「ダイモン (バーチャロン)」の版間の差分

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:初登場作品。「ダイモン・T」名義で登場。[[タングラム]]を介して[[イディクス]]を裏から操り、更に彼らを介して間接的に多くの勢力の行動を操り、'''本作の戦乱の真の黒幕として暗躍'''。
 
:初登場作品。「ダイモン・T」名義で登場。[[タングラム]]を介して[[イディクス]]を裏から操り、更に彼らを介して間接的に多くの勢力の行動を操り、'''本作の戦乱の真の黒幕として暗躍'''。
:版権スパロボでは『[[α]]』の[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]をはじめ、[[バンプレストオリジナル]]キャラのラスボスが戦乱の黒幕役を担う事が多いのだが、本作では一版権作品のラスボスであるダイモンが事実上の戦乱の黒幕となっているため、出番こそ少ないものの、ある意味では破格の扱いとも言える(似た例として、後発の作品である『[[UX]]』では、同じく版権作品の黒幕キャラである[[ナイア]]が『K』のダイモンと同ポジションを担っている)。
 
 
:序盤に一瞬姿を見せた後、終盤についにその姿を現し、版権作品のラスボスの大トリとして、セミファイナルステージとなる第35話にて戦う事になる。電脳虚数空間での決戦においては各作品の主人公達に対して『[[Z]]』の[[ジ・エーデル・ベルナル|ジ・エーデル]]の言動にも匹敵する程の悪意と毒と屁理屈に満ちた強烈な皮肉と嘲笑を次々と浴びせ、彼らを「ネズミ」と見下す。
 
:序盤に一瞬姿を見せた後、終盤についにその姿を現し、版権作品のラスボスの大トリとして、セミファイナルステージとなる第35話にて戦う事になる。電脳虚数空間での決戦においては各作品の主人公達に対して『[[Z]]』の[[ジ・エーデル・ベルナル|ジ・エーデル]]の言動にも匹敵する程の悪意と毒と屁理屈に満ちた強烈な皮肉と嘲笑を次々と浴びせ、彼らを「ネズミ」と見下す。
  

2018年3月12日 (月) 08:59時点における版

ダイモン
外国語表記 DYMN
登場作品 電脳戦機バーチャロン マーズ
声優 若本規夫
種族 残留思念(先住知性体)
所属 ダイモン
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概要

電脳戦機バーチャロン マーズ』において、特捜機動部隊MARZが真のターゲットとする謎の組織

その正体は、月面の先進文明の遺跡に残されていた先住知性体の残留思念の集合体である。

月面遺跡の発掘によって電脳歴の世界に現出したダイモンは、電脳歴の情報ネットワークに溶け込み、自身の持つ先進文明のオーバーテクノロジーをエサに企業国家を扇動し、限定戦争を裏で操ってきた。

残留思念であるため直接的な力は持たないが、V・クリスタルを自在に制御する技術を持ち、ダイモン・オーブやジグラットを戦力として従える他、シャドウの現出をも操る事が出来る。

利益追求しか頭にない企業国家と人類を心底見下し嘲笑う一方で、自身は電脳歴の世界に必要とされている存在であると嘯き、定位リバースコンバートでMARZを禁制領域の真っ只中に転移させて、翻弄される様をみて楽しむ等、底の読めない愉快犯的な面がある。

MARZの予想外の善戦と白虹騎士団の介入もあって、彼の演出した地球火星圏の混乱はことごとく失敗に終わり、最後にはタングラムを乗っ取ることで、電脳虚数空間に『事象崩壊要塞』を築き世界を破滅させようと目論む。しかし、MARZの集めたダイモンフラグメントにより位置を逆探知されて要塞内部に侵入を許し、遂にタングラムから引き剥がされて野望は潰えた。その生死は不明。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
初登場作品。「ダイモン・T」名義で登場。タングラムを介してイディクスを裏から操り、更に彼らを介して間接的に多くの勢力の行動を操り、本作の戦乱の真の黒幕として暗躍
序盤に一瞬姿を見せた後、終盤についにその姿を現し、版権作品のラスボスの大トリとして、セミファイナルステージとなる第35話にて戦う事になる。電脳虚数空間での決戦においては各作品の主人公達に対して『Z』のジ・エーデルの言動にも匹敵する程の悪意と毒と屁理屈に満ちた強烈な皮肉と嘲笑を次々と浴びせ、彼らを「ネズミ」と見下す。

人間関係

タングラム
本来はダイモンに対する人類側の切り札。だが、未熟なまま電脳虚数空間に放逐されて対抗する術を失っている。
クリアリア・バイアステン
『K』では余りにも屁理屈を極めたダイモンの言動から、その姿勢が常軌を逸した虚勢に過ぎないと気付いて「無様」と一蹴。更にダイモンに直接的な力が無いため、タングラム無しでは目的を達成できないことまで見抜いて容赦なく論破する。すぐに開き直って屁理屈で返したとはいえ、流石のダイモンも彼の痛烈な指摘には黙らざるを得なかった。

他作品との人間関係

バンプレストオリジナル

ル=コボル
イディクスの統率者。タングラムを介してゲートを都合よく制御する事により、彼らイディクスの活動を支援し(というより操り)、彼らに戦乱を拡大させてそれを眺めて大いに愉しんでいた。全平行宇宙滅亡を目的とするダイモンには、イディクスは興味深い研究対象であったらしい。ダイモンはル=コボルをも「嘲笑に値する」とし、嘲笑う。
バンプレストオリジナルラスボスすらも、裏から利用している版権キャラというのは非常に珍しい。このような扱いに至った理由は、ダイモンが原作で未だ倒されていないというのも大きいと考えられる(同様に原作で決着が着いていない為、SRWで打倒に至らなかった敵としては、『64』や『α』における孔明BF団や、『J』や『W』におけるレナードアマルガム等が挙げられる)。

名台詞

「駄犬どもにウロチョロされるのは、煩わしい...。我がダイモンの贄となれ。フハハハハハ!!!」
MARZに対しては常に「犬」と見下している。しかしその「犬」に敗れ続け、最後の最後で野望そのものを叩き潰されてしまう。
「我らはダイモン。姿無きダイモン」
「かつて、温床のVクリスタルを意のままに操り、栄華を誇った知性の末裔。あるいは、過去の亡霊」
「総じて我等ダイモンの存在は、このような電脳歴の社会と矛盾しない。むしろ潤滑油として機能する高度なパラダイムと、自賛しよう...」
主人公を前に朗々と自己紹介&屁理屈自説の演説。常に余裕綽々と主人公に語りかけてくる。
「お前だって分かっているんだろう!?そんな姿を見られたからには、生かして帰すわけにはいかないぞ…!」
タングラムのもとまで乗り込まれるにいたってようやく焦りが見られる。

スパロボシリーズの名台詞

「あれはなかなか楽しかった!イディクスとの抗争は我がダイモンの現界制御に際して極めて有効な機能たり得たぞ!フハハハハハハ…」
K』第35話より。ついにその姿を現し、ゲートを裏から制御していた事を明かした際にシェルディアから「何故イディクスにゲートを使わせた」と問い質された際に返した返答。戦乱の黒幕とされていたイディクスすらも、自らの掌で転がし、弄んでいた事を得意げに明かす。
「ネズミはネズミにふさわしい生き様というものがある」
「貴様らも、ル=コボルも…朽ち果てるまで抗い、戦い…せいぜい矮小な命を燃やすがよい」
「そのために用意された宴…戦争とは悲しくも美しい物だ。楽しんでいただきたい!」
「さあ、宴の始まりだ!汚物でも砕け散る様は美しい。楽しめ、そして命を散らせ!ネズミども!」
『K』にて。クリアリアに虚勢を暴かれても、尚も傲慢極まりない態度を崩さないダイモン。どこまでも傲慢に、憎々しげに、黒幕然として振舞い続ける。
「混沌は単一の因子で生起するものではない。スケープゴートを一つに定める事で敵とする…弱者の発想だよ、笑わせる…!」
『K』にて「全ての黒幕はお前だったのか!」と怒るゴオに浴びせた皮肉。こうは言ってはいるが、ダイモンが黒幕であるという事実には何一つ変わりは無い。例の如く、屁理屈全開な台詞。
「ハッハッハッ…!許すか否かの決定権は我がダイモンの側にある!教えてやろう。ダイモンはダイモンを常に許すのだ!」
『K』にて「お前だけは絶対許せねえ!」と激怒するダイヤに浴びせた嘲笑。どこまでも自己中心的なダイモンを象徴している。
「慰めを求める者よ、貴様らから苦悶を除けば、後はただの抜け殻だ!」
『K』にて一騎に浴びせた嘲笑。戦いの悲しみと虚しさがいやと言うほど身に染みている一騎の心情など、自分「達」以外の全ての存在を虫ケラの如く見下し嘲笑するダイモンが意に介すはずがなかった。

余談

  • その外見や声優の影響から、ファンからは「スイカ若本」の渾名で呼ばれる。