冥王計画ゼオライマー

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概要

原作は漫画家・ちみもりをによる同名のSFロボット・アダルトコミックで、「レモンピープル」誌に1983年から1984年にかけて連載された。ちなみに「冥王計画」と書いて「プロジェクト」と読む。
作者が高屋良樹と言う新ペンネームで『強殖装甲ガイバー』の連載を始めたこともあって、物語は中途で止まっていたが、2004年と2007年に自ら筆を執って完結させた。このとき律儀にも旧ペンネームの「ちみもりを」で執筆している。

スパロボに登場しているのは、本作から18禁要素をほぼ排除し、キーパーソンである秋津マサト氷室美久、それに天のゼオライマー等の設定のみを流用して製作されたOVA作品(非18禁)の方である。本作は「18禁コミックが原作のOVA」「平野俊弘氏が監督を務めた」という点で『戦え!! イクサー1』と共通している。

現在は原作漫画版の続編にあたる『冥王計画ゼオライマーΩ(オメガ)』(作画:ワタリユウ)が「comicリュウ」誌にて連載されている。なお、成人向け雑誌ではないのにも関わらず、ヒロインは前作より酷い目にあっている

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ラスト・ガーディアン

鉄甲龍

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ラスト・ガーディアン

鉄甲龍

用語

鉄甲龍
八卦ロボ
鉄甲龍で開発された8体のスーパーロボット天のゼオライマーもこの中の1体。
八卦衆
八卦ロボのパイロット。
ラスト・ガーディアン
日本政府が富士の樹海の地下に建設した秘密基地。沖功が責任者を務める。
次元連結システム
ゼオライマーの強さの秘密。

楽曲

ED主題歌
「紅のロンリネス」(1~3話)
作詞:水谷啓二 / 作曲:馬場孝幸 / 編曲:石田勝範 / 歌:山形ユキオ
「I LOVE YOU 愛してる」(4話)
作詞:水谷啓二 / 作曲:馬場孝幸 / 編曲:石田勝範 / 歌:山形ユキオ
劇中BGM
「覚醒、ゼオライマー」
『J』『MX』で採用。
「ゼオライマー、暁に出撃す」
『J』『MX』で採用。

登場作と扱われ方

原作の話数が少ない事もあってか、全話が再現される機会が多い。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
隠し要素でグレートゼオライマーが初登場。

単独作品

スーパーロボット大戦MX
初参戦作品。本作がゲームに登場するのも初。
スパロボ学園
前作『J』から戦闘アニメを流用していることから、グレートゼオライマーの登場を期待する声も多かったが、天のゼオライマーのみの参戦となった。ゆえに他の八卦ロボも登場しない。

各話リスト

これまで再現を漏らした作品はない(スパロボ学園を除く)ので「再現スパロボ」の列は省く。上記の「登場作と扱われ方」も参照のこと。

話数 サブタイトル 登場メカ 備考
PROJECT I -決別- 天のゼオライマー
風のランスター
PROJECT II -疑惑- 水のガロウィン
火のブライスト
PROJECT III -覚醒- 月のローズセラヴィー
PROJECT IV -終焉- 地のディノディロス
山のバーストン
雷のオムザック
ED変更

主要スタッフ

制作
AIC
監督
平野俊弘
脚本
會川昇
キャラクターデザイン
菊池道隆(現:麻宮騎亜)
メカニックデザイン
森木靖泰
音楽
川村栄二

余談

  • 平野氏は「自分が監督をすることになったのは原作者自身の指名だったが、1話が完成した時点でクレームがついた」といういささかギクシャクした関係があったことを明かしている。
  • 初参戦の『MX』での参戦作品発表の際、原作者であるちみもりを(=高屋良樹)氏には連絡が行き届いていなかった。その事に不満を持った彼は、当時ガイバーを連載していた少年エースの作者コメントで不満を漏らしており、その後スパロボ開発陣から謝罪代わりに試作版のMXのソフトをもらった事をやはりエースの作者コメントで発言していた、それ以降は特に関連した発言は無い為問題は解消しているものと思われる。
  • ちみもりを氏の原作版『冥王計画ゼオライマー』及びその続編『冥王計画ゼオライマーΩ』でのゼオライマーのスペルはZeoraymerであり、OVA版設定でのスペルZeorymerとは異なっている。
  • スパロボユーザーの中には天のゼオライマーを単にゼオライマーと呼称したり、原作版の主人公をマサトと呼称表記あるいは原作版の黒幕である「若槻魔沙鬼」をマサキと呼称表記したりするケースが多いが、OVA版と原作漫画版の設定を混同するため、当wikiの表記のように「天のゼオライマー」と表記したり該当キャラの名前を混同しにくい苗字で表記したりする事が望ましい。

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