ||
:自分を追ってくるドモンを逆に罠にはめ、抹殺しようとする際の台詞。「東方不敗は八卦の陣!」の所での「八卦盤の中央からニュッと顔を出してキメポーズ」が可笑しすぎる点が突っ込まれることも多いが、三国志演義等で知られる「八門金鎖の陣」を元にしたトラップやその前の「戦いとは詭道なり」で始まる台詞等、またその後ドモンが山頂に向かった際に「生兵法は怪我の元だぞ」と嘲笑するという、三国志演義内での曹仁・李典連合の戦いを思わせるシーンなど、古代中国物のファンならば思わずニヤリとするシーンが続く、名場面である。 | :自分を追ってくるドモンを逆に罠にはめ、抹殺しようとする際の台詞。「東方不敗は八卦の陣!」の所での「八卦盤の中央からニュッと顔を出してキメポーズ」が可笑しすぎる点が突っ込まれることも多いが、三国志演義等で知られる「八門金鎖の陣」を元にしたトラップやその前の「戦いとは詭道なり」で始まる台詞等、またその後ドモンが山頂に向かった際に「生兵法は怪我の元だぞ」と嘲笑するという、三国志演義内での曹仁・李典連合の戦いを思わせるシーンなど、古代中国物のファンならば思わずニヤリとするシーンが続く、名場面である。 | ||
− | ;「まさか無事でここから出られるとでも思っていたか? | + | ;「まさか無事でここから出られるとでも思っていたか? '''この馬鹿弟子が!'''」<br />ドモン「そんなガンダムでまだ動けるなんて!」<br />「当たり前だ! ワシの名を知らぬか? 未だ負けを知らぬは、東方不敗よぉ!!」 |
:[[ギアナ高地]]にて、[[明鏡止水]]を会得したドモンに完膚なきまでに叩きのめされ、それでもなおドモンに食らいつかんとする。 | :[[ギアナ高地]]にて、[[明鏡止水]]を会得したドモンに完膚なきまでに叩きのめされ、それでもなおドモンに食らいつかんとする。 | ||
− | ;「うるさぁい! 貴様などにわかってたまるかぁ! ワシが何のために闘うかだと? そんな事を貴様に話して何になる!」<br />「ふっふっふっふっ…ワシも哀れよなぁ…まさか自分の育てた弟子に、こうまで逆らわれるとは思ってもみなんだ…」<br />「そうだ…貴様さえ…貴様さえ! あの新宿に現れなんだらどれほど良かったか…」<br />「貴様さえガンダムファイターにならなければ、どれほど良かったか、わからんかぁっ!」<br /> | + | ;「うるさぁい! 貴様などにわかってたまるかぁ! ワシが何のために闘うかだと? そんな事を貴様に話して何になる!」<br />「ふっふっふっふっ…ワシも哀れよなぁ…まさか自分の育てた弟子に、こうまで逆らわれるとは思ってもみなんだ…」<br />「そうだ…貴様さえ…貴様さえ! あの新宿に現れなんだらどれほど良かったか…」<br />「貴様さえガンダムファイターにならなければ、どれほど良かったか、わからんかぁっ!」<br />「'''この馬鹿者! 馬鹿者! 馬鹿者! 馬鹿者ォォッ!!'''」<br />「もう少しで…もう少しでデビルガンダムでこの地球を! この地球をぉぉッ!!」 |
:「何故俺を倒さなければならない!?」と問うドモンに対して叩きつけた恨み節(よく聞くと自分の目的を言いかけてしまっている)。怒涛の勢いで繰り出される拳にドモンは気圧されそうになるが…。 | :「何故俺を倒さなければならない!?」と問うドモンに対して叩きつけた恨み節(よく聞くと自分の目的を言いかけてしまっている)。怒涛の勢いで繰り出される拳にドモンは気圧されそうになるが…。 | ||
;「ふん…さっきは言いおったな…! 言いたい事があるならはっきり言えと!」<br />「ならば言ってやろう…そう! だからお前はアホなのだぁ!!」 | ;「ふん…さっきは言いおったな…! 言いたい事があるならはっきり言えと!」<br />「ならば言ってやろう…そう! だからお前はアホなのだぁ!!」 | ||
:ゴッドガンダムに乗り移らんと生身で飛び出したドモンを前にして。直後ディスタントクラッシャーでドモンを狙う。しかし、それを阻んだのは[[シャイニングガンダム|ドモンのかつての愛機]]であった。 | :ゴッドガンダムに乗り移らんと生身で飛び出したドモンを前にして。直後ディスタントクラッシャーでドモンを狙う。しかし、それを阻んだのは[[シャイニングガンダム|ドモンのかつての愛機]]であった。 | ||
− | : | + | ;「ドモォォォン!」<br />「ド…ドモン!新しいガンダムなぞ、乗れると思うなよ!物事はそう簡単にいかんという事を、このワシが身をもって教えてくれるわぁっ!」<br />「うはははははは! ざまぁみろぉ!」 |
+ | :シャイニングガンダムという犠牲を払いながらも、なんとかキャリアーの下にたどり着いたドモンだったが、東方不敗は執念深くドモンを追い詰めていく。三行目はドモンが乗り込もうとしたゴッドガンダムのキャリアーを攻撃しながら。実に大人気ない。 | ||
+ | ;「出てこぉいドモォォン! 決着は生身でつけようぞぉ! そう、''今さらなんでメカに頼ろうものかぁ!!''出ろぉ! 貴様も武闘家ならば、自分の体で闘ってみろぉっ!」 | ||
+ | :新型の[[ゴッドガンダム]]に乗り込んだドモンを引きずり出そうと躍起になる。……さり気なくガンダムファイトを、或いはこの作品がロボットアニメだという事を全否定している気がしなくもない。なおメカに頼るなと言いながらこの後に'''メカ(マスターガンダム)の電撃でドモンをあぶり出そうとする'''辺り相当焦っていた様子。 | ||
;「最後のパワーで、一気に再生してくれるわぁぁ!! 勝負だドモォォンッ! …ぬぅっ!?」<br />ドモン「お前と遊んでいる暇はない!! 俺はネオホンコンへ…行くッ!!」<br />「うあぁぁぁぁ…ぬおぉぉぉぉぉ!?!」 | ;「最後のパワーで、一気に再生してくれるわぁぁ!! 勝負だドモォォンッ! …ぬぅっ!?」<br />ドモン「お前と遊んでいる暇はない!! 俺はネオホンコンへ…行くッ!!」<br />「うあぁぁぁぁ…ぬおぉぉぉぉぉ!?!」 | ||
:ギアナ高地編クライマックス。ゴッドガンダムが起動を果たすが、東方不敗はそれを何するものぞと破損した部分を再生させドモンに立ち向かう。しかしネオホンコンへ急ぐドモンにとってはただの悪足掻きに過ぎなかった。頭部を摑まれ、地面に叩きつけられた挙げ句最大出力のバーニアのバックファイアで引導を渡されてしまう。そんな馬鹿なと言わんばかりにホワイトアウトしていく東方不敗。ここで退場か、と思いきや…。 | :ギアナ高地編クライマックス。ゴッドガンダムが起動を果たすが、東方不敗はそれを何するものぞと破損した部分を再生させドモンに立ち向かう。しかしネオホンコンへ急ぐドモンにとってはただの悪足掻きに過ぎなかった。頭部を摑まれ、地面に叩きつけられた挙げ句最大出力のバーニアのバックファイアで引導を渡されてしまう。そんな馬鹿なと言わんばかりにホワイトアウトしていく東方不敗。ここで退場か、と思いきや…。 | ||
373行目: | 354行目: | ||
:「超級!」ではこの疑問に対する一つの回答として…(後述) | :「超級!」ではこの疑問に対する一つの回答として…(後述) | ||
;「だが心してかかれよ。このワシはシード選手として先にあそこで待っておる」<br />「そして、キサマ等全員を叩きのめし、東方不敗ではなく真の王者、''東西南北中央不敗・スーパーアジア''となってくれるわぁっ!」 | ;「だが心してかかれよ。このワシはシード選手として先にあそこで待っておる」<br />「そして、キサマ等全員を叩きのめし、東方不敗ではなく真の王者、''東西南北中央不敗・スーパーアジア''となってくれるわぁっ!」 | ||
− | : | + | :第13回大会におけるマスターの優勝宣言。この後、ドモンたちがわざわざ顔アップで「東」「西」「南」「北」「中央不敗だとっ!?」と繰り返してくれる。本当にやりかねないのがまた……。というか、アジアの方を残すんですか……。<ref>ドラマCDではあろうことか、[[ストーカー|中の人が同じ人]]からツッコまれてしまった。</ref> |
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;(証拠を残すわけにはいかんのでな…) | ;(証拠を残すわけにはいかんのでな…) | ||
:第35話より、ネオホンコンの街中に出現した[[デビルガンダムヘッド]]を撃破して。この時は相手をマスタークロスで縛り上げ、それを弾くと同時にバラバラにするという[[オルフェス|どこかの仕事人]]のような技を見せていた。 | :第35話より、ネオホンコンの街中に出現した[[デビルガンダムヘッド]]を撃破して。この時は相手をマスタークロスで縛り上げ、それを弾くと同時にバラバラにするという[[オルフェス|どこかの仕事人]]のような技を見せていた。 | ||
;「シュバルツの正体が奴に間違いなければ、今のドモンに勝ち目はない…」 | ;「シュバルツの正体が奴に間違いなければ、今のドモンに勝ち目はない…」 | ||
− | : | + | :ウォンから次の対戦相手がシュバルツと伝えられて。ギアナ高地でシュバルツの素顔とその卓越した技量から判断してと推察されるが、台詞の言い回しから「シュバルツの正体がDG細胞で作られたキョウジのコピーという事実を知れば、ドモンは動揺して勝てない」となれば、そんな未熟なドモンに石破天驚拳を伝授する理由付けにはならない。もし「シュバルツの正体が、かつての自分が勝てなかった『ガンダムファイターのウォルフ・ハインリッヒ』がDG細胞で復活した存在」とならば、石破天驚拳を伝授する理由にはなる。劇中でシュバルツの前身たる存在は明らかになってはいないが、「ゲルマン忍術の凄腕ファイター」他に思い当たる人物はハインリッヒだけで、その事実を知るのはマスターだけである。 |
;「馬鹿者っ! 武闘家たる者、一時たりとも拳から気を抜くものでは無いわぁ! でなければ、この石破天驚拳、習得するなど、夢のまた夢ぇっ!」 | ;「馬鹿者っ! 武闘家たる者、一時たりとも拳から気を抜くものでは無いわぁ! でなければ、この石破天驚拳、習得するなど、夢のまた夢ぇっ!」 | ||
:ドモンの修行時代、狼に襲われたドモンを助けるために石破天驚拳を放った後の台詞。…それにしてもドモンを救うためとはいえ、狼相手に最終奥義を放つとは少々やり過ぎではなかろうか。 | :ドモンの修行時代、狼に襲われたドモンを助けるために石破天驚拳を放った後の台詞。…それにしてもドモンを救うためとはいえ、狼相手に最終奥義を放つとは少々やり過ぎではなかろうか。 | ||
;「笑わせるなぁ! 貴様、『優しい』という言葉を勘違いしておるのではないか!? この政治屋めぇっ!」<br />「よいか! ワシの目的はな…この''地球人類の抹殺''なのだぞ!!」 | ;「笑わせるなぁ! 貴様、『優しい』という言葉を勘違いしておるのではないか!? この政治屋めぇっ!」<br />「よいか! ワシの目的はな…この''地球人類の抹殺''なのだぞ!!」 | ||
:ウォンに「デビルガンダムを人と地球に優しいガンダムに…」と投げかけられての返し。彼を痛烈なまでに糾弾し、ついに自分の真意を明かす。ドモンは「デビルガンダムをそんな事のために!」と激怒するが… | :ウォンに「デビルガンダムを人と地球に優しいガンダムに…」と投げかけられての返し。彼を痛烈なまでに糾弾し、ついに自分の真意を明かす。ドモンは「デビルガンダムをそんな事のために!」と激怒するが… | ||
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;「ドモンよ…デビルガンダムがもともとは地球再生のために造られたという事はシュバルツから聞いたであろう。<br />だが、地球に落下したショックで異変が生じ、地球再生のための三大理論を飛躍させ、ある答えを導き出した。それこそが人類抹殺よ…」<br />ドモン「あ、あんた…!?」<br />「分からぬか? 地球を汚す人類そのものがいなければ、自然は自ずと蘇る。<br />そして最強の力を持ったデビルガンダムさえいればもう誰も地球へ降りられなくなる…。<br />ふははは…はははははは…そうだ…それがいい…! それが一番だ!<br />''そのためならば人類など滅びてしまえぇっ!''うぁっはっはっはっは…!」<br />ドモン「し…師匠…」 | ;「ドモンよ…デビルガンダムがもともとは地球再生のために造られたという事はシュバルツから聞いたであろう。<br />だが、地球に落下したショックで異変が生じ、地球再生のための三大理論を飛躍させ、ある答えを導き出した。それこそが人類抹殺よ…」<br />ドモン「あ、あんた…!?」<br />「分からぬか? 地球を汚す人類そのものがいなければ、自然は自ずと蘇る。<br />そして最強の力を持ったデビルガンダムさえいればもう誰も地球へ降りられなくなる…。<br />ふははは…はははははは…そうだ…それがいい…! それが一番だ!<br />''そのためならば人類など滅びてしまえぇっ!''うぁっはっはっはっは…!」<br />ドモン「し…師匠…」 | ||
− | :ドモンとウォンにデビルガンダムの真意「人類抹殺」を憂いしく語り、自身の心中を絶望と共に吐露する。小説版の東方不敗の設定がここにある。後半部の狂ったような笑いの中にも彼の哀しみが感じられる。ドモンはあまりの事に言葉を失い、ウォンはその様子を「狂っている」と評した。IMPACTではシュバルツも[[飛影]]に助けられてこの場に居合わせたが、彼ですら東方不敗の真の目的には唖然としていた。Jではあの[[ムルタ・アズラエル]] | + | :ドモンとウォンにデビルガンダムの真意「人類抹殺」を憂いしく語り、自身の心中を絶望と共に吐露する。小説版の東方不敗の設定がここにある。後半部の狂ったような笑いの中にも彼の哀しみが感じられる。ドモンはあまりの事に言葉を失い、ウォンはその様子を「狂っている」と評した。IMPACTではシュバルツも[[飛影]]に助けられてこの場に居合わせたが、彼ですら東方不敗の真の目的には唖然としていた。Jではあの[[ムルタ・アズラエル]]でさえ「イカれている」と称している。 |
;「そうだ…償いだ…犯した罪は償わねばならぬ…この手でな。<br />そう、宇宙に浮かぶ大地、森、山、そして湖。すべてが偽者の世界の中で生きていることも気付かぬ愚か者共から!この地球を取り戻す!」<br />ドモン「だからと言って、人間を抹殺していいはずがない!」<br />「まだ分からんのか! なにがガンダムファイトだ! なにが理想的な戦争よ!」<br />「我が身を痛めぬ勝利が何をもたらす?所詮はただのゲームぞ!」<br />ドモン「だが、無闇に人が死ぬよりは遥かにいいッ!」<br />「だから、お前はアホなのだぁぁぁッ!!」 | ;「そうだ…償いだ…犯した罪は償わねばならぬ…この手でな。<br />そう、宇宙に浮かぶ大地、森、山、そして湖。すべてが偽者の世界の中で生きていることも気付かぬ愚か者共から!この地球を取り戻す!」<br />ドモン「だからと言って、人間を抹殺していいはずがない!」<br />「まだ分からんのか! なにがガンダムファイトだ! なにが理想的な戦争よ!」<br />「我が身を痛めぬ勝利が何をもたらす?所詮はただのゲームぞ!」<br />ドモン「だが、無闇に人が死ぬよりは遥かにいいッ!」<br />「だから、お前はアホなのだぁぁぁッ!!」 | ||
:心中を吐露した東方不敗は、地球再生・人類抹殺を改めて決意し、再びドモンと激しく拳を交える。人間唯一論の弟子と、自然博愛原理主義者の師匠、互いの主張はどこまでもすれ違う…。 | :心中を吐露した東方不敗は、地球再生・人類抹殺を改めて決意し、再びドモンと激しく拳を交える。人間唯一論の弟子と、自然博愛原理主義者の師匠、互いの主張はどこまでもすれ違う…。 | ||
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;「そこまでか!? 貴様の力など、そこまでのものに過ぎんのか!? それでもキング・オブ・ハートか!」<br />「足を踏ん張り、腰を入れんか!! そんな事では悪党のワシ一人倒せんぞ!この馬鹿弟子が!!」<br />「何をしておる!? 自ら膝を付くなど、勝負を捨てた者のする事ぞ!立て! 立ってみせい!!」 | ;「そこまでか!? 貴様の力など、そこまでのものに過ぎんのか!? それでもキング・オブ・ハートか!」<br />「足を踏ん張り、腰を入れんか!! そんな事では悪党のワシ一人倒せんぞ!この馬鹿弟子が!!」<br />「何をしておる!? 自ら膝を付くなど、勝負を捨てた者のする事ぞ!立て! 立ってみせい!!」 | ||
:ドモンとの最終決戦にて、石破天驚拳の撃ち合いになり、押し込まれたドモンに対し悪態に見せかけた叱咤激励を入れて。自らを「悪党」と断じているところから、己の誤りを認め、ドモンに対し言外に師である自分を超え、討ち果たして見せろと告げている。東方不敗の、弟子への不器用な愛が滲み出る一幕である。 | :ドモンとの最終決戦にて、石破天驚拳の撃ち合いになり、押し込まれたドモンに対し悪態に見せかけた叱咤激励を入れて。自らを「悪党」と断じているところから、己の誤りを認め、ドモンに対し言外に師である自分を超え、討ち果たして見せろと告げている。東方不敗の、弟子への不器用な愛が滲み出る一幕である。 | ||
− | ;「よぉし…! | + | ;「よぉし…! 今こそお前は、本物のキング・オブ・ハート…!」 |
:[[ゴッドガンダム]]のフィニッシュホールド「石破天驚ゴッドフィンガー」を受けながら、右手にシャッフルの紋章を浮かべて。ドモンを教え導き、また壁として立ちはだかる師としての役目を果たし、自らを超えたドモンの成長に立ち会えて感無量だったのであろう。その表情は満ち足りた穏やかな笑顔であった。その直後、マスターガンダムは爆発。崩れ落ちるように倒れ、弟子の慟哭が響く中、閃光の中へと消えていった…。 | :[[ゴッドガンダム]]のフィニッシュホールド「石破天驚ゴッドフィンガー」を受けながら、右手にシャッフルの紋章を浮かべて。ドモンを教え導き、また壁として立ちはだかる師としての役目を果たし、自らを超えたドモンの成長に立ち会えて感無量だったのであろう。その表情は満ち足りた穏やかな笑顔であった。その直後、マスターガンダムは爆発。崩れ落ちるように倒れ、弟子の慟哭が響く中、閃光の中へと消えていった…。 | ||
;「何がシャッフル同盟よっ! 何がキング・オブ・ハートよっ!! ぬぉぉぁあああ……!!」 | ;「何がシャッフル同盟よっ! 何がキング・オブ・ハートよっ!! ぬぉぉぁあああ……!!」 | ||
:『平和的な戦争』という名目の[[ガンダムファイト]]が正しい戦いかどうかを確かめるために第12回[[ガンダムファイト]]に出場。優勝を果たし高みに立ってい時、自分の後ろに広がる廃墟を見て[[ガンダムファイト]]の弊害を身をもって思い知り、そしてその一端を自分自身の手で引き起こしてしまったという拭い去れない事実に絶望と共に慟哭する。そのやり場のない後悔の念と憤りが彼を暴走させてしまう。 | :『平和的な戦争』という名目の[[ガンダムファイト]]が正しい戦いかどうかを確かめるために第12回[[ガンダムファイト]]に出場。優勝を果たし高みに立ってい時、自分の後ろに広がる廃墟を見て[[ガンダムファイト]]の弊害を身をもって思い知り、そしてその一端を自分自身の手で引き起こしてしまったという拭い去れない事実に絶望と共に慟哭する。そのやり場のない後悔の念と憤りが彼を暴走させてしまう。 | ||
+ | |||
;「なぁ、ドモンよ…お前には教えられたよ…<br />人類もまた自然の一部…それを抹殺するなど自然を破壊するも同じ…<br />ワシはまた、同じ過ちを繰り返すところであった…」<br />ドモン「師匠…」<br />「ワシをまた、師匠と呼んでくれるのか…」<br />ドモン「俺は今の今になって、初めて師匠の悲しみを知った。<br />なのに俺は、あんたと張り合うことだけを考えていた…。話を聞こうともしなかった! <br />なのにあんたは最後まで、俺の事を…っ!」<br />「何を言う…しょせんワシは大罪人よ…<br />だがな…見てくれ。ワシの体は一片たりともデビルガンダム細胞には侵されておらん…」<br />ドモン「分かっていた…! 分かっていたのに…!」 | ;「なぁ、ドモンよ…お前には教えられたよ…<br />人類もまた自然の一部…それを抹殺するなど自然を破壊するも同じ…<br />ワシはまた、同じ過ちを繰り返すところであった…」<br />ドモン「師匠…」<br />「ワシをまた、師匠と呼んでくれるのか…」<br />ドモン「俺は今の今になって、初めて師匠の悲しみを知った。<br />なのに俺は、あんたと張り合うことだけを考えていた…。話を聞こうともしなかった! <br />なのにあんたは最後まで、俺の事を…っ!」<br />「何を言う…しょせんワシは大罪人よ…<br />だがな…見てくれ。ワシの体は一片たりともデビルガンダム細胞には侵されておらん…」<br />ドモン「分かっていた…! 分かっていたのに…!」 | ||
:師匠と弟子の壮絶な戦いが決し、朝日の昇るランタオ島の浜辺でのやり取り。武闘家故に想いを拳に乗せてでしか語り合えなかったが、最後にお互いを理解し、分かり合えた師匠と弟子の姿が、そこにはあった。 | :師匠と弟子の壮絶な戦いが決し、朝日の昇るランタオ島の浜辺でのやり取り。武闘家故に想いを拳に乗せてでしか語り合えなかったが、最後にお互いを理解し、分かり合えた師匠と弟子の姿が、そこにはあった。 | ||
;「あぁ…ドモン…お前と新宿で出会わなければ…お前がガンダムファイターになどならなければ…」<br />「こんな…こんなことにはならなんだのに…」 | ;「あぁ…ドモン…お前と新宿で出会わなければ…お前がガンダムファイターになどならなければ…」<br />「こんな…こんなことにはならなんだのに…」 | ||
:自身を超えた弟子に抱えられ、彼は涙を流しながら、ギアナ高地での激闘の際に漏らした恨み言を再び繰り返しながら、後悔の念を吐露する…。本当は戦いたくなどなかった。戦いたくなかったのに、天の悪戯か、弟子であるドモンにまで忌まわしいガンダムファイトの魔の手が及び、不本意ながらも巻き込んでしまった。こんな馬鹿げた覇権争いに弟子だけは関わってもらいたくなかった。なのに神よ、あんまりではないかと言わんばかりに残酷な運命の非道さを東方不敗は呪うしかなかった…。 | :自身を超えた弟子に抱えられ、彼は涙を流しながら、ギアナ高地での激闘の際に漏らした恨み言を再び繰り返しながら、後悔の念を吐露する…。本当は戦いたくなどなかった。戦いたくなかったのに、天の悪戯か、弟子であるドモンにまで忌まわしいガンダムファイトの魔の手が及び、不本意ながらも巻き込んでしまった。こんな馬鹿げた覇権争いに弟子だけは関わってもらいたくなかった。なのに神よ、あんまりではないかと言わんばかりに残酷な運命の非道さを東方不敗は呪うしかなかった…。 | ||
− | ; | + | ;「見よ! 東方は赤く燃えているッ……あぁぁぁ……」 |
− | + | :東方不敗、暁に死す。天下の英傑は、自身を越えた戦士となった弟子に後を託して、彼の腕の中で静かに天に召されていった。<br />実はこのシーン、今川監督の当初の構想では「天破侠乱」の部分に入る前に師匠がこと切れ、残りの部分をドモンが独りで叫んだ直後に師匠の死に気づいて慟哭するという流れだったのだが、あえて未練が如く、最後まで叫ばせた、という逸話がある。(監督曰く、『師匠が絵コンテから『わしはまだ死なんぞぉ!』と叫んでいた』、とのこと)ときた洸一の漫画版ではこの構想どおり、ドモンが「見よ!東方は!」の部分で東方不敗は事切れ、最後の「赤く燃えている!」はドモン一人の絶叫となった。 | |
− | + | ||
− | |||
;「馬鹿者ォッ!ドモンよ、それが貴様の実力か!?」<br />「それでよく流派・東方不敗を背負って行くなどと言ったものよ。」<br />「そうだ。こんなことでこの地球を失うわけには行かんのだ!それとも、ワシらの死を無駄にするのか!?うん?」<br /> | ;「馬鹿者ォッ!ドモンよ、それが貴様の実力か!?」<br />「それでよく流派・東方不敗を背負って行くなどと言ったものよ。」<br />「そうだ。こんなことでこの地球を失うわけには行かんのだ!それとも、ワシらの死を無駄にするのか!?うん?」<br /> | ||
:48話より。ウルベが操るグランドマスターガンダムの強さに打つ手をなくし、希望を失いかけたドモンの前に、キョウジ、シュバルツ、ドモンの母・ミキノと共に幻影となって現れ激励する。 | :48話より。ウルベが操るグランドマスターガンダムの強さに打つ手をなくし、希望を失いかけたドモンの前に、キョウジ、シュバルツ、ドモンの母・ミキノと共に幻影となって現れ激励する。 | ||
;「俺のこの手が唸りをあげる、炎と燃えて全てを砕く! 灼熱! サンシャインフィンガー!!」 | ;「俺のこの手が唸りをあげる、炎と燃えて全てを砕く! 灼熱! サンシャインフィンガー!!」 | ||
:シュウジ・クロス時、灼熱サンシャインフィンガーを放つ際。 | :シュウジ・クロス時、灼熱サンシャインフィンガーを放つ際。 | ||
+ | |||
;「ふ…おもしろい…かつての仲間であるわしを…倒そうというのか…」<br />「この…バカめらが!!」<br />「そろいもそろって」<br />「片腹痛いわっ!!」 | ;「ふ…おもしろい…かつての仲間であるわしを…倒そうというのか…」<br />「この…バカめらが!!」<br />「そろいもそろって」<br />「片腹痛いわっ!!」 | ||
:「超級!」新宿編17話ラスト。TV版本編のように正体を明かした東方不敗の前に、かつての仲間であるシャッフル同盟が舞い降りる。彼らからの誅滅宣言を受けての返し。3行目は丸々見開き1ページに筆文字で描写され、ただならぬ迫力をかもし出している。 | :「超級!」新宿編17話ラスト。TV版本編のように正体を明かした東方不敗の前に、かつての仲間であるシャッフル同盟が舞い降りる。彼らからの誅滅宣言を受けての返し。3行目は丸々見開き1ページに筆文字で描写され、ただならぬ迫力をかもし出している。 | ||
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== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
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− | |||
;「くっそぅ…何という映画館だ。椅子はスプリングがへたってギシギシ言うし、前の客が食べ残した菓子や紙コップは落ちとるし…ワシはポップコーンが落ちてると知らずに踏んづけて歩いたこの(床をきゅっきゅっと踏み鳴らす音)っちゅう感覚が大っ嫌いなんじゃ。しかも緑色の非常灯は眩しいし、床はガキがこぼしたモナカアイスでギトギトギトギトギトギトギトギト…ええい喧しい!映画館で騒ぐなこの小僧!!」 | ;「くっそぅ…何という映画館だ。椅子はスプリングがへたってギシギシ言うし、前の客が食べ残した菓子や紙コップは落ちとるし…ワシはポップコーンが落ちてると知らずに踏んづけて歩いたこの(床をきゅっきゅっと踏み鳴らす音)っちゅう感覚が大っ嫌いなんじゃ。しかも緑色の非常灯は眩しいし、床はガキがこぼしたモナカアイスでギトギトギトギトギトギトギトギト…ええい喧しい!映画館で騒ぐなこの小僧!!」 | ||
:ドラマCD「世界高達骨牌拳」にて、映画館で発した不満。本編ではどうか分からないが、どうも映画を見るときには相当な拘りがある様子。そしていい席を探して館内をドタドタ騒がしく走り回っていたサイ・サイシーに一喝。映画館ではお静かに。 | :ドラマCD「世界高達骨牌拳」にて、映画館で発した不満。本編ではどうか分からないが、どうも映画を見るときには相当な拘りがある様子。そしていい席を探して館内をドタドタ騒がしく走り回っていたサイ・サイシーに一喝。映画館ではお静かに。 | ||
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;「ヘ、ヘェッ…ヘェックション!エェ…!おのれドモン…!覚えておれよぉぉぉ…!!」 | ;「ヘ、ヘェッ…ヘェックション!エェ…!おのれドモン…!覚えておれよぉぉぉ…!!」 | ||
:映画館でのドモンとの一悶着の後に。東方不敗がドモン達に匿名で映画館への招待状を送っていた事が判明するが、映画館はドモンが[[ゴッドガンダム]]を呼び出したせいで破壊され、挙句、請求書の山を映画館から送り付けられるというオチが付いた。 | :映画館でのドモンとの一悶着の後に。東方不敗がドモン達に匿名で映画館への招待状を送っていた事が判明するが、映画館はドモンが[[ゴッドガンダム]]を呼び出したせいで破壊され、挙句、請求書の山を映画館から送り付けられるというオチが付いた。 | ||
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− | ==スパロボシリーズの名台詞== | + | == スパロボシリーズの名台詞 == |
− | ===戦闘台詞=== | + | === 戦闘台詞 === |
;東方不敗「我らのこの手が真っ赤に燃える!!」<br />ドモン「悪を倒せと轟き叫ぶっ!!」<br />東方不敗「石破!」<br />ドモン「究極!」<br />同時「天驚けぇぇぇぇぇぇん!!」 | ;東方不敗「我らのこの手が真っ赤に燃える!!」<br />ドモン「悪を倒せと轟き叫ぶっ!!」<br />東方不敗「石破!」<br />ドモン「究極!」<br />同時「天驚けぇぇぇぇぇぇん!!」 | ||
− | : | + | :合体攻撃「石破究極天驚拳」使用時の台詞。ファンなら一度は夢見たであろう幻の合体攻撃である。 |
;同時「今こそ! 流派東方不敗が最終奥義!!」<br />東方不敗「せきっ!」<br />ドモン「はぁっ!」<br />同時「究極!! 天驚けぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!」 | ;同時「今こそ! 流派東方不敗が最終奥義!!」<br />東方不敗「せきっ!」<br />ドモン「はぁっ!」<br />同時「究極!! 天驚けぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!」 | ||
− | : | + | :A PORTABLEでの「究極石破天驚拳」使用時の台詞。上記の掛け合いの前半部分は同作の「爆熱!究極拳」やIMPACTの「ダブルダークネスフィンガー」で採用されている。 |
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− | ===[[旧シリーズ]]=== | + | === [[旧シリーズ]] === |
− | ; | + | ;マスター「‥‥ふっ。我がこころの内を読むとはな。‥‥大きくなったなドモン。このワシよりも‥‥」 |
− | + | ;ドモン「師匠‥‥」 | |
− | + | ;マスター「たしかにこの大地は泣いておる。泣いておるが恨みの声は聞こえぬ。地球はまだ人類を愛しておるのかもしれんな‥‥そしてまた人類も地球の一部。まさかお前に教えられるとなは‥‥ドモンよ」 | |
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:[[F完結編]]の「悪魔と呼ばれたガンダム」で東方不敗の加入条件を満たした時の会話の一部。 | :[[F完結編]]の「悪魔と呼ばれたガンダム」で東方不敗の加入条件を満たした時の会話の一部。 | ||
:本編と以降のスパロボシリーズで瀕死になって初めて分かり合う二人が決着がつく前に分かり合えた。東方不敗は自分を超え、自分の嘆きを理解してくれた愛弟子に感動したであろう。 | :本編と以降のスパロボシリーズで瀕死になって初めて分かり合う二人が決着がつく前に分かり合えた。東方不敗は自分を超え、自分の嘆きを理解してくれた愛弟子に感動したであろう。 | ||
− | ; | + | ;「おお! ワシに一撃で倒されたあの馬鹿者か。上には上がいることを教えたつもりだったが、歪んだ心を持つに至ったようだな」 |
− | : | + | :[[F完結編]]の最終話にて[[ウルベ・イシカワ|ウルベ]]と対峙した際、彼の正体を見抜き、この一言で一蹴する。 |
− | + | === 携帯機シリーズ === | |
− | + | ==== [[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]) ==== | |
− | + | ;「時間がないのだ…この意味…忘れるでないぞ、四ッ谷」<br />「自分の部下には伝えておらなんだか、四ッ谷! お前が…南原に言ったという言葉を!」<br />「お前にわしを責められるのか。責められまい。なぜなら、この地球再生のためには人類滅亡が不可欠というのは、お前の持論なのだからな!」 | |
− | + | :四谷博士との舌戦の中で持論である「地球再生の為に人類滅亡が必要」という共通の思想を指摘して。 | |
− | + | ;「コロニー落とし、マスドライバーに核兵器! どれだけ地球を傷つければ気が済むのだ? 代わりが見つかってしまえば、あとはもういいというのか…!?」 | |
− | + | :地球を愛する彼にとってはまさしく噴飯ものの愚行に映ったのだろう。 | |
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− | ===携帯機シリーズ=== | ||
− | ====[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]])==== | ||
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;「黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れえええいっ! そんな悠長なことを言っていては手遅れなのだ!」<br />「人類は今までいくつコロニーを落とした!? いくつ核を使った!? そしてこれからどれだけ使うのだ!?」 | ;「黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れえええいっ! そんな悠長なことを言っていては手遅れなのだ!」<br />「人類は今までいくつコロニーを落とした!? いくつ核を使った!? そしてこれからどれだけ使うのだ!?」 | ||
− | : | + | :今までの地球破壊の悪行、そして[[アクシズ|後に行われるであろう更なる悪行]]に対して怒りをぶち撒ける。事実、地球を破壊出来るほどの兵器などは一度放たれれば歯止めが効かなくなり、誰も止めなければ気付いた頃にはもう手遅れか気付けないまま破滅するかの場合が様々な作品でほぼ共通している事からも彼の怒りも尤もである。 |
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;「わしはもうしばらく人間を見る。この破壊が人間の業なのか、戦争による悲劇なのかを見極めるためにな」 | ;「わしはもうしばらく人間を見る。この破壊が人間の業なのか、戦争による悲劇なのかを見極めるためにな」 | ||
:生存フラグを立てて彼が自軍に加わった際、(今までの行いが行いだけに)皆から自軍入りの真意を問われて。 | :生存フラグを立てて彼が自軍に加わった際、(今までの行いが行いだけに)皆から自軍入りの真意を問われて。 | ||
;「さよう。そのためにもこの戦争を終わらせねばならん」<br />「…闘争を日常とする世界…そんなものを創り出そうとしている[[シャドウミラー]]を倒してな」 | ;「さよう。そのためにもこの戦争を終わらせねばならん」<br />「…闘争を日常とする世界…そんなものを創り出そうとしている[[シャドウミラー]]を倒してな」 | ||
− | : | + | :上記の台詞の後、[[アムロ・レイ|アムロ]]から「自然破壊が戦争によるものならば、戦争が終われば自然破壊も止まるというわけか」と言われて。<br />シャドウミラーの掲げる大義を自然破壊を助長するものと判断し、あくまで地球と自然を守るために[[ロンド・ベル]]隊に協力する。 |
− | ; | + | ;「…『志』という言葉の意味、わかっておろうな?」 |
:[[マイヨ・プラート|マイヨ]]加入フラグが成立した後、[[シロー・アマダ|シロー]]や[[タップ・オセアノ|タップ]]から「この部隊はわかりあえれば敵味方なんて関係ないと考えている人ばかりだ」という指摘を受けた際に[[鉄甲鬼]]や[[エルピー・プル|プル]]が反応を示す中マイヨに問いかけた台詞。 | :[[マイヨ・プラート|マイヨ]]加入フラグが成立した後、[[シロー・アマダ|シロー]]や[[タップ・オセアノ|タップ]]から「この部隊はわかりあえれば敵味方なんて関係ないと考えている人ばかりだ」という指摘を受けた際に[[鉄甲鬼]]や[[エルピー・プル|プル]]が反応を示す中マイヨに問いかけた台詞。 | ||
;「面白い…ドモン、手伝え。二人の石破天驚拳で[[演算ユニット]]など粉みじんにしてくれる」 | ;「面白い…ドモン、手伝え。二人の石破天驚拳で[[演算ユニット]]など粉みじんにしてくれる」 | ||
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:没シナリオでアクシズ落としを企むシャアへの批難。 | :没シナリオでアクシズ落としを企むシャアへの批難。 | ||
:原作の「だから~」ではなく「やはり」と断言してしまっている辺り、人類抹殺という同じ思想を抱いていたマスターからしてみてもシャアのやり口は許容できかねるものだったのだろう。確かに、守りたいはずの地球そのものを巻き添えにして破壊するのでは本末転倒である。 | :原作の「だから~」ではなく「やはり」と断言してしまっている辺り、人類抹殺という同じ思想を抱いていたマスターからしてみてもシャアのやり口は許容できかねるものだったのだろう。確かに、守りたいはずの地球そのものを巻き添えにして破壊するのでは本末転倒である。 | ||
− | + | ==== [[スーパーロボット大戦R|R]] ==== | |
− | ====[[スーパーロボット大戦R|R]]==== | ||
;「…騒がしいぞドモン。男子足るもの、軽々しく泣くものではない」 | ;「…騒がしいぞドモン。男子足るもの、軽々しく泣くものではない」 | ||
:第27話「切り拓け!!地球の未来!」にて、DG細胞をゲッター線の力で浄化され、呼びかけるドモンに対して。完全復活の瞬間である。嬉し泣きするドモンに泣くなと言う方が無理な話であろう。 | :第27話「切り拓け!!地球の未来!」にて、DG細胞をゲッター線の力で浄化され、呼びかけるドモンに対して。完全復活の瞬間である。嬉し泣きするドモンに泣くなと言う方が無理な話であろう。 | ||
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;ドモン「もちろん師匠も…」<br />「いや、わしはGEARに残るとしよう」<br />ドモン「なぜですか!?」<br />「いつまでもわしの後をついていくお前でもあるまい。それに、GEARロシアを一人で潰したという敵に興味がある」 | ;ドモン「もちろん師匠も…」<br />「いや、わしはGEARに残るとしよう」<br />ドモン「なぜですか!?」<br />「いつまでもわしの後をついていくお前でもあるまい。それに、GEARロシアを一人で潰したという敵に興味がある」 | ||
:第28話「明日の『艦長』は君だ!」にて、宇宙でダリア作戦を開始した[[ネオ・ジオン]]が[[コロニーレーザー]]を用意しているという情報を聞き、弟子のドモンをはじめとする[[シャッフル同盟]]が宇宙へ上がる事になった際に、同行を求められたものの[[ゼロ (電童)|ゼロ]]の強さに興味を示して断った台詞。やはり、紆余曲折を経て蘇生したが何だかんだ言ってドモンの一人立ちを認めていたのである。 | :第28話「明日の『艦長』は君だ!」にて、宇宙でダリア作戦を開始した[[ネオ・ジオン]]が[[コロニーレーザー]]を用意しているという情報を聞き、弟子のドモンをはじめとする[[シャッフル同盟]]が宇宙へ上がる事になった際に、同行を求められたものの[[ゼロ (電童)|ゼロ]]の強さに興味を示して断った台詞。やはり、紆余曲折を経て蘇生したが何だかんだ言ってドモンの一人立ちを認めていたのである。 | ||
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;「待てい! お主の相手はこのわしぞ!」<br />「貴様のような奴がいるからこそ、ゆっくり死んでおれぬのだ!ゆくぞ!」 | ;「待てい! お主の相手はこのわしぞ!」<br />「貴様のような奴がいるからこそ、ゆっくり死んでおれぬのだ!ゆくぞ!」 | ||
:第30話「GEAR壊滅!」にて、アルテアやベガと共にゼロと相対して。ゼロの性格と所業を考えれば、全く以てその通り。 | :第30話「GEAR壊滅!」にて、アルテアやベガと共にゼロと相対して。ゼロの性格と所業を考えれば、全く以てその通り。 | ||
534行目: | 473行目: | ||
:第35話「嵐の海」にて、ガルファ本星に降り立ち、かつて自分が求めていた「再生された地球」の光景を重ねて、思わず呟く。 | :第35話「嵐の海」にて、ガルファ本星に降り立ち、かつて自分が求めていた「再生された地球」の光景を重ねて、思わず呟く。 | ||
− | ====[[スーパーロボット大戦J|J]]==== | + | ==== [[スーパーロボット大戦J|J]] ==== |
;統夜「何だってフューリーと同じ事を言う!?」<br />カティア「あなた、まさか…」<br />東方不敗「愚か者があっ! わしがあのような輩と同類だと思うてか? よいか、わしが人類の抹殺を願うは、全て地球のためよ!」 | ;統夜「何だってフューリーと同じ事を言う!?」<br />カティア「あなた、まさか…」<br />東方不敗「愚か者があっ! わしがあのような輩と同類だと思うてか? よいか、わしが人類の抹殺を願うは、全て地球のためよ!」 | ||
:41話「涙の兄弟拳!東方不敗暁に死す!」にて。真の目的・人類抹殺を明かした直後のやり取り。どことなく「ダグ星人」ネタを彷彿とさせる。 | :41話「涙の兄弟拳!東方不敗暁に死す!」にて。真の目的・人類抹殺を明かした直後のやり取り。どことなく「ダグ星人」ネタを彷彿とさせる。 | ||
− | ===VXT三部作=== | + | === 単独作品 === |
− | ====[[スーパーロボット大戦T|T]]==== | + | ==== [[新スーパーロボット大戦|新]] ==== |
+ | ;「聞けぇ! わしは、この星の者ではない。わしはダグ星系共和国、今地球を攻撃しているバルマー帝国とは敵対する星からやってきたのだ」 | ||
+ | :地上編第34話「石破天驚拳!」にて。まさかの'''「異星人」宣言'''に、顎がはずれそうになったファンも居たはず。 | ||
+ | :寺田プロデューサーが猛反対したオリジナル設定だったが、'''原作サイドからは好評だった'''らしい。 | ||
+ | |||
+ | ==== [[スーパーロボット大戦64|64]] ==== | ||
+ | ;「そこのおぬしら、こちらに来て話さんか?」<br/>「フフフ、よい仲間がいるようだな、ドモン」 | ||
+ | :第18話「シャッフルの名のもとに」にて。ドモンとの会話を盗み聞きしているルーや甲児の事などお見通しであった。後者はその野次馬が退散した後にドモンへ向けた台詞。 | ||
+ | :この時の師匠は原作同様、ドモンを体良く利用する気満々であったが、形はどうあれ、ドモンには自身を気遣ってくれる仲間が出来ている事を諭す気持ちは本物だろう。 | ||
+ | |||
+ | ==== [[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]] ==== | ||
+ | ;「そうだ、この地球に人類などは不要なのだ!」<br/>「何がナチュラルよ! 何がコーディネイターよ!」<br/>「下らぬ人類同士の争いが、この地球に何をもたらした!」 | ||
+ | :イベント「デビルガンダム復活」にて。地球を愛する彼からしてみれば人類同士の戦争が余りにも愚かしく見えただろう。その言葉に[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と[[キラ・ヤマト|キラ]]は何も言い返すことができなかった。 | ||
+ | ;「そうか…[[バーン・バニングス|お前]]にはまだ言っておらんかったな。[[クレディオ|あの敵]]を倒す事こそが、ワシらの為すべき事よ。そう…この偽りの世界を、破壊する為にな…」 | ||
+ | |||
+ | ==== [[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]] ==== | ||
+ | ;「わしが言えた義理ではないが…いや! 同じ過ちを犯したからこそ!おぬしの暴走を食い止めて見せようぞ!」 | ||
+ | :隠しシナリオにおいて、かつての自分と同じく地球を思うがゆえに業を背負い、人類粛清という過ちを今まさに実行に移さんとするシャアに対する決意表明。 | ||
+ | :『A』の没シナリオにおけるテキストで同じ目的を持ちつつその巻き添えで地球を傷つけることへの非難をあからさまにしていたのに対して、こちらは自分とシャアが同じ立場であることを自覚した上で、批判よりもシャアを食い止め地球を守らんとする純粋な使命感が前面に出されている。 | ||
+ | :かつて自身の過ちを正してくれた愛弟子と同じように、次は罪を犯した自分が同じ罪を犯さんとする相手を正すことで救って見せるという意思が表れているといえよう。 | ||
+ | |||
+ | === VXT三部作 === | ||
+ | ==== [[スーパーロボット大戦T|T]] ==== | ||
;「この美しい地球を守る者だ」 | ;「この美しい地球を守る者だ」 | ||
:本作で初登場する第14話「最凶の降臨」にて。この見栄を切って[[腕原種]]の前に立ちはだかる。 | :本作で初登場する第14話「最凶の降臨」にて。この見栄を切って[[腕原種]]の前に立ちはだかる。 | ||
− | ;「いいだろう、ドモン!そして、その仲間よ!」<br />「この東方不敗が貴様達を全て倒し、シャッフルの紋章を全て手に入れ、エンペラー・オブ・シャッフルを名乗ってくれる!」 | + | ;「いいだろう、ドモン!そして、その仲間よ!」<br/>「この東方不敗が貴様達を全て倒し、シャッフルの紋章を全て手に入れ、エンペラー・オブ・シャッフルを名乗ってくれる!」 |
:同じく第14話「最凶の降臨」にてシャッフル同盟が勢揃いしたところにこう返す。原作の東西南北中央不敗に続き、言うに事欠いて'''エンペラー・オブ・シャッフル'''なんぞと言い出した。まあ、これも本当にやってしまいそうなのが何とも… | :同じく第14話「最凶の降臨」にてシャッフル同盟が勢揃いしたところにこう返す。原作の東西南北中央不敗に続き、言うに事欠いて'''エンペラー・オブ・シャッフル'''なんぞと言い出した。まあ、これも本当にやってしまいそうなのが何とも… | ||
;「遅れるなよ、ドモン!」<br>ドモン「師匠こそ!」<br>「言ってくれるわ! この東方不敗を超えた東方不敗…究極・東方不敗の力を見せてくれよう!」 | ;「遅れるなよ、ドモン!」<br>ドモン「師匠こそ!」<br>「言ってくれるわ! この東方不敗を超えた東方不敗…究極・東方不敗の力を見せてくれよう!」 | ||
:第46話「闘志、氷原に燃ゆる」にて、デビルガンダムを倒すために再びドモンと共闘する際に。今度は'''究極・東方不敗'''なんぞと言い出したが、今作の師匠は人類を超越しているため究極の名を戴くに相応しい。 | :第46話「闘志、氷原に燃ゆる」にて、デビルガンダムを倒すために再びドモンと共闘する際に。今度は'''究極・東方不敗'''なんぞと言い出したが、今作の師匠は人類を超越しているため究極の名を戴くに相応しい。 | ||
− | ; | + | ;「ドモンよ、ランタオ島でお前がガンダムファイターになぞならなかったらと言ったが、それは訂正する!」<br/>「ドモンよ、お前がガンダムファイターとなってくれたこと、心から感謝するぞ!」 |
:同話。世界に真のガンダムファイトを見せる前に。東方不敗がドモンを真にガンダムファイターと認めた瞬間であり、第13回大会とは違う、互いに憎しみ合いのない真の師弟対決というファンならば一度は夢見た感涙の名シーンである。 | :同話。世界に真のガンダムファイトを見せる前に。東方不敗がドモンを真にガンダムファイターと認めた瞬間であり、第13回大会とは違う、互いに憎しみ合いのない真の師弟対決というファンならば一度は夢見た感涙の名シーンである。 | ||
− | ;バリヨ「まずい…! まずいぞ!」<br />ホセ「このシチュエーション…」<br />ネロ「奴が来る!」<br />東方不敗「そうか! ワシを待っていたか!」<br />ドモン「し、師匠!」<br />アレンビー「引退したんじゃなかったの!?」<br />東方不敗「そのつもりだったが、老いぼれが醜態をさらしていると聞いてな。何より、あの地球を焼け野原にしようとする者を許すわけにはいかんわ!」<br />ドモン「師匠! その力、お借りします!」<br />ホセ「まったく…あの男は…」<br />ネロ「いつも、ここぞという時に出て来おる!」<br />東方不敗「はっはっは! ひがむな、エルドラ! それがこのワシ、東方不敗だ! 行くぞ、クラックス・ドゥガチ! お主も憎しみの全てを吐き出して、若い力を認めるがいい!」 | + | ;バリヨ「まずい…! まずいぞ!」<br/>ホセ「このシチュエーション…」<br/>ネロ「奴が来る!」<br/>東方不敗「そうか! ワシを待っていたか!」<br/>ドモン「し、師匠!」<br/>アレンビー「引退したんじゃなかったの!?」<br/>東方不敗「そのつもりだったが、老いぼれが醜態をさらしていると聞いてな。何より、あの地球を焼け野原にしようとする者を許すわけにはいかんわ!」<br/>ドモン「師匠! その力、お借りします!」<br/>ホセ「まったく…あの男は…」<br/>ネロ「いつも、ここぞという時に出て来おる!」<br/>東方不敗「はっはっは! ひがむな、エルドラ! それがこのワシ、東方不敗だ! 行くぞ、クラックス・ドゥガチ! お主も憎しみの全てを吐き出して、若い力を認めるがいい!」 |
:第47話「鋼鉄の7人」にて、8人目として乱入してきた際に。前の話で引退したかと思ったら即撤回して窮地に殴り込みをかけてくる。 | :第47話「鋼鉄の7人」にて、8人目として乱入してきた際に。前の話で引退したかと思ったら即撤回して窮地に殴り込みをかけてくる。 | ||
− | :本作の流派・東方不敗は''' | + | :本作の流派・東方不敗は'''最早[[ロム・ストール|天空宙心拳]]か[[ゼンガー・ゾンボルト|示現流]]の域'''であり、あのエルドラメンバーも全員呆れ顔。かつての師匠の暴れぶりが偲ばれる場面である。 |
− | + | ;「そして、ワシの下へ感謝と共に集う者達に自らの正体が異星人である事を明かし、次の星へと旅立つ…」<br/>「痛快であろうな! 胸が躍るわ!」 | |
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− | ;「そして、ワシの下へ感謝と共に集う者達に自らの正体が異星人である事を明かし、次の星へと旅立つ…」<br />「痛快であろうな! 胸が躍るわ!」 | ||
:激闘ルートエンディングより、アルティメットガンダムを伴い、機界昇華された星々を復興させる旅に出ることを宣言して。 | :激闘ルートエンディングより、アルティメットガンダムを伴い、機界昇華された星々を復興させる旅に出ることを宣言して。 | ||
:確かにその星の人間から見れば地球人は異星人なのだが、『新』の異星人発言を連想したプレイヤーも多いだろう。 | :確かにその星の人間から見れば地球人は異星人なのだが、『新』の異星人発言を連想したプレイヤーも多いだろう。 | ||
− | : | + | :『勇者王ガオガイガーFINAL』での展開を考えると、遊星主にレプリジンを作られないか不安だが……。 |
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− | ==搭乗機体== | + | == 搭乗機体 == |
;[[マスターガンダム]] | ;[[マスターガンダム]] | ||
:第13回大会で搭乗したMF。 | :第13回大会で搭乗したMF。 | ||
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:マスター・アジアが[[シャッフル同盟]]として行動する際に使用する機体。本編未登場。 | :マスター・アジアが[[シャッフル同盟]]として行動する際に使用する機体。本編未登場。 | ||
− | ===SRWでの搭乗機体=== | + | === SRWでの搭乗機体 === |
;[[デビルガンダム]] | ;[[デビルガンダム]] | ||
:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』 | :『[[スーパーロボット大戦R|R]]』 | ||
596行目: | 534行目: | ||
:;[[デビルガンダム (最終形態)]] | :;[[デビルガンダム (最終形態)]] | ||
::『[[スーパーロボット大戦R|R]]』 | ::『[[スーパーロボット大戦R|R]]』 | ||
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− | ==余談== | + | == 余談 == |
*キャラクターの名前の元ネタは、[[香港]]の武侠[[小説]]作家である金庸の代表作『笑傲江湖』に登場する、去勢した上に[[女装]]した怪人「東方不敗」。より正確には、『笑傲江湖』を映画化した『スウォーズマン』に今川泰宏監督が影響を受けて、東方不敗マスター・アジアが生まれたとされている。 | *キャラクターの名前の元ネタは、[[香港]]の武侠[[小説]]作家である金庸の代表作『笑傲江湖』に登場する、去勢した上に[[女装]]した怪人「東方不敗」。より正確には、『笑傲江湖』を映画化した『スウォーズマン』に今川泰宏監督が影響を受けて、東方不敗マスター・アジアが生まれたとされている。 | ||
**『スウォーズマン』劇中の東方不敗もまた、荒唐無稽な[[武術・格闘技|武術]]を使う超人として描かれているが、壮年男性のマスター・アジアと異なり、見た目は「妙齢の美女」である。 | **『スウォーズマン』劇中の東方不敗もまた、荒唐無稽な[[武術・格闘技|武術]]を使う超人として描かれているが、壮年男性のマスター・アジアと異なり、見た目は「妙齢の美女」である。 | ||
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**東方不敗マスター・アジアが死去した後、『アニメージュ』では巻頭に追悼特集が企画されるほど読者から人気があった事がわかる。 | **東方不敗マスター・アジアが死去した後、『アニメージュ』では巻頭に追悼特集が企画されるほど読者から人気があった事がわかる。 | ||
*あまりアニメーションが無いウィンキースパロボシリーズでは、戦闘画面において全ユニット中最もよく動いている。 | *あまりアニメーションが無いウィンキースパロボシリーズでは、戦闘画面において全ユニット中最もよく動いている。 | ||
− | * | + | *丈氏の[[漫画]]『宇崎ちゃんは遊びたい!』には、[[主人公]]のバイト先である'''喫茶「アジア」のマスター'''として亜細亜紀彦(あさい・あきひこ)なるオールバックの中年男性が登場しており、さらに2020年のTVアニメ版では、『Gガン』で東方不敗マスター・アジア役を演じた秋元羊介氏を配役する、という粋なキャスティングがなされている。 |
− | ** | + | **なお、原作者の丈氏は『機動武闘伝Gガンダム』のファンである。 |
− | ** | + | **また、TVアニメ版『宇崎ちゃんは遊びたい!』第6話の冒頭では、亜細亜紀彦が椅子に座りながら前口上を述べた後、立ち上がり両手を高く掲げて「レディ・ゴー!!」と叫ぶ、という秋元羊介氏が『Gガン』にて[[ナレーション|兼役]]した[[ストーカー]]の[[声優ネタ|台詞のパロディ]]が行われた。 |
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− | ==資料リンク== | + | == 資料リンク == |
*[[GUNDAM:マスターアジア]] | *[[GUNDAM:マスターアジア]] | ||
− | ==脚注== | + | == 脚注 == |
<references /> | <references /> | ||