「ルル」の版間の差分

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| 外国語表記 = LULU<ref>[https://x.com/medicos_et_02/status/1781155926894051448 メディコス・エンタテインメント総合公式X]、「勇気爆発バーンブレイバーン」POP UP SHOP内商品より。</ref>
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[スペルビア]]が所持していたカプセル状の機械の中で眠っていた少女。スペルビアが[[ブレイバーン]]によって倒された後、そのカプセルが海岸に打ち上げられ、倒れていた所を[[ルイス・スミス]]によって保護された。それ以降、ルイスに懐き片時も離れようとしないため、彼女の世話や監視はルイスに任せられる事になる。
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[[スペルビア]]が所持していたカプセル状の機械の中で眠っていた少女。スペルビアが[[ブレイバーン]]によって倒された後、そのカプセルが海岸に打ち上げられ、倒れていた所を[[ルイス・スミス]]によって保護された。それ以降、スミスに懐き片時も離れようとしないため、彼女の世話や監視はスミスに任せられる事になる。
  
当初は「ガガピー」という機械音のような言葉しか喋れなかったが、ルイスが愛好する特撮番組『[[劇中劇|機攻特警スパルガイザー]]』などで言語を学んでいき、語彙を育んでいく。とはいえ未だ舌足らずの幼児のような状態であり、[[次回予告]]を担当した際もスミスにちゃんと伝わるか心配されていた。
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当初は「ガガピー」という機械音のような言葉や、名付けの由来になった「ルル」と思しき言葉など意味の伝わらない言葉しか発せなかったが、スミスが愛好する特撮番組『[[劇中劇|機攻特警スパルガイザー]]』などで言語を学んでいき、急速に言語能力(語彙・発声)が発達していった。とはいえ、発達後でもまだ舌足らずの幼児のような状態であり、精神も未熟である。
  
見た目は10代半ばの少女で、手の甲に謎の機器が埋め込まれている事以外は地球人と何ら変わりは無いが、戦闘力が高く、その実力はプロの軍人を圧倒するほど。一方で消化器官が未発達で、当初は食事にも難儀していた。
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見た目は10代半ばの少女で、手の甲に謎の機器が埋め込まれている事以外は地球人と何ら変わりは無いが、身体能力は非常に高く、プロの軍人でも取り押さえるのは困難なほど。一方で消化器官が未発達で、当初は食事にも難儀していた。
  
その正体は[[デスドライヴズ]]が真の能力を発揮する際に使用する[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー装置]]であり、カプセルの中に格納された有機生命体のエネルギーを瞬時に発揮し、利用する一種のニトロのようなものである。デスドライヴズの塔にはルルの生成施設が存在しており、ルイスが保護したルルはスペルビアの塔が破壊された際に持ち出した最後の個体であった。このため、「ルル」の名前も「個人の名前」というよりは'''「装置の総称」'''と言える<ref>ATF側とスペルビアとでルルを呼ぶ際のイントネーションが異なっているのはその[[伏線]]である。</ref>
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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=== ATF ===
 
=== ATF ===
 
;[[ルイス・スミス]]
 
;[[ルイス・スミス]]
:ルルを保護した米海兵隊員。以降は彼に懐くようになり、性格面も彼の影響を受けるようになる。
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:ルルを偶然発見し保護する。ルルが意識を取り戻した直後は一悶着あったが、以降は彼に懐くようになり、性格面も彼の影響を受けるようになる。
 
;[[イサミ・アオ]]
 
;[[イサミ・アオ]]
:ルイスと共に戦う自衛隊員。
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:当初は(主にルルのせいで)スミスと険悪になっていたイサミに対し敵意を露にしていたが、ボクシングでのスミスとの熱いやり取りを見てからは好感を持ち、スミスほどではないが懐くようになる。
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:それ以降はイサミも庇護対象として優しく接するようになる一方、懐く前後を問わず精神面と戦闘力がアンバランスなルルによってたびたび不憫な目に遭わされている。
 
;[[ブレイバーン]]
 
;[[ブレイバーン]]
:ある意味でルルの名付け親。語彙が不完全な頃に彼を「スミス」と呼んで困惑させる。
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:ある意味でルルの名付け親(ブレイバーンの台詞参照)。語彙が不完全な頃に彼を「スミス」と呼んで困惑させる。
 
;ヒビキ・リオウ、ミユ・カトウ
 
;ヒビキ・リオウ、ミユ・カトウ
 
:ルルの面倒を見ることもあり、気に掛けている。
 
:ルルの面倒を見ることもあり、気に掛けている。
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=== デスドライヴズ ===
 
=== デスドライヴズ ===
 
;[[スペルビア]]
 
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:ルルの元の所有者。東京での戦闘でルルの返還をATFに要求したが、ルルに自我が芽生えている事には狼狽した。
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:ルルの元の所有者。東京での戦闘でルルの返還をATFに要求したが、ルルに自我が芽生えている事に狼狽した。
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=== CIA ===
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;ボブ・クレイブ
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:イサミに対し苛烈な拷問を行ったCIAエージェント。ルルに対しても尋問を行ったが、保護されたばかりでガガピーしか喋れない彼女相手には無茶な話であり、挙句、尋問に使う水ボトルの山を飲み尽くされ逆に心を折られた。
 
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==名(迷)台詞 ==
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;「ガガピー!」
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:最初はほとんどこれしか発声できなかった。まともに喋れるようになってからも口癖のように時々発する。演じる会沢氏による金切り声混じりの発声はある意味必聴。
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;「『イサミ、キミはまだ、人というものを分かっていないようだ』! ガガピー!」
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:第4話の[[次回予告]]より。次話のサブタイトルを読み上げているはずだが、この時点のルルは言語能力が未発達なのでサブタイトル部分が舌足らずを通り越して'''ろくに発音できていない。'''それは一緒に予告を担当したスミスも「ちゃんと伝わったかな…」と心配するものである。
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;スミス「食うか?カレー」<br/>「スミス?」<br/>スミス「スミスはいいから。カレーだよ。カリー」<br/>「カ…ルルィ」
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:第4話より。スミスが食べているカレーによだれを垂らしながら魅入るルル。ルルが「スミス」以外で初めて覚えた単語となった。そして一口貰ったカレーの味に感動し皿ごとがっつくのだが、いわば乳児にカレーを与えるようなものであり…。
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;「オ、オ……オロロロロロロ!!」
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:同上。固形物を食べさせてはいけないと注意されていたことをホノカ達が思い出すも時既に遅く、敢え無く嘔吐。かくしてゲロインになった。
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;「ちきゅーのへいわあぁ、これーがもぁるぅ!(地球の平和はこの俺が守る!)」<br/>スミス「Very good! huh?」<br/>「Very good!!」
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:第5話より。スミスに見せてもらった『機攻特警スパルガイザー』のVHSにのめり込むルル。スミス自身も「飲み込みは早いみたいだ」と驚くレベルで言語能力を身に着けていった。ただ、ここで学んだスパルガイザーの必殺技「ヒートビーム」が後々イサミに災いとなって降りかかる事に……。
 
<!-- ==スパロボシリーズの名(迷)台詞 == -->
 
<!-- ==スパロボシリーズの名(迷)台詞 == -->
  

2024年4月27日 (土) 07:37時点における最新版

ルル
外国語表記 LULU[1]
登場作品 勇気爆発バーンブレイバーン
声優 会沢紗弥
デザイン かも仮面(原案)
本村晃一(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
SRWでの分類 NPC
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プロフィール
種族 ルル(有機生命体型エネルギー装置)
性別
年齢 見た目は14~15歳
身長 150cm
所属 デスドライヴズ → ATF
所属部隊 ブレイブナイツ
好きな食べ物 カレー
嫌いな食べ物 炭酸飲料
テンプレートを表示

ルルは『勇気爆発バーンブレイバーン』の登場人物。

概要 [編集 | ソースを編集]

スペルビアが所持していたカプセル状の機械の中で眠っていた少女。スペルビアがブレイバーンによって倒された後、そのカプセルが海岸に打ち上げられ、倒れていた所をルイス・スミスによって保護された。それ以降、スミスに懐き片時も離れようとしないため、彼女の世話や監視はスミスに任せられる事になる。

当初は「ガガピー」という機械音のような言葉や、名付けの由来になった「ルル」と思しき言葉など意味の伝わらない言葉しか発せなかったが、スミスが愛好する特撮番組『機攻特警スパルガイザー』などで言語を学んでいき、急速に言語能力(語彙・発声)が発達していった。とはいえ、発達後でもまだ舌足らずの幼児のような状態であり、精神も未熟である。

見た目は10代半ばの少女で、手の甲に謎の機器が埋め込まれている事以外は地球人と何ら変わりは無いが、身体能力は非常に高く、プロの軍人でも取り押さえるのは困難なほど。一方で消化器官が未発達で、当初は食事にも難儀していた。

その正体はデスドライヴズが戦闘時等で真の能力を発揮する際に使用するエネルギー装置「ルル」のパーツであり、通常はカプセルの中に格納され、必要となれば有機生命体の持つエネルギーを瞬時に消費して利用するという、一種の生体電池(あるいはニトロ)のようなものである。デスドライヴズの塔には「ルル」の生成施設が存在しており、そこでは多数のルルがクローンのように量産されている。このため、「ルル」という名称は本来「個人の名前」ではなく「種族名」、より正確に言えば「装置の総称」である[2]。彼女はスペルビアの塔が破壊された際に持ち出した最後の個体で、使用されなかったことで生きたまま排出されたと思われる。だが、本来はエネルギーを使い切ったルルのカプセルは即座に排出され、彼女の身体はまるでミイラのような姿と化す。

登場作品と役柄 [編集 | ソースを編集]

単独作品 [編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。2024年4月のイベント「私のように熱く叫び、戦うのだ!」期間限定参戦。

人間関係 [編集 | ソースを編集]

ATF[編集 | ソースを編集]

ルイス・スミス
ルルを偶然発見し保護する。ルルが意識を取り戻した直後は一悶着あったが、以降は彼に懐くようになり、性格面も彼の影響を受けるようになる。
イサミ・アオ
当初は(主にルルのせいで)スミスと険悪になっていたイサミに対し敵意を露にしていたが、ボクシングでのスミスとの熱いやり取りを見てからは好感を持ち、スミスほどではないが懐くようになる。
それ以降はイサミも庇護対象として優しく接するようになる一方、懐く前後を問わず精神面と戦闘力がアンバランスなルルによってたびたび不憫な目に遭わされている。
ブレイバーン
ある意味でルルの名付け親(ブレイバーンの台詞参照)。語彙が不完全な頃に彼を「スミス」と呼んで困惑させる。
ヒビキ・リオウ、ミユ・カトウ
ルルの面倒を見ることもあり、気に掛けている。

デスドライヴズ [編集 | ソースを編集]

スペルビア
ルルの元の所有者。東京での戦闘でルルの返還をATFに要求したが、ルルに自我が芽生えている事に狼狽した。

CIA[編集 | ソースを編集]

ボブ・クレイブ
イサミに対し苛烈な拷問を行ったCIAエージェント。ルルに対しても尋問を行ったが、保護されたばかりでガガピーしか喋れない彼女相手には無茶な話であり、挙句、尋問に使う水ボトルの山を飲み尽くされ逆に心を折られた。

名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

「ガガピー!」
最初はほとんどこれしか発声できなかった。まともに喋れるようになってからも口癖のように時々発する。演じる会沢氏による金切り声混じりの発声はある意味必聴。
「『イサミ、キミはまだ、人というものを分かっていないようだ』! ガガピー!」
第4話の次回予告より。次話のサブタイトルを読み上げているはずだが、この時点のルルは言語能力が未発達なのでサブタイトル部分が舌足らずを通り越してろくに発音できていない。それは一緒に予告を担当したスミスも「ちゃんと伝わったかな…」と心配するものである。
スミス「食うか?カレー」
「スミス?」
スミス「スミスはいいから。カレーだよ。カリー」
「カ…ルルィ」
第4話より。スミスが食べているカレーによだれを垂らしながら魅入るルル。ルルが「スミス」以外で初めて覚えた単語となった。そして一口貰ったカレーの味に感動し皿ごとがっつくのだが、いわば乳児にカレーを与えるようなものであり…。
「オ、オ……オロロロロロロ!!」
同上。固形物を食べさせてはいけないと注意されていたことをホノカ達が思い出すも時既に遅く、敢え無く嘔吐。かくしてゲロインになった。
「ちきゅーのへいわあぁ、これーがもぁるぅ!(地球の平和はこの俺が守る!)」
スミス「Very good! huh?」
「Very good!!」
第5話より。スミスに見せてもらった『機攻特警スパルガイザー』のVHSにのめり込むルル。スミス自身も「飲み込みは早いみたいだ」と驚くレベルで言語能力を身に着けていった。ただ、ここで学んだスパルガイザーの必殺技「ヒートビーム」が後々イサミに災いとなって降りかかる事に……。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

M2 ブラスト・ライノス
オペレーション・アップライジングの際にスミス機に同乗。こっそりと忍び込んでいたものであり、スミスを驚かせた。
XM3 ライジング・オルトス
日米合同で極秘開発されていた複座型TS。一部の適合者にしか扱えない特殊な戦場脅威判定システムを搭載しており、そのシステムに適合した事から、スミスのコ・パイロットとして同乗した。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. メディコス・エンタテインメント総合公式X、「勇気爆発バーンブレイバーン」POP UP SHOP内商品より。
  2. また、ATF側が彼女を指して言う「ルル」と、デスドライヴズが装置(の一部)を指す「ルル」は発音が異なっており、作中でも区別として用いられる。