銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
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- 2013年4月4日 ~ 9月19日(TOKYO MX) 全24話
- 2016年7月7日 ~ 9月29日 (BS11)「マジェスティックアワー」と称して第25話を加えた全25話を放送
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦X-Ω(2016年)
概要
謎の勢力「ウルガル」と、遺伝子操作により生み出された少年少女たちの戦いを描いた作品。キャッチコピーは、「ザンネンだっていいじゃない」。
「ゴジラシリーズ」などの配給元である映画会社「東宝」の本格的なアニメ参入作品第1号である。これまでアニメのCG制作を行ってきたオレンジの初元請制作作品でありメカアクションの大部分を担っている。Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2013メカデザイン賞受賞。
漫画雑誌『月刊ヒーローズ』の創刊当初から漫画版が連載されており、アニメ版に登場人物がカメオ出演する等リンクした内容になっている。
2016年11月には劇場用作品『劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子』が公開。これに合わせて行われた再放送「マジェスティックアワー」において、新作エピソードとなる第25話が制作・放映された。劇場版に登場する新キャラクター及び新機体に焦点が当てられており、第17話~第24話に当たる時期をチーム・フォーンの視点から描いている。
ストーリー
地球暦2110年。地球への攻撃を開始した謎の勢力「ウルガル」に対抗するため、全地球防衛軍GDFは、遺伝子操作で宇宙に適応できる人類を作り出す「MJP計画」により産まれた5人の少年少女「チームラビッツ」を戦闘デバイス「アッシュ」で出撃させる。「ザンネン5(ファイブ)」と呼ばれるほどに落ちこぼれ扱いを受けていたチームラビッツだったが、時間稼ぎをするだけで良かったこの初任務でウルガルを撤退させるという成果を挙げ、その後も様々に任務に赴いていく。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
MJP機関
- ヒタチ・イズル
- チームラビッツのリーダー。レッドファイブのパイロット。漫画を描くのが趣味だがあまり面白くない、ザンネンリーダー。
- アサギ・トシカズ
- ブルーワンのパイロット。プレッシャーに弱く胃薬が手放せない、悩めるザンネンイケメン。
- クギミヤ・ケイ
- パープルツーのパイロット。超甘党で、他人が食べると卒倒するほどの激甘な菓子を作るのが趣味の、ザンネンパティシエ。
- イリエ・タマキ
- ローズスリーのパイロット。惚れっぽく、イケメンを見るとすぐに告白しては振られている、天然系恋愛ザンネン。
- スルガ・アタル
- ゴールドフォーのパイロット。記憶力に優れるが蘊蓄を語りだすと止まらない、おしゃべりザンネンスナイパー。
- クロキ・アンジュ
- ブラックシックスのパイロットでチームラビッツ追加メンバー。アッシュ搭乗時には性格が豹変し罵詈雑言を吐きまくる、人格ザンネンルーキー。
- シモン・ガトゥ
- MJP機関の司令官。
- スズカゼ・リン
- 戦艦ゴディニオンの艦長。
汎銀河統一帝国ウルガル
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
MJP・GDF
- レッドファイブ
- イズル専用機。指揮汎用型。HEPキャノンによる全領域に対応した戦闘を得意とする。
- ブルーワン
- アサギ専用機。汎用全戦域対応型。
- パープルツー
- ケイ専用機。広域戦術警戒管制型。
- ローズスリー
- タマキ専用機。高機動遊撃型。
- ゴールドフォー
- スルガ専用機。超遠距離支援砲撃型。
- ブラックシックス
- アンジュ専用機。次世代汎用型。
- ゴディニオン
- チームラビッツの母艦となる大型戦艦。
ウルガル
- プレエグゼス専用 機動兵器 (ジアート機)
- ジアート専用機。
- レガトゥス専用 機動兵器
用語
- 新宇宙暦(GC)
- 本作の世界における元号。
- MJP機関(Military Junior Pre-academy)
- 宇宙での生存に適した人類を生み出すための機関。マスコミはこの略称からチームラビッツを指す用語「マジェスティックプリンス」を連想し、使用している。
- アッシュ(AHSMB)
- 対ウルガル用戦闘デバイス。パイロットのDNAを登録したシステム「ジュリア・システム」を搭載しており、これによりパイロットとシステムがリンクすることで真価が発揮される。
- スターローズ
- 地球の衛星軌道上に存在する宇宙ステーション。その名の通りバラのような形状をしている。
- グランツェーレ都市学園
- MJP機関の養成施設で、地球校は日本の北海道・富良野に存在する。
- 全地球防衛軍GDF
- 国連から発展して結成された軍事組織で、GDFは「GLOBAL DEFENSE FORCE」の略。
- 汎銀河統一帝国ウルガル
- 地球侵略を行っている異星文明国家。軍事・技術力はGDFよりも遥かに優れている。
- ゲート
- ウルガルが地球圏侵攻のため、太陽系内に設置した巨大ワープ装置。
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「私は想像する」(第2話 - 第12話)
- 作詞・作曲:石川智晶/編曲:Zeling works/歌:昆夏美
- 第1話・第19話・第24話では挿入歌として使用された。
- 「PROMPT」(第13話 - 第23話、第25話)
- 作詞:オノダヒロユキ/作曲:古代祐三/編曲:宮永治郎 /歌:昆夏美
- エンディングテーマ
-
- 「サヨナラっていう」(第1話 - 第12話)
- 作詞・作曲・編曲・歌/石川智晶
- 「アリガトウ。タダイマ。」(第13話 - 第15話、第17話、第18話、第23話、第25話)
- 作詞:オノダヒロユキ/作曲:伊藤賢治/編曲:梅堀淳/歌:クギミヤ・ケイ(日笠陽子)、イリエ・タマキ(井口裕香)
- 第14話ではケイの、第15話・第18話ではタマキのソロVer.を使用。
- 「僕たちは生きている」(第16話、第21話、第22話)
- 作詞・作曲・編曲:大隅知宇/歌:ヒタチ・イズル(相葉裕樹)、アサギ・トシカズ(浅沼晋太郎)、スルガ・アタル(池田純矢)
- 「Respect Me」(第19話)
- 作詞・作曲:石川智晶/編曲:西田マサラ/歌:石川智晶
- 「心はひとつじゃない」(第20話)
- 作詞:松本一起/作曲・編曲:上倉紀行/歌:昆夏美
- 挿入歌
-
- 「ココロ」(第6話)
- 作詞・作曲:石川智晶/編曲:Zeling works/歌:昆夏美
- 「その逆」(第24話)
- 作詞・作曲:石川智晶/編曲:土屋学/歌:石川智晶
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初参戦作品。2016年11月開催のイベント「僕らのヒーロー」限定の参戦、劇場版公開を記念しての期間限定参戦となる。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 | 再現スパロボ |
---|---|---|---|---|
第一章「新兵たち」 | ||||
#001 | 出撃 | |||
#002 | ヒーロー誕生 | |||
#003 | 奇襲 | |||
#004 | 喪失 | |||
#005 | 小惑星基地潜入作戦 | |||
#006 | 卒業 | |||
第二章「絆」 | ||||
#007 | 欲望の牙城 | |||
#008 | ケレス大戦 | |||
#009 | 開示 | |||
#010 | 狩るもの、狩られるもの | |||
#011 | オペレーション・アレス | |||
#012 | シークレットミッション | |||
第三章「激闘」 | ||||
#013 | 孤高のエース | |||
#014 | アッシュの影 | |||
#015 | ヴェスタ防衛 | |||
#016 | 君のヒーロー | |||
#017 | 都市学園防衛戦(前篇) | |||
#018 | 都市学園防衛戦(後篇) | |||
第四章「輝〈ひかり〉」 | ||||
#019 | ディープリーコン | |||
#020 | 宿命の遺伝子 | |||
#021 | 決戦前夜 | |||
#022 | オペレーション・ヘヴンズゲート | |||
#023 | アーレア・ヤクタ・エスト | |||
#024 | 宇宙に散る花 | |||
- | ||||
#025 | 未来への翼 |
主要スタッフ
- 原作
- 創通、フィールズ
- 制作
- 動画工房(第1話~第24話)、セブン・アークス・ピクチャーズ(第25話)、オレンジ
- 監督
- 元永慶太郎
- キャラクターデザイン
- 平井久司
- メカニックデザイン
- 谷裕司(MJP)、森木靖泰(GDF)、渡辺浩二(ウルガル)
- 音楽
- 渡辺俊幸
余談
- スパロボファンには御馴染みの声優・杉田智和氏がテレビアニメ放送当時から本作の大ファンと答えており、劇場版及び第25話において新登場するスギタ役を演じている。
- 同じ名前の役を演じることについて、「名字が杉田で本当に良かった。これ程感謝した瞬間はない」とコメントしている。
- 監督の元永慶太郎氏はスギタ教官の登場に関して「(杉田氏が)いろんなところで作品について語ってくれたことへのお礼」とコメントしている。[1]。
- チームラビッツ初期メンバー「タマキ」「スルガ」「ケイ」「アサギ」「イズル」の頭文字を繋げると「タスケアイ(助け合い)」になる。
- 本作のファンは「(チームラビッツを見守る)保護者」と呼ばれている。
- 制作者側も認知しているようで、第25話放映時の特別番組でタマキ役の井口氏が、視聴者を指して「保護者の皆さんに~」と発言している。
- 漫画版の掲載紙がヒーローを題材にしていることもあってか、チームラビッツは特撮ヒーロー番組の『スーパー戦隊シリーズ』を意識しているのではないか、とみなす視聴者が多い[2]。
- イズル役の相葉氏とスルガ役の池田氏は俳優活動を主体としており、『スーパー戦隊シリーズ』に戦隊メンバーとしてレギュラー出演していた。
脚注
- ↑ http://news.mynavi.jp/news/2016/11/03/198/
- ↑ 「色分けされた5人チーム」「リーダーが赤」「途中で追加メンバーが加入」など。