「ガルーダ」の版間の差分

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*キャラクターデザイン:安彦良和
 
*キャラクターデザイン:安彦良和
  
キャンベル星の戦闘司令官。普段は青年の姿をしているが、戦闘時には顔が中央から裂けて、中から鳥の顔が現れる。キャンベル星人としてのプライドが高く、地球人を見下しているが、誇り高い武人としての面もあり、[[葵豹馬|豹馬]]を[[ライバル]]と認め、付け狙っていた。母・[[オレアナ]]には絶対の忠誠を誓い、作戦の失敗を叱責されながらも命令には忠実に従っていた。
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キャンベル星の戦闘司令官。普段は青い肌をした金髪の青年の姿をしているが、戦闘時には人間の顔が中央から裂けて鳥の顔が現れる。プライドの高いキャンベル星人至上主義者で地球人を見下しているが、誇り高い武人としての一面もあり、[[葵豹馬|豹馬]]を[[ライバル]]と認めて付け狙っていた。母・[[オレアナ]]には絶対の忠誠を誓い、作戦の失敗を叱責されながらも命令には忠実に従っていた。
  
 
休息区司令の[[ミーア]]が自分に想いを寄せているのは知っていたが、しょせんロボットと人間では…と冷たかった。しかし、単独で出撃した[[ミーア]]を慌てて追いかけ、機能停止したところを助けようとしたところを見るに愛がないわけではない模様。その際、自分が'''オレアナの息子という情報を刷り込まれた[[アンドロイド]]'''だったという事実を知る。事実を知ったガルーダは激昂し、騙し続けていた母[[オレアナ]]を倒し、[[ビッグガルーダ]]に乗り込み、誇りをかけて[[コン・バトラーV]]に最後の決戦を挑んだ。
 
休息区司令の[[ミーア]]が自分に想いを寄せているのは知っていたが、しょせんロボットと人間では…と冷たかった。しかし、単独で出撃した[[ミーア]]を慌てて追いかけ、機能停止したところを助けようとしたところを見るに愛がないわけではない模様。その際、自分が'''オレアナの息子という情報を刷り込まれた[[アンドロイド]]'''だったという事実を知る。事実を知ったガルーダは激昂し、騙し続けていた母[[オレアナ]]を倒し、[[ビッグガルーダ]]に乗り込み、誇りをかけて[[コン・バトラーV]]に最後の決戦を挑んだ。
  
また、[[長浜作品]]を纏めて扱った漫画『超電磁大戦ビクトリーファイブ』(著:長谷川裕一)では、原作劇中の[[アンドロイド]]・ガルーダのコピー元となった、「生身」のキャンベル星人・ガルーダが登場。自身を幽閉した[[オレアナ]]を復活させ、全銀河の支配を目論む。原作ではバトルチームが相手方と会話するような機会はほとんど無かったため、今作で[[デウス]]から聞いて初めてガルーダ側の事情を知った[[葵豹馬|豹馬]]が「あれはそういう話だったのか!」と納得する場面がある。『ビクトリーファイブ』の続編である漫画『ゴッドバード』ではTVシリーズ本編に登場したガルーダが[[プリンス・シャーキン|シャーキン]]、[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]、[[リヒテル]]と共に復活。後に紆余曲折を経てかつてと同じくロボットの身体を得て、[[バラオ]]の手の者達を相手にライバルの豹馬達と共闘する。
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また、[[長浜作品]]を纏めて扱った漫画『超電磁大戦ビクトリーファイブ』(著:長谷川裕一)では、原作劇中の[[アンドロイド]]・ガルーダのコピー元となった、「生身」のキャンベル星人・ガルーダが登場。原作に登場したアンドロイドのガルーダを遥かに超える凶暴な性格で、自身を幽閉した母親の[[オレアナ]]に歪んだ愛情を持っており、アンドロイドとして復活させたオレアナに全銀河を支配する自分の姿を見せつけようとした。原作ではバトルチームが相手方と会話するような機会はほとんど無かったため、今作で[[デウス]]から聞いて初めてガルーダ側の事情を知った[[葵豹馬|豹馬]]が「あれはそういう話だったのか!」と納得する場面がある。『ビクトリーファイブ』の続編である漫画『ゴッドバード』では、TVシリーズ本編に登場したガルーダが[[プリンス・シャーキン|シャーキン]]、[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]、[[リヒテル]]と共に復活(化石人として蘇ったシャーキンらとは異なり、残骸から修復された)。後に紆余曲折を経て再び機械の体に魂を移し、[[バラオ]]の刺客達を相手にライバルの豹馬達と共闘するようになる。
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内山まもる版の漫画ではミーアが登場せず心の拠り所がオレアナのみであり、さらには自分の正体を知った直後にオレアナを倒されてしまったため真実を問いただすことも叶わず、自分をキャンベル星人だと信じたまま最期を遂げた。また、内山版のビックガルーダは巨大ロボットではなく、ガルーダの魂の分身の巨人とされており遠くから操っている。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:第6話で捕虜にした豹馬を解放するものの、この台詞の後に豹馬の両腕を撃って使い物にならなくするという非情さを見せる。
 
:第6話で捕虜にした豹馬を解放するものの、この台詞の後に豹馬の両腕を撃って使い物にならなくするという非情さを見せる。
 
;「ああ、確かに。ロボット同士の恋なんておかしくて信じられなかった」
 
;「ああ、確かに。ロボット同士の恋なんておかしくて信じられなかった」
:10話で[[ロペット]]に対して女型ロボットのロボ子を接近させて恋仲にし、ロペットを操ろうとしたミーアの作戦に当初は反対しながらもその成功に喜んだ際の台詞。しかし、その後のガルーダとミーアの結末を考えると皮肉な物となる。
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:10話で[[ロペット]]に女型ロボットのロボ子を接近させて骨抜きにし操ろうとしたミーアの作戦に当初は反対するが、その成功に喜んだ際の台詞。しかし、その後のガルーダとミーアの結末を考えると…。
;「それが戦いだ…戦いというものだ」
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;「それが戦いだ……戦いというものだ」
 
:12話での豹馬との決闘の末、豹馬がガルーダを討てる状況になった際に潔く討てと言うガルーダに驚く豹馬への台詞。
 
:12話での豹馬との決闘の末、豹馬がガルーダを討てる状況になった際に潔く討てと言うガルーダに驚く豹馬への台詞。
 
;「お前達下等な動物、人間共を指導する為にこの地球に遣わされた者の事さ」
 
;「お前達下等な動物、人間共を指導する為にこの地球に遣わされた者の事さ」
:十三の友人である山本和男の母親を人質に取った際、山本に語った台詞。少なくともこの時点では生粋のキャンベル星人と思っていたガルーダにとってはキャンベル星人こそ至上の存在で地球人らは下等な存在にしか過ぎないという事が分かる。
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:十三の友人である山本和男の母親を人質に取った際、山本に語った台詞。少なくともこの時点では自分を生粋のキャンベル星人と思っていたガルーダにとっては、キャンベル星人こそ至上の存在で地球人らは下等な存在にしか過ぎないという事が分かる。
 
;「これは一体なんだ!?一体俺はどこに来たのだ!」
 
;「これは一体なんだ!?一体俺はどこに来たのだ!」
 
:ミーアを修理すべくサイボーグ工場に乗り込んだが、自らと同じ姿をしたロボット達を見て驚愕する。そして偶然放たれたオレアナの音声から自らの正体を知ってしまう。
 
:ミーアを修理すべくサイボーグ工場に乗り込んだが、自らと同じ姿をしたロボット達を見て驚愕する。そして偶然放たれたオレアナの音声から自らの正体を知ってしまう。
;「あんまりだ…母上、私は…私まで母上の作ったロボットだったのですか、記憶と感情と性格を与えられ、自分を自分でキャンベル星人だと信じていた滑稽な機械人形…それがこのガルーダ、大将軍ガルーダか、ハハハハハッ!」
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;「あんまりだ……母上、私は……私まで母上の作ったロボットだったのですか!記憶と感情と性格を与えられ、自分を自分でキャンベル星人だと信じていた滑稽な機械人形……それがこのガルーダ、大将軍ガルーダか、ハハハハハッ!」
:自らがロボットと知った際の衝撃。誇り高きキャンベル星人としてのプライドを持っていたガルーダにとっては自らの存在意義を根底から崩れ去る衝撃であった…
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:自らがロボットと知った際の衝撃。誇り高きキャンベル星人としてのプライドを持っていたガルーダにとっては自らの存在意義を根底から崩れ去る衝撃であった……
;「コン・バトラーよ、この戦いこそ悔いの無い戦いであった。ミーア、お前をもう決して離さない、決して…」
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;「コン・バトラーよ、この戦いこそ悔いの無い戦いであった。ミーア、お前をもう決して離さない、決して……」
:最期の台詞。
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:最期の台詞。自らのアイデンティティーを失った上に戦いに敗れたものの、その姿はどこかさっぱりとしていた。豹馬達を称え、腕に抱いたミーアの亡骸に愛を告げながら爆発四散する。
 
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== 漫画版の名台詞 ==
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;「命にかけても母上を守る。おれを先につけえ!」
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:内山版。死を覚悟し自分を先に討てと豹馬に言うが、豹馬に見逃され、コンバトラーを倒せと告げるオレアナの声を背に呆然としながらコンバトラーを見送る。
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;「ううう、豹馬よ。おれはキャンベル星人だ。大将軍ガルーダだ。たたかわねばならない……」
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;「みよ、いかったガルーダのたましいが分身を作った。にっくきコンバトラーVをたおせ。生きて帰すな」
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:内山版。一度は倒れたガルーダだったが、己の分身であるビックガルーダを作り出して再び豹馬に戦いを挑む。
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;「ちがう。おれはロボットじゃない、キャンベル星人だ。こいつらとはちがう……。ロボットなんかではない、やめてくれ」
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:内山版。ミーアが登場しないためアニメとは正体発覚の経緯が異なる。コンバトラーに敗れた後地下工場に落ち、そこで自分の正体を知り驚愕する。
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;「自分の星だと……、笑わせるな。ただのやとわれロボットに、帰る星などあるものか」
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:内山版。オレアナを倒して自分の星に帰れと告げる豹馬に対して。
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;「み、みるがいい。血だってある……。だれがなんといおうと、おれはロボットではない……」
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;「お、おれはキャンベル星人だあ!」
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:内山版の断末魔。ビックガルーダを両断されると同時に自分の体から噴き出した赤いオイルを血と言って叫び、壮絶な最期を遂げた。この直後、豹馬は彼の死を悼んだ。
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
;「キャンベル星人との関係…?フフフ…」<br />「キャンベル星人でもないロボットの俺に、それを聞くのか?葵豹馬!」
 
;「キャンベル星人との関係…?フフフ…」<br />「キャンベル星人でもないロボットの俺に、それを聞くのか?葵豹馬!」
 
:[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]で[[ガンドール]]隊に敗れ、豹馬からキャンベル星人と[[アインスト]]との関連性を問われた時の返答。己自身を侮蔑するガルーダの叫びに、豹馬も沈黙するのみだった。
 
:[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]で[[ガンドール]]隊に敗れ、豹馬からキャンベル星人と[[アインスト]]との関連性を問われた時の返答。己自身を侮蔑するガルーダの叫びに、豹馬も沈黙するのみだった。
;「許してくれ、ミーア…」<br />「この事実をもう少し早く知っていたなら、そなたの気持ちを受け入れてやることが出来たのに…」<br />「でも、もう遅い…何もかもが全て遅すぎる…!!」<br />「ミーアよ…この俺の全てを愛してくれたのはそなた一人であった」<br />「母上…俺はあなたを憎む! いや、キャンベル星人と帝国監察軍全てを呪ってやる…呪ってやる…!!」
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;「許してくれ、ミーア…」<br />「この事実をもう少し早く知っていたなら、そなたの気持ちを受け入れてやることが出来たのに…」<br />「でも、もう遅い…何もかもが全て遅すぎる…!!」<br />「ミーアよ…この俺の全てを愛してくれたのはそなた一人であった」<br />「母上……俺はあなたを憎む! いや、キャンベル星人と帝国監察軍全てを呪ってやる……呪ってやる……!!」
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』第65話「ギア・オブ・ディスティニー」より。先にミーアが落とされた直後に自らの真実を知った際の台詞。しかし、直後に洗脳されてしまい、自意識のないロボットとして豹馬と対決する事になってしまう。
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』第65話「ギア・オブ・ディスティニー」より。先にミーアが落とされた直後に自らの真実を知った際の台詞。しかし、直後に洗脳されてしまい、自意識のないロボットとして豹馬と対決する事になってしまう。
;「我がライバル、葵豹馬よ…二度と私のような者が生み出されてはならぬのだ…」「だから、お前達の手で帝国監察軍を…ユーゼス=ゴッツォを倒せ」
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;「我がライバル、葵豹馬よ……二度と私のような者が生み出されてはならぬのだ……」「だから、お前達の手で帝国監察軍を…ユーゼス=ゴッツォを倒せ」
 
:同上。で死の間際に言った台詞。洗脳されて豹馬と戦い、敗北した際には正気を取り戻した状態で豹馬にユーゼスを倒すように言い残して戦死してしまう。
 
:同上。で死の間際に言った台詞。洗脳されて豹馬と戦い、敗北した際には正気を取り戻した状態で豹馬にユーゼスを倒すように言い残して戦死してしまう。
  

2016年8月28日 (日) 00:04時点における版

ガルーダ(Garuda)

キャンベル星の戦闘司令官。普段は青い肌をした金髪の青年の姿をしているが、戦闘時には人間の顔が中央から裂けて鳥の顔が現れる。プライドの高いキャンベル星人至上主義者で地球人を見下しているが、誇り高い武人としての一面もあり、豹馬ライバルと認めて付け狙っていた。母・オレアナには絶対の忠誠を誓い、作戦の失敗を叱責されながらも命令には忠実に従っていた。

休息区司令のミーアが自分に想いを寄せているのは知っていたが、しょせんロボットと人間では…と冷たかった。しかし、単独で出撃したミーアを慌てて追いかけ、機能停止したところを助けようとしたところを見るに愛がないわけではない模様。その際、自分がオレアナの息子という情報を刷り込まれたアンドロイドだったという事実を知る。事実を知ったガルーダは激昂し、騙し続けていた母オレアナを倒し、ビッグガルーダに乗り込み、誇りをかけてコン・バトラーVに最後の決戦を挑んだ。

また、長浜作品を纏めて扱った漫画『超電磁大戦ビクトリーファイブ』(著:長谷川裕一)では、原作劇中のアンドロイド・ガルーダのコピー元となった、「生身」のキャンベル星人・ガルーダが登場。原作に登場したアンドロイドのガルーダを遥かに超える凶暴な性格で、自身を幽閉した母親のオレアナに歪んだ愛情を持っており、アンドロイドとして復活させたオレアナに全銀河を支配する自分の姿を見せつけようとした。原作ではバトルチームが相手方と会話するような機会はほとんど無かったため、今作でデウスから聞いて初めてガルーダ側の事情を知った豹馬が「あれはそういう話だったのか!」と納得する場面がある。『ビクトリーファイブ』の続編である漫画『ゴッドバード』では、TVシリーズ本編に登場したガルーダがシャーキンハイネルリヒテルと共に復活(化石人として蘇ったシャーキンらとは異なり、残骸から修復された)。後に紆余曲折を経て再び機械の体に魂を移し、バラオの刺客達を相手にライバルの豹馬達と共闘するようになる。

内山まもる版の漫画ではミーアが登場せず心の拠り所がオレアナのみであり、さらには自分の正体を知った直後にオレアナを倒されてしまったため真実を問いただすことも叶わず、自分をキャンベル星人だと信じたまま最期を遂げた。また、内山版のビックガルーダは巨大ロボットではなく、ガルーダの魂の分身の巨人とされており遠くから操っている。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
初出演作品。コン・バトラーV初登場マップでビッグガルーダに乗って登場するが、出番はここだけ。ちなみにパッケージイラストに登場している。
第4次スーパーロボット大戦S
第3次で倒されたが、オレアナによって復活。乗機はグレイドンビッグガルーダ。シナリオ「大将軍ガルーダの悲劇」開始前のインターミッションで自分をキャンベル星人と偽っていたオレアナを倒し、コン・バトラーVに最終決戦を挑み、同じ市川ボイスのリヒテルにそれを見届けて貰うシチュエーションであった。
スーパーロボット大戦F
本作より声がついた。乗機はビッグガルーダ。シナリオ「大ピンチ!!コン・バトラーV合体不能!?」では豹馬との決闘イベントがある。自分の正体がアンドロイドであることを知ってしまい、それまで騙し続けて捨て駒にしようとしたオレアナに反旗を翻すシナリオ「大将軍ガルーダの悲劇」でコン・バトラーVオレアナと三つ巴の戦いを繰り広げる。オレアナを倒されると貴重な強化パーツファティマが手に入らないので注意が必要。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
今回は鳥人バージョンが初登場した。同じ市川ボイスのハイネルとはライバル関係。序盤は鳥人に変身し、味方部隊の脅威となっていたが終盤は人間形態のみで戦っていた。終盤、プロトタイプのガルーダが大挙として登場し、ガルーダ自身も洗脳されるという悲惨な結末を迎える。死に際、正気に戻ると豹馬に打倒バルマーの願いを託す。
本作で死亡した為、以降のαシリーズでは登場しないが、第2次αでは豹馬が同じ市川ボイスのリヒテルと交戦した際に、「意味も分からず戦わされる者を解放する」事を誓った男として存在が語られる。余談だがライバルハイネルは現代が舞台となっているαシリーズ3作には全て登場している上、すべてにおいて重要なポジションを担っている。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
シーン3から戦う。今回はグレイドンが未登場なので、原作で女帝ジャネラ勢が使っていたブランブルを使用している。キャンベル星人アインストに対して手出しをしない事を訝しんでいる描写があるが、アインストの正体が明らかになる前に死亡する。複数の「自分」が出てくるあのシーンで、どうもアインストとの融合実験まで行なわれていたような描写がある。
スーパーロボット大戦IMPACT
第1部に登場。コン・バトラーVとの対決ムービーあり。概ね原作通りだがCOMPACT2同様、今わの際にアインストとの関連性を仄めかして散る。
スーパーロボット大戦COMPACT3
シナリオ「大将軍ガルーダの悲劇」に登場。2ステージ登場するが、ルート分岐のため1ステージしか出会わない。本作は新規参戦聖戦士ダンバインのシナリオが優遇されており、他作品は原作再現など無いのだが、彼は主役ステージがあるため多少は優遇されている。何度も再現された話だが。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦AA PORTABLE
本作では既にオレアナと共に倒された後という設定で、女帝ジャネラらの会話などに名前が出てくるのみ。
ただ、豹馬らは敵とはいえガルーダの気高さは認めていたようで、ガルーダとは正反対の卑劣なやり口を好み、挙句ガルーダを侮辱したジャネラに豹馬が激昂するシーンも。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
イベント「ガルーダの逆襲」の大ボスとして登場。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

第4次S
根性(マップ『大将軍ガルーダの悲劇』のイベントでのみ使用)

人間関係

オレアナ
キャンベル星人のオレアナの人格を移植した巨大コンピューター像。本来はロボットであるガルーダの開発者であるが、ガルーダは母と思い込まされて忠誠を誓っていた。
ミーア
休息区司令のハーフロイド。ガルーダを慕う。
葵豹馬
ライバル。キャンベル星人を至上とする考え故に地球人を見下している中で、ある程度は実力を認めていた。
四ッ谷博士
20話で博士を拉致して自白剤でコン・バトラーの弱点を聞き出したが、博士の演技で逆に敗北を招いてしまう。
女帝ジャネラ
原作で時期の違いから共演はないが、スパロボの戦闘前会話では彼の名を挙げ罵倒していた。
総統ワルキメデス
上記と同じく時期の違いから共演はないが、原作終了後を舞台とした『ゴッドバード』ではバラオの手の者となった彼と敵対。自身がロボットであることの誇りをかけ、バトルチームに代わってコン・バトラーVに搭乗して彼の搭乗する「コンバトラー ゼウス」と戦った。
ギルア
SRW未登場。戦闘作戦区司令を務めるハーフロイドで、戦闘時にはガルーダの補佐を務める。ガルーダの失脚後はオレアナにより司令官に命ぜられたが、コン・バトラーによってグレイドンが破壊された際に共に破壊された。
ナルア
SRW未登場。奴隷獣区司令を務めるハーフロイドで、どれい獣の開発を担う。ミーアやギルアと違い最期は描写されていないが、恐らくはオレアナ城の崩壊と共に最期を迎えたと思われる。

他作品との人間関係

長浜ロマンロボシリーズ

プリンス・ハイネル
声が同じ長浜ロマンロボシリーズの美形悪役。αでは共にバルマーの傘下の将軍で互いにライバル意識を持っているが、ガルーダの秘密を知りその最期を見た時はオレアナとユーゼスの仕打ちに激怒した。
『ビクトリーファイブ』では「オリジナルのガルーダ」が彼と敵対。『ゴッドバード』では彼とも同志・盟友となる。
リヒテル
ハイネルと同じく声が同じ。第4次では同じDC側となりガルーダを援護、ガルーダの潔い死に様を賞賛した。
『ゴッドバード』では彼とも同志・盟友となる。
プリンス・シャーキン
上記の二人と同じく声が同じで、ある意味キャラクターとしては先輩とも言える存在。SRWシリーズでは何度か共演こそしているものの直接的な絡みは殆どない。
『ゴッドバード』では彼の配下としてバラオに蘇生されるも、後に彼とも同志・盟友となる。

バンプレストオリジナル

ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ
αにおける上官。終盤にキャンベル星の自治権を餌にオレアナを人質にして帝国軍の先鋒を命じた。しかしラオデキヤも実はガルーダと似たような存在にあたる。
ユーゼス・ゴッツォ
αシリーズにおける上官だが、オレアナ同様に道具として利用されていた。

名台詞

「大いなる母、オレアナよ!この地球をキャンベル星人の楽園とする為にガルーダは命を賭けて戦います!」
第1話冒頭で地上侵略を宣言した際の台詞。
「うるさいぞ!壁飾り!」
第3話で作戦の施行を急がせるギルアに対して。他の話でも同様に台詞を言ったり、腹いせに杖で殴打していたりと明らかにロボットと見下している。
「人間よ!ロボットよ!もう母上の為でも故郷の為でもない!俺は、俺自身の為に地球に宣戦を布告する!」
3話ラストシーンより。
「一度は味方にしようと思った男だ。命だけは助けてやる、立て」
第6話で捕虜にした豹馬を解放するものの、この台詞の後に豹馬の両腕を撃って使い物にならなくするという非情さを見せる。
「ああ、確かに。ロボット同士の恋なんておかしくて信じられなかった」
10話でロペットに女型ロボットのロボ子を接近させて骨抜きにし操ろうとしたミーアの作戦に当初は反対するが、その成功に喜んだ際の台詞。しかし、その後のガルーダとミーアの結末を考えると…。
「それが戦いだ……戦いというものだ」
12話での豹馬との決闘の末、豹馬がガルーダを討てる状況になった際に潔く討てと言うガルーダに驚く豹馬への台詞。
「お前達下等な動物、人間共を指導する為にこの地球に遣わされた者の事さ」
十三の友人である山本和男の母親を人質に取った際、山本に語った台詞。少なくともこの時点では自分を生粋のキャンベル星人と思っていたガルーダにとっては、キャンベル星人こそ至上の存在で地球人らは下等な存在にしか過ぎないという事が分かる。
「これは一体なんだ!?一体俺はどこに来たのだ!」
ミーアを修理すべくサイボーグ工場に乗り込んだが、自らと同じ姿をしたロボット達を見て驚愕する。そして偶然放たれたオレアナの音声から自らの正体を知ってしまう。
「あんまりだ……母上、私は……私まで母上の作ったロボットだったのですか!記憶と感情と性格を与えられ、自分を自分でキャンベル星人だと信じていた滑稽な機械人形……それがこのガルーダ、大将軍ガルーダか、ハハハハハッ!」
自らがロボットと知った際の衝撃。誇り高きキャンベル星人としてのプライドを持っていたガルーダにとっては自らの存在意義を根底から崩れ去る衝撃であった……
「コン・バトラーよ、この戦いこそ悔いの無い戦いであった。ミーア、お前をもう決して離さない、決して……」
最期の台詞。自らのアイデンティティーを失った上に戦いに敗れたものの、その姿はどこかさっぱりとしていた。豹馬達を称え、腕に抱いたミーアの亡骸に愛を告げながら爆発四散する。

漫画版の名台詞

「命にかけても母上を守る。おれを先につけえ!」
内山版。死を覚悟し自分を先に討てと豹馬に言うが、豹馬に見逃され、コンバトラーを倒せと告げるオレアナの声を背に呆然としながらコンバトラーを見送る。
「ううう、豹馬よ。おれはキャンベル星人だ。大将軍ガルーダだ。たたかわねばならない……」
「みよ、いかったガルーダのたましいが分身を作った。にっくきコンバトラーVをたおせ。生きて帰すな」
内山版。一度は倒れたガルーダだったが、己の分身であるビックガルーダを作り出して再び豹馬に戦いを挑む。
「ちがう。おれはロボットじゃない、キャンベル星人だ。こいつらとはちがう……。ロボットなんかではない、やめてくれ」
内山版。ミーアが登場しないためアニメとは正体発覚の経緯が異なる。コンバトラーに敗れた後地下工場に落ち、そこで自分の正体を知り驚愕する。
「自分の星だと……、笑わせるな。ただのやとわれロボットに、帰る星などあるものか」
内山版。オレアナを倒して自分の星に帰れと告げる豹馬に対して。
「み、みるがいい。血だってある……。だれがなんといおうと、おれはロボットではない……」
「お、おれはキャンベル星人だあ!」
内山版の断末魔。ビックガルーダを両断されると同時に自分の体から噴き出した赤いオイルを血と言って叫び、壮絶な最期を遂げた。この直後、豹馬は彼の死を悼んだ。

スパロボシリーズの名台詞

「キャンベル星人との関係…?フフフ…」
「キャンベル星人でもないロボットの俺に、それを聞くのか?葵豹馬!」
IMPACTガンドール隊に敗れ、豹馬からキャンベル星人とアインストとの関連性を問われた時の返答。己自身を侮蔑するガルーダの叫びに、豹馬も沈黙するのみだった。
「許してくれ、ミーア…」
「この事実をもう少し早く知っていたなら、そなたの気持ちを受け入れてやることが出来たのに…」
「でも、もう遅い…何もかもが全て遅すぎる…!!」
「ミーアよ…この俺の全てを愛してくれたのはそなた一人であった」
「母上……俺はあなたを憎む! いや、キャンベル星人と帝国監察軍全てを呪ってやる……呪ってやる……!!」
α』第65話「ギア・オブ・ディスティニー」より。先にミーアが落とされた直後に自らの真実を知った際の台詞。しかし、直後に洗脳されてしまい、自意識のないロボットとして豹馬と対決する事になってしまう。
「我がライバル、葵豹馬よ……二度と私のような者が生み出されてはならぬのだ……」「だから、お前達の手で帝国監察軍を…ユーゼス=ゴッツォを倒せ」
同上。で死の間際に言った台詞。洗脳されて豹馬と戦い、敗北した際には正気を取り戻した状態で豹馬にユーゼスを倒すように言い残して戦死してしまう。

搭乗機体

グレイドン
ガルーダが後方指揮に使用した空中戦艦。
ビッグガルーダ
オレアナがガルーダの製作前に開発していた巨大ロボット。オレアナ城の倉庫に眠っていたのをガルーダが見つけ、コン・バトラーとの最終決戦に使用した。

余談

  • 名前の由来と思われる「ガルーダ(Garuda)」はインド神話に登場する鷲の姿をしたヒンドゥー教の神の一柱。