アンジェロ・ザウパー

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アンジェロ・ザウパー(Angelo Sauper)

フル・フロンタル親衛隊隊長を務める袖付きのMSパイロット。フロンタルを心酔しており、常に彼の傍らに仕えている。

パイロットとして確かな能力と実力を持っている反面、極めて傲慢な性格上に、目的の為ならば平然と非道な手段をとる等、精神面は非常に幼い傾向がある。ジオン公国軍の残党軍を「戦争屋」呼ばわりし、敵ごと巻き添えにして攻撃を行う等、フロンタル親衛隊以外のジオン軍人の事は、もはや仲間とすら見なしていない節さえある。更には民間人を盾にしてオットー・ミタスに友軍艦への攻撃を共用した事から、自身達の事を「軍人」ではなく「テロリスト」であると断じられる事になっている。

幼少時はサイド3の都市グローブに住んでいたが、一年戦争終結後、占領政策への不満から暴徒と化した連邦兵によって父親を殺され、母親も精神が崩壊してしまう。その後母親は再婚するが、義父となった人物の目的はアンジェロに暴行を加えることであり、母親が自殺するに至って家から脱走、スラム街に堕ちるという壮絶な経験をしている。自暴自棄になっていたところをフロンタルに拾われたこともあってか、彼を心酔するようになった。その為、ニュータイプとして彼の興味の対象となっているバナージ・リンクスに対しては、初対面より異常なまでの敵愾心を抱いている。

そのあまりに壮絶な生い立ちとマリーダジンネマンのようにストーリーに大きく関わる訳でもないからか、OVA版では過去の描写はほとんど描かれていない。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品。フロンタルの腰巾着のような印象で、手ごわいと思いきや案外そうでもない。何故なら、ニュータイプでも強化人間でもないからである。雑魚と比べて少しばかり時間をかける程度でいつの間にか倒せてしまう。原作でも後半まではさほどの見せ場が無いのでその再現と言えなくもない。……ただし、それを補うためか乗機の命中補正がかなり高めになっているので油断は禁物である。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

精神コマンド

特殊技能

人間関係

フル・フロンタル
彼の親衛隊長を務める。フロンタルにとっても腹心的存在。彼に絶望的な状況から救われた事で、個人的にも心酔している。
ミネバ・ラオ・ザビ(オードリー・バーン)
彼女から「危険な男」と評される。フロンタルと思想的に相容れない人物であることから、アンジェロ側も良い感情を抱いてはいない。
バナージ・リンクス
フロンタルに興味を持たれていることから激しい嫉妬心を燃やす。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

ギュネイ・ガス
第3次Zではネオ・ジオンでの同僚だが、ことある度に罵り合うなど相性は最悪といってもいい。

リアル系

スーパー系

シモン
中の人が同じ。彼に対する特殊台詞が存在する。

名台詞

「撃ってしまった…大佐の戦場を汚してしまった…私に…私に撃たせたなぁ!!!」
「では貴様はどうなのだ!武力がすべて悪だというのならガンダムを使った貴様も同罪だ!貴様のせいで我々も貴重な兵を失った…たとえ流れ弾だろうが、貴様が撃ったことに変わりはない!」
「奪わせない、汚させない!おまえは"染み"だ、真っ白なシーツを汚す染み!消えてしまえ!」

迷台詞

「た、大佐の信号がこんなに複数……!?」
「大佐……大佐がいっぱい……あぁ……」
『真・ガンダム無双』より。

スパロボシリーズの名台詞

搭乗機体

アンジェロ専用ギラ・ドーガ
PS3版ゲームに登場した彼専用のギラ・ドーガ。大型プロペラント・タンクとランゲ・ブルーノ砲を装備した重武装仕様となっている。
アンジェロ専用ギラ・ズール
専用機。バックパックはランゲ・ブルーノ砲・改と接続された重装型に換装されている。カラーリングは紫。
クラーケ・ズール
漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』と漫画『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』に登場。ネオ・ジオン残党軍が技術試験用に開発した試作MS。後述のローゼン・ズールへの機種転換を円滑に行うために搭乗していたらしい。
ローゼン・ズール
原作後半にて搭乗した専用機。
レロ・ズール
2011年度のエイプリルフールネタで登場したアンジェロ専用機。ズールシリーズの下半身にザクレロの頭部が接合されているという凄まじい外見で、全高もアンジェロより若干高い程度、つまりどう見ても2メートル前後という突っ込みどころ満載の機体。SRW未登場…というか明らかに出てはいけない。

余談