炎神レイアース

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炎神レイアース
読み えんしんレイアース
登場作品 魔法騎士レイアース
声優 田中秀幸
デザイン 山根理宏
初登場SRW スーパーロボット大戦T
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 魔神
所属 魔法騎士
パイロット 獅堂光
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炎神レイアースは『魔法騎士レイアース』の登場メカ。同作品の主役ロボット。

概要

獅堂光が火山の神殿で目覚めさせた炎の魔神。“炎”、“情熱”、“未来”を司る。

普段の姿は一本角を持つ炎の四足獣で、獅子か狼のように見える。魔神としての姿は金色の縁取りを持つ赤い鎧の騎士。左腕に先端に爪の生えた巨大な盾を所持し、後頭部からは髪の毛のように炎が噴き出ているのが特徴。

光に自らを纏うに相応しい証を示す試練を与え、光の友を想い、人々を想い、己を貫く心の強さを認めて力を貸す。

他の二体と違って翼は持たないが空を飛ぶ事も可能で、光の魔法を増幅して攻撃する事が出来る。攻撃力特化型。

作品タイトルの名の通り主人公機だが、物語の都合上本格的な活躍は第一章終盤と、ロボットアニメの主人公機として見た場合は登場はかなり遅い部類に入る。

合体魔神レイアース

魔法騎士達の心がひとつになった事で三体の魔神が融合・合体した姿。レイアースを基準に鎧の形状が変化し、海神セレス空神ウィンダムのものを合わせた二対四枚の翼とセレスの尻尾を持つ。

節目となる最終決戦にて現れ、第1部では魔神エメロードを光剣で倒し、第2部では人々の明日を願う想いから発現した「閃光の剣」でデボネアを倒し、セフィーロを真の意味で救った。

武装は上記の光剣と閃光の剣の他、三人で操縦しているため合体魔法「閃光の螺旋」を使用できる。

登場作品と操縦者

VXT三部作

スーパーロボット大戦T
初登場作品。参戦は他の魔神同様治安維持隊ルート第19話。
初期武装は少なめだが参戦の次・次々話で立て続けに武装追加が行われるため射程や火力に問題は無く、性能も改造による上昇値も悪くない部類。
だが移動後攻撃可能な武器が最弱威力の剣・高威力だが要気力かつ射程2止まりの炎の剣と、そのままだと動きにくい展開が多くなる。
またHP装甲は薄いと言われるゲッター以下[1]かつ盾を持っているのに盾装備がないためスーパー系と考えると打たれ弱さが目立つ。HP回復と、パイロットスキルの魔法騎士に気力依存の被ダメージ減少効果があるが頼り切るのも難しい。
その分運動性は高めかつサイズMではあるが光の精神コマンドに「集中」が無いため回避一辺倒という訳にもいかず、新規参戦作品の主役機の中ではかなりアクの強い部類に入る。
強制出撃の機会も多いため、魔法騎士の効果を上げる気力系のスキルや、長射程武器を活かせるヒット&アウェイ、ガード、見切りといったスキルの追加育成は怠らないようにしたい。
なお、他の魔神も共に魔法ユニットだがMPシステムはない為、通常通りENを消費する。
本来の姿はイベントCGとして描かれ、キャラクター事典には登録されない。シナリオでは台詞もあるが、音声収録は行われていないため戦闘時の掛け合いなどはない。
アルティメットグラヴィオンなどと同様、合体魔神レイアースは合体攻撃の演出でのみ登場する。

単独作品

スーパーロボット大戦30
最速参戦は他の魔神同様ミッション「異界の救世主」。それ以外でもレイアース系のイベントが入るいくつかのサイドミッション開始時に、それら全てをスルーしてもキーミッション「揺らぐ世界」で加入する。
今回は盾装備が追加された他、参戦時点から「紅い稲妻」「炎の剣」を使えるため序盤から活躍できる。
『T』同様にHP・装甲の薄さの割には運動性もそこまで高いレベルではないので、取り扱いはかなり丁寧に行う必要がある。カスタムボーナスを得る50%改造の段階でも全然足りないので、ダメージを誤魔化せるドライストレーガーの指揮範囲内で戦う事を意識したい。

装備・機能

武装・魔法・必殺武器

武装

光が持つエスクード製の剣と同じ形状をした剣。刀身に炎を纏わせる事も出来る。
搭乗者である光の剣道の技量を反映した、力強い一撃が印象的。

魔法

炎の矢
光の魔法を増幅して直線的な炎の奔流を放つ。
原作通り、「矢」の部分は雄叫びに近い詠唱であり、必聴もの。まさしく『裂帛(れっぱく)の気迫』といった風情の詠唱を堪能できる。
紅い稲妻
同じく光の魔法を増幅して紅の雷を放つ。
『T』では治安維持隊ルート第20話で追加される。

必殺技

炎の剣
剣の刀身に炎を纏わせて真っ二つに斬り裂く。
『T』では第21話で追加。トドメ演出は炎神レイアースのアップが映し出される。

合体攻撃

合体攻撃は全て合体魔神レイアースになって繰り出す。
閃光の螺旋
魔法騎士3人の魔力を合わせて放つ合体魔法。それぞれの魔力が螺旋を描きながら絡み合い敵を撃つ。
スパロボでの扱いは主に長射程・移動後使用不可タイプ。「突撃」を誰も習得しないため、サポーターや強化パーツで「突撃」を付与するか、Exアクションを使わないとなかなか撃てないことが多い。
『T』では第34話で追加。海神セレス空神ウィンダムとの合体攻撃だが、始動はレイアースからのみとなっている。その為、攻撃力はレイアースの改造段階だけを参照する。原作では分離状態でも使用したが、今作では合体魔神レイアースになった後で放つ。合体攻撃の常として3機揃えないと威力が落ちるが、気力上げの問題もあるため単体出撃で使ってもそれなりに有用。
『30』ではキーミッション「決戦のセフィーロ」で追加。セレス・ウィンダムからも始動できるようになったが、単体で出撃した場合改造が進むにつれて炎の剣との威力差が逆転する。
閃光の剣
セフィーロ全ての人々の想いを受けて発現した光剣で突き刺す。
演出は原作第3期OP[2]と最終話でデボネアにトドメを刺したシーンの再現。各カットは原作アニメの質感を完全に再現している他、デボネア相手だと突き刺す位置を合わせている点も芸も細かい。トドメ演出の際は光、海、風のうちの誰かがランダムで発言する。
『T』では第49話で追加。閃光の螺旋同様、レイアースからのみ始動できる。最大攻撃力は8900と、3機合体にしてまさかの5機合体のシャッフル同盟拳と同じ威力を誇る。あちらにはハイパーモードで威力+200&ドモンのエースボーナスで乗算補正1.1倍がつくが、こちらは魔法騎士による乗算補正が最大1.2倍付くので、突き詰めるとこちらのほうがより強力。
またレイアースからしか撃てない代わりに短射程ながらP属性なのでExアクションなしでも使いやすいのが利点。単機運用でも他のスーパー系ユニットの最強攻撃と同じぐらいの攻撃力になるので、十分実用していける。
『30』ではキーミッション「ハート to ハート」で追加。こちらは相変わらずレイアースからのみ始動可能。最大威力や魔法騎士の乗算効果も同様だが、本作にはより強力な機体が出てきており、相対的に性能は埋もれがち。

特殊能力

HP回復(小)
EN回復(小~中)
『T』では閃光の螺旋追加後に、『30』ではセレス、ウィンダムに氷の刃、碧の旋風の追加と同時に中に強化される。
対精神攻撃
『T』のみ。
盾装備
左腕を覆う巨大な盾。
『T』では装備していなかったが『30』で追加された。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

カスタムボーナス

最大EN+50、移動力+1。光の出撃時のSPが最大値の25%プラスされる
レイアース、セレス、ウィンダムで共通の内容。

名台詞

「我が名はレイアース…。長い時を越え、この炎の神殿で魔法騎士が来るのを待ち続ける伝説の魔神…」
炎の神殿にて召喚された光と対面した際に発した一言。
『T』でも治安維持ルート第19話「目覚める伝説」において発言する。

スパロボシリーズの名台詞

VTX三部作

「光…」
「今、この世界は何者かの意思によって歪められている…! それを打ち破るため、私を呼ぶんだ!」
『T』ボーナスシナリオ「呪いのスーパーデフォルメ」シナリオデモより。ちびキャラと化してしまい狼狽する光に対し、自分の力を使うよう語り掛けた。
「事実だ」
「だが忘れるな、光。力はそれを使う者の想いによってその在り方が決まる」
魔神(マシン)魔神(まじん)…。それが何を守り、何を生み出すかはその力を振るう者の意志で決まる」
『T』第52話でDr.ヘルから明かされたINFINITYの真の姿とその圧倒的な力を見せ付けられ、混乱気味であった光にそれらが紛れもない事実であることを伝えると同時に、彼女を諭すように語り掛けた。
通常ルートの場合はこの一言により、ある人物が闘志を燃やすことへ繋がる。

機体BGM

「ゆずれない願い」
初代OP曲。『T』『30』で採用。『T』限定版・『30』DLCでは原曲となる。
「光と影を抱きしめたまま」
3rdOP曲。『T』限定版・『30』DLCで採用。
『T』『30』のいずれも閃光の剣&願い解禁イベントと同時に設定が自動的にこちらに切り替わる。

関連機体

海神セレス空神ウィンダム
同じ伝説の魔神。
魔神レクサス
OVA版での同一存在。「レイアース」の名は合体後に譲った。「レクサス」は初期設定での名前でもある。

余談

  • 本作で数少ない自動車を由来に持たない存在であり、名前は英語で「光」と「大地」を意味する単語で組み上げたもの。
    • ちなみに、初期案及びOVA版の「レクサス」はトヨタの高級車ブランドが由来である。
    • レクサスからレイアースに変更された理由は不明だが「魔神名をレクサスにすると作品名までレクサスになり、トヨタ社と一戦交える危険性がある為(つまり、商標の関係)」とする説がある。
  • 『T』では『レイアース』と大きく絡む『聖戦士ダンバイン』勢だが、ヴェルビンのカットインにも採用されている『ダンバイン』最終決戦におけるショウの突撃の構えは「閃光(ひかり)の剣」の構えとほぼ同じ構図となっている。今作における多くのクロスオーバーもあり、偶然とはいえ中々に興味深い。

脚注

  1. ただし、『T』の真ゲッター1のHP・装甲はスーパー系としては平均程度はある。
  2. 光、海、風の全裸カットイン、もとい変身シーンの部分。