矢藩朗利
2013年5月15日 (水) 23:52時点における115.38.53.55 (トーク)による版
矢藩朗利(Rouri Yahan)
エイサップのルームメイトにして悪友。在日アメリカ軍の基地に勤務する父親への反発から、過激な反米思想を抱いている。
友人の金本と共にアメリカ軍基地に爆破テロを敢行したことを切欠にバイストン・ウェルに転移する。
その地で出遭ったサコミズに協力し、彼から新型オーラバトラー・シンデンに搭乗する。
再び地上界に戻った際、オーラバトラーの力に溺れた彼は東京で破壊活動を行い、空母から強奪した水爆で東京を焦土に変えようとするが、改心したサコミズに止められて失敗に終わった。
OVA版ではその後、朗利を救助するように金本が頼み込んでいる様子が描かれているため生存した模様。
東京都民を虐殺するなど散々非道な悪事を働いておきながら、最後まで何の報いを受ける事無く生存した事もあり、視聴者からは金本共々非常に嫌悪されているキャラクターである。
初期設定では真性のロリコンという性癖を持っており、名前の「朗利」はその名残。朗利(ロウリ)=ロリ、ということ。
本編を作成する段階ではロリコン設定は描写されていないが、スタッフの発言を富野氏が軽い調子で拾った結果金本とは「ラブいカンケイ」という設定が追加された。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。エイサップとは原作以上に激しく敵対しており、ダブルディスパッチはバイストン・ウェルでのエイサップ戦で初披露。以降も何度となく剣を交えることになる。原作以上に狡猾な悪漢としての描写が強調され、下衆な悪党として描かれてはいるが、反面東京タワー破壊など罪のない人々を虐殺する描写はあまりないため、犯した悪行はある意味原作よりは控えめと言えるかもしれない。
最終的にはエイサップに撃墜され、苦悶の混じった捨て台詞を最後に登場しなくなる。ただ、撃墜されていない金本も以後登場しないことや原作の展開を考えると死んだかどうかは断言できないため、その末路は不明瞭なものとなっている。いずれにせよ、彼らの未来は明るくないだろうが…。
パイロットステータスの傾向
仮にも聖戦士のため聖戦士スキルを持つ。シンデンもオールキャンセラーを持つため、その実力はカスミやムラッサとは比較にならない。
パイロットBGM
人間関係
- 金本平次
- ルームメイトである友人。
- エイサップ・鈴木
- ルームメイトである友人。後に敵対する。
- シンジロウ・サコミズ
- 彼に協力して東京を焦土に変えようとするが、聖戦士の心を取り戻した彼によって皮肉にもその計画は潰えてしまう。
他作品との人間関係
- ショウ・ザマ、マーベル・フローズン
- 別の世界の聖戦士たち。UXでは力に溺れ悪しきオーラ力を欲望のままに振るう様を彼らに危険視されるが、朗利が彼らの言葉に耳を傾ける事無く、彼らに敵愾心を向けるだけであった。
- イザベル・クロンカイト、加門朔哉
- UXでは序盤に在日ユニオン基地へのテロを敢行した後、彼らの取材を受ける。
- キラ・ヤマト、シン・アスカ
- UXでは戦闘台詞で反応を示すことから、彼らの事も知っている様子である。
- 羽佐間翔子
- UXにて、27話バイストン・ウェルルートでプトレマイオス2改に止めを刺そうとしたところを彼女に妨害され、瞬殺されるなど散々な目に合う。
- ハザード・パシャ
- UX第40話にて彼に密かに取り入り、彼から核弾頭を渡され狂喜する。彼が自分達を己の醜悪な欲望のために利用しようとしている事など気付かずに…
名台詞
OVA版
- 「金本ぉ!日本人の平和ボケを覚まさせるんだ!こいつでぇ!」
「オーラソード、ダブルディスパッチだ!」 - 原作におけるダブルディスパッチ使用シーン。この台詞とともに東京タワーを両断する。
二人が歓喜する様子とともに東京タワーにいた家族も描写されるため、非常に後味が悪い。
スパロボシリーズの名台詞
- 「ヒィィィーハァァァーッ!」
「これがオーラ力か! これが俺の力かぁぁぁっ!」 - UX27話にて、アルティメット・クロスに追い詰められた朗利は凄まじいオーラ力を発揮し、プトレマイオス2改に渾身の一撃を与えて、その力に酔いしれた。
- オーラバトラーの力に溺れたその姿は、ラインバレルに初めて乗って増長したかつての浩一のそれと似ている。その光景を見たマーベルはハイパー化になることを危惧するが…。
- 「ウルセーんだよ! もう誰にも我が物顔はさせねえ! そのための力を俺は手に入れたんだ!」
「これでいっちょ上がりだぁぁぁーっ!」 - その直後、マーベルをこの台詞で一蹴した朗利はトレミーに止めを刺そうとした。…が、何者かによって朗利のシンデンを遠くへ吹き飛ばしてしまう。
- 「てめえか! よくも邪魔してくれたな!」
「まずはテメエから、真っぷたつにしてやるぜ!」 - 朗利は邪魔をした人物に怒りの矛先を向け、襲い掛かる。
- …しかし、その相手が朗利をも凌ぐオーラ力を持ち、ホウジョウ軍を脅かしている凄腕の女聖戦士「羽佐間翔子」だったのが彼にとって最大の不幸であり、呆気なく返り討ちにされてしまう。
- 彼女の生存に大いに喜んだファフナー組の姿を思えば、彼には悪いがこれでいいのかもしれない。
- 「お前の親父なら、隠し要素の出し方リストくらい持っているだろ」
- UXでの中断メッセージにて、隠し要素を見つけようとする二人を宥めるエイサップに対して。アレックスはどうやってそれを纏めたのやら…。
- ちなみにUXの隠し要素の一部には、発売後二ヶ月以上経過した後も明確な条件が特定されていないものがあり、そんなリストがあるなら是非欲しいと朗利に賛同するプレイヤーも。
- エイサップ「あってもロクなものは無いと思うけどなあ」
金本「エイサップにとっちゃそうかもしれないけどさぁ!」
「俺達にとっちゃ、すげぇものがあるかもしれないだろ!」 - 上の続き。…そのうちの一つを満たしてしまうと27話にて本当の意味ですげぇものと出くわしてしまうことになるとは、朗利自身どころかプレイヤーも想像すらしなかっただろう。