レイ・ラングレン
レイ・ラングレン | |
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外国語表記 | Rey Rundgren |
登場作品 | ガン×ソード |
声優 | 櫻井孝宏 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 人間(惑星EI) |
性別 | 男 |
レイ・ラングレンは『ガン×ソード』の登場人物。
概要
ヴォルケインを駆るヨロイ乗りで、ジョシュア・ラングレンの兄。
カギ爪の男によって婚約者エレナを失ったヴァン同様、彼も妻であるシノをカギ爪の男に殺害され、その復讐のためにカギ爪の男を追っており、第6話にてヴァン達と出会う。生身やヨロイでの戦闘力はヴァンにひけをとらない達人。ヴァン一行に対しては、当初は同行せずにカギ爪の男の行方を追うために利用しているだけであったが、ユキコや弟のジョシュアの説得で一行に協力することになる。元来は優しい性格であったが、シノの仇を討つために非情に徹する決意をしており、冷酷な手段も厭わない。
弟のジョシュアを昔は「ジョッシュ」と呼んでいたが、復讐の道を歩き過去を決別したという決意の表れから、現在は彼をジョシュアと呼ぶ。
ラジオドラマの描写によると意外なことにおやつとしりとりが大好きなようだ。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 初登場作品。今作ではシベ鉄の用心棒をしており、戦闘中の台詞はシベ鉄関係の事をよく言う。ちなみに弟ジョシュアとの絡みは少なく、結果的に全く成長しなかった彼に頭を抱える事となる。
仲間になる際のエピソードはちょっとかっこ悪く、単身カギ爪の男の集団に挑むも返り討ちにされて、ボロボロの状態で敗走していたところを買い出しに出ていたゾイドの無敵団に機体ごと拾われ、幸か不幸か命を救われたのが無敵団ということもあり、ア・カンの「あんたを助けたのは無敵団なのだから、あんたの命は無敵団のもの」という無茶苦茶な理屈で半ば強制的に仲間にされるというしまらない展開に(ちゃんとジョシュアも説得するが)。とは言え、呆れながらもちゃんとその理屈に従って仲間になってくれるあたり、義理堅いと言うか何と言うか。
なお原作での死亡イベントが存在せず上記のイベントに差し替えられているため、復讐を遂げた後も普通に生存し行動を共にしてくれる。カギ爪の男への復讐を結果的にヴァンに譲った形となったことについては「カギ爪の男の死をこの目で見届けた」ということで落とし所としたようだが、原作24話における数々の見せ場の全カットも含め原作ファンからは批判が多い。
なお、カギ爪の男との戦闘では顔グラが変わるという特殊な演出がある。せめて合体攻撃でトドメを刺してほしい。
単独作品
- スーパーロボット大戦T
- PV1に登場。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- ヴァン
- 同じ男の命を狙い、当初はいがみ合っていた。しかし共に認め会う場面も多い。刀の形をした銃など、レイにはヴァンの対となるようなイメージが見られ、ライバル的存在として描かれている。
- ジョシュア・ラングレン
- 弟。レイ自身は再会した弟に帰れといいつつも、最終的には弟の言葉を受け入れることになる。
- ユキコ・スティーブンス
- 一行に加わる事を拒むレイに手を上げてまで説得し、仲間に加える。
- カギ爪の男
- 憎むべき仇敵。ヴァンがカギ爪の男を殺すのに対して、レイはカギ爪の男の「夢」を殺すことになる。
- ファサリナ
- 物語終盤で激闘を繰り広げる。Kでは生きる目的を見失った彼女の発言を「逃げ」「甘え」と断じて彼女が仲間入りするきっかけを作った。
- シノ
- 妻。ヴォルケインの開発者で、惑星E.Iでは珍しい光学兵器の開発に成功したが、カギ爪の男の計画に協力しなかった為に殺害された。
他作品との人間関係
- ヤッサバ・ジン
- 『K』では当初はシベ鉄の用心棒として登場するレイだが、基本的に自分のペースを優先させるレイを彼は少々迷惑がっていた。
- 無敵団
- 『K』では彼女達に命を救われる。そして半ば強制的に入団(?)させられてしまう。
名台詞
- 「お前はあの子を見捨てる事が出来るか?」
- ヴァンに、ウェンディを見捨てる非情な心が無ければカギ爪の男を殺せないと忠告した。この事でヴァンは彼を毛嫌いしたがジョシュアを助ける所を見て見直した。
- 「なんだろうな。だが…まったく、この船はバカぞろいだ」
- 22話、一緒に戦闘したエルドラメンバーとプリシラ達に言った台詞でどことなく本人も嬉しそうだった。
- 「黙れ! カギ爪に仕える売女が!」
- 23話でファサリナと対決した際にカギ爪の男を盲信する彼女を否定して発した罵声。元々娼婦として悲惨な境遇にあったファサリナにとっては過去の傷をえぐる屈辱的ともいえる言葉であり、すぐに激昂している。
- 「正義の味方みたいな言い草だな…なら、聞かせてもらおうか! 俺にも夢があった…1人の女と、平和に…穏やかに暮らしたい…そんなささやかな夢だった…それを、あの男が引き裂いた! 自分に協力しないという、ただそれだけでだ…!」
- 24話、ファサリナとの戦いで、カギ爪の男の夢を守るために戦う自分たちのほうが強いと言われての反論。直後、ファサリナから「夢はより多くの人々に」と返され、「だから必要ないというのか、他の夢は!!」と激昂した。
- 「俺は逃げたんだ。悲しみから。今も逃げ続けている。そうしなければ俺は、シノを失ったことに耐えられない。臆病なのは俺だ…だが、それももう終わる。奴とケリがついたら、俺は昔に戻る。もう一度、シノと向き合うつもりだ」
- 同話、ジョシュアとの会話にて兄のようになれなかった臆病な人間だと自身を評したジョシュアに向けて心情を吐露する。
- 「夢を……夢を奪われた者が…どうなるか知っているか…? どうにもならない…決して埋まらない苦しみに…怒りに…悲しさに…心と身体を苛まれるんだ…それが、どれ程苦しいか……選べ!! 命をとるか、夢を守るか!!」
- 同話、単身カギ爪の男と対峙しての台詞。ファサリナとの戦いでも「夢を奪われた者は、その先どうなると思う?」と似たような事を言っているが、それ程レイの奪われたものが大きかったと言う事を物語っている。「何てことはない、ささやかな日々」を誰よりも夢見ていた。
- 谷口監督作品の主人公格はほぼ全員が、最終話に近づくにつれて元々あったはずの日常を夢見ている(特にルルーシュや『スクライド』のカズマが顕著で、戻りたいと願いつつも散っていった皆のために戦い続けることしか出来なかった)が、それはレイも同様で、回るはずの歯車が狂ってしまったがゆえにここまで来てしまったのであった…。
- 「許せ、ヴォルケイン…!」
- 同話、ヴォルケインを自爆させる際に、妻の形見であり長い間共に戦った相棒へ別れの言葉を向ける。
- 「いや、これでいい…」
- 「お前の夢は……終わった」
- 「やった……!」
- 同話、レイの放った銃弾はカギ爪の男を殺すことは叶わなかったが、「幸せの時」発動用の機械を破壊していた。警備兵から撃たれて階段から落下してゆく中、夢を殺されたカギ爪の男の絶望の表情を確認し、笑みを浮かべてこの台詞。これがなければ世界は25話開始の段階で終焉を迎えていた。
- 「ありがとう、ジョッシュ…!」
- 同話ラスト、今まで自分を追いかけて自分を助けてくれた大切な弟に言った言葉。そして彼は…。
- 「夢を見てたよ……」
- 「悲しい夢だった……だけど、もう終わったよ。一人にさせて…悪かった」
- レイの”復讐”という夢は終わり、目覚めた先で愛する妻と再会した時の台詞。24話「夢の終わり」は涙なくしては見られない名場面の連続。実質この話はレイが主人公の回であり、そのエンディングも夢を終えたレイに送る鎮魂歌の如く、穏やかな曲である。
迷台詞
- 「こんなところに地底湖が……いかん、地盤が崩れ落ちるな」
- ジングウの掘削機能を使い地下を移動してたら、たまたまミズーギィ王国の真下に出てしまい、地下湖に大穴を開けてうっかり滅ぼしてしまった。しかも本人に自覚なし…。
スパロボシリーズの名台詞
- 「修理費は別途シベ鉄に請求するか…」
- 敵時の戦闘台詞。シベ鉄に対して容赦ない一面が垣間見える。
- 「…貴様に奴の首をとられてしまったか…。まあいい。この目で奴が死ぬ所を見られたんだからな…」
- カギ爪の男との決着でヴァンに先を取られてしまった事に対して。この直前まではあんなにヴァンより先にカギ爪を殺す事に拘っていたというのに、有り得ないほど切り替えが早い。ただ、後述のファサリナとの会話の事を考えると、既にこの後、自分がどう生きるかを見据えていたようにも見える。
- 「…だからと言って死ぬ理由もないんじゃないか?」
「貴様の論理に従えば、俺もヴァンも生きる目的を失っている。だが、俺は今ここに立っている」
「さんざん人をコケにしておいてやる事は逃げか?貴様の甘えにはうんざりだ」
「死にたいなら、今俺がここで殺してやる」 - ガン×ソードのフラグを全て満たした際の台詞。生きる目的を見失ったファサリナにハッパをかけたのはなんと原作で激闘を繰り広げたレイだった。
- 「ジョッシュ、何も言うな。俺はもう悲しみと向き合える」
「だから、あの女がああなるよう仕向けた。それだけだ」 - 上記の会話の後、ファサリナがミハエルと共に生きる道を選んだ際の台詞。ちなみにジョシュアに「何も言うな」と言っているのは、彼が空気を読まないからである。
- 「すまん…ジョシュアの性格はどうすることもできん…」
- 『K』最終話でも性格が直らなかったジョシュアについての台詞。しかも最終決戦後もレイは一人旅に出ているので、全員の諦めを代表して言っているようにも思えてしまう。