パイロットポイント
パイロットポイントは、スーパーロボット大戦シリーズのシステムのひとつ。
概要[編集 | ソースを編集]
『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』にて初採用されたパイロット育成用リソース。略称はPP。
敵機の撃墜によって経験値とは別に獲得でき、インターミッションや出撃準備のパイロット養成時にこれを消費して各種ステータスの更なる上昇や特殊技能の追加習得を行う。
強敵は獲得PPも高めのため、雑魚戦担当もボス止め担当もそこそこ貰えるが、削り役はどうしても少なめになる。「Zシリーズ」では歌システムの都合で撃墜できる敵が限られる熱気バサラへの救済措置として歌撤退時の取得PPが2倍になる。
なお『OG2』『第2次α』『第3次α』『OGs』『OG外伝』『Z』では熟練度(SRポイント)を獲得した際に、出撃していた全パイロットへPPボーナスが加算される。
『COMPACT3』ではマップクリア時にもターン数に応じて獲得することが可能で、出撃していたパイロットに振り分けることができる。クリアターンが早いほど多く獲得できる、とスキルコーディネイトシステムの方向性を引き継いでいる。
ゲームオーバー時には、そのシナリオで稼いだPPが全て無くなっていたが、『30』で引き継がれるようになった。
採用作品[編集 | ソースを編集]
採用作品では、必ずパイロット養成が実装されている。『Z』では過去作品と比べ、獲得・消費PPが共に5~10倍くらいインフレしている。
- 王道シリーズ
- OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- その他
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- スーパーロボット大戦MX
- スーパーロボット大戦30 - 後述のタックポイントの仕様を引き継ぎ、部隊内の全パイロットでポイントを共用する。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- リーンの翼
- パイロットポイントが2倍になる強化パーツ。ただし、「移動力-2、運動性-20、装甲-500」のマイナス効果もあるため、使い所が難しい。
- ランカのディスク
- 『第2次Z』におけるパイロットポイント倍増パーツ。リーンの翼のようなペナルティ効果はなし。
- シルバーエンブレム
- 『再世篇』より登場した「エンブレム」の一つ。獲得PPが『再世篇』では3倍、『時獄篇』では2倍となる。
- プラーナコンバーター
- 『第3次Z』に登場。気力150以上で獲得PPが2倍となる。
- ラーニング、戦技マニュアル
- 小隊システムが採用されたシリーズで、小隊員が小隊長と同値のパイロットポイント(と経験値)を得られる特殊技能および強化パーツ。
- ボーナスポイント
- 『D』『J』『W』でPPの代わりにパイロット養成で用いるポイント。1レベルアップで1獲得(『W』ではスキルパーツ消費でも獲得可能)。こちらはパイロットのパラメータのみ上げられる。略称はBP。
- 社長、サラリーマン
- 『第2次Z』でPPに関わる先天特殊技能として登場。前者は竹尾ワッ太専用で、出撃した場合に、他に出撃した全パイロットにPP+5(エースボーナスでさらに+5)。後者はシナリオクリア時、レベルアップ時、10機撃墜時にPP+3。ただしZシリーズでは同作以降、SRポイントを獲得してもPPを得ることはできない。
- サブオーダー(トレーニング)
- 『第2次Z』で登場。インターミッションで前マップに出撃してないパイロットの中から選択で数人に各PP20を与える。
- ボーナスPP
- 『第3次Z』のシステム「タッグコマンド」の一つ。使用直後の戦闘で獲得PPが2倍となる。
- タックポイント
- 『V』にてスキルプログラム制が採られた事に伴い、パイロットポイントに代わって採用されたポイント。TacPと略す。ここで挙げられているPP獲得に関わるものの一部もPPをTacPに置きかえる形で登場するが、TacPはパイロット単位ではなく部隊全体で一元管理される。また、ファクトリーで使用するリソースとしての役割も兼ねている。
- 『スーパーロボット大戦30』では全パイロット共用である仕様はそのままに、再びパイロットポイントの名称が採用されている。