「ヱルトリウム」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
第五世代型超弩級の[[宇宙]][[戦艦]]。本来は[[地球]]脱出用として開発されたので、それに戦闘能力を加えた宇宙戦艦である。[[ヱクセリヲン]]と同様に、艦の各ブロックの移動にはリニアモーターカーが用いられる。
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第五世代型超弩級の[[宇宙]][[戦艦]]。本来は[[地球]]脱出用として開発されたもので、戦闘能力を付加した上で宇宙戦艦として転用された。'''全長約70km'''という、[[スペースコロニー]]を丸々戦艦化したような途轍もない超弩級巨艦であり、その大きさたるや、'''地上から衛星軌道上にいる本艦を肉眼で視認できる'''ほど。最大150万人を収容可能で、[[ヱクセリヲン]]と同様に、艦の各ブロックの移動にはリニアモーターカーが用いられる。
  
本艦の他に見られない大きな特徴として、装甲が単一粒子「'''素粒子ヱルトリウム'''」で成型されている事が挙げられる。これほどの巨大な船体の外殻全てが一つの素粒子で構成されている原理については「漆を流し込んだ装甲」と説明されている。反ヱルトリウム攻撃でしか破壊できないというのが謳い文句。具体的に説明するなら、現時点で見つかっている物質の最小単位は素粒子であり、これ以上小さい物質の単位は存在しない。つまり、物理的に裂ける・砕けるという事が物理法則上無く、化学的に反粒子で対消滅されない限り壊れる事がないというのが原理である。弱点としては、反ヱルトリウム一粒で轟沈する、重力系兵器や次元系兵器の類は通用するなどが挙げられるが、どれも無茶苦茶である。しかし開閉口があるため物理的にも無敵の装甲という訳ではない。色々と矛盾しているかもしれないがそれ自体は作品自体のノリなので仕方が無いとして、現実的には無敵の盾を持つと解釈すれば良いだろう。
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本艦の他に見られない大きな特徴として、装甲が単一粒子「'''素粒子ヱルトリウム'''」で成型されている事が挙げられる。これほどの巨大な船体の外殻全てが一つの素粒子で構成されている原理については「漆を流し込んだ装甲」と説明されている。反ヱルトリウム攻撃でしか破壊できない上、そもそも素粒子ヱルトリウムは人工元素であり反物質も人工的に作り出さない限り存在しないため理論上破壊不可能、というのが謳い文句。具体的に説明するなら、現時点で見つかっている物質の最小単位は素粒子であり、これ以上小さい物質の単位は存在しない。つまり、物理的に裂ける・砕けるという事が物理法則上無く、化学的に反粒子で対消滅されない限り壊れる事がないというのが原理である。弱点としては、反ヱルトリウム一粒で轟沈する、重力系兵器や次元系兵器の類は通用するなどが挙げられるが、どれも無茶苦茶である。しかし開閉口があるため物理的にも無敵の装甲という訳ではない。色々と矛盾しているかもしれないがそれ自体は作品自体のノリなので仕方が無いとして、現実的には無敵の盾を持つと解釈すれば良いだろう。
  
 
宙間センサーには電子化されたイルカにエスパーが動員され、長距離ワープ中では不可能だった[[宇宙怪獣]]の探知が可能となっている。推進はニュートン物理学の「作用・反作用」で推進するのでなく、純粋数学を用いたアルゴリズムにより、周囲の[[エーテル]]物理法則を書き換えながら航行するので、噴射口がない。地球帝国宇宙軍所属の零等軍艦として2035年に進宙、銀河カルネアデス計画の総旗艦として銀河中心部における宇宙怪獣と戦い抜いた。
 
宙間センサーには電子化されたイルカにエスパーが動員され、長距離ワープ中では不可能だった[[宇宙怪獣]]の探知が可能となっている。推進はニュートン物理学の「作用・反作用」で推進するのでなく、純粋数学を用いたアルゴリズムにより、周囲の[[エーテル]]物理法則を書き換えながら航行するので、噴射口がない。地球帝国宇宙軍所属の零等軍艦として2035年に進宙、銀河カルネアデス計画の総旗艦として銀河中心部における宇宙怪獣と戦い抜いた。
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:第5世代宇宙戦艦として[[メガロード]]と共に建造中となっている。また、この時は'''エルトリウム'''と表記されている(小説版設定なら間違いではないが、ヱクセリヲンはそのまま表記されている)。
 
:第5世代宇宙戦艦として[[メガロード]]と共に建造中となっている。また、この時は'''エルトリウム'''と表記されている(小説版設定なら間違いではないが、ヱクセリヲンはそのまま表記されている)。
 
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:初登場作品。全[[母艦]]中最高のHPを有するものの、終盤での加入のため影が薄い。
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:初登場作品。全[[母艦]]中最高のHPを有するものの、終盤での加入のため影が薄い。しかしさすがに[[バトル7]]には負けるものの、そのサイズと武器の宇宙適性Sから来る火力はかなりのもの。特に大口径レーザー砲は、気力制限なしで撃てる[[全体攻撃]]武器としてかなり優秀な部類。
  
 
=== 単独作品 ===
 
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:名称こそ中口径だが、ヱクセリオン級の主砲に匹敵する口径を持つ。
 
:名称こそ中口径だが、ヱクセリオン級の主砲に匹敵する口径を持つ。
 
;大口径レーザー砲
 
;大口径レーザー砲
:両舷合わせて1600門余りも装備されている。
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:両舷合わせて1600門余りも装備されている。『第3次α』では[[全体攻撃]]属性。
 
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:ヱクセリオン級のものと同じだが、一度に数十発以上も投射出来る。
 
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:全長約70kmの偉容を誇る超巨大戦艦であるが、スパロボにおける[[母艦]]では2番目の大きさ。本来はマップの1マスに収まりきらないレベルの大きさである。
  
 
== 主な艦載機 ==
 
== 主な艦載機 ==
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*小説版における表記は「'''エルトリウム'''」。
 
*小説版における表記は「'''エルトリウム'''」。
 
*元ネタはSF作家ラリイ・ニーヴンの『リングワールド』シリーズに登場する架空の企業「ゼネラル・プロダクツ」社製の宇宙船と思われる。こちらでは1号から4号までの船殻が存在するが、いずれも巨大な一つの分子で出来ているという点では同じで、反物質に遭遇すると対消滅を起こして消えてしまう特性を持っている。なお『トップをねらえ!』を製作したガイナックスの母体、および現在の公式グッズショップである「ゼネラルプロダクツ」の名称もこの架空の企業に由来しており、わざわざ原作者のニーヴンから使用許可を得たそうである。
 
*元ネタはSF作家ラリイ・ニーヴンの『リングワールド』シリーズに登場する架空の企業「ゼネラル・プロダクツ」社製の宇宙船と思われる。こちらでは1号から4号までの船殻が存在するが、いずれも巨大な一つの分子で出来ているという点では同じで、反物質に遭遇すると対消滅を起こして消えてしまう特性を持っている。なお『トップをねらえ!』を製作したガイナックスの母体、および現在の公式グッズショップである「ゼネラルプロダクツ」の名称もこの架空の企業に由来しており、わざわざ原作者のニーヴンから使用許可を得たそうである。
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*全長70キロにもなるサイズは、国内外のSF作品全般でもそうそう無いサイズであり、例えばSF作品の二大巨頭である『スター・ウォーズ』シリーズや『スター・トレック』シリーズでも、これに匹敵、もしくは凌駕するサイズの宇宙船は両手で数える程しか登場しない。
 
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2023年8月15日 (火) 22:15時点における最新版

ヱルトリウム
登場作品
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
SRWでの分類 機体
母艦
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スペック
分類 第五世代型超弩級戦艦
全長 70,740 m
全高 18,030 m
全幅 9,400 m
動力 縮退炉
装甲材質 素粒子ヱルトリウム
所属 地球帝国宇宙軍
主な搭乗員
【艦長】
タシロタツミ
【副長】
副長
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ヱルトリウムは『トップをねらえ!』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

第五世代型超弩級の宇宙戦艦。本来は地球脱出用として開発されたもので、戦闘能力を付加した上で宇宙戦艦として転用された。全長約70kmという、スペースコロニーを丸々戦艦化したような途轍もない超弩級巨艦であり、その大きさたるや、地上から衛星軌道上にいる本艦を肉眼で視認できるほど。最大150万人を収容可能で、ヱクセリヲンと同様に、艦の各ブロックの移動にはリニアモーターカーが用いられる。

本艦の他に見られない大きな特徴として、装甲が単一粒子「素粒子ヱルトリウム」で成型されている事が挙げられる。これほどの巨大な船体の外殻全てが一つの素粒子で構成されている原理については「漆を流し込んだ装甲」と説明されている。反ヱルトリウム攻撃でしか破壊できない上、そもそも素粒子ヱルトリウムは人工元素であり反物質も人工的に作り出さない限り存在しないため理論上破壊不可能、というのが謳い文句。具体的に説明するなら、現時点で見つかっている物質の最小単位は素粒子であり、これ以上小さい物質の単位は存在しない。つまり、物理的に裂ける・砕けるという事が物理法則上無く、化学的に反粒子で対消滅されない限り壊れる事がないというのが原理である。弱点としては、反ヱルトリウム一粒で轟沈する、重力系兵器や次元系兵器の類は通用するなどが挙げられるが、どれも無茶苦茶である。しかし開閉口があるため物理的にも無敵の装甲という訳ではない。色々と矛盾しているかもしれないがそれ自体は作品自体のノリなので仕方が無いとして、現実的には無敵の盾を持つと解釈すれば良いだろう。

宙間センサーには電子化されたイルカにエスパーが動員され、長距離ワープ中では不可能だった宇宙怪獣の探知が可能となっている。推進はニュートン物理学の「作用・反作用」で推進するのでなく、純粋数学を用いたアルゴリズムにより、周囲のエーテル物理法則を書き換えながら航行するので、噴射口がない。地球帝国宇宙軍所属の零等軍艦として2035年に進宙、銀河カルネアデス計画の総旗艦として銀河中心部における宇宙怪獣と戦い抜いた。

続編『トップをねらえ! NeXT GENERATION』ではその後地球防衛とテクロノジー保護のため凍結、副長がマシンファザーとなって艦の運用されている。また、艦首にバスタービームを装備した同型艦アレクシオンが登場している。『トップをねらえ2!』では建設途中で廃棄された同型艦の船体が旧木星軌道上で人工惑星として再利用されており、バスターマシン3号に改造された本物に代わって木星と呼称されている。ヤングエース連載のコミカライズ版では、ガンバスター帰還後、カズミが二代目艦長に就任したことがエピローグで言及された。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
第5世代宇宙戦艦としてメガロードと共に建造中となっている。また、この時はエルトリウムと表記されている(小説版設定なら間違いではないが、ヱクセリヲンはそのまま表記されている)。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初登場作品。全母艦中最高のHPを有するものの、終盤での加入のため影が薄い。しかしさすがにバトル7には負けるものの、そのサイズと武器の宇宙適性Sから来る火力はかなりのもの。特に大口径レーザー砲は、気力制限なしで撃てる全体攻撃武器としてかなり優秀な部類。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
本作でもエルトリウム表記。建造中の艦内がインターミッションの舞台になっている。
SSR戦艦としても登場し、メインストーリー第12章をクリアすると入手可能となる。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

対空レーザー砲
近接防空用レーザーで、船体表面に無数に存在する。
中口径レーザー砲
名称こそ中口径だが、ヱクセリオン級の主砲に匹敵する口径を持つ。
大口径レーザー砲
両舷合わせて1600門余りも装備されている。『第3次α』では全体攻撃属性。
光子魚雷
ヱクセリオン級のものと同じだが、一度に数十発以上も投射出来る。
ヱルトリウム光線
設定上存在する武装。SRWでは未実装。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

搭載

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

3L
全長約70kmの偉容を誇る超巨大戦艦であるが、スパロボにおける母艦では2番目の大きさ。本来はマップの1マスに収まりきらないレベルの大きさである。

主な艦載機[編集 | ソースを編集]

ガンバスター
1機
シズラー
800機

余談[編集 | ソースを編集]

  • 小説版における表記は「エルトリウム」。
  • 元ネタはSF作家ラリイ・ニーヴンの『リングワールド』シリーズに登場する架空の企業「ゼネラル・プロダクツ」社製の宇宙船と思われる。こちらでは1号から4号までの船殻が存在するが、いずれも巨大な一つの分子で出来ているという点では同じで、反物質に遭遇すると対消滅を起こして消えてしまう特性を持っている。なお『トップをねらえ!』を製作したガイナックスの母体、および現在の公式グッズショップである「ゼネラルプロダクツ」の名称もこの架空の企業に由来しており、わざわざ原作者のニーヴンから使用許可を得たそうである。
  • 全長70キロにもなるサイズは、国内外のSF作品全般でもそうそう無いサイズであり、例えばSF作品の二大巨頭である『スター・ウォーズ』シリーズや『スター・トレック』シリーズでも、これに匹敵、もしくは凌駕するサイズの宇宙船は両手で数える程しか登場しない。