「世界観/D」の版間の差分
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統合政府崩壊後、独立色を強めていったコロニーの中でも、特に力を強めて一大勢力となることに成功した国家。 | 統合政府崩壊後、独立色を強めていったコロニーの中でも、特に力を強めて一大勢力となることに成功した国家。 |
2016年9月26日 (月) 09:04時点における版
基本設定
真ゲッターロボ 世界最後の日がベースなので、世紀末の様相を呈する殺伐とした世界観が特徴となっている。 地上は過去の大戦と「早乙女の反乱」による事故でゲッター線汚染に晒されており、かつて地球圏を統べていた統合政府は崩壊、インベーダーが跋扈し、ほぼ完全に荒廃している。多くの人々がインベーダーの恐怖と貧困に喘いでおり、新たに台頭してきた各勢力の争いにより、戦火も絶えない。また、中盤以降はルイーナやザンスカール帝国の地球クリーン作戦によって、広域破壊や大量虐殺が平然と行われている。
以上の事から踏まえても、他のスパロボと比べると作中はずっと暗く重々しい雰囲気が漂っており、一線を画すダーク&シリアスなストーリー展開が散見される。シナリオライターが『スーパーロボット大戦64』を手がけた人と同じであるため、こちらも本作とは別のベクトルでハードなシナリオとなっている。
政治体制
軍事体制
統合軍
他シリーズでいうところの、連邦軍のポジション。ロンド=ベルやコスモクラッシャー隊、船団で旅に出る以前のマックスとミリアや、旧ゲッターチームは、統合軍の所属となっている。統合戦争後は地球圏の第一勢力だったようだが、インベーダーやOZ、ネオ・ジオンにザンスカールといった脅威に対抗しきれず、第二次ネオ・ジオン抗争の、ネオ・ジオンとスペシャルズの巧みな作戦に対応しきれず、実質組織としては瓦解してしまっている。後に、地球消滅という非常事態に際し、ネオ・ジオンに残存兵力は吸収された模様。
ネオ・ジオン
シャア・アズナブルを総帥とする勢力。ミリアルド・ピースクラフト率いるスペシャルズと結託し、アクシズ落としを決行する。恐らく原作以上の機能を発揮し、アクシズ落としを障害なく成功させるが、アクシズが地球衝突を前にして、突如地球が消滅。その際にかなりの艦隊が巻き添えを食らい、大きく戦力を削がれる。 その後、地球消滅と異星人の侵攻という非常事態に際し、各勢力との停戦を試み、ノヴァンブル条約機構の中核を担う組織として引き続き活動する。宇宙ルートでは一時的に、主人公はネオ・ジオンに所属することになる。
リガ・ミリティア
ザンスカール帝国の蛮行に対抗する為に結成されたレジスタンス。タワーと協力し、ザンスカール帝国やOZに対して、戦いを続けていた。
タワー
神隼人を司令に、真ドラゴンの解体とインベーダーの駆逐という独自の目的の為に活動する戦艦。多数のスーパーロボットを保有し、リガ・ミリティアとも密な協力関係を結び、インベーダーのみならず、ザンスカールやOZとも対抗していた。 地球圏の非常事態に際し、リガ・ミリティアと共にノヴァンブル条約機構に参加する。
OZ
トレーズ・クシュナリーダを総帥とする軍事秘密結社。地上、宇宙両方で強大な勢力を持つが、デルマイユによるトレーズの幽閉により、組織としては麻痺していた。しかし宇宙軍は地球消滅と異星人の侵攻という非常事態に、ネオ・ジオンと同盟を結ぶ事を選択したレディ・アンの手引きにより、デルマイユ配下の部隊はネオ・ジオンに敗れて宇宙軍はネオ・ジオンと同盟を結ぶ事となり、地上でもロジャー・スミスとの交渉により、OZのトップに返り咲いたトレーズはノヴァンブル条約機構への協力を約束。地上軍の反トレーズ派ともロジャーの交渉によりトレーズ派との和解が成立した。地上では度々、自軍を支援することになる。
各地域の設定
極東地区
世界的なゲッター線汚染の引き金となった「早乙女の反乱」の舞台である早乙女研究所跡地がある。因縁深き始まりの地。爆心地だけあって、ゲッター線汚染濃度及びインベーダー出現数は世界でもトップレベルであり、特に早乙女研究所跡地周辺は徘徊する真ドラゴンの影響もあって、事件から20年以上を経た現在でも復興はほとんど進んでいない。完全に壊滅したのは特定地域のみで、原作ほど荒廃はしていない。
他地域
コロニー
「早乙女の反乱」の影響はほとんど受けていない。統合政府とは過去幾度も戦火を交えてきた歴史があるが、それらが崩壊した後は各サイドが自立を目指して独立色を強めていった。しかし、戦後台頭してきた新勢力の跳梁と異星人の侵略により、地球とはまた異なる危機に晒されている。
月
月面十年戦争が起き、ゲッターロボが廃棄されている。フォン・ブラウン市ではカミーユが暮らしていた。
木星圏
インベーダーによりゲッター太陽になる。ジュドーらの木星船団は、インベーダーによってほぼ全滅した事がジュドーの口から語られる。
外宇宙
後述のギシン星間帝国の侵略、そしてバロータ軍の脅威にさらされる。
敵勢力
ザンスカール帝国
統合政府崩壊後、独立色を強めていったコロニーの中でも、特に力を強めて一大勢力となることに成功した国家。 マリア主義を掲げ、地上で戦線を拡大している他、他コロニーに対しても圧力を掛けており、ネオ・ジオンとも敵対している。
インベーダー
13年前の重陽子爆弾による真ドラゴン暴発より、爆発的に地上で数を増やし、地上では重大な問題の一つとなっている。 早乙女博士と、コーウェン&スティンガーを中枢として、個体数を増やし続けている。
ギシン星間帝国
プロトデビルン
マクロス船団を襲った外宇宙の勢力。 イワーノ・ギュンターに寄生したゲペルニッチを頂点として、ゲペルニッチの「夢」を実現する為、スピリチア再生種である地球人類の収集を行っている。
ルイーナ
地球消滅事件を契機に突如出現し始めた謎の勢力。 正体不明の存在「破滅の王」「ペルフェクティオ」の命令にしたがい、人間の「負の感情」を得るため、各地で破壊と殺戮を繰り返している。シャア、ズール、ゲペルニッチ、インベーダー。結果的に彼らはみな、ルイーナに対抗する為に活動していた事になる。