ギャバン
ギャバン | |
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登場作品 | 宇宙刑事ギャバン |
俳優 | 大葉健二 |
デザイン | 村上克司(コンバットスーツデザイン) |
別名 | 一条寺 烈 |
種族 | バード星人と地球人のハーフ |
性別 | 男 |
所属 | 銀河連邦警察 |
役職 | 宇宙刑事 |
概要
銀河連邦警察に所属する宇宙刑事の一人。元々地球担当の宇宙刑事だったボイサーと、地球人女性の一条寺民子との間に生まれた。4歳の頃に母を地球に残し、宇宙刑事としての訓練を受けるために父と共に宇宙へ旅立つ。
その後、ボイサー同様に銀河連邦警察の捜査官となるが、彼が地球での任務中に失踪した為、その後任として地球に派遣され、地球を狙う宇宙犯罪組織マクーとの死闘を繰り広げていく。行方不明になった父の捜索も彼の任務で、その父に対する思慕の念は非常に強く、人知れず激情を滾らせる事も有った。
「ギャバン」とはバード星人としての本名で、地球では母の苗字から「一条寺 烈(いちじょうじ・れつ)」を名乗り、身分を隠してアバロン乗馬クラブで働いている[1][2]。
子供好きでノリの良く明るい性格であり、ひょうきんな振る舞いで周囲の人物を元気付ける一方、マクーの悪事には敢然と立ち向かう正義漢。しかし、パートナーのミミーら周囲の人物から借金をしたり[3]女心を理解できない等、情けない一面も見られる二枚目半な性格でもある。
また、後輩の宇宙刑事たちとは違い物語開始時点で相応のキャリアを積んでおり、戦闘中にもちょっとした「遊び心」に走る余裕すら見せる。
宇宙刑事ギャバン
変身システム『蒸着』により、戦闘強化服コンバットスーツを身に付けた姿。
コンバットスーツとは銀河連邦警察所属の宇宙刑事に支給されるもので、ギャバンが使用するものは特殊金属「グラニュウム合金」で作られており、メインカラーは銀色。「ターボプロテクター」という異名を持つ。
動力は内蔵された「バードニウムエナジー」。また太陽エネルギー吸収装置も(なぜか股間部分に)設けられている。
宇宙服としての機能も持ち、宇宙空間は勿論魔空空間のような異次元空間内での活動も可能となる。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初スパロボ参戦。大葉氏によるボイスも収録されている。
関連作品
- スーパーヒーロー作戦
- 関連作品を含めれば初の参戦作品。早い段階でパーティキャラとなり、ラストバトルまで同行する。
- 戦闘中は常に蒸着後の姿となる。
- スーパーヒーロー作戦 スペシャルディスク(予約特典)
- 彼が初登場するシナリオの体験版が収録されている。
- スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望
- スーパー特撮大戦2001
- 他の多くのヒーロー達同様、気力が溜まることで変身が可能となる。彼ら宇宙刑事は仮面ライダー同様、変身前の能力は経験値によるレベルアップで、変身後の能力は資金による改造で強化される。
- また、魔空空間などの特殊バトルフィールド内で行動の制限を受けず活動出来る数少ないユニットである事も特徴のひとつ。
装備・機能
以下はコンバットスーツのもの。
武装・必殺武器
武装
- レーザーZビーム
- 指先から放つ強力な破壊光線。
- シルバービーム
- 同じく指先から放つ破壊光線。作中ではレーザーZビームとの違いは不明瞭であったが、書籍によれば「威力で劣る代わりに即射性で勝る」との事。
- それでも再生ベム怪獣を3体同時に撃破していた。
- レーザーブレード
- コンバットスーツの左腕に内蔵されている剣で、両拳を合わせることで出現させる。普段は金属製の剣だが、エネルギーを注入すると発光し、触れた者を瞬時に感電させる。
- コム長官曰く「気力・体力は勿論、精神を極限まで絞り込まないと使いこなせない武器」。
- ギャバンバリヤー
- 体の前面に光の壁を作り出し、攻撃を弾き返す防御技。
- レーザースコープ
- スーツのゴーグル部に内蔵されている装置で、透明化した敵を見破る。
必殺技
- ディメンションボンバー
- 両腕を伸ばして空中を飛び、パンチを浴びせる技。
- スパイラルキック
- 飛び蹴り技。
- ギャバンダイナミック
- 発光させたレーザーブレードで敵を脳天から真っ二つにする必殺技。
人間関係
TVシリーズ
- ボイサー
- 父親。父ボイサーの消息を追う事も目的の一つ。
- 一条寺民子
- 母親。地球でボイサーとギャバンの帰りを待っていたが既に病死。自身の偽名は彼女の姓から取られている。
- ミミー
- パートナー。ギャバンに好意を持つ。
- コム長官
- 銀河連邦警察最高責任者であり、父ボイサーの親友。
- 伊賀電 / シャリバン
- 銀河連邦警察の後輩。『ギャバン』終盤において共闘し、次回作『宇宙刑事シャリバン』においても彼をサポートする。
- 沢村大 / シャイダー
- 銀河連邦警察の後輩だが、ゲーム作品以外で直接顔を合わせたのは『3人の宇宙刑事ギャバン シャリバン シャイダー大集合!!』だけである。[4]
- アラン
- ギャバン同様「ベテラン」の部類に入る宇宙刑事。
- 作中では変身する事はなかったが、LDボックス同梱の解説書に拠れば、「設定上はコンバットスーツや戦闘マシンを所有している」との事。
- 大山小次郎
- 歴代宇宙刑事との親交を持つ地球人。彼からは「烈ちゃん(れっちゃん)」と呼ばれている。
- ドン・ホラー
- 宇宙犯罪組織マクーの首領。結果的にギャバン個人にとっても「怨敵」と化した。
派生作品
- 十文字撃 / ギャバンtypeG
- ギャバンの名を継ぐ二代目。『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』にて共演。コンバットスーツも大部分が共通している。
- キャプテン・マーベラス / ゴーカイレッド
- 海賊戦隊ゴーカイジャーのレッド。烈は幼少期の彼を救った事が有り、『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』にて再会した。
- 曙四郎 / バトルケニア、青梅大五郎 / デンジブルー
- それぞれ『バトルフィーバーJ』『電子戦隊デンジマン』の登場戦士であり、大葉氏が演じた人物。映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』にて共演。なお、烈より彼らの方が先輩戦士という事もあってか敬語で話している。
他作品との人間関係
メタルヒーローシリーズ
- 剣流星 / メタルダー
- メタルヒーローシリーズにおける「後輩」。『スーパーヒーロー作戦』で共演。
- 造り手である古賀博士の形見を手渡し「博士は遠い所に行ってしまった」と告げる。
仮面ライダーシリーズ
- 一文字隼人 / 仮面ライダー2号
- 『スーパー特撮大戦2001』では周囲へ後輩(シャリバン)が出来た事を報告し喜ぶも、本郷猛(仮面ライダー1号)が生死不明の状況でイラついていた一文字から理不尽な怒りをぶつけられ、反省する。
ウルトラマンシリーズ
- ハヤタ・シン / 初代ウルトラマン
- 『スーパーヒーロー作戦』にて共演。彼がガイアセイバーズの隊長を務める事に、烈は不満を漏らす。
- また、同作で地球を訪れたのは、ウルトラマンの調査も兼ねていた。
バンプレストオリジナル
- ユーゼス・ゴッツォ
- 『スーパーヒーロー作戦』では相棒だったが、後に袂を分かつ。
- 迫水タクマ / 融機鋼ルシファード
- 『スーパー特撮大戦2001』のメタル系主人公。物語冒頭、ギャバンは戦闘船団国家ナガーの幹部である彼と交戦し、地球へと墜落させる。
名台詞
- 「蒸着!」
「宇宙刑事、ギャバン!!」 - 変身時に叫ぶ決め台詞。
- なお、変身バンクは上記の台詞を放ったと同時にスーツとなったギャバンが映し出された後、「宇宙刑事ギャバンがコンバットスーツを蒸着するタイムは、わずか0.05秒に過ぎない! では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!」と、ナレーションが掛かって宇宙刑事ギャバンへの変身の詳細が描かれている。
- 「行くぞ!!」
- 怪人戦におけるクライマックス時、レーザーブレードを発光させた後、両眼を光らせこう叫ぶ。
- 「ギャバン…ダイナミック!!」
- 必殺技「ギャバン・ダイナミック」を放つ際の決め台詞。
迷台詞
- 「な~んだ! そういう訳だったのか! 長官、一思いに結婚させてやりますか!」
- 第17話より。コム長官から「ミミーが恋をした」と聞かされて。この後「それは乱暴すぎる」との返答に「じゃあ別れさせるんですね?」と両極端な意見を吐く。
搭乗・関連機体
- 超次元光速機ドルギラン
- 活動拠点となる超光速宇宙船。上部のギラン円盤と下部の「ドルユニット」で構成されている。
- 『スーパーヒーロー作戦』ではガイアセイバーズの初期の母艦として活躍する。
- 『スーパー特撮大戦2001』では、ギャバン自身の(SRWでいうところの)『変形』した姿という扱いで登場。
- 電子星獣ドル
- ギラン円盤から分離したドルユニットが変形したもので、青い龍型のロボット。戦闘時にはドルの頭上に乗って指令を出す。
- 『スーパー特撮大戦2001』では物語冒頭で損傷するため使用できない。
- サイバリアン
- ドルギラン内部に格納されている赤い専用マシン。形状はサイドカーに近いが、側車に人を載せる事はできない。
- 高次元戦闘車ギャビオン
- 専用宇宙戦車。内部に乗り込むのではなく機体上部に立って使用する。
- スクーパー
- 専用ドリルタンク。ギャビオンに搭載されている。
余談
- ネーミングの由来はフランスの映画俳優「ジャン・ギャバン」に因んだものだが、元ネタが「Gabin」であるのに対し本作では「GAVAN」と綴りを変えている。
- コンバットスーツの「メタルヒーロー」の名に相応しい煌びやかかつスタイリッシュなデザインは現在でも高い人気を誇り、米国の映画『ロボコップ』の主人公「ロボコップ」のデザインに引用されている程。
- その『ロボコップ』のロボット刑事設定は、メタルヒーローシリーズ第8作目『機動刑事ジバン』の制作に大きな影響を与えた。
- 漫画『ケロロ軍曹』の登場人物・宇宙探偵556(コゴロー)の元ネタでもある。一例としてコゴローの普段着は一条寺烈そのものである。
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