峯崎拳一

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峯崎拳一(Kenichi Minezaki)

熱血最強ゴウザウラー』の主人公。マッハプテラやゴウザウラー及びキングゴウザウラーのメインパイロットとなる少年。下膨れ顔が特徴。実家はスポーツ用品店を営む。

かなり明るい性格のお調子者だが、その内には熱い心を秘めており、自分の思い出の場所が変わっていくことを悔やむなど繊細な面もある。スケボーが得意でプリンが好きだが勉強は大の苦手である。

ザウラーズ最大の弱点とも言われるトラブルメーカーで、備品破壊やカンニング等の問題行動のほか、相手を怒らせる暴言をつい口走ってしまう悪癖で数々の騒動を引き起こした。

原作では、一時的に機械化してしまったことがあり、心を失いかけるもののしのぶらの説得により自分を取り戻す。その後、防衛隊が開発した機械化復元装置のお陰で無事元の身体へ戻る。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦NEO
初参戦作品。今作では、彼が機械化するエピソードがない。「熱血最強ゴウザウラー」の主人公なのに熱血Lv2の習得がかなり遅く、熱血Lv3に至っては習得がLv85と、全味方パイロットの中で最後から2番目となっている。
スーパーロボット大戦Operation Extend
第1章より登場だが、正式加入は第3章。今回は熱血Lv3の習得がレベル50手前と、自軍では早い方になった。所持スキルが増加したこともあり、結果的にキングゴウザウラーがNEOよりも強化されている。
本作での機械化帝国との戦いでは、原作通りに機械化されたことがあるらしい。

パイロットステータスの傾向

精神コマンド

NEOOE
熱血不屈必中気合

特殊スキル

NEO
底力
OE
底力:防御、精密攻撃戦意高揚

固有エースボーナス

NEOOE
闘志(攻撃が命中するとSP+1、気力+3)

人間関係

峯崎スポーツ店を経営する父親。
肝っ玉母さん風。父親と共に頭が上がらない。
立花浩美
親友関係。
朝岡しのぶ
彼女とよく喧嘩し、何かあると「おとこおんな」と怒鳴る。
石田五郎
男子委員長。彼を「ザウラージェット飛ばすしか脳のない奴」と見下しては激怒させ、酷い目に遭わされた。
白金太郎
喧嘩友達。
火山洋二
チームメイト。
武者小路叉音泰関和孝
遊び仲間。
光主エリカ
女子の委員長。彼女とも度々口論になる。
中島辰男
6年2組の担任である教師。
高木俊夫
6年3組の担任である教師。中島先生のクラスである2組の問題児と見ているが、終盤では機械化光線から拳一を救い、落ち込む彼を激励した。
エルドラン
彼らに力を託した存在。

他作品との人間関係

日向仁
NEO』ではザウラーズ地球防衛組の初対面シーンでどっちが上かで彼と意地を張り合い、最終的に五郎を激怒させてしまった。
余談ではあるが拳一役の高乃麗氏との仁役の松本梨香氏が共にイベントに出演した際、お互いの作品について張り合ったという逸話がある。
神代まい
『NEO』では彼女達姉妹とはクラスこそ違えど同級生で、友人でもある。彼女のことも男女と呼んでおり、仲のよい喧嘩友達でもある。

名台詞

「全員まとめて発進!」
次回予告での決め台詞。
「ゴウザウラー、熱血合体!」/「キングゴウザウラー、超熱血合体!!」
合体時の掛け声。小学生とは思えないほどドスが効いている。
「熱血最強!ゴウザウラー!!」/「熱血最強!キングゴウザウラー!!」
エルドランシリーズ定番の敵に止めをさした時に言う勝ち名乗り。なお、過去2作では合体後も一貫して合体前の名乗りを上げていたが、今作ではこのように分けられた。
高野氏によると「言い方に悩み、歌舞伎調で言っていた」とのこと。
「うわぁぁぁっ…ふぅ、夢かぁ・・・(機械の手で払う)うっ・・・嘘だよな。はぁ、本物だぁ」
1話より。自分の体が機械になる恐ろしい夢を見て、飛び起きる。その直後、機械の手で汗を拭き、うろたえるが、本物の手である事に安堵。後に実際にこうなってしまうとは誰が予想できただろうか。
「ははははは、だからさぁ子供にはわかんないことが色々あるの! はははははは・・・」
同じく1話。浩美に寝不足のことを聞かれるも、昨夜の夢を見たため眠れなかったことを馬鹿にされると思ったため、悟られまいとした時の言い訳。この直後、しのぶから「あんただってまだ子供でしょ」と突っ込まれる。
「ラストチャンスだからってびびることはねえぜ」
「俺とユカがしっかりと応援してやるから絶対に優勝間違いなしさ」
10話にて、柔道の練習を目撃し、それをクラスメート達に話してしまったユカを泣かした金太を探しているうちに、彼が6年生最後の柔道の試合が控えていることを、立ち聞きし、ナーバスになっている彼を激励する。
「来るなって言っただろこの馬鹿! 強がってんじゃねえよ、カッコつけてんじゃねえ!」
「お前なんて来なくても楽勝で、楽勝で…勝てたんだ!!」
金太の不在により、ゴウザウラーは本来の力を発揮できず機械化獣に苦戦。試合を抜け出した金太のアドバイスにより勝利を得るが、試合を放り出した金太を殴った後の台詞。このとき、拳一の目にも涙があり、自分の不甲斐なさへの怒りともとれる。ザウラーズの面々も、心中を理解したのかうなだれていたが、翌朝には金太の特訓に付き合う、拳一の姿があった。
「すげぇ力だ、機械になったこの身体で暴れてやる!」
全身が機械化し始め、復元装置を使わなければ完全に機械化してしまうという中で、危険を顧みず、機械大王の身体に侵入し、破壊工作を開始する。キングゴウザウラーの勝利のきっかけを作る。
「お前…言ってたじゃねぇか…俺が俺らしさを失わない限り……俺は峯崎拳一だってよ…あそこで飛び出さなかったら、俺が俺でなくなっちまうと思ったのさ……そうだろ…?」
勝利した後、校庭に倒れ、しのぶへ言った台詞。この後、復元作業が行われるが…。
「こんなんなっちまったぁ」
校長室で復元作業が行われた後、頭にヤカンを被った姿で登場した際の台詞。シリアスな展開が続く中のお遊びであり、周囲に心配をかけさせたがために、和ませようとする気配りともいえるので、責めてはいけない。しかしどれだけ大きなヤカンなのか。
「たとえ欠点だらけでも心があれば…その心に暖かい血が通っていれば…その血を熱く燃やすことが出来るんだ!!」
最終決戦において生きていた機械神に対してガクエンガーで突撃しながら放った一言。上記のとおり1度は完全機械化の危機におちた拳一だからこその重みのある台詞である。
「だから俺たちは、熱血最強なんだ!!!」
上の台詞の直後、機械神の攻撃でガクエンガーの装甲が破壊されるも爆発の中からキングゴウザウラーが飛び出した際に言った一言。この直後にキングブレードを構えるキングゴウザウラーが地球をバックに機械神にトドメをさす。
「父ちゃん…母ちゃん…俺たちとうとう機械化帝国を追っ払ったぜ…」
機械化帝国を倒した直後、喚起の声をあげる中での拳一のモノローグ。苦戦したからこそこのときの表情はどこか穏やかである。
「それは季節が秋から冬に変わった時のある日曜日のことだった。とんだ騒ぎだったけど、久しぶりにみんなで楽しい時間を過ごせて良かったと思う。こんな事でもないと今の俺達はなかなか集まれないんだから。今はもう冬。今度季節が変わると、俺達は春風小学校から卒業だ」
「そうだ、今回の事件のことで最後にひとつだけ。机の中に忘れたザウラーチェンジャー、俺はスイッチ消してたぜぇ。これは自信がある。それじゃあ、誰がそのスイッチを入れたのかって? さぁね、もしかしたら、エルドラン…かもね」
ドラマCD「SAURERS NOTE.3 冬・てなもんだミステリー」のラストを飾るモノローグ。拳一が机の中に置き忘れたザウラーチェンジャーにより、エネルギー切れの信号を発信。それがザウラーズ全員のザウラーブレスに反応したため、校内調査をする羽目になる。しかし結果としてザウラーズ全員が久々に集まり、事件解決後拳一の発案によりスケートに久々に楽しい時間を過ごした際の感想。最後に自分が切って置いた筈のチェンジャーのスイッチが入ったことは、エルドランからの贈り物ではないかと推測する。

迷台詞

お調子者の性格ゆえに、トラブルを起こしてしまう為、それに伴う言動も多い。

「はは、ここに隠しちゃおーっと」
4話より。学校に遅刻しそうになったため、スケボーで学校に登校。さらに廊下に隠していたため、戦闘中、右手の駆動系にそのスケボーが挟まりゴウザウラーはピンチの状況に・・・。
「そんなぁ~どうしてん、どうして給食返してぇ~!」
4話のオチ台詞。ゴウザウラーのピンチを解決し、英雄同然に扱われ、プリンを貰う拳一だったが、スケボーの件がばれてしまった。さらに4話の戦闘は給食時間であり、高木先生と10分で決着をつけねば給食を片付けるという約束を拳一がしたため、ザウラーズ全体が苦戦。終いに自分のプリンをマーボーに没収されてしまった拳一であった…。
「あ、ああ、なんか怒ってるみたい?」
司令室の全員「当たり前だー!!」
12話より。ボンやチョビと遊んでいた際、校長先生の大事にしている書の額縁を壊し、さらに機械化獣との戦いで補修した額縁が真っ二つになり、操縦席から離れて、様子を見に行き、直そうとしていたが、周囲の殺気だった目線に気づいた際の台詞。そりゃ怒るだろ。
「そうだよこんなんなっちゃったならもう誤魔化し効かないよ。正直に謝ろう」
「よし謝るんなら早いほうがいい、急いでにっくき機械化獣をやっつけるぞ」
ゴウザウラーが倒れた衝撃で、書を破いてしまい、開き直った後の台詞。前半はともかく、後半は機械化獣のせいにしているように見える…。
「ザウラージェット飛ばすしか能のない奴は黙ってろ!!」
注意する五郎に対し口走った暴言。この後ど偉い目に…。
「二度と機械化はゴメンだ~!」
第49話より。ボン・チョビと共に機械四天王の囮役に抜擢され、逃げ回る際の台詞。一度機械化されかけた彼にとっては実感のある台詞だが、学校と中島先生が自分を庇って機械化され失意に暮れたあとのシリアスな雰囲気から一転してのコミカルな逃走劇でギャグにしか見えない。

スパロボシリーズの名台詞

地球防衛組!ガンバーチーム!ダンケッツ!」「俺達に力を貸してくれぇっ!
モモタロウ「わかったぜっ!
虎太郎「奇跡(ミラクル)を起こしてやろうじゃんか!
仁「エルドランから託された力!今こそ一つにあわせるんだ!
やるぞおっ!!
NEO』第35話「最終バトル! 機械化城」にて、原作通りに心の力を発動させたエンジン王が捨て身の覚悟で機械化城を抑えている間に、他の仲間たちと心の力を合わせて自分ごと機械化城を破壊しろと叫び、ついに最強の合体技が発動する歴代スパロボ史上入魂の名シーン。オリジナルである上に高乃氏・松本氏・折笠氏・三瓶氏の四者によるDVEによるクロスオーバーと非常に熱い場面であり、ついに拳一は仲間たちの力を借りて悲壮な決意を胸に恩人を殺めることを覚悟する…。
みんな、いくぞっ!
仁「ああ!エンジン王の気持ちに応えるためにも…!
虎太郎「機械化城は必ず壊してやるっ!
モモタロウ「俺達、みんなの力で!」「ゲンブロック、セット!
仁「絶対無敵!!
虎太郎「元気爆発!!
熱血最強!!
モモタロウ「完全勝利!!
拳一・仁・虎太郎・モモタロウ「「「「これが心の力だあああっ!!」」」」
上記のDVEの後、この機械化城破壊…そしてエンジン王が壮絶な最期を遂げるこのイベントにのみ収録された合体技・エルドランスペシャル発動シーンの4人による掛け合いの場面。「超熱血合体!!キングゴウザウラー」のBGMをバックに、エルドランシリーズ屈指の名場面にこのボイスクロスオーバーは、スパロボ歴代史上の最も熱く、そして悲しい場面ともいえる。もはやエルドラン世代はおろかそうでない者にも涙なしでは見れない名シーンであり、スタッフやファンがいかにエンジン王とギルターボを愛していたかがわかる…。そして、機械化城の爆発に巻き込まれながらエンジン王は心の素晴らしさに感動しながら光の中に消えていった…
(そして、エンジン王にギルターボ…。俺はお前達が地球のためにしてくれた事を絶対に忘れない…。お前達の心はいつまでも俺達と一緒だぜ…)
『NEO』第36話「いつまでも熱血最強!」にて機械神を撃破後、原作中の名台詞にあった「機械化帝国を追っ払ったぜ」のモノローグに続いて、直前に散っていったエンジン王とギルターボに向けたモノローグ。原作とは話の流れが違うため、スパロボオリジナルの台詞である。

スパロボシリーズの迷台詞

拳一「この!覚悟はいいか!」
「そっちこそ!」
NEO』第5話「ロボットみ~っけ!」or「出現!恐竜ロボ!」より。ちょっとしたことで日向仁との言い争い。この後とんでもない事に…。

余談

  • LD及びDVD-BOXのブックレットに収録されたキャラクターデザインの兼森義則氏が描いた「8年後のザウラーズ」では家業を継ぎ、少年野球の監督をしているという。下膨れ顔は引き締まっている。