猿丸太郎

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猿丸太郎 (Taroh Sarumaru)

ムトロポリスに所属する青年。通称は「大先生」。
物語序盤はコープランダー隊の一員としてブルーガーに同乗し、ライディーンを援護(ただし、ミサイル操作などの戦闘行為は不得手らしく一度も行なっていない)していたが、中盤でのの脱退を機に再編されたチームには加わらず、本来の専門分野である解析作業や新兵器開発に専念する為、ムトロポリスや神面岩に常駐する事が多くなる。

作中では登場人物の中で最初にゴッドボイスの存在を知ったり、ライディーンを詳しく解析して封印されていた武装(ゴーガンソード、ゴッドブロック・ビッグスピン、ジェットブーメラン、強化ゴッドミサイル)を見つけたり、支援兵器(?)としてボインダーの製作に携わるなど地味ながらも要所要所で存在感を発揮していた。
また前述の通り戦闘は苦手だが、単に飛ばすだけならブルーガーの単独操縦も行なえる。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
やや渋りながらもコープランダー隊と共にロンド・ベル隊に同行、作中ではライディーンの追加武器イベントや説明役として時々顔を出す。
第4次スーパーロボット大戦S
前作と同じくロンド・ベルに同行し、コロニー落下の計算やアイザムの開発した超弾性金属の弱点を見破ってファイヤーブリザードとフリーザーストームの開発を成功させる等の活躍を見せる。
なおキャラクター事典での名称表記は「猿丸大先生」で、本名は記事内に併記されている。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
スーパーロボット大戦α外伝
プリベンターに同行。安西エリ教授の大ファンという設定で、未来世界ではギャリソン達と共にゾンダーエプタに残り安西教授の補佐を務めた。
また第3次αでは登場しないが、と共にチベットにいることがの台詞で語られている。

人間関係

両親
小柄で小市民的な印象の父親と、大柄で豪胆な性格の母親。東北弁(?)を発し、双方共に「息子の天才ぶりは自分譲り」と自負して譲らない。猿丸も彼等と会話する時にはお国訛りが出る。第32話で上京する際に乗っていた電車を、巨烈獣ドライガー(SRW未登場)に狙われ危機に陥る。
東山大三郎
ムトロポリスにおける上司。
神宮寺力
明日香麗
桜野マリ
第14話では彼女と洸の関係に尋常ならざる食いつきぶりを見せた。
荒磯ダン
コープランダーに入隊させてもらえなかった事を根に持つ彼から、半ば妬み混じりで格好の標的にされ無茶振りを押し付けられる事が多い。SRW未登場。

他作品との人間関係

安西エリ
α外伝では彼女の大ファンという設定で、未来世界では彼女の補佐を務めた。

名台詞

「オホン!えー、何か私に出来る事はないかと思って…」
「でもね、他のみんなには内緒ですよ」
第38話で東山から支援を打ち切られ、独力でのボインダー修理に苦悩する荒磯へ助力を申し出る。「役立たず」扱いされた存在とはいえ、自らが制作したメカなだけに愛着が有る様子。
ライディーンは不死身でも君は生身…ま、その点を突いたジェットクロスは賢い巨烈獣ですね」
第40話の初戦で洸にダメージを与えた巨烈獣ジェットクロス(SRW未登場)の戦略に感心する。
「信じられない…!ライディーンは我々の修理については受け入れるが、新しい武器を付け加えようとすると拒否するのです!」
第42話冒頭でガトリングミサイル砲の設置を受け付けなかったライディーンに驚愕して発したもの。
「今まで僕は僕を天才だと思っていました…なのにライディーンのパワーアップも出来ない、敵の武器も突き止められない!」
「僕はダメな天才だ…ドジな天才、ドジ天、アオ天、イカ天、エビ天、もォ~…!」
ライディーンのパワーアップ作業が手詰まり状態な上に、合体獣サンドキラー(SRW未登場)の武器である砂の解析にも難航している事で癇癪を起こす。しかし…。
「僕の質問に答えてるんですね?『ライディーンの胸が鳴る』…そこに求めてるものが有るんだ!!」
直後、稼動したムー帝国のコンピューターに新兵器・ゴッドボイスの存在を告げられる。この際、コンピューターから「人の世を越えた知恵、人間に分からないのは当たり前」と微妙に馬鹿にされているのだが、新兵器の発見で興奮状態にある猿丸の耳には聞こえていなかった模様。
「頭の悪い人を相手にすると心が疲れます…」
ゴッドボイスの発生場所を探す為に自分の胸を触ったりライディーンの胸を無理にこじ開けようとするなど、天然ボケを連発する洸に呆れての一言。

迷台詞

「出すなスピード命はひとつ、マッチ1本火の用心!」
第8話のスクランブル発進時、神宮寺の荒っぽい操縦でシートから転げ落ちた事に対して愚痴をこぼす。
「データによると飛行機事故で助かるのは1千万分の1、まさに宝クジの当選…」
第8話でドローメに撃墜された旅客機から奇跡的に生還を果たしたスチーブ博士の強運を宝クジの当選確率に喩えるが、台詞を言い終えない内に洸から発言の不謹慎さを一喝された。
「へへへ…そんなに洸君の事を心配するところを見ると、マリさんは洸君とキスした事ありますね?あれはどんな味です?」
「ホントの事を言われると怒るものです。マリさん、キスしたんですね?」
「ねえねぇ、手を舐めた味と同じなんですかねえ?」
第14話の暗闇魔獣ダアクル(SRW未登場)との戦闘でダメージを受けたライディーンの元へ向かう道中、洸の無事を知って安堵するマリへ矢継ぎ早に浴びせた珍言の数々。あまりにも偏執的でデリカシーの欠片も無い猿丸の質問攻めにマリは逆上し彼をブチのめすが、パイロットをKOさせた事でブルーガーは墜落する羽目に…。
「オ訊ネシマス、ごっどぼいすノ使用法ハ!?」
第42話でゴッドボイスの使用法について知恵を巡らすも万策尽き、コンピューターの口調を真似て訊ねる。

スパロボシリーズの名台詞

「ああ、こんな時にLTR機構の安西エリ博士が手伝ってくれればなあ…」
「そ、そんなミーハーな気持ちじゃありません!純粋に尊敬しているんです!」
α中盤の極東地区ルートでライディーンに記憶装置の類が内蔵されていると当たりを付け、インターフェイスの仕組みについて頭を悩ませる中で安西博士に対する想いをポロッと漏らすが、ただならぬ「憧憬の念」をマリから茶化され剥きになって否定する。