ロザリー

提供: スーパーロボット大戦Wiki
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ロザリー
外国語表記 Rosalie
登場作品 クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
声優 石原夏織
デザイン 小野早香
種族 地球人(ノーマ)
性別
年齢 17歳
髪色 オレンジ
髪型 外ハネ付きのショートカット
瞳の色
パーソナルカラー 黄色
所属 アルゼナル
役職 パラメイル第一中隊軽砲兵
趣味 ウィンドウショッピング
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概要

アルゼナル第一中隊の隊員。メイルライダーとしての実力が低いことを自覚しており、ゾーラを始めとする実力者に取り入る事で生き延びてきた。

ガサツかつ短気で口が悪い上に、強気に見えて小心者。(相手側に原因があったとはいえ)アンジュに陰湿な嫌がらせをして悉く返り討ちに遭ったり、金へのがめつさからギャンブルに手を出して大損している等小物臭さが目立ち、一見すると良いところが1つもないようだが、幼い頃より共に過ごしてきたヒルダクリスの事は本心から大切に思っており、戦闘でもヒルダ達の支援役には適している。

アルゼナルがミスルギ皇国からの襲撃を受けた後は、帰る場所を失った自分達のこれから先について不安を感じながらも、新米のメイルライダーであるメアリー、マリカ、ノンナの三人の教官を務める等、仲間想いで面倒見の良い面も見せるようになるが、彼女達は自分よりもヴィヴィアンの方を慕っている等、どこか報われない部分もあった。一方、死んだと思っていたクリスが生還し、エンブリヲの手先として立ちはだかって来る事には怒りを見せつつも、完全に憎しみを向ける事は出来ず悩んでいたが、それが仇となる形で、自身を心配して加勢して来たマリカがクリスの搭乗するテオドーラに撃墜されて戦死してしまい、より亀裂が深刻化してしまう事になった。

しかし、クリスがいないとダメであるという自分の気持ちと向き合った結果、ラスト・リベルタスではヒルダと共にクリスを懸命に説得。ターニャイルマの二人がエンブリヲに使い捨てにされた光景を見たクリスが完全に自暴自棄になってしまっても、最後まで彼女を見捨てようとせず、身を挺して助けた結果、ようやく和解する事が出来た。

全てが終わった後、ロザリーもまた様々な経験を経て人間的な成長を果たし、死んでいった者達の墓の前で涙を流すその姿に、かつてのガサツな面影は無かった。

第一中隊のメンバーは劇中で脱走、ワープ、寝返りなど様々な事情で一度はアルゼナルから離れている人物が大半だが、ロザリーは最後まで一度もアルゼナル側から離脱せず、更に搭乗機が変わらなかった唯一の人物である。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦V
初登場作品。声優の石原夏織氏は本作で初出演。設定を反映してか能力は低め。乗機の性能もパッとしないため支援役が適任か。精神コマンドが耐久型なことやガードも修得していることからいっそのこと壁役に育てるのもありかもしれない。クロスオーバーでは、アスラン・ザラに一目惚れして、以降は「アスラン様」と呼び慕っているのが目立つ。
ヒルダの脱走に対しては、戸惑うばかりだった原作とは異なり、気遣いながらもクリス同様、明確に怒りを向けるが直ぐに和解する。

パイロットステータス

精神コマンド

V
ド根性不屈気合必中友情熱血
耐久型のラインナップで、ド根性不屈気合は多くの戦いを生き残ってきたしぶとさを表し、友情熱血は友への想いを現している。

特殊技能(特殊スキル)

V
メイルライダー底力L6、闘争心L1、ガードL1

エースボーナス

獲得資金1.2倍。
V』で採用。金にガメついロザリーらしいボーナス。金に関するセリフばかりか、まるでどっかの借金持ちのようである。メイルライダー技能と重複することで撃墜時の獲得資金が2.4倍に跳ね上がる。金を稼ぎたければ早い内に修得しておきたい。

人間関係

アルゼナル

ヒルダ
幼少期からの幼馴染であり、よく一緒につるんでいる。クリスと違いヒルダが脱走した際はそのことを咎めることはせずむしろ脱走を企てた本当の理由を知りたがっていた。
クリス
同じく幼少期からの幼馴染であり親友。そのためか、彼女がエンブリヲ側へ裏切った事に嫌悪感を抱いていた。
ゾーラ
お姉さまと呼び慕っていた。
アンジュ
当初はゾーラを死なせた事と撃墜スコアを伸ばしていった事でヒルダ、クリスらと共に敵意を向けていたが、ビッグホーンドラゴンを撃退し多額の報酬を得た事によりある程度和解する。
メアリー、マリカ、ノンナ
後に彼女たちの教官となる。SRW未登場。

他作品との人間関係

アスラン・ザラ
V』において、「いい男」とクリス共々一目惚れし、「アスラン様」と呼んで慕っている。クリスが敵対し悩んだ際も彼に励まされ、最後までクリスを見捨てない決意に至らせている。
如月千歳
アンジュと和解した後も、暫くは折り合いが悪かった。

名(迷)台詞

クリス「新しいの…買う?」
「そんな金ねえよ!」
4話。嫌がらせをするもあえなく返り討ちにされスーツを破られてしまったため、縫っている最中の会話。彼女の懐事情が垣間見える。
「て! てめぇ、何しやがん…」
同話。水を下剤入りの物へ変えるもすぐにバレ、口移しで飲まされる。直後、トイレに駆け込むのであった。
「こ、こんなの履いてんの!? と、とんだアバズレじゃねぇか、あの女! 廊下に張り出してやろうぜ! これで生き恥かかせてやる! 」
同話。懲りずに嫌がらせを行おうとシャワー中のアンジュの下着を漁るが…その下着はアンジュではなくエルシャの物であり、あえなくお仕置きにあうのであった。
「いい加減にしろこの銭ゲバ!てめえが報酬独り占めしているせいで、こっちはおまんまの食い上げだ!」
7話。アンジュが独断専行で無双、大物ドラゴンを狩られてしまった事に苛立ち、食ってかかる。
「ええと、この金があるうちは…いい、かな…」
同話。アンジュの機転もあり多額の報酬を得た事で(半ばなし崩しではあるが)アンジュと和解する。
「そこだぁ!抜けーっ!トンコツインパクトォ!」
「溜めろ!末脚を溜めるんだ!アタシのキャッシュを307.2倍に増やせるのはお前しかいないっ!」
8話。マーメイドフェスタにて競馬ならぬ競豚に興じるロザリー。…ちなみに末脚というのは競馬用語でゴール前での馬の伸び脚のこと。一般的にゴール前で鋭く伸びる馬を末脚の切れる馬。その逆にゴール前での粘りに欠ける馬を末脚が甘い馬、という風に表現する。オッズ的に大穴に突っ込んでいるあたり、分の悪い賭けは嫌いじゃないタイプなんだろうか。…分が悪すぎる気もするが。
「ヒルダが何考えてんのか分かんねぇのは昔からだろ?ほっときゃそのうち元に戻るさ…」
「うわぁぁぁ!何差されてんだよぉ!トンコツインパクトォォ!」
同話。ヒルダがフェスタに来ないことを気にするクリスに対して。…直後、あえなく賭けに敗れたようで馬券ならぬ豚券を盛大にばらまく。差しというのも同じく競馬用語。ゴール直前でペースを上げ、最後で一気に抜いて逆転するという馬に対して使われる。
前のシーンと合わせて、このシーンのロザリーはまるでダメなギャンブラーそのものであった。
「なあ、どうして脱走なんてしたんだよ?」
「何で相談してくれなかったんだよ…アタシら、友達だろ?」
10話。反省房のヒルダを見舞った際に。しかしヒルダはその気遣いを突っぱねる。ヒルダはアルゼナルでは数少ない肉親の記憶を持つノーマであり、母親への想いから脱走に至ったので実の母親を知らないロザリーが仮に彼女から相談されてもどうしようもなかっただろう。
「ンな呑気な事言ってる場合かよ!?出撃が無ければ稼ぎも無いんだぞ!?…ったく、脱走姉妹のおかげでいい迷惑だよ…!」
クリス「二度と出て来るな…!」
「う、そ、ソウデスネ…」
11話。すき焼きを食べながら第一中隊がバックアップに回されたことに対して「5人じゃ戦闘どころじゃないものね」と言ったエルシャに対して皮肉交じりに反論するも、脱走姉妹の下りに反応したクリスの毒づきにあてられ思わず縮こまる。ヒルダを憎み切れていないことが伺えるシーン。
「待ってろクリス、今助けてやるからな!」
クリス「うん…ありがと…ロザ…」
「クリ…ス…?」
「畜生…てめえら全員ブッ殺すッ!!」
13話。襲撃を受けたアルゼナルから出撃するも、出撃の際に生き残っていた兵士からの銃撃でクリスが撃たれてしまう。ロザリーは救援に向かおうと通信を入れるも、直後にハウザーのエンジンが大破、クリスは乗機諸共落下していった。
その光景を見たロザリーは激昂。友人を殺された怒りをピレスロイドに向ける。
「うわあっ!ドラゴン女!?」
17話ラスト。崩壊したアルゼナルでアンジュ達と再会した時にヴィヴィアンに向けての第一声。詳しい事情を知らないとはいえあんまりである。
「じょ、冗談だろ!?あいつらは今まで、沢山の仲間を殺してきたバケモンなんだぞ!?ドラゴンと協力!?…ありえねえっつーの!」
18話。アウローラ艦内にて「ドラゴンと協力する」案を出したアンジュに対して。アウラの民の事情を知らないのと焔龍號の襲撃で多くの仲間を失って間もない状況だったので、この反応もある意味当然か。
「…好きなんだ、アンジュの事」
「分かるよ、長い付き合いだもんなぁ…アタシも一緒だからさ」
「ふふっ、アタシも…クリスが居ないとダメみたい。あいつ、いつもビビっててさ…アタシが守ってやんなくちゃなって思ってたのにさ…」
「アタシなんていなくても、全然強くて…全然平気で…なのにアタシは、相変わらずヘタレでさ…クリスが居ないとダメなのは、アタシの方だったんだよなあ…!」
20話。ヒルダのベッドに潜り込みながら。ヒルダはクリスへの想いを吐露するロザリーの手を取り、「取り戻そうぜ、アンジュも、クリスも」と激励する。ロザリーは力強く頷き、決意を新たにした。
彼女が序盤の頃とは考えられないくらい精神的にも大きく成長していること、クリスへの友情が紛れもなく本物であったことが伺えるシーン。…しかし。
「待ってくれクリス!なんで…なんでアタシ達が殺し合わなきゃいけないんだよ!?」
クリス「人の事見殺しにしておいて…」
「あの時は!助けに行きたくても行けなかったんだ!」
クリス「助ける価値も無いから…でしょ」
21話。ミスルギ皇国上空にてクリスのテオドーラと交戦するヒルダ達。ロザリーは必死にクリスを説得しようと試みるが、エンブリヲを妄信しているクリスは聞く耳を持たない。
「マリカ…マリカァァァーッ!!」
「クリスッ…てめぇぇぇぇぇっ!!」
同話。待機命令を無視し、ヒルダたちの撤退を援護するため飛び込んできたマリカのグレイブだが、テオドーラが投げたラツィーエルが直撃。マリカは帰らぬ人となってしまう…。
最後の一線を越え、あざ笑うクリスにロザリーは激昂。パトロクロスを展開し怒りのままにテオドーラに斬りかかろうとするが、焔龍號の援護によって遮られた。
「…アタシ、ドラゴンと一緒に行く。何だってやるよ、クリスをブッ殺せるなら…!」
「やらなくちゃ…やらなくちゃ、駄目だろ…。マリカの為にも…!」
「なんで…なんで…こんな事になっちまったんだろうな…教えてくれよヒルダ…!アタシ、バカだから分かんねえよ…!クリスの事、ずっと友達だと思ってたのにっ…!」
22話。ミスルギ皇国から離脱できたはいいものの、アンジュの奪還は果たせず、それどころか新兵のマリカまで犠牲になってしまった。
ロザリーは自分に言い聞かせるように「マリカの仇を討つため、クリスを討つ」と強がるが、心の底では割り切れず、嗚咽を漏らしてしまう。ヒルダはそんなロザリーを慰めるように寄り添うのだった。
「マリカが浮かばれねえんだよ…お前を殺さないとッ!」
24話。再び激突する三者。後輩だったマリカの敵討ちとばかりに必死に食らいつくロザリーだが、クリスは「殺される方が悪いんでしょ!」とバッサリ切り捨てる。
「そうだよ!言わなきゃ分かんないんだよ!アタシ、バカなんだからぁッ!」
同話。エンブリヲに切り捨てられ、自暴自棄に陥ったクリス。自分の心までぐちゃぐちゃにして暴れ狂うクリスに、ロザリーは捨て身の説得を試みる。
クリス「は、離して!落ちてる…」
「いいよ。一緒に死んでやる!アタシは、アンタがいなくちゃダメなんだ…!」
クリス「ロザリー…」
「アンタが好きなんだよ…!クリス!」
クリス「あたしの事、見捨てたくせに…」
「見捨ててねえッ!信じてくれよ、クリス!アタシがアンタの事見捨てる訳ねえだろ!アタシたちだけじゃねーか!アンタの胸のサイズも、弱い所も、ヘソクリの隠し場所も全部知ってるのは!」
クリス「ロザ…リー…」
「もう一回信じてくれよ!もう一回、友達になってくれよ!クリス…!!」
同話。捨て身の覚悟でグレイブを乗り捨て、単身テオドーラのコックピットからクリスを抱きかかえたまま落下するロザリー。後輩を殺され、それでも親友として憎み切れなかった彼女が取った行動は心中同然の状況での説得…いや、告白であった。ロザリー最大の見せ場と呼べるシーンである。

次回予告

クリス「ロザリー、予告だよ」
「やっと愚痴れるぜ!下剤飲まされるわ、おっさんゼリフばっかだわ、扱い悪過ぎなんだよ!」
クリス「私死にかけた」
「ロザクリの出番もっと増やせ!」
クリス「クリロザ。ロザクリじゃなくて」
「え?アッハイ…」
19話予告にて。どうやらクリスが攻めの様子。
ロザリーが予告内で触れている「おっさんゼリフ」は古い時代の言葉が多いため、演じた石原夏織氏は意味が分からずネットを使って調べたという。それを踏まえた発言でもある。
メタメタしいのはクロスアンジュの予告ではいつもの事である。
「死んじまったぞタスクとモモカ!」
ヒルダ「これからあの二人の代わりをしなくちゃねぇ…んじゃーあたしタスク役ぅ」
「アタシがメイドぉ?げ、元気出してくださいアンジュリーゼ様ぁ~」
ヒルダ「うわぁ不謹慎」
「アンタが言うな」
21話予告にて。前話の予告でタスクが「俺達が死ぬわけ無いよね!」と言った傍からこれである。さり気なくヒルダが真っ先にタスク役を確保しているが、よっぽどアンジュの股間にダイブしたいのだろうか…。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

「もうやめろ!全員でアルゼナルに帰るんだよ!」
『V』。クリスを始めとしたダイヤモンドローズ騎士団相手の特殊戦闘台詞。文章では解りづらいが、かなり悲壮感のあるイントネーションとなっている。
「痛くもかゆくもねえな、ダイコン騎士団!」
『V』。ダイヤモンドローズ騎士団相手の特殊戦闘台詞(回避時)。原作と違い、サリアが名乗ったためどうやらアンジュの略称(?)が浸透した様子。
「クリスを弄んだツケ、たっぷり払わせてやる!」
『V』。エンブリヲ相手の特殊戦闘台詞。
(い、いい男…)
(こんな男がいるなんて…)
『V』第15話アンジュ捜索ルート「孤島の出会い」に於けるアスランとの初対面時より。女ばかりのアルゼナルの環境で育った為か、男に慣れていなかったロザリーは、彼を一目見ただけで、クリス共々ノックアウト状態に…。
「くっそぉぉぉっ!!何なんだよ、これは!?」
『V』第35話より。アルゼナルの仲間、何よりクリスと戦う事になった事態に苛立たしげに叫び声を挙げる。
「スパロボと言えば、中断メッセージ! 待ってたぜ、この日を!」
「あたし、出演できたらやろうと思ってた事、一杯あるんだよ! どれをしよっかな、何をやろうかな! あれも捨てがたいけど、やっぱりあっちを…」
中断メッセージ「ロザリーとクリスからの挨拶」より。例によってメタ全開の台詞であり、この日のためにとネタを大量に考えていたのだが…。
「う、嘘だろ! あたしが全力で仕込んだネタはどうなるんだよ!?」
「あーっ! シメのセリフまで取られた~!」
長すぎたせいで時間が来てしまい、結局不発に終わった。しかも〆もクリスに取られてしまうのであった…。

搭乗機体

グレイブ ロザリー・カスタム
中距離支援用に連装砲を装備している。