紫東恵

提供: スーパーロボット大戦Wiki
2014年11月12日 (水) 16:48時点における182.21.157.190 (トーク)による版
ナビゲーションに移動 検索に移動

紫東恵(Megumi Shitou)

紫東遙の妹(劇場版では異父妹)。
TERRAにはオペレーター見習いとして配属されており、後に正規オペレーターを務める。

8歳の頃、遙と共に叔父の六道翔吾に引き取られた。明るく活発で細やかな気配りのできる心を備えているものの、実は登校拒否児童というトラウマを抱えており、TERRAへの勤務も学校を避けるが故のものであった。その事に触れられたくない様子で、学校に関する話題は殆ど口にしない。また、年の離れた姉の遙にもコンプレックスを抱いている。

TERRA副司令の八雲総一に淡い恋心を抱いていたが、同じオペレーターで親友でもあるキムが、総一と付き合っている事は知らなかった。後にその事を知り失恋。

神名綾人に対しては当初、「お前」呼ばわりするなど不遜な態度を取っていたが、六道家に寄宿が決まった彼の為に根来島を案内するよう翔吾から頼まれ、渋々ガイド役を引き受けた際、雨宿りに立ち寄った駄菓子屋で、一緒にラムネを飲んでから急速に打ち解けていった。以降、年齢も近い綾人とはケンカ友達のような関係を築いて行くが、この頃から無意識下で彼に惹かれ始めていた節が有り、総一に失恋した際、思いのほか早めに立ち直る事が出来たのも、恵の中で綾人の存在が大きなウェイトを占めていたが故に他ならない。綾人がムーリアンであるという真実を知った後でも、彼に対する想いは変わる事が無かった。しかし、彼への想いを自覚した直後、皮肉にも綾人と姉が恋人同士だった事実を知り悲嘆に暮れるが、最終的には潔く身を引いた。

原作では総一や綾人など、好意を抱いた異性にことごとく失恋し、恋愛対象ではないが自身のトラウマを告白するほど、心を許した鳥飼守からは手酷く裏切られたりと、単なるフラれポジション以上に報われない印象が強い。

劇場版『多元変奏曲』ではごく基本的な役回りこそ変わらないが、総一・綾人といった男性たちとのロマンスは削除された。結果、人種やら時間やら空間やらを越えた愛に邁進する女たちとは一線を画した「普通の女の子代表」とでも呼べる立場になっている(遙を見送りつつ翔吾と交わした会話に顕著にそれが現れている)。

登場作品と役柄

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

単独作品

スーパーロボット大戦MX
綾人との邂逅時のエピソードが簡略化されている為、トラウマ描写やラムネイベントを経由する事無く、彼とは直ぐに打ち解ける。、綾人と共にマグネイト・テンへと出向する数少ないTERRAサイドの人物でもあり、編入後はリンダローズらとネェル・アーガマのオペレートを担当する。終盤ではムトロポリスの臨時スタッフとして活躍したりと、比較的出番が多い。EDではニライカナイへ戻り、翔吾と共に一部損壊した六道家の修繕作業に追われるという、余り色気の無い結末を迎えた。

人間関係

紫東遙
姉。綾人に失恋してからは、積極的に2人の仲を応援するが…。
六道翔吾
叔父。「自分がされて嫌な事は、他人にもするな」という彼の教えを守っている。遙と綾人の仲を応援した際、精一杯無理している事を彼に見透かされ、泣きじゃくる。
神名綾人
同居人兼ケンカ友達。姉ともども、彼の味覚音痴ぶりに辟易している。
八雲総一
恵の片思いの相手だが、彼自身は恵の友人のキムと付き合っている。
キム・ホタル
同僚&友人。
鳥飼守
「自分の知らない綾人を知っている」彼に興味を抱き、秘めていたトラウマを打ち明けるほど親しくなったつもりでいたが…。
朝比奈浩子
原作では出会う事は無かったが、『蒼穹幻想曲』のバーベム編では打ち解けあう関係になる。また、綾人と親しい彼女に少し嫉妬する場面も見られた。

他作品との人間関係

惣流・アスカ・ラングレー氷室美久
MXに於ける同年代の友人。アスカからは「メグ」の愛称で呼ばれ、美久には第3新東京市での半舷休憩の際、買い物に付き合ってもらい、総一への秘めた想いを吐露する。
葛城ミサト
同じく半舷休憩時、勤務後のビール&焼肉に心躍らす彼女の姿にをダブらせ、辟易していた。
リンダ・プラートローズ・パテントン
ネェル・アーガマに於けるオペレーター仲間。
エルピー・プル
六道家にマグネイト・テンの面々を招待した際、「木のお風呂」に興味津々な彼女から早く沸かすように急かされる。

名台詞

「どうして人を傷つけるのよ!?どうして人に優しく出来ないのよ!?」
「辛いのはあなただけじゃない………あなた弱虫よッ!!」
本性を曝け出した鳥飼に、綾人への秘めた想いを暴露され、激昂のあまり叫んだ批難。直後、彼からの鉄拳を浴びる羽目に…。
「ずるい…ずるいよ、お姉ちゃん…」
「あたしの人生より長いんだよ。勝てるわけ…ないじゃん…」
中学時代の遙と綾人が写った写真を見て瞬間的に2人の関係を悟り、同時に自分の恋が終わりを告げた事を痛感して嗚咽する。
「神名綾人ぉーっ!紫東恵はぁー!ちょっとだけぇー!神名綾人が好きでしたぁーっ!」
「でも、もう好きじゃないって…!好きじゃなくなりましたぁ!そういう事にしましたーっ!」
リーリャ・リトヴァクから撤退する際、甲板上の綾人と遙に向けて自分の想いを叫び、2人を祝福した。その後、恵の心情を察した翔吾から「カッコつけ過ぎだ」と慰められ、号泣する。
「…大切なものを失くしたからって、諦めないで」
「そんなの…そんなの私の追いかけてた紫東遙じゃない…お願い…」
「失くしたものは探せばいい。また取り戻せばいいんだよ」
「何度でも…何度でも……だから……お姉ちゃん、走って!」
覚醒した綾人との真の別れを実感して嗚咽する遙へ檄を飛ばし、奮起を促す。立ち直った姉を見送る恵の瞳からは、一筋の涙が…。

スパロボシリーズの名台詞

「…うん…自分でも……そう思う」
上記の叱咤激励で立ち直り綾人の許へと向かう遙を見詰めながら、「また格好付け過ぎだ」と声を掛けてくる翔吾へ素直に頷く。