「アリシア・ローマイヤ」の版間の差分
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ナンバーズ差別主義者故に、ナナリーが総督に赴任して早々非協力的な態度を見せ、式典会場を[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に利用されて百万人近くのイレヴンが[[中華連邦]]に亡命しようとした際は、見せしめの為に皆殺しにしろと喚き散らす等、総督補佐官の身分としては越権に等しい行動に出ている。 | ナンバーズ差別主義者故に、ナナリーが総督に赴任して早々非協力的な態度を見せ、式典会場を[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に利用されて百万人近くのイレヴンが[[中華連邦]]に亡命しようとした際は、見せしめの為に皆殺しにしろと喚き散らす等、総督補佐官の身分としては越権に等しい行動に出ている。 | ||
− | その後もナナリーの政策には一貫して非協力的な姿勢を通しているが、あまりにも露骨すぎる態度が災いして彼女からは強く警戒される事になり、会議中において自らの吐いた嘘を簡単に見破られてしまい、狼狽する様子を見せている。そんな中、エリア11にて、ブリタニア軍と黒の騎士団を中心とする超合衆国軍の戦いである「第二次トウキョウ決戦」が勃発。自身は脱出艇に搭乗してエリア11から脱走しようとしていたのだが、実は自らの脱出艇は[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]] | + | その後もナナリーの政策には一貫して非協力的な姿勢を通しているが、あまりにも露骨すぎる態度が災いして彼女からは強く警戒される事になり、会議中において自らの吐いた嘘を簡単に見破られてしまい、狼狽する様子を見せている。そんな中、エリア11にて、ブリタニア軍と黒の騎士団を中心とする超合衆国軍の戦いである「第二次トウキョウ決戦」が勃発。自身は脱出艇に搭乗してエリア11から脱走しようとしていたのだが、実は自らの脱出艇は[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]によって黒の騎士団を引き寄せる為の囮にされてしまっており、ナナリーはグリンダ騎士団によって連れ出されていた。その結果、不運にもギアスの呪いの影響によって暴走した[[枢木スザク]]の[[ランスロット・コンクエスター]]が放ったフレイヤ弾頭の爆発に巻き込まれる形で死亡。「ブリタニアに忠誠心を抱きながらも、最後はそのブリタニアに裏切られる」という皮肉な末路を迎えてしまった。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == |
2021年6月21日 (月) 21:04時点における版
アリシア・ローマイヤ | |
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外国語表記 | Alicia Lohmeyer |
登場作品 | |
声優 | 渡辺明乃 |
デザイン | 木村貴宏 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇 |
SRWでの分類 | NPC |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(ブリタニア人) |
性別 | 女 |
所属 | 神聖ブリタニア帝国 |
役職 | 事務官 |
アリシア・ローマイヤは『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の登場人物。
概要
神聖ブリタニア帝国の事務官で、エリア11の総督になったナナリー・ヴィ・ブリタニアの補佐官兼お目付け役を担う女性。
人物
シニヨンに纏めた髪型にインテリ風の眼鏡を掛けている、いかにも厳格さと潔癖さを兼ね揃えたかの様な外見が特徴。
典型的なブリタニア至上主義者で、イレヴンを始めとするナンバーズ全体を「ブリタニアの労働力」としか見なしていない等、露骨なまでの差別意識を抱いており、ナンバーズが相手なら、たとえ格上である「ナイトオブラウンズ」の地位にいたとしても高圧的な態度を隠そうともしない等、徹底している。ナナリーにも建前上従っているに過ぎず、彼女がイレヴンの人権を守る為に、かつてユーフェミア・リ・ブリタニアが唱えた「行政特区日本」を実現させようとしているのを忌々しく思っている(行政特区日本の構想自体が、結果的にイレブンの一大反抗事件であるブラックリベリオンにまで繋がったと言える)。目や足が不自由であるナナリーの事は内心見下している節さえもあり、仮にも総督で皇女でもある彼女に対し高圧的な態度や辛辣な言動を繰り返すだけでなく、隙あらば行政特区日本の政策が失敗するよう妨害に出ようとし、澄ました顔で平然と嘘を吐く事さえもするが、与えられた職務は一応果たしている。この為に、逆にナナリー自身からのローマイヤの評価も低く全く信頼されていない。ローマイヤ自身に自覚は無いが、結果的に自らの非協力的な態度を取り続けた姿勢そのものが、例え味方側であっても簡単に他者に対して隙を見せてはならない政務に携わる者としての心構えをナナリーに身に着けさせるに至ったと言える。
来歴
「矯正エリア」となっていたエリア11の総督であるカラレスの死後、新たにエリア11の総督となったナナリーの補佐官としてエリア11に訪れる。
ナンバーズ差別主義者故に、ナナリーが総督に赴任して早々非協力的な態度を見せ、式典会場をゼロに利用されて百万人近くのイレヴンが中華連邦に亡命しようとした際は、見せしめの為に皆殺しにしろと喚き散らす等、総督補佐官の身分としては越権に等しい行動に出ている。
その後もナナリーの政策には一貫して非協力的な姿勢を通しているが、あまりにも露骨すぎる態度が災いして彼女からは強く警戒される事になり、会議中において自らの吐いた嘘を簡単に見破られてしまい、狼狽する様子を見せている。そんな中、エリア11にて、ブリタニア軍と黒の騎士団を中心とする超合衆国軍の戦いである「第二次トウキョウ決戦」が勃発。自身は脱出艇に搭乗してエリア11から脱走しようとしていたのだが、実は自らの脱出艇はシュナイゼル・エル・ブリタニアによって黒の騎士団を引き寄せる為の囮にされてしまっており、ナナリーはグリンダ騎士団によって連れ出されていた。その結果、不運にもギアスの呪いの影響によって暴走した枢木スザクのランスロット・コンクエスターが放ったフレイヤ弾頭の爆発に巻き込まれる形で死亡。「ブリタニアに忠誠心を抱きながらも、最後はそのブリタニアに裏切られる」という皮肉な末路を迎えてしまった。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初登場作品。
人間関係
- ナナリー・ランペルージ
- 補佐をするが、彼女への態度は冷たい。
- ナイトオブラウンズ
- 自由が保障されている彼らに対して、いい感情を抱いていない。
- シュナイゼル・エル・ブリタニア
- ローマイヤを囮に、ナナリーを救出した。
- セシル・クルーミー
- 露出度の高いドレスを着用していたため、「はしたない」と苦言を呈した。
名台詞
- 「総督は王様ではこざいません。あくまで皇帝陛下の代理として各エリアを治める者」
- 「今回の特区日本に関しては善処いたしますが、今後は全て事前にご相談ください」
- 『R2』第8話。総督に就任したナナリーの行動に対し、厳しい口調で諌める。
- 「枢木卿、100万の労働力、どうせ失くすなら見せしめとして」
- 『R2』第8話より。特区日本にてゼロを国外追放とすると発表した直後に、100万の日本人が一斉にゼロに扮して「合法的」に逃走を図ろうとした際の発言。
- ブリタニアの統治的には正しい認識なのかもしれないが、100万の人々を見せしめの為に皆殺しにするのは流石に行きすぎであろう。
- 「ナナリー様、実務は私共専門家にお任せください」
- 第15話。ナナリーに嘘を見抜かれて動揺し、彼女に総督は私だと反論される。
- 「何故、ここでフレイヤを…!」
- 第18話。最期のセリフ。状況が理解できぬまま彼女は爆発の光の中に消えた。
余談
- 名前の由来は「アルプスの少女ハイジ」の登場人物「ロッテンマイヤー」からだと思われる。また、ファーストネームの「アリシア」はドイツ読みにすると「アーデルハイト」となり、ハイジの本名へと繋がる命名となっている。
- ちなみにロッテンマイヤーはゼーゼマン家の家政婦長を務める優秀な女性で主に対する忠誠も高い。ただし、杓子定規で頭が固く、融通がきかないという一面がある人物で、結果的に主人公ハイジを夢遊病までに追い詰めてしまった。祖国ブリタニアに忠実だがナナリーの意に決定的にそぐわない人物という意味でも共通点がある。