ロス・イゴール

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ロス・イゴール(Ross Igor)

獣戦機隊の長官。その指導は厳しく、任務第一の姿勢に達も何度も反発するが、その一言は重みがあり、忍達も内心では絶対の信頼を寄せていた。

獣戦機隊基地防衛戦で、侵入してきたムゲ兵からローラ・サリバンを庇って銃撃を受け死亡する。

息子・アランとは見解の相違によって勘当状態にあり、アランからの共闘要請も断るほどだったが、死の間際に和解して後を託す。

登場作品と役柄

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F
初登場作品。ロンド・ベル隊の上役として登場、完結編も含めて良識的であるが、命令に忠実な軍人として描かれる。
スーパーロボット大戦F完結編
ティターンズの台頭によってロンド・ベル反乱の責任を問われて失脚、ロンド・ベル隊に好意的な態度を示しつつも連邦軍人としての筋を通す為にブライトらに降伏を勧め、シナリオ「タイムリミット」ではジャミトフの命令に従ってロンド・ベルと対峙する事になるが、ジャブロー爆破の企みを知ってロンド・ベルと協力する。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
ティターンズ派で岡長官ジャブローでティターンズに逮捕された後、極東支部長官の代理を務める。反目しているはずのアランの身を心配しており、シーラに伝言を託す場面がある。
第3次スーパーロボット大戦α
序盤、星間連合に支配された北米戦線の司令官として登場。岡長官と並ぶ反ブルーコスモス派の軍人だが、オーブにて原作同様に死亡。最終話で岡長官や他作品の死亡したキャラと共に霊体となって、αナンバーズに力を貸す。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
既に死亡した設定の為、登場しない。葉月博士の台詞で名前は出てくる。

単独作品

スーパーロボット大戦GCXO
レビル将軍と連携し、外宇宙からの侵略対策として、ホワイトベース隊獣戦機隊を派遣させる。レビル将軍亡き後は実質連邦のトップとなり、極東に残存兵力を集結させる。このほか、まだ秘密組織レベルであったティターンズを、その危険性と不穏さを察知して、暴挙に出る前にジャミトフやバスクといった主要人物を拘束することで活動を本格化させる前に組織を解体させるなど、自軍部隊の活動を影からサポートする。
スーパーロボット大戦OperationExtend
原作終了後のはずだが、何の説明もなく息子共々生きている。アランが原作終了後なのに普通に生きているのは前例があるが、イゴール長官が原作終了後の参戦で生きているのは今回が初めて。

人間関係

アラン・イゴール
息子。考え方の違いから、反目しあっていた。
葉月考太郎
獣戦機の開発者。死後長官の役割を引き継いだ。
ローラ・サリバン
彼が孫としてかわいがる。SRW未登場。

他作品との人間関係

スーパー系

足立長官武田長官
スーパーロボット大戦GCXO)』での同僚。
岡防衛長官
αシリーズで競演。共にティターンズブルーコスモスの横暴に対抗した。

ガンダムシリーズ

レビル将軍
『GC(XO)』での上官にあたる。なお、声優が同じ。(TV版のみ。)
フォウ・ムラサメ
『GC(XO)』では、ティターンズのムラサメ研究所の被験者として強化人間として戦わせれていた彼女を保護した。
ジャミトフ・ハイマンバスク・オム
スパロボシリーズでは宿敵。『GC(XO)』では、連邦軍内部の腐敗を是正しようとして、本格的に活動を開始する前の秘密組織だったティターンズの首謀者である彼らを拘束する。おかげで、その名前がアイザック・ゴドノフから語られるぐらいで、本編には影も形も出てこない

リアル系

シーラ・ラパーナ
α』にて彼女にアランの身を案じる伝言を託す。
アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
『GC(XO)』にて地球にグラドス軍侵攻を伝えに来た彼を迎え、アラン率いる北米レジスタンスに派遣した。エイジ曰く「アランさんが心配で俺をよこしたんです」との事。

名台詞

「実戦だけが兵士を作っていく」
文面を読んだ所で成長しないと言っている。
「わが子を思わぬ親が居るものか…」
忍に言った台詞で忍達を実の子の様に思っている。
「獣戦機隊の諸君、私は諸君が宇宙に進出する日を信じていた。私の絶対的なやり方に反発する輩もいたが、眠りこけているお前たちの能力は、ああでもせんと目覚めはせん。我れを空にして煩悩を断つ、断空我の高みに達した者だけがマシーンに獣を超えた神の強さを与えられる。藤原忍、結城沙羅、式部雅人、司馬亮、私は諸君を選んだことを誇りに思っている」
生前に録画して遺しておいたメッセージ。

スパロボシリーズの名台詞

αシリーズ

「…スペースノイドとアースノイドの戦いの次は、独善によって線を引かれた同族同士の戦いとは…!」
「いったい何のための『人の心の光』だったのだ…!」
第3次α』第5話「地球圏絶対防衛線」より。コーディネイター殲滅の正当性を主張する(ブルーコスモスの息の掛かった)連邦政府の決断に、憤りと失望感を隠す事無く声を荒げる。
「藤原、結城、式部、司馬…そして、アランよ…」
「お前達の怒りの炎が必ず悪を焼き尽くす事を、私は信じる」
『第3次α』最終話、霊体となってザ・パワーの中から獣戦機隊の面々を鼓舞し、彼らの野性の力に最大級の火を点ける。