「バトレー・アスプリウス」の版間の差分
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恰幅の良い体格をした老年に差し掛かった男性で、スキンヘッドに右目に掛けたモノクルが特徴。肩書は「将軍」であるものの、[[アンドレアス・ダールトン]]と同様に皇族に仕え伯爵の爵位を持つ[[ロイド・アスプルンド]]が敬意を持って接する様子からも、子爵以上の爵位を持つ貴族と思われる。 | 恰幅の良い体格をした老年に差し掛かった男性で、スキンヘッドに右目に掛けたモノクルが特徴。肩書は「将軍」であるものの、[[アンドレアス・ダールトン]]と同様に皇族に仕え伯爵の爵位を持つ[[ロイド・アスプルンド]]が敬意を持って接する様子からも、子爵以上の爵位を持つ貴族と思われる。 | ||
− | やや気弱で心配性な面を見せる部分はあるものの、使える主であるクロヴィスに対する忠誠心は終生変わらない義理堅さも持ち合わせており、それ故に[[ルルーシュ・ランペルージ]]の[[ギアス]] | + | やや気弱で心配性な面を見せる部分はあるものの、使える主であるクロヴィスに対する忠誠心は終生変わらない義理堅さも持ち合わせており、それ故に[[ルルーシュ・ランペルージ]]の[[ギアス]]で操られていたとは言え、クロヴィスをみすみす死なせてしまった事を悔やんでいた。また、事務次官等、一部の官僚が私利私欲の為にレジスタンスと繋がりのあったNAC(キョウト)に物資や[[ナイトメアフレーム]]まで供与していた事には相当頭を抱えていた。 |
総督として未熟なクロヴィスの実務能力の補佐を行う他、優秀な研究者としての側面も持ち合わせており、捕獲したC.C.の不老不死の秘密を解明しようとしたクロヴィスが極秘裏に推進していた『コードR』に関する研究の指揮を執っていた。だが、彼女が皇帝・[[シャルル・ジ・ブリタニア]]と重大な関係を持っていた事はクロヴィス共々何も知らず、確かな研究成果は出していたものの、主であるクロヴィスがルルーシュに殺害される遠因となってしまい、その後はシャルルの動向を注視していた第2皇子の[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]に[[ジェレミア・ゴットバルト]]の改造処置を命令され、更にはシャルルの双子の兄で[[ギアス嚮団]]の嚮主でもある[[V.V.]]にまで目を付けられてしまい強制的に協力させられる等、順当な形で破滅へと突き進むに至ってしまった。 | 総督として未熟なクロヴィスの実務能力の補佐を行う他、優秀な研究者としての側面も持ち合わせており、捕獲したC.C.の不老不死の秘密を解明しようとしたクロヴィスが極秘裏に推進していた『コードR』に関する研究の指揮を執っていた。だが、彼女が皇帝・[[シャルル・ジ・ブリタニア]]と重大な関係を持っていた事はクロヴィス共々何も知らず、確かな研究成果は出していたものの、主であるクロヴィスがルルーシュに殺害される遠因となってしまい、その後はシャルルの動向を注視していた第2皇子の[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]に[[ジェレミア・ゴットバルト]]の改造処置を命令され、更にはシャルルの双子の兄で[[ギアス嚮団]]の嚮主でもある[[V.V.]]にまで目を付けられてしまい強制的に協力させられる等、順当な形で破滅へと突き進むに至ってしまった。 | ||
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− | [[エリア11]]で総督のクロヴィスの補佐を務めるのと同時に、C.C.を被験体に『コードR』の研究を進めていたが、彼女は[[黒の騎士団]] | + | [[エリア11]]で総督のクロヴィスの補佐を務めるのと同時に、C.C.を被験体に『コードR』の研究を進めていたが、彼女は[[黒の騎士団]]の前身となる「扇グループ」との戦闘の中、ルルーシュと接触する形で逃げられてしまう。その後、クロヴィスの命令によるシンジュクゲットーで「掃討」という名目の虐殺が行われる中、ギアスに目覚めたルルーシュの「絶対尊守」の能力を受けた結果、護衛共々クロヴィスの傍を離れてしまい、その隙を突く形でクロヴィスはルルーシュに暗殺される。この結果、純血派の[[ジェレミア・ゴットバルト]]によって護衛放棄の責任を問われ、本国に送還される。 |
その後、シュナイゼルに拾われ彼の配下になり、[[神根島]]の遺跡についての研究等を任される。一方、『コードR』に関する研究成果の実績を買われていた事で、ナリタ戦で重傷を負ったジェレミアにC.C.の研究成果を反映させた改造を施す事になる(当然、勝手に改造された本人からは恨まれている)が、トウキョウ租界を舞台にした[[ブラックリベリオン]]が勃発した際、未調整状態で昏睡のままであったジェレミアが覚醒し暴走。何とか宥めようとしたものの、改造の影響で情緒不安定になっていたのに加え支離滅裂な言動を放つ彼とは会話もままならず、試作型の[[ナイトギガフォートレス]]である[[ジークフリート]]を持ち出されてしまい、トウキョウ租界での激戦で混乱を招く事になっている。 | その後、シュナイゼルに拾われ彼の配下になり、[[神根島]]の遺跡についての研究等を任される。一方、『コードR』に関する研究成果の実績を買われていた事で、ナリタ戦で重傷を負ったジェレミアにC.C.の研究成果を反映させた改造を施す事になる(当然、勝手に改造された本人からは恨まれている)が、トウキョウ租界を舞台にした[[ブラックリベリオン]]が勃発した際、未調整状態で昏睡のままであったジェレミアが覚醒し暴走。何とか宥めようとしたものの、改造の影響で情緒不安定になっていたのに加え支離滅裂な言動を放つ彼とは会話もままならず、試作型の[[ナイトギガフォートレス]]である[[ジークフリート]]を持ち出されてしまい、トウキョウ租界での激戦で混乱を招く事になっている。 | ||
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− | + | ブラックリベリオン終息後は本国へと帰還していた様だが、『コードR』の研究成果を出した事実がまたしても災いし、皇帝シャルルの意向によって部下の研究員達と共に今度はギアス響団へと送り込まれてしまい、そこで対峙した響主のV.V.にジェレミアの再調整を半ば強制的にさせられた末、彼がギアスを無効化するギアス・キャンセラーを発現させられる事に貢献している。 | |
− | + | 一方、ギアス響団への協力によって、不老不死の能力を備えていたC.C.の存在をシャルルが自分やクロヴィスが関わる前より知っていたという事実に気付く事になっており、更にはシャルルとV.V.が密かに企てていた[[アーカーシャの剣|最終計画]]を知り、下手をすれば世界そのものが滅び兼ねない事を悟る。それを恐れ、部下達に脱出を進言される中、響団に潜入したコーネリアと再会し、事情を説明して助けを求めるが、そのコーネリアもV.V.とその信者によって捕らえられてしまう。 | |
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+ | その後、響団の殲滅作戦の実行を決意した[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ(ルルーシュ)]]率いる[[黒の騎士団]]の零番隊が響団を強襲。施設内にいる人間達に無差別の容赦無い砲撃が行われる中、何とか囚われたコーネリアを救おうとした所で、自らも砲撃に巻き込まれて致命傷を負わされてしまう。最期は図らずも目の前の[[暁直参仕様]]に搭乗していたC.C.と顔を合わせ、彼女に関わってしまった事自体が一連の災いに繋がったと悟り、亡きクロヴィスに対して後悔と謝罪の言葉を述べながら息を引き取った。最初に仕えていた亡き主への忠義を死ぬ間際まで決して捨てようとしなかったその姿勢を目の当たりにしたジェレミアからは、改造された事への恨みを忘れ、敬意を表される事になっている。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == |
2024年9月15日 (日) 14:47時点における最新版
バトレー・アスプリウス | |
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登場作品 | |
声優 | 宝亀克寿 |
デザイン | 木村貴宏 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 |
SRWでの分類 | NPC |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(ブリタニア人) |
性別 | 男 |
年齢 | 57歳 → 58歳(R2) |
所属 | 神聖ブリタニア帝国 |
役職 | 将軍 |
バトレー・アスプリウスは『コードギアス 反逆のルルーシュ』および『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
クロヴィス・ラ・ブリタニアの側近。
軍事や統治能力に乏しいクロヴィスの補佐していたが、何も知らずC.C.に関わってしまった事が自らとクロヴィスの命運を決定付ける事になってしまう。
人物 [編集 | ソースを編集]
恰幅の良い体格をした老年に差し掛かった男性で、スキンヘッドに右目に掛けたモノクルが特徴。肩書は「将軍」であるものの、アンドレアス・ダールトンと同様に皇族に仕え伯爵の爵位を持つロイド・アスプルンドが敬意を持って接する様子からも、子爵以上の爵位を持つ貴族と思われる。
やや気弱で心配性な面を見せる部分はあるものの、使える主であるクロヴィスに対する忠誠心は終生変わらない義理堅さも持ち合わせており、それ故にルルーシュ・ランペルージのギアスで操られていたとは言え、クロヴィスをみすみす死なせてしまった事を悔やんでいた。また、事務次官等、一部の官僚が私利私欲の為にレジスタンスと繋がりのあったNAC(キョウト)に物資やナイトメアフレームまで供与していた事には相当頭を抱えていた。
総督として未熟なクロヴィスの実務能力の補佐を行う他、優秀な研究者としての側面も持ち合わせており、捕獲したC.C.の不老不死の秘密を解明しようとしたクロヴィスが極秘裏に推進していた『コードR』に関する研究の指揮を執っていた。だが、彼女が皇帝・シャルル・ジ・ブリタニアと重大な関係を持っていた事はクロヴィス共々何も知らず、確かな研究成果は出していたものの、主であるクロヴィスがルルーシュに殺害される遠因となってしまい、その後はシャルルの動向を注視していた第2皇子のシュナイゼル・エル・ブリタニアにジェレミア・ゴットバルトの改造処置を命令され、更にはシャルルの双子の兄でギアス嚮団の嚮主でもあるV.V.にまで目を付けられてしまい強制的に協力させられる等、順当な形で破滅へと突き進むに至ってしまった。
なお、C.C.の事について度々亡きクロヴィスに向けて謝罪していた様子からも、どうやら彼女の不老不死の能力はバトレーが突き止めてクロヴィスに進言する形で研究を行っていた事が伺える。
劇中の様相 [編集 | ソースを編集]
無印 [編集 | ソースを編集]
エリア11で総督のクロヴィスの補佐を務めるのと同時に、C.C.を被験体に『コードR』の研究を進めていたが、彼女は黒の騎士団の前身となる「扇グループ」との戦闘の中、ルルーシュと接触する形で逃げられてしまう。その後、クロヴィスの命令によるシンジュクゲットーで「掃討」という名目の虐殺が行われる中、ギアスに目覚めたルルーシュの「絶対尊守」の能力を受けた結果、護衛共々クロヴィスの傍を離れてしまい、その隙を突く形でクロヴィスはルルーシュに暗殺される。この結果、純血派のジェレミア・ゴットバルトによって護衛放棄の責任を問われ、本国に送還される。
その後、シュナイゼルに拾われ彼の配下になり、神根島の遺跡についての研究等を任される。一方、『コードR』に関する研究成果の実績を買われていた事で、ナリタ戦で重傷を負ったジェレミアにC.C.の研究成果を反映させた改造を施す事になる(当然、勝手に改造された本人からは恨まれている)が、トウキョウ租界を舞台にしたブラックリベリオンが勃発した際、未調整状態で昏睡のままであったジェレミアが覚醒し暴走。何とか宥めようとしたものの、改造の影響で情緒不安定になっていたのに加え支離滅裂な言動を放つ彼とは会話もままならず、試作型のナイトギガフォートレスであるジークフリートを持ち出されてしまい、トウキョウ租界での激戦で混乱を招く事になっている。
R2[編集 | ソースを編集]
ブラックリベリオン終息後は本国へと帰還していた様だが、『コードR』の研究成果を出した事実がまたしても災いし、皇帝シャルルの意向によって部下の研究員達と共に今度はギアス響団へと送り込まれてしまい、そこで対峙した響主のV.V.にジェレミアの再調整を半ば強制的にさせられた末、彼がギアスを無効化するギアス・キャンセラーを発現させられる事に貢献している。
一方、ギアス響団への協力によって、不老不死の能力を備えていたC.C.の存在をシャルルが自分やクロヴィスが関わる前より知っていたという事実に気付く事になっており、更にはシャルルとV.V.が密かに企てていた最終計画を知り、下手をすれば世界そのものが滅び兼ねない事を悟る。それを恐れ、部下達に脱出を進言される中、響団に潜入したコーネリアと再会し、事情を説明して助けを求めるが、そのコーネリアもV.V.とその信者によって捕らえられてしまう。
その後、響団の殲滅作戦の実行を決意したゼロ(ルルーシュ)率いる黒の騎士団の零番隊が響団を強襲。施設内にいる人間達に無差別の容赦無い砲撃が行われる中、何とか囚われたコーネリアを救おうとした所で、自らも砲撃に巻き込まれて致命傷を負わされてしまう。最期は図らずも目の前の暁直参仕様に搭乗していたC.C.と顔を合わせ、彼女に関わってしまった事自体が一連の災いに繋がったと悟り、亡きクロヴィスに対して後悔と謝罪の言葉を述べながら息を引き取った。最初に仕えていた亡き主への忠義を死ぬ間際まで決して捨てようとしなかったその姿勢を目の当たりにしたジェレミアからは、改造された事への恨みを忘れ、敬意を表される事になっている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。NPCとして登場。概ね原作どおりの役回り。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 顔グラが『R2』仕様になった。やはり原作通りの末路を迎える。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ゼロがガウェインを強奪した際に少しだけ登場。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- クロヴィス・ラ・ブリタニア
- 主君。彼が暗殺されたため失脚し、本国に送還される。しかし、シュナイゼルの配下になってもクロヴィスへの忠誠心は持ち続けている。
- 尤も小説版では本来研究者とも言うべきバトレーを将軍職に就けてしまったのはクロヴィスの人選ミスとの事。
- ルルーシュ・ランペルージ
- クロヴィスの異母弟であり、暗殺を実行した張本人。彼にギアスをかけられてクロヴィスの傍を離されたため暗殺を許してしまう。しかし、彼の正体をバトレー自身は知らない(この時ルルーシュは兵士に化けていたため)。R2では彼のギアス響団殲滅作戦に巻き込まれ、自身の最期につながってしまう。
- C.C.
- クロヴィスの命令で彼女の秘密を研究していた。彼女がルルーシュにギアスを授け、主君の暗殺に繋がってしまう。
- シャルルに献上しようとしていた様だが、彼は元々ギアスやC.C.に関わっていた為に意味は無く、何も知らなかった所為で自分やクロヴィス達が失墜する事態に陥ってしまった事に絶望し、最期の瞬間まで彼女に関わった事を後悔するのだった。
- ジェレミア・ゴットバルト
- クロヴィス暗殺の後、代理執政官の座に就いた彼によって暗殺の責任を取らされ、本国に送還されてしまう。後にナリタ戦で負傷した彼を回収し、肉体改造を施す。情緒不安定になった彼をなだめた場面もある。
- 『R2』で彼が正気を取り戻した後も恨まれていたが、黒の騎士団の無差別攻撃に晒されながらもコーネリアを救い出そうとしており、死後彼からは「君を尊敬する」と敬意を持たれている。
- シュナイゼル・エル・ブリタニア
- 失脚した後、彼によって窮地を救われ、以後彼の下で働くことになる。
- クリストフ・シザーマン
- 『奪還のロゼ』(SRW未参戦)に登場するネオ・ブリタニア帝国のアインベルクの1人。生前のバトレーが残したギアス関連の資料を発見する。
名台詞[編集 | ソースを編集]
第一期[編集 | ソースを編集]
- 「申し訳ありません・・・殿下」
- 第3話。研究所をナリタに移したという報告を受けた後、クロヴィスの遺体が入った柩に向けた言葉。
- (こんな形で本国に戻ることになるとは…。関わらねば良かったあんな女に)
- クロヴィス暗殺の後、ジェレミアによって暗殺の責任を問われ、本国に送還される際の独白。あんな女とはC.C.のこと。ギアスのことは知らなくても何か関わりがあることは感じていたようである。
- 「ダールトン将軍、感謝します。これで、これでやっとクロヴィス殿下を食い物にしてきた輩を掃除できます。ユーフェミア皇女殿下の特区構想に慌てたネズミは予想以上に多かったですな」
- ユーフェミアの行政特区日本の設立宣言の後、NAC(キョウト)からの利益供与を受けていた事務次官たちの前での台詞。事務次官たちは見返りとして物資やKMFをキョウトに送り、それがレジスタンスに渡っていたのでクロヴィスは完全に足を引っ張られていたのである。
R2[編集 | ソースを編集]
- 「ク、クロヴィス殿下…。皇帝陛下に献上しようとした不老不死の女ですが…、既に陛下はその存在をご存知だったようです…。申し訳ありません…。関わらねば良かった…あんな女…」
- 最期の言葉。ルルーシュのギアス響団殲滅作戦に巻き込まれ、致命傷を負い、暁に乗っているC.C.を見ながら。最期の最期までC.C.に関わったことを後悔しながら彼は亡き主君の下に召されていった。