日向アキト

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日向アキト
読み ひゅうがアキト
外国語表記 Hyuga Akito
登場作品

コードギアスシリーズ

声優 入野自由
柚木涼香(幼少時代)
デザイン CLAMP(原案)
木村貴宏(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
性別
生年月日 皇歴2000年7月4日
(革命歴211年収穫月16日)
年齢 17歳
身長 175cm
所属 ユーロピア共和国連合wZERO部隊)
役職 KMFパイロット
軍階級 少尉→中尉→大尉
好きな食べ物 ジェリービーンズ
嫌いな食べ物
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日向アキトは『コードギアス 亡国のアキト』の主人公

概要

E.U.軍の特殊部隊「wZERO」に所属するイレヴンのパイロット。寡黙で冷徹な性格。

生身・KMF戦共に非常に高い戦闘力を持ち、小火器でKMFを撃破せしめたり、アレクサンダを自在に操り単騎で多数のKMFを翻弄・殲滅するなど、その技量は、ナイトオブラウンズに比肩する実力者揃いと謳われるユーロ・ブリタニア四大騎士からも「化け物」と評された。一方で、基本的に戦いと任務以外のことには余り興味・関心を示さず、仲間とのやり取りも無愛想かつ事務的で協調性に欠ける。そのため、当初はwZERO部隊との面々とも反りが合わず、反感を持たれていた。

母親の不倫によって生まれたという不義の出自を持ち、過去の壮絶な体験による心の傷とその原因となった兄シン・ヒュウガ・シャイングギアスの後遺症によって、無意識の内に「死ぬため」に戦場を求めるという破滅的な行動に走っており、上記の他人との距離感や冷徹な立ち振る舞いもそれに起因するものであった。本来の性格はかつての兄に似ており、家族や仲間を大切にする思いやりの深い人格者である。

そして、戦いの中で交流を重ねる内に仲間たちとは打ち解け、特にレイラ・マルカルとは互いに惹かれ合う仲となる。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2016年2月のイベント「歴史の狭間で輝くモノ」期間限定参戦。アレクサンダのパイロット。
2017年11月の復刻参戦イベント「悲しみのない世界」ではアレクサンダ・リベルテが追加された。
スーパーロボット大戦DD
音声初収録。2章Part1より追加参戦。Part1ではアレクサンダ、Part7からはアレクサンダ・リベルテに搭乗。
Part7にて原作再現が終了した後は、レイラと共にディバイン・ドゥアーズの一員となり、正史では関わらなかった『R2』の戦いにも参戦する事になる。
キャラクター図鑑にはアレクサンダ搭乗時とリベルテ搭乗時でそれぞれ個別に登録される。リベルテ版は原作再現終了後のため、ネタバレも含めて記載される。

パイロットステータス

精神コマンド

X-Ω
集中覚醒
パイロットパーツ装備時
直感+、神速
DD
気合突撃熱血奇襲集中神速

特殊スキル

DD
ハンニバルの亡霊
気力130以上の時、攻撃力・照準値・運動性が上昇する。
闘争心(日向アキト)
攻撃力が増加する。ステージ開始時、気力が10上昇する(LV10で追加される)。
起死回生(日向アキト)
攻撃力・照準値が増加する。気力が120以上・15以上の時、ステージ中一度「熱血」(レベルが上がると「ひらめき」も追加)が発動する。
BRS適正
攻撃力が増加。気力上限が増加(他の効果とは重複せず、最も高い効果のみ有効)。
見切り(日向アキト)
照準値・運動性が増加する。

人間関係

レイラ・マルカル
wZERO司令にして直接の上司。後に恋仲となる。
香坂アヤノ佐山リョウ成瀬ユキヤ
wZEROのKMF戦闘部隊「ワイヴァン隊」のパイロットたち。当初は反目していたが、次第に打ち解けていく。
シン・ヒュウガ・シャイング(日向シン)
実の兄にして宿敵。ユーロ・ブリタニアのトップで、wZERO全体にとっても倒すべき首魁となる。
ピエル・アノウ
wZEROの前任司令官。独断でアレクサンダを特攻兵器に用いるという愚行を犯し、更迭された。
旅の老婆達
ワルシャワで出会った彼女達に世話を焼かれる。
ジュリアス・キングスレイ / ルルーシュ・ランペルージ
敵対関係にあり、彼の策に翻弄される。『DD』では記憶の戻ったルルーシュと共闘が実現。
カレンがレイラを含めたディバイン・ドゥアーズの指揮官達にゼロの正体を明かしたため、アキトもまた彼の素顔を知る一人となる。
また、彼に「俺にも兄弟がいた」と言葉をかけるため、事情を察した模様。

他作品との人間関係

オルドリン・ジヴォン
「双貌のオズ」の主人公。
『DD』にて共演。彼女と交戦した際にギアスの呪いが発動し、引き分けに持ち込む。
後にディバイン・ドゥアーズの一員となって再会した際、彼女を援護する事になる。
アレルヤ・ハプティズム
『DD』にて共演。実はある共通点があり、気遣われている。
テンカワ・アキト
『DD』にて共演。名前が同じ「アキト」同士。
単に名前が同じという以外にも、復讐の為に自ら孤独な戦いに身を置く彼の姿に思う所がある模様。
枢木スザク
「亡国のアキト」では関わりを持たなかったためこちらに記載。
『DD』では「黒の騎士団」と協力関係となった事で彼との対決が実現する。

名台詞

「クックックックッ……」
初登場時の台詞。E.U.軍ナルヴァ撤退戦を支援するための、特殊部隊「wZERO」のイレブンのみのアレクサンダに自爆ユニットを搭載し、特攻攻撃を強要されている場面で。
同僚のイレヴン兵が次々と自爆して落命していく地獄の中で、アキトは目を赤く光らせながら不適に笑っていた。
いきなり主人公が何らかのギアスを掛けられている事が判明するため、中々にインパクトがある。
「死ね!」
兄にかけられたギアスの影響でそれがアキトの戦闘力にも繋がる。かけられた当時は幼かった故に死という概念が理解できずに半端な状態でその効果が残り、死ぬために戦い相手を殺すという状態。
呪いで戦闘力が爆発的に向上するという点では同じだが、「生きろ」というギアスの呪いをかけられた枢木スザクと真逆。死を望みながらも死ねないスザクに対して、死ぬために戦い相手を殺すという意味でも真逆である。
「イレヴンは皆、刃物の使い手なのをご存じですか?お望みとあらば、此処で貴方の顔を斬り刻んで差し上げましょうか?」
第1章。三男ヨアンに絡まれるレイラを助けるために脅した。本人はその心得はない只のハッタリであるが、その冷たさが本気だと思わせた。
直後にE.U.市民がイレヴンは全て空手や剣術を使うという偏見に辟易している心境をレイラに告げた。幼い頃はレイラも一部の誇張を信じていたが、今は違うと不快感をあらわに訂正している。
「おめでたい人達だ。血統や財産を比べ合うなんて……でも、司令が嫌なら…私が消してあげましょうか?その世界を…」
上述の直後。レイラの身の上を聞き、祖先が革命で追放した貴族の血を財閥に取り入れようとするマルカル家ひいてはE.U.への侮蔑。シャンパングラスを掲げて不気味な笑みを浮かべるアキトをレイラは困惑して見つめていた。
アキト「やってみろ、仲間も死ぬ」
ユキヤ「僕がそんな脅しで止める甘ちゃんに見える?」
アキト「見えるね」
拘束されたリョウとアヤノを助けるため爆弾を巻き付けながら脅すユキヤに対して、些かの揺るぎもない声で逆に屈服させる。その心胆も然ることながら、取引とは常に失う側に不利なものだという確信もある。
「甘いな。軍はたとえ空爆してでもおまえたちを殺す」
逃げられるところまで逃げてやると啖呵を切るユキヤたちに対して告げる冷酷な現実。
「死ぬためだ」
仲間たちの亡霊に、守るべき家族も守るべき国もない、たった一人でなんのために生きていると問われて、兄によって刻まれた呪いともいえる相剋のレゾンデートル。
「戦場に出て、必ず死ぬと何故決めつける?俺は生きて帰ってきた。」
第2章。自分達を捨て石にするとい疑うユキヤへの問い返し。ユキヤは「仲間を盾にした」と疑うが、それに対してアキトは「着いてくればいい」と挑発する。
「ドローンを使い切るまでは、死なれると困りますので」
第2章。スロニムでの待ち伏せで自分から離れないようにと言いレイラ機の前に出て彼女に白い騎士を連想させ一瞬だけときめかせた後の台詞。これにレイラは小説版で本当に一瞬だけだったと憤慨させる。
「俺は一度死んだから……だから、今度は俺が必ずあいつを殺します。」
第2章。敵に兄がいることを知ったレイラはアキトに「兄弟ならわかり合える」と訴えるが、呪いに囚われたアキトは狂気の笑みを浮かべ、あまりに恐ろしい顔にレイラはただ黙るしかなかった。
「僕は、死ぬべきだった……」
「兄さんはもうダメだ…だから俺が……殺します。」
第3章。老婆達との別れる前夜の宴席を離れ、一人になった自分を追いかけてきたレイラに一族が滅びた日を語る。後に自分が不義の子だと知り、兄がそれ故自分を殺そうとしていると思い込んで自らの存在を否定するアキトをレイラは抱きしめて、出会えたことを感謝する。
その後、二人は仲間や老婆達に見守られながら二人だけで踊った。この頃から二人は互いに強く惹かれ合っていく。

搭乗機体

アレクサンダType-01(アキト機)
アノウの作戦で全滅したType-01の唯一の残存機を駆る。このため、Type-01自体が実質アキトの専用機となっている。ブレインレイドシステムの親機としても機能する。
アレクサンダ・リベルテ
上記機体の改修機。最終決戦で乗り込み、鬼神の如き奮戦を見せた。

余談

  • 『亡国のアキト』で監督を務めた赤根和樹氏は、「今回は全四章という短いスケジュールなので、キャラクターと役者さんが一緒に成長していくということはできないな」と判断し、本作のメインキャストはオーディションではなく制作側の指名によるものだったという[1]
    • 中でも主人公の日向アキトとヒロインのレイラ・マルカルは監督直々による指名で、アキト役の入野自由氏について「入野さんの声は、とてもクールな、世間を達観したような雰囲気を持っていると感じていた。もしかしたら入野さんは、普通の少年役という印象が強いのかもしれないが、僕としてはかなり自然な結論として、アキトを入野さんにお願いすることにした」とインタビューで語っている[1]

脚注

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