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テロ行為や主力兵器のアルマ・マキナを利用した作戦を実行するための私設部隊を有しており、一番隊から八番隊までが確認されている(アニメ版では五番隊は未登場)。 | テロ行為や主力兵器のアルマ・マキナを利用した作戦を実行するための私設部隊を有しており、一番隊から八番隊までが確認されている(アニメ版では五番隊は未登場)。 | ||
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:……なお、本作においては「月刊男の裏社会」なる雑誌で'''特集が組まれていた'''らしい。 | :……なお、本作においては「月刊男の裏社会」なる雑誌で'''特集が組まれていた'''らしい。 | ||
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:本作でも長期に渡り敵対するが、第45話で沢渡と真田以外のメンバーが全員自軍に参加(レズナーはパイロットではなくシャングリラの砲手としてだが)。なお、敵対時は「ファクター」の仕様変更によりマサキ&グラン・ネイドルが非常に面倒。 | :本作でも長期に渡り敵対するが、第45話で沢渡と真田以外のメンバーが全員自軍に参加(レズナーはパイロットではなくシャングリラの砲手としてだが)。なお、敵対時は「ファクター」の仕様変更によりマサキ&グラン・ネイドルが非常に面倒。 |
2013年6月10日 (月) 13:12時点における版
加藤機関(Katou Organization)
『鉄のラインバレル』に登場するテロ組織で、中盤までの主な敵。表向きは「世界征服を目論むわかりやすい悪役」なのだが、構成員の行動の一つに「想像しろ」と他者に伝えるという、かなり変わったものがある。実は隠された目的があり、(テロ行為そのものは許されようがないが)一概に「悪」とは言い切れない。その目的については原作漫画版とアニメ版では全く異なっている。
テロ行為や主力兵器のアルマ・マキナを利用した作戦を実行するための私設部隊を有しており、一番隊から八番隊までが確認されている(アニメ版では五番隊は未登場)。
アニメ版
アニメ版では1999年から表立った活動を始めており、また結成も20年前と組織としての歴史は浅い。総司令の加藤久嵩曰く「向こう側の世界の尖兵」。世界征服を目的としている。
加藤機関が明らかなオーバーテクノロジーを操れるのは、彼らが高蓋然性世界からやってきたからである。彼らは自らの故郷のことを「向こう側の世界」と呼ぶ。
彼らの真の目的は「こちら側の世界」の人間を統一意志セントラルへ対抗できるよう鍛え上げるための「仮想敵」になることであり、そして加藤機関はセントラルに対しての「敵」である(その立ち位置は宇宙からの侵略者に対抗する為にビアン総帥が創設し、世界の「仮想敵」となったディバイン・クルセイダーズに類似している)。「向こう側の世界」からの侵略用兵器であるマキナの完全破壊を目的の一つとしており、そのために必要な力である「マキナ殺し」ラインバレルを求めていた。だが、後にJUDAと手を組んだことでラインバレルが味方になり、その必要はなくなった。
原作漫画版
原作漫画版では日本の歴史を影から動かして来たとされる日本最古の秘密結社で、島消滅と言うテロ行為に際して世界への宣戦布告を行った。
加藤機関が明らかなオーバーテクノロジーを操れるのは、彼らが未来からやってきたからである、と当初は説明されていた。しかしこれにはいくつかの矛盾があり、その裏には更なる驚愕の真相が隠されていた。
それは、加藤機関とは人類にとって真の敵である「ヒトマキナ」への対抗として用意された存在であった、という事実である。総司令・久嵩は「やり直される」前の世界に存在していた人間であり、ファクターとなったことで自滅スイッチを逃れ、「やり直した」世界で暗躍していた。その目的、つまり加藤機関真の目的とは、「やり直される」前の世界における人類絶滅の原因、即ち「想像力喪失による自滅スイッチの起動」を防ぐことである。
具体的な方法は、色々な手段を用いて世界全土に「加藤機関は世界にとっての脅威である」と印象付けることで人々に死を認識させ、それから逃れるための対抗として想像力を励起する、というもの。久嵩がこのような迂遠な手段を取った理由は、ヒトマキナの脅威から人類を守るという別の目的を同時に進めていたため。現存する全てのマキナにファクターが造られた場合、それをトリガーにヒトマキナ達が月面から転移して来るのだが、加藤機関の技術力ではヒトマキナの拠点に攻め込むことが出来ず、そのため久嵩はこのような手段を取らざるを得なかったのである。
しかし、ジュダのファクターとなって機関を離脱した元一番隊隊長・石神はこの方法が間違っている(=久嵩こそが人類を救える存在であるが、現状彼が執っている方法では人類は救えない)と知っており、そのため敵の立場から久嵩を誘導、人類を救うための方法へと導こうとしていた。
2020年にヒトマキナの侵攻が開始された際、全ての真相を知った久嵩の指令により、JUDA特務室と共同戦線を取る。その後、石神の死に伴い指揮官を失った特務室の面々をメンバーに加え、本格的にヒトマキナへの抗戦を開始した。2023年現在、ヒトマキナの侵攻に対抗できる唯一の存在として認知されているが、それでも久嵩の旧来の行動などから、その存在を危険視する意見もまた多い。
隊長のいなくなった二番隊・三番隊・四番隊・八番隊は、それぞれ新規加入した元特務室の面々が務めている。また、ヒトマキナの侵攻に際し、「正義の味方」を志す哨戒型ヒトマキナ・大場真来梓が加入している。
登場作品
- スーパーロボット大戦L
- アニメ準拠の設定で登場。今回は『ラインバレル』がストーリーの中核にいることもあり、要所要所で中々目立つ。
- オリジナルの敵であるGreATとも関わっている。また今回は五飛が完全に機関の一員扱いであることが話題を呼んだ。
- 長らくの敵対後、地上ルート第31話の決戦後に共同戦線を結び、その際に森次、沢渡、ユリアンヌ、そして五飛が自軍に入る。
- ……なお、本作においては「月刊男の裏社会」なる雑誌で特集が組まれていたらしい。
- エンディングで構成員には法的手続きが行われ、本来は極刑だったが本来の目的や
- セントラルからの離反後の貢献などから、プリベンターの監視下(事実上プリベンターへの編入)という前提で超法規的な恩赦が出された。
- スーパーロボット大戦UX
- 本作でも長期に渡り敵対するが、第45話で沢渡と真田以外のメンバーが全員自軍に参加(レズナーはパイロットではなくシャングリラの砲手としてだが)。なお、敵対時は「ファクター」の仕様変更によりマサキ&グラン・ネイドルが非常に面倒。
- エンディングでは旧JUDA特務室の面々を加え、政府直属のエージェント組織として活動している。目下の任務はロストバレル追撃。
関連人物
正規メンバー
- 加藤久嵩
- 総司令にして創設者。先述した機関の真の目的は彼のみぞ知る。移動基地「シャングリラ」のファクター。
- 菅原マサキ
- 一番隊隊長。アニメ版ではセントラルと機関の連絡役だが、後に敵対。グラン・ネイドルを駆る。
- 真田八十介(さなだ やそすけ)
- 原作漫画版での二番隊隊長。老齢だが現役。アニメ版未登場。
- 中島宗美
- アニメ版での二番隊隊長。タリスマンを駆る。原作漫画版ではJUDA所属であり、ヒトマキナとの初戦後に特務室ごと加入。
- デミトリー・マガロフ
- 三番隊隊長。カグツチを駆る。
- 沢渡拓郎
- 四番隊隊長。イダテン及びイダテン弐型を駆る。原作漫画版ではロストバレルのファクターになって行方を晦ませる。
- マット・レズナー
- 五番隊隊長。原作漫画版のみ登場。
- ジャック・スミス
- 六番隊隊長。自身をアルマ「タケミナカタ」に改造したサイボーグサムライ。
- ユリアンヌ・フェイスフル
- 七番隊隊長。隊長クラスの紅一点。ツバキヒメを駆る。
- 王政陸
- 八番隊隊長。ヤオヨロズを駆る。
- 矢島英明
- アニメ版では一時、原作漫画版では終盤正式に所属している。
- 石神邦生
- 元一番隊隊長。
- 「推進派」達
- 原作漫画版における「加藤久嵩の切り札」。
- 加藤機関兵士
- 各部隊(八番隊除く)に所属する一般兵達。実は直接は登場していない。
主な新規加入メンバー(原作漫画版のみ)
- 森次玲二
- 元JUDA特務室室長。真田の後任として二番隊隊長に就任。旧特務室組の指揮官を務める。
- アニメ版では正式な役職は不明だが、元から加藤機関の所属。
- 桐山英治
- キリヤマ重工社長。ジャミング施設破壊作戦後に正式に加入。デミトリーの後任として三番隊隊長に就任。
- 旧JUDA特務室
- メンバーは全員参加。浩一のみ、ジャミング施設破壊作戦で行方不明となっている。
- 大場真来梓
- 1999年12月31日から地上に派遣されていた少女型ヒトマキナ。本格侵攻に際して「正義の味方になって戦う」ことを決意。森次に一目惚れしたのがきっかけで、彼について加藤機関に加入している。
他作品の関連人物
- 張五飛
- Lでは久嵩の「正義」を見極めるために手を貸していた。デミトリーや沢渡などからは「新入り」呼ばわりされている。アニメ版にはいない五番隊隊長を担っているのかもしれない。
- ウラジミール、エイーダ・ロッサ
- L中盤で一時R-ダイガン絡みで組んでいた。
- 呂布トールギス
- 三璃沙からやって来た彼を客将として、貂蝉キュベレイと共に迎え入れていた。
- シンジロウ・サコミズ
- ホウジョウの王。太平洋戦争時に当時少将だった久嵩と出会っており、その縁で一時結託。
- ハザード・パシャ
- UXでは「推進者」達のバックアップによって連邦内での発言力を強めるが…。
- ダミアン、カレン、館華くらら
- UXのEDにて地球連邦政府直属の秘密エージェント集団へと生まれ変わった加藤機関に参加している。