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開発技術が進歩したためか、光武が光武・改に改修される際に追加された頭部のエアインテークが廃止され、機体後部のマフラーも6本から4本へと戻った。その結果、歴代の光武の改良型としては最初の光武に最も近い外観をしている。ただし、両腕と両足、肩部のアーマーはこれまでよりも大型になった他、蒸気併用霊子機関も機体後部の下方に一基から上方に二基へと変更されている。 | 開発技術が進歩したためか、光武が光武・改に改修される際に追加された頭部のエアインテークが廃止され、機体後部のマフラーも6本から4本へと戻った。その結果、歴代の光武の改良型としては最初の光武に最も近い外観をしている。ただし、両腕と両足、肩部のアーマーはこれまでよりも大型になった他、蒸気併用霊子機関も機体後部の下方に一基から上方に二基へと変更されている。 | ||
− | + | 装甲にはシルスウス鋼よりも軽量なアンシャール鋼を採用して軽量化が図られている。また、完全固定式だったコックピットのハッチの役割を果たす前面装甲が機体の動作に合せてフレキシブルに稼働するようになり、これまでよりも躍動的な動きが可能となった。 | |
− | + | しかし、フレームの基礎構造は光武二式と大差がなく、動力部も新型の零々式霊子核機関を搭載したものの、霊子過給機を搭載していないため出力や霊力効率、搭乗者への霊力負担の大きさ等、様々な面が不安定な機体となり、総合的な戦闘力は霊子戦闘機と比較すると劣っている。日本製の霊子戦闘機・[[無限]]の基礎を築いたが、初登場の『新』では既に旧式の機体となっている。 | |
− | ゲーム開始時点で3機が実戦配備されているが、[[東雲初穂]]と[[クラリス]]の機体は第1話のイベントでダメージを受けそのまま再起不能となるため、プレイアブル機体として使用できるのは[[天宮さくら]]機のみである<ref>他のメンバーは新型機である無限を受領したが、さくらは引き続き三式光武を修理して使用している。</ref>。 | + | ゲーム開始時点で3機が実戦配備されているが、[[東雲初穂]]と[[クラリス]]の機体は第1話のイベントでダメージを受けそのまま再起不能となるため、プレイアブル機体として使用できるのは[[天宮さくら]]機のみである<ref>他のメンバーは新型機である無限を受領したが、さくらは引き続き三式光武を修理して使用している。</ref>。ただしこちらも第4話で大破し、さくら用の[[無限]]も夜叉の手で破壊されたことから以降さくらは「試製桜武」に搭乗することになる。ゲームの1年後が舞台となる『新サクラ大戦 the Animation』では、司馬令士によって新規パーツを組み込まれ、修復・改良を施された「三式光武・改」として登場している<ref>アニメ版ではさくらも無限に搭乗しているため、予備機扱いである。</ref>。 |
さくら機はピンクのカラーリングで、通常戦闘は一刀流による接近戦に特化、必殺技では遠方にいる複数の敵を撃墜する事を得意とする等、[[真宮寺さくら]]が搭乗していた霊子甲冑との共通点が非常に多い。 | さくら機はピンクのカラーリングで、通常戦闘は一刀流による接近戦に特化、必殺技では遠方にいる複数の敵を撃墜する事を得意とする等、[[真宮寺さくら]]が搭乗していた霊子甲冑との共通点が非常に多い。 | ||
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:光武シリ-ズ最初の機体。 | :光武シリ-ズ最初の機体。 |
2022年7月30日 (土) 07:48時点における最新版
三式光武 | |
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読み | さんしき こうぶ |
登場作品 | 新サクラ大戦 |
デザイン | 明貴美加 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 霊子甲冑 |
動力 | 蒸気併用霊子機関 |
エネルギー |
蒸気 霊力 |
装甲材質 | アンシャール鋼 |
開発 | 神崎重工 |
所属 | 帝国華撃団・花組 |
主なパイロット | 天宮さくら |
概要[編集 | ソースを編集]
帝国華撃団が使用していた光武二式をベースに、神崎重工が霊子戦闘機へのフレームワーク移行を視野に入れて開発した霊子甲冑。
開発技術が進歩したためか、光武が光武・改に改修される際に追加された頭部のエアインテークが廃止され、機体後部のマフラーも6本から4本へと戻った。その結果、歴代の光武の改良型としては最初の光武に最も近い外観をしている。ただし、両腕と両足、肩部のアーマーはこれまでよりも大型になった他、蒸気併用霊子機関も機体後部の下方に一基から上方に二基へと変更されている。
装甲にはシルスウス鋼よりも軽量なアンシャール鋼を採用して軽量化が図られている。また、完全固定式だったコックピットのハッチの役割を果たす前面装甲が機体の動作に合せてフレキシブルに稼働するようになり、これまでよりも躍動的な動きが可能となった。
しかし、フレームの基礎構造は光武二式と大差がなく、動力部も新型の零々式霊子核機関を搭載したものの、霊子過給機を搭載していないため出力や霊力効率、搭乗者への霊力負担の大きさ等、様々な面が不安定な機体となり、総合的な戦闘力は霊子戦闘機と比較すると劣っている。日本製の霊子戦闘機・無限の基礎を築いたが、初登場の『新』では既に旧式の機体となっている。
ゲーム開始時点で3機が実戦配備されているが、東雲初穂とクラリスの機体は第1話のイベントでダメージを受けそのまま再起不能となるため、プレイアブル機体として使用できるのは天宮さくら機のみである[1]。ただしこちらも第4話で大破し、さくら用の無限も夜叉の手で破壊されたことから以降さくらは「試製桜武」に搭乗することになる。ゲームの1年後が舞台となる『新サクラ大戦 the Animation』では、司馬令士によって新規パーツを組み込まれ、修復・改良を施された「三式光武・改」として登場している[2]。
さくら機はピンクのカラーリングで、通常戦闘は一刀流による接近戦に特化、必殺技では遠方にいる複数の敵を撃墜する事を得意とする等、真宮寺さくらが搭乗していた霊子甲冑との共通点が非常に多い。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。さくら機が、2019年12月のイベント「桜返り咲きて道は続けり」期間限定ユニットとして登場。大器型SSRアタッカー。登録名は「霊子甲冑・三式光武」。
- 他の面々の無限に比べHPが若干低い。
- アリーナでは高い初速を持つ切り込み隊長。担当バフはクリティカルダメージとやや控えめな命中・回避。必殺スキルにはタフネス無効を持つ一撃必殺型。裏を返せばタフネスと軽減以外は一切無効化できないため、Pアビリティや正義で補うか、さらに速い機体で先行して剥がすなどの工夫が必要。その意味では帝国華撃団で固めるよりキング・ザメク(ファイター)あたりと組ませて必中を貰いつつ先行して特殊装甲等を剥がしてもらうほうが安定する。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
基本装備[編集 | ソースを編集]
- 対魔兵装「太刀」
- さくら機の装備。真宮寺さくらが光武から光武二式まで継続して使用していた「一本桜」を彷彿とさせる太刀。真宮寺さくらは鞘を左手に持って戦う事が多かったのに対し、天宮さくらは鞘を機体に固定し常に抜刀した状態で戦う事が多い。
- 『X-Ω』では通常攻撃に採用。
必殺技[編集 | ソースを編集]
- 天剣・桜吹雪
- さくら機の必殺技。太刀で桜色の衝撃波を発生させ、前方の敵を一網打尽にする。
- 『X-Ω』では必殺スキルに採用。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- S
関連機体[編集 | ソースを編集]
- 三色スミレ
- 光武を建造するためのテストタイプとして開発された霊子甲冑。三式光武は通例に倣い「光武三式」となる予定だったが、霊子戦闘機への移行を視野に入れて開発された機体であったため、三色スミレに因んで三式光武と命名された[3]。
- 光武
- 光武シリ-ズ最初の機体。
- 光武二式
- 先行機。三式光武のベースとなった。
- 無限
- 三式光武の経験を踏まえ開発された霊子戦闘機。
余談[編集 | ソースを編集]
- 『新』の通常版のパッケージイラストではさくらが三式光武に乗り込む姿が描かれている。『サクラ大戦』のナンバリングタイトルで霊子甲冑がパッケージイラストを飾るのはセガサターン版『1』の限定版以来、通常版では今回が初めてとなる。
- カメラレールにのみ銀色の塗装が施されているが、この意匠は『ぱちんこCRサクラ大戦2』の光武・改が初出。ぱちんこ版光武・改は三式光武が登場するまで、明貴美加氏が最後にデザインした霊子甲冑だった[4]。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 他のメンバーは新型機である無限を受領したが、さくらは引き続き三式光武を修理して使用している。
- ↑ アニメ版ではさくらも無限に搭乗しているため、予備機扱いである。
- ↑ KADOKAWA『新サクラ大戦 設定資料集』P112より。
- ↑ https://ameblo.jp/drillstar/entry-10657632642.html