ジェイアーク

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ジェイアーク(J-Ark)

三重連太陽系紫の星」で発生した機界31原種に対抗すべく、「赤の星」にて開発されたジェイアーク級・超弩級万能戦艦機界31原種31体と同じ31隻が建造された。火力・防御能力は元より様々な環境にも耐え得ることが可能な万能戦艦の名に相応しい戦艦。生体コンピュータであるトモロ(トモロ0117)により運用・制御され、メガフュージュンするソルダート師団(ソルダートJ)、生体兵器アルマ(戒道幾巳)の3名が揃うことでジェイアークは運用される。

長距離移動はES兵器により展開されるESウインドウを使ってのワープを行う。主砲塔と第一艦橋は戦闘艇「ジェイバード」として分離可能であり、ジェイバードが更に人型に「スタンダップ」する事でジェイダーとなる。ジェイダーは単体の人型兵器としても利用され、ジェイアークやキングジェイダーに比べると火力は低いが高機動性に優れる。残されたジェイキャリアはジェイダーのサブフライトシステムとしても運用できる(ジェイライダーモード)。そして、より戦闘に優れた人型形態キングジェイダーへとメガフュージョンすることにより更なる戦闘能力を発揮することができる。

ブリッジはアルマが座すための玉座が設置されており、それを見下ろすようにパイプオルガンの金管のような形の指揮台がある。殆どの場合この指揮台にJが立って指揮を行なっており、指揮台の上部に取り込まれるような形でフュージョンを行なう。同じ赤の星製の戦艦であるピア・デケム・ピークも同じ形態のブリッジを持つ。アルマは戦闘時には第二艦橋(キングジェイダーのふくらはぎ)に移動する。三角形の通路には慣性重力が発生し水槽もある。歩行移動には全く適さない形状だが、飛行を主な移動手段とすることを想定していると推測される。

完成したジェイアークはあらゆるレベルで最高性能を誇ったが、31隻からなる艦隊は起動直前に原種の侵攻に遭い、その性能を発揮することなく赤の星と共に機界昇華される。残された1隻が赤子の状態のアルマ一体を乗せて地球に逃れ日本の阿蘇山に墜落、暫く息を潜めることとなる。しかし原種の尖兵、ゾンダーがに侵攻。戦いが大詰めになり、己の使命に目覚めた戒道幾巳がゾンダー化されたピッツァペンチノンを浄解し本来の姿を取り戻させ、阿蘇山で眠っていたジェイアークを蘇らせた。

かくして、本来の使命を果たさぬまま朽ちていくはずだった決戦兵器は、青の星においてソルダートJ、トモロ、アルマという全ての要素が揃ったことで復活を遂げ、原種との戦いへ赴くこととなった。

GGGとは別行動を取りながらも時には共闘し、元凶であるゾンダークリスタルを収集。最終的には木星の高エネルギー体ザ・パワーと融合したZマスターを同じく融合して対消滅、31原種を倒す本来の役目を終えたかに見えた…。

しかし、実際にはザ・パワーとの反発エネルギーで宇宙の果てに跳ばされており、そこでJ達は宇宙全体が収縮していることに気づき、現象の中心へと向かう。そこで三重連太陽系のセーフティプログラム・ソール11遊星主と戦うものの、捕縛され残された戒道はGGGと協力し捕縛されたジェイアークとJを救出。ピア・デケムとの戦いの果て最後は遊星主を消滅させ、ES空間へと脱出。満身創痍のジェイアークは残されたESミサイル2基に2人の少年を載せES空間から脱出させ、白き箱舟はその役目を終えた。

本来ならば光を取り込み物質精製を行なう光子変換翼により、ミサイル類などは艦内で生成する能力を持つのだが、FINALでは戦闘と機能停止、そして光子変換翼をピア・デケムとの戦いで折られた上光子の少ない異空間への航行と連続したため、ミサイルの製造が間に合わなかった。 戦闘中にはエネルギーや物質精製能力の殆どを戦闘方面に費やされるが、非戦闘時であれば艦体の自己修復も可能であり、太陽近縁やマグマ内部などの場所では修復速度は更に上がる。港を持たず単独で恒星間航行や戦闘を行なう戦艦としてまさに万能戦艦の名にふさわしいと言える。

登場作品と操縦者

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
スポット参戦で、正式参戦は43話より。マップ兵器のESミサイルの効果範囲はキングジェイダーより上。合体攻撃の為にセットで小隊編成するバルキリー隊との相性は抜群である。コストの折り合い、移動タイプの合致、『バルキリーのパイロットには加速を覚える者がいない』という点などから見ても、有効だといえる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦W
マップ兵器はなくなったがES爆雷による分身回避能力が追加され、ただでさえ頑丈なのに更に生存能力が増している。母艦としての他ユニット搭載機能などはないが、他の戦艦に搭載できない。
スーパーロボット大戦BX
マップ兵器も分身も無くなり、武装が反中間子砲のみになる大幅なオミットを受ける。今作では非常に珍しい全属性軽減特殊装甲かつ超大型機体であるため、凄まじいまでの装甲強度を誇り、ボスクラスともタイマンで撃ち合えるレベル。しかしジェネレイティングアーマーが発動する度にENを喰うため、ステージ序盤にはジェイアークで突っ込んでいき弾数制の反中間子砲で反撃しながら気力を溜め、ボス相手にはキングジェイダーに変形して必殺技を撃ち込むのが有効か。
今回の敵AIの仕様から、戦場にジェイアークがいると敵がジェイアークに群がってくるため、反撃しているだけで撃墜数がどんどん増える。

単独作品

スパロボ学園
ユニットデータとしての参戦。高いHPに加えて、強力な防御能力であるジェネレイティングアーマー、回避能力のES爆雷と揃っているため非常に打たれ強く、キングジェイダーへの変形で地形変換も可能。さらに精神コマンドJトモロ戒道ルネの4人のコマンドが使用できるため継戦能力も高い。今作における強力なユニットの一角として挙げられるだろう。

装備・機能

武装・必殺武器

三連装無限ミサイルランチャー
威力に関しては反中間子砲やメーザー砲に比べると劣り、敵に対する攻撃というよりも弾幕を張って敵攻撃への牽制、防御に使用されることが多い。
撃ち出すミサイルは艦内で生成しており、弾数は本当にほぼ無限であるようである(流石に装填射出速度には限度がある)SRW未実装。
二連装対地レーザー砲
対空レーザー砲
ES爆雷
着弾地点にESウインドウを作りだす爆雷。
ESミサイル
ESウインドウを通ることで全方位攻撃可能なミサイル。スパロボでは着弾指定型マップ兵器。本編では異空間を一端経由して任意の通常空間に出現するという性能上、障害物やバリアを素通しして攻撃するほか、出現時間までのラグを使った時間差攻撃や死角からの攻撃、はたまたソルダートJやアルマがミサイルに乗って建物内の敵眼前に出現・特攻を掛け不意を打つなど、作中多様な使われ方をした。
反中間子砲
2連装のが4門。最大出力時は原種核さえ破壊してしまうため、普段は威力を抑えている。
ジェイクォース
艦首に装備された対原種用兵器。ジュエルエネルギーを纏った火の鳥であり、原種核をピンポイントで採取することが可能。弱点は一機につき一門しか装備されていないため連射ができない点。ただし、手元にジェイクォースがある状態なら何回でも連発可能。スパロボではジェイアーク形態のままだと発射不可になっている。
ジェイダー・プラズマソード
艦橋部分にソルダートJがフュージョンしジェイダーとなって分離、腕のプラズマソードで攻撃する。ゲーム中はこれ以外で分離できない。

特殊能力

ジェネレイティングアーマー
Jジュエルから機体表面に発するエネルギーフィールド
ES爆雷
機体直下にES爆雷を投下。ESウインドウ内に身を隠し攻撃を回避する。分身と同効果。
変形
キングジェイダーへとメガフュージョンする。
ザ・パワー

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

2L(LL)

機体BGM

「美しき光の翼」

名場面

さらばGGG
GGGベイタワーが破壊され、ガオガイガー原種により満身創痍になったその時、阿蘇山の火口から白亜の戦艦が飛び立ち駆けつけた。

関連機体

ジェイバトラー
トモロとJジュエルを失った状態で発見されたもう一隻のジェイアーク級超弩級戦艦。ソルダートJ-019共々ゾンダーの戦力となっている。
ピア・デケム・ピット
ジェイアーク級の雛形に当たる超弩級空母。こちらも本来の主の期待通りの働きをしているのだが、ジェイアークの一行とは既に道を違えていた。

余談

ジェイアークの装備でよく誤解されているが光子エネルギー変換翼はジェイアークにとってはあくまでラジエーターであり、ジェイアークの持つ物質生成・自動修復機能にとって光子変換翼は補助的なものである。 実際光子のほぼ存在しないヴォイドにおいても自動修復装置は機能しており、ジェイアークが変形を行う際などに発生する余剰エネルギーを光に変換して放出するのが主な役割(変形バンクで放出する光線がそれ)光を取り込んだ方がより効率よく物質生成できる、というもの。

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