「オーガン (地球製)」の版間の差分
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2020年1月13日 (月) 19:22時点における版
オーガン (地球製) | |
---|---|
外国語表記 | Orgun |
登場作品 | デトネイター・オーガン |
初登場SRW | スーパーロボット大戦W |
SRWでの分類 |
機体 パイロット(真道トモルを参照) |
スペック | |
---|---|
分類 | ソリッドアーマー |
全高 | 2.5 m |
動力 |
反物質溶鉱炉 電気バッテリーバックアップ |
装甲材質 | オーバリウム808・マグカーボンの複合積層 |
開発 | E.D.F技術陣・万能工作機ビルヴェルビント |
融合者 | 真道トモル |
オーガン(地球製)は『デトネイター・オーガン』の登場メカ。
概要
機体概要
イバリューダーに所属していたオーガンが、逃亡中死の間際まで地球に送り続けた自身のソリッドアーマーとしてのデータを、それとは知らず万能工作機ビルヴェルビントが三ヶ月の期間を掛けて作り上げた所謂レプリカ。
性能や外見は送られてきたデータの主であるアーキタイプ・オーガン自身にほぼ準じているが、地球側のテクノロジーの限界で、推進機能力が恒星間巡航可能な物から惑星空域を戦闘機動可能な程度の物にデチューンされていたり、エネルギーの不足による稼動限界時間(おそらく主動力源の反物質溶鉱炉自体も不完全な再現物である為)を有するなど完全に再現出来なかった部分もある。
限定的ながら自律行動し単体でトモルの下に現れたり、リンクしたトモルが己をオーガンとしても認識している様子など、オーガン自身の意思も複製されたと取れる描写がある。
また、アーキタイプ・オーガンと異なり、稼動はあくまでリンクしているトモルの意志と生命力に依存する(稼動補助に電気バッテリーが使用されていおり、充電された描写がOVA本編や小説版で見られる)ため、反物質溶鉱炉を失っても活動可能という特徴がある。
地球人の生身の肉体を持つトモルがオーガンにリンクするためには、一度体を素粒子レベルにまで分解し、オーガンの中で融合する必要が有り、また元に戻す際にはその逆のプロセスを行うため、何度もリンクをすると命に関わる(実はこの設定も初代テッカマンのテックセット回数限界の設定に基づいた物である)と神埼未知は解析した結果を語っている。最終話のラストでは、トモルは35歳でその生涯を終えたと判明している。
劇中での様相
ゾアを撃破した直後、グランドクルスアタックでゾーマの反物質砲を相殺して機能を停止、半壊状態で地球に落下(小説版で最後のバッテリーの力でトモルを射出し戻した事が記されている)。
その後は、いかなる経緯を辿ったかは不明であるが(展示用のレプリカかもしれないが)、博物館のトモルのコーナーの反対側に、ランサーを構えた状態で展示されている。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 第2部の途中から参戦。能力は群を抜いており、また搭乗者のトモルの格闘値は全キャラ中トップ、射撃値も上位に入る強さである。ただし、第2部でオーガンを改造すると次の周回での第1部のアーキオーガンに反映されてしまい、勝手に敵を倒されて登場するステージの経験値と資金を取られてしまうことも。
- 似た様な使い勝手であるブラスターテッカマンブレードと比較するとどこも僅かに見劣りするが、気力による解除無しに常時ブラスターブレードとほぼ同等の能力と考えれば破格の性能と言える。活躍させたいのなら「補助GSライド」のEN回復が良い。 HP回復を持たないので、MAP兵器などでわざとHPを減らし「底力」を発動させるのもいい。
- ストーリー的には、アーキオーガンは第一部の最後まで生きている事もあり、トモルはアーキオーガンよりも目立たず、融合した状態でもオーガンを客観的に認識するなどオーガンとしての性格が少なく、戦う理由はテッカマンブレードに触発されるなど、少し性格が異なる。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- オーガン・カッター
- 手首に収納されている刃物。オーガン・ハンドカッターとも表記する。原作では基本片手側のみ使用。
- スパロボWでは両手から出した二刀流で使用し、出す時と突く時に稲妻が走っている。
- ライトニードル
- 拳部手甲の発射口から連射するビームガン。針状のビーム弾体が装甲に刺さって突き立つ。このためイバリューダーの装甲に有効な火器の一つであると小説版では説明されている。
- 『W』の戦闘ムービー中では通り過ぎるように貫通する描写になっている。
- P.E.Cキャノン
- 読みは「ペクサーキャノン」。額部装甲を展開して発射される大出力のエネルギービーム砲。精神力[1]をエネルギービームに変換して発射し、物質で出来ているものなら破壊出来ないものは無い。反面高揚していない通常の精神状態では発射できない[2]上に精神力をエネルギー源にする為読心能力等感情が分かる相手にはその使用を覚られ易い弱点もある。テッカマンチームのボルテッカに相当する技(この作品自体が初代”宇宙の騎士テッカマン”のオマージュゆえ、同じ様に額から発射する初代テッカマンのボルテッカのオマージュとも取れる)で、地球製オーガンの切り札の一つでもある。
- 『W』ではサイズ差補正無視がない(さらに『W』はバグで技能版が機能しない)事で大型の敵機には威力が少し弱まるため、オーガンがテッカマンに見劣りする一因となっている。
- オーガン・ランサー
- 液体金属を噴出し、一瞬で硬化させて成形される大型の槍。メイン武装の様に取沙汰される事が多いが本格的に活用するのは最終巻である3巻からと遅い。テッカマンチームのテックランサー相当の武装で原作では投擲してブーメランの様に敵を切り裂いて戻ってくる用い方もしている。終盤でゾアに止めを刺されそうになった際、腰部に収納した状態で起動させ不意打ちを行った。
- 『W』でのモーションおよびカットインは非常に再現度が高く、本編でのオーガンの動きがゲームでも見られる。
必殺技
- オーガン・ランサー突撃
- オーガン・ランサーを回転させ、エネルギーの奔流となって突撃し真っ二つに切り裂く。
- 『W』ではテッカマンブレードのクラッシュイントルードに当たる性能の技だが、クラッシュイントルードとは違い、攻撃力が高く、コンボに使用できない。また、使用に気力が必要である。準最強武器であるP.E.C.キャノンに気力制限が無い事を考えると、プログラムミスでこちらに入れ違いで制限が設定されたと考えられる。
- SRWでのモーションは3巻で陽子の危機を救った後、イバリューダー戦艦を撃破した際の再現だが、原作劇中ではコン・バトラーVよろしく体ごと回転し突撃していた。
- グランドクルスアタック
- アーキタイプ・オーガンが使う「アンク・アタック」同様、胸部装甲を展開し内部の重力ジェネレーターで重力レンズを最大出力で形成する事によって太陽光エネルギーを一点に集中させ放つ必殺技。原理的にはソーラ・システムと同じだがこちらは物理的な鏡ではなく重力レンズを用いる為前者とは次元が違うエネルギー効率と焦点収束力を持ち、地球を完全に消滅させる程の力を持つ反物質砲を相殺し、さらに戦闘惑星ゾーマ本体(月の4分の1程の大きさ)を破壊した事から、どうやら地球を消滅させて有り余るクラスの破壊力があるらしい。その性質上、太陽ないしはそれに相当する恒星が見えないと使えないのだが、原作と小説版では久見・ジェファーソンが太陽が出てくるまでの時間を切り取って太陽を出現させたとの事。
- ちなみにアーキタイプの「アンク・アタック」との違いはアーキタイプが肩部反物質推進翼ユニットを備えている為それも変形して完全な十字を模った形態になるが地球製は推進翼ユニットが無い為それを欠いた形での十字になる事。
- 『W』においてはオーガン念願のサイズ補正無視武器だが、ラスト2話でしか使えないのが悩みどころ。追加イベントの際は、さりげなくクロスオーバーが存在する。この時のイベントは「太陽の邪魔になるピサ・ソールをガオガイガーが破壊、現れた太陽の光を受けてグランドクルスアタックを放つ」という流れに見えるが、実は今作では太陽系の太陽で撃つ場合はゾーマの砲撃より威力が低いという設定がある。ではどうやって不足分の威力を補ったのか、という部分は、次の話のカズマの航海日誌から考えればゴルディオンクラッシャーで「光になった」ピサ・ソールと遊星主の分で補ったことになる。
特殊能力
- 剣装備
- カッターで切り払う。
移動タイプ
サイズ
- SS
対決・名場面
- vsラング
- 最初こそ読心能力を知らぬ為、打つ手が全て仇になる様な一方的な様相を呈していたが、リーブの助言から心と身体の行動を切り離す(オーガンとトモルの二人分の思考が存在する為可能になったという説もある)事で互角の状況まで持ち込むが、消耗が激しく止めに放ったP.E.C.キャノンで相手を半壊にまで追い込むに留まった。
- vsゾア
- 一方的に攻撃され格の違いを見せつけられる。起死回生で放ったP.E.C.キャノンも受け止められ逆に額部のP.E.C.発射機を捥ぎ取られ(この時切り札を奪われた事によりショックを受けていた)反物質溶鉱炉を抉り出され潰されて、一時機能停止に陥るも久美のテレパス的な呼びかけに応じ再起、それに気付き止めを刺そうとしたゾアの隙を衝きランサーを起動し反撃、さらにライトニードルを体内に撃ち込み最後は合体させたランサーで袈裟切りに一閃し斬り倒した。
- 動力源である反物質溶鉱炉を握り潰されても稼働出来たのは、地球製オーガンが技術的限界から電気バッテリーを補助動力に採用していた為。スペック的にデッドコピーであることが窮地を救った珍しい例である。
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