旋風寺舞人

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旋風寺舞人
外国語表記 Maito Senpuuji
登場作品 勇者特急マイトガイン
声優 檜山修之
デザイン 石田敦子
種族 地球人日本人
性別
誕生日 昭和109年8月24日
年齢 15歳→16歳(第29話より)
身長 160cm
体重 50kg
血液型 O型
所属 旋風寺コンツェルン・勇者特急隊
役職 旋風寺コンツェルン総帥
勇者特急隊隊長
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概要

勇者特急マイトガイン』の主人公

高校生でありながら、旋風寺コンツェルンの総帥にして勇者特急隊の隊長を務めるマイトガインパイロット。「嵐を呼ぶ旋風児」「嵐を呼ぶナイスガイ」等、複数のキャッチフレーズを持つ。

両親を謎の事故で亡くした後、父・旋風寺旭の遺志を受け継ぎ、「勇者特急隊」を作り上げた。トドメを刺す時には、敵の悪行に対する口上を述べてから倒す事が多い。ブレス型のダイヤグラマーは、特急隊との通信やマイトガインの合体に用いられる。

容姿端麗・文武両道・頭脳明晰・強い正義感。少々、気障なところもあるが、ヒーローと呼ぶに相応しい人物。その一方、本当に好きな子に対しては、シャイな性格という人間味もある。ヒーローらしく、バイクにも乗るが、愛用のバイクはスクーター。

自分の正義を非常に強く信じているが、戦闘による被害や事後処理には無頓着で、総帥としての能力は高いが、余り仕事熱心でないのが玉に瑕。

世間一般には勇者特急隊隊長が誰なのかは不明であり、一般人で知っているのはサリーなど極一部のみ。ちなみにそのサリーは周りに人がいる状況で、しょっちゅうマイトガインに向かって舞人の名前を呼んでいるが、意外な事にバレる様子はない。

ちなみに戦闘服は同一のデザインだが、私服は毎週デザインの異なった物を着ている(「作画の都合で私服もいつも同じ」という多くの他作品の方が、本来はおかしいのだが)。貧乏で服が1着しかない雷張ジョーと見事に対比になっている。

登場作品

単独作品

スーパーロボット大戦V
初登場作品。序盤から登場し、シナリオにも良く絡む。
初期登乗機のマイトガインはパッとしない平凡な性能のスーパー系だが、舞人自身は最初から「幸運」を所持し、社長技能によってマップクリア時にTacP50を入手(エースボーナスで2倍になる)と序盤から自軍部隊の財政を支える重要なキャラクターである。最後に覚える「勇気」に反応したプレイヤーは多いだろう。

パイロットステータス設定の傾向

能力

精神コマンド

V
幸運根性直感鉄壁気合勇気

特殊技能(特殊スキル)

V
社長ヒーローL6、底力L6、サイズ差補正無視L2

固有エースボーナス

特殊スキル『社長』の追加Tacpが2倍
『V』で採用。

人間関係

吉永サリー
ヒロイン。舞人と運命的な出会いをし、惹かれ合って行く。
ガイン
舞人とは親友のような間柄で、マイトガインに合体後は舞人のサポートにあたる。
トライボンバーバトルボンバー)、ガードダイバーマイトガンナー
勇者特急隊の仲間たち。
ウォルフガングカトリーヌ・ビトンホイ・コウ・ロウショーグン・ミフネ
(何度やられても懲りない、)犯罪者たち。
チャーリー
愛犬。舞人と同い年であるため、かなりの老犬である。
浜田満彦
幼馴染。
青木桂一郎
執事であり、同時に父親のような存在。
松原いずみ
秘書。
雷張ジョー
永遠のライバル
小沢昭一郎
ヌーベルトキオシティの警部。煙たがられているところはあるものの頼りにもされている。
旋風寺旭
父親。勇者特急隊は元々彼が設立計画を進めていたが、列車事故に見せかけ暗殺される。
旋風寺ルリ子
母親。夫共々列車事故に見せかけ暗殺される。
旋風寺裕次郎
祖父。息子夫婦を早くに亡くした為、孫の舞人の事は非常に可愛がっている。

他作品との人間関係

破嵐万丈
V』では師弟関係を結んでいる。互いに大富豪でロボット乗りという共通点も存在する。
剣鉄也
V』ではマイトガインの操縦訓練の指導を行った縁から師弟関係を結んでいる。
テンカワ・アキト
V』で、彼の存在に希望を見出して万丈と共に度々関わっていく。まさにフィクションから現れたような舞人の英雄性はアキトにとって眩いほどに輝く光に映るようだ。

名台詞

「レェェェッツ! マァァァイトガァァァイン!!」
マイトガインおよびグレートマイトガイン合体コール。グレートマイトガインの場合は更にガインの「グレェェェト・ダーッシュ!」と続く。『V』ではDVE
高松信司監督によると、コン・バトラーVの合体コール「レッツ・コンバイン」が元ネタとのこと。また「Let's 舞人が IN」というダジャレでもあるらしい。
「そう…その通り!」
敵に「あれが噂のマイトガインなのか!?」等と問われた時のお決まりの台詞。この後にその時乗っている機体の名乗り口上へと続く。『V』ではこちらもDVE。
の翼に勇気を込めて、回せ正義の大車輪! 勇者特急マイトカイザー、ご期待通りにただ今到着!」
マイトカイザーを変形合体させた際の名乗り口上。
ちなみに、『勇者特急マイトガイン』が参戦した作品である『スーパーロボット大戦V』のCMでは、旋風寺舞人が「定刻どおりにただ今到着!」と締めている。
「正義の力が嵐を呼ぶぜ」
次回予告での決め台詞。
余談だが、舞人役の檜山修之氏は本作の後に制作された特撮作品『仮面ライダーフォーゼ』でナレーションを担当したが、登場ライダーの一人である仮面ライダーメテオの強化形態のメテオストームは「俺の運命(さだめ)は嵐を呼ぶぜ」と『マイトガイン』を意識したかのような決め台詞を持つ。
「たく、何を考えているんだあの女。ついていけないぜ」
第8話より。カトリーヌ・ビトンが納豆工場を襲う理由――ビトンお抱えのシェフが落とした納豆を踏んで盛大に転び、踏んだ納豆が顔面に落下して大恥をかいたから――を聞いて。コレにはマイトガインも舞人に同意せざるを得なかった。
「『じゃが』も『おさつ』もないの! 悪いことをしたら素直に謝るんだ!」
第19話より。保護していた少年剣士・清丸が旋風寺邸を抜け出し、さらには追っ手から逃げるためとはいえ、トラックを暴走。ガインと共に止めた後、「じゃが(だが)……」と言い訳する彼に対しての説教。
シリアスなシーンだが、冒頭の台詞の所為で「青木さんが乗り移っている」と『アニメディア』の読者投稿で話題に上げられたことも。
「よーし! ガイン、ガンナー、ボンバーズ、ダイバーズ! 合体だ!」
勇者特急隊「了解!」
第42話より。合体阻止光線の妨害を破り、ここから反撃の狼煙を上げるべく勇者特急隊に下した命令。普段ほとんど見せ場がない合体前のボンバーズ、ダイバーズ含めた勇者特急隊全員が揃う1シーンとなっている。
なおグレートマイトガイン・パーフェクトモード、バトルボンバー、ガードダイバーに合体するのであって、全合体をするわけではない。(もっともこの回で五体連結攻撃も披露しているが)
「いまだガイン!残る力を振り絞れ!!」
マイトガイン「了解!動ぉぉぉ輪剣!!」
「正義の力をぉぉぉ!」
最終話より。ブラック・ノワールと対峙し、一方的にやられていた際、サリーのイノセントウェーブでブラック・ノワールが怯んだのを見逃さず、ダブル動輪剣を放ち戦いに終止符を打った。
『V』ではダブル動輪剣の台詞パターンの一つとして採用されており、最後の舞人の台詞のあとにグレートマイトガインが「今ここに!」と繋げる。

迷台詞

「あ、あの・・・ネズミのせいだよ!」
第4話より。サリーの肩に付いたネズミ型のメカを振り払うも、うっかり彼女の胸に触れてしまい赤面。
直後に、サリーに頬を叩かれ転倒。謝罪して逃げ出すサリーに対して、四つんばいの状態で謝罪する。アクシデントとはいえ、第4話にしてようやく見せた人間味の有る間抜けな一面。
「みんな! カボチャを破壊するんだ! これ以上街を滅茶苦茶にさせるな!」
第36話より。カトリーヌ・ビトンの作戦により、ヌーベルトキオシティに巨大カボチャが実を付けてしまい、勇者特急隊に下した命令。
敵の小型基地・兵器の破壊ならともかくも、「カボチャを破壊する」という命令はそうそう無いだろう。
「青木の名前で、領収書貰えますか?」
『歌のアルバム』収録のミニドラマ「君の名は…」にてレンタル店でサリーと出会うも、舞人は成人向け作品を借りようとしていたため、冷ややかな応対をするサリーに、こっそり頼んだ台詞。未成年の上に青木が借りたことにしようとしたりと意外とセコい。
「誰、君・・・?」
同上。銭湯にて番台に座っていたサリーと出会った直後、直後に放送局つながりなのか、脱衣所で嵐を呼ぶ園児と出会った際の台詞。

搭乗機体

マイトガイン
ガインとマイトウィング、ロコモライザーが合体したロボット。
マイトウィング
400系新幹線「つばさ」がベースの飛行メカ。マイトカイザー登場後は自動操縦できるようになった。
マイトカイザー
ドリル特急を構成する各メカが合体したロボット。
グレートマイトガイン
マイトガインとマイトカイザーが超特急合体したロボット。

余談

  • 旋風寺舞人の名前の由来は、日活の映画スターである小林旭氏の愛称「マイトガイ」(マイトは「ダイナマイト」のマイトから来ており、ダイナマイトのような豪快な奴という意味)と、小林氏が主演の人気映画シリーズ『旋風児シリーズ』から取られている。
    • 同じく舞人の父親・旋風寺旭の名前もまた、小林旭氏に由来している。
  • 舞人の声を担当した声優の檜山修之氏は勇者シリーズのTVシリーズ最終作『勇者王ガオガイガー』でも主役の獅子王凱を演じていたことから、勇者シリーズの主人公を2回も演じた声優の一人となっている。
  • 旋風寺舞人役で初主演となった檜山氏は、「『勇者特急マイトガイン』を通じて座長(主役)の役割というものを勉強させて貰った」と述懐している。
    • しかし、舞人が世界一の大富豪という役柄だったのに対して、檜山氏は「当時の僕は週4のアルバイターだった」と語っている。それ故か共演していた先輩声優達からも、「檜山。お前さ、生活の立場上分かるんだけどな、演技が何だか貧乏臭いよ」とダメ出しを受けたとの事である。